ガンダム・バエル
がんだむばえる
マクギリス・ファリド「皆、バエルの下へ集え!」
メカニックデザイン:鷲尾直広
型式番号 | ASW-G-01 |
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全高 | 18.0m |
本体重量 | 30.0t |
動力源 | エイハブ・リアクター×2 |
使用フレーム | ガンダム・フレーム |
武装 |
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パイロット | アグニカ・カイエル→マクギリス・ファリド |
ソロモン72柱序列第一位の悪魔の名を冠するガンダム・フレームの初号機。
ギャラルホルンの創設者アグニカ・カイエルの厄祭戦時の乗機であり、機体には彼の魂が宿り、その魂に認められた者(=機体を起動する事が出来る者)は文字通りの「主(バアル)」として組織を統べる事が出来ると伝えられている。
ギャラルホルンでは単純な戦力以上に権力の象徴としての意味合いが強く、ラスタル・エリオンはこれを「錦の御旗」と表現していた。
マクギリス・ファリドは幼少期からこの機体の事を熟知しており、過去にラスタルから欲しいものはないかと聞かれた際に「バエル」と答えたことがある。
操縦には阿頼耶識システムによる交感を必要とし、加えて人体の機械化を禁忌とするギャラルホルンが長い歴史の中でその起動条件を忘却していった事もあり、これを操る事が出来る者は300年間存在しなかった。(幹部クラスの話では過去に何度か起動が試みられたが失敗しているとのこと。バエルの阿頼耶識のコネクタ形状やパイロット側の埋め込み位置が作中で一般的に見られる阿頼耶識とは異なるのが特徴ではあるが、これが起動失敗の原因に関連しているのかは不明。)
その為、長らくギャラルホルン地球本部「ヴィーンゴールヴ」の地下層「バエルの祭壇」にセブンスターズ各家のガンダム・フレームと共に安置されていた。
厄祭戦から300年が経過した鉄血のオルフェンズ世界で、組織の全権を掌握する為にクーデターを起こしたマクギリスはアイン・ダルトンとグレイズ・アインによって得られたデータを使用して厄祭戦当時のオリジナルの阿頼耶識システムを復活させ自身に施術、300年の時を越えてバエルの起動を果たした。
ほとんどオカルトと化していたバエル信仰だったが、マクギリスへの明確な敵対を躊躇した、セブンスターズの面々の反応を見るに、ギャラルホルンの象徴としての影響力はある程度残されていたようである。
しかしそれも、ガエリオ・ボードウィンを陥れたという現実を覆すまでには至らず、セブンスターズは中立の立場を表明。ラスタル率いるアリアンロッド艦隊との、泥沼の戦いへともつれ込む結果となった。
その後の戦闘に於いてマクギリスは敗走を続け、次善策を用意していなかったこともあり最終的にマクギリスは戦死。
戦後、バエルはギャラルホルンの手に戻り、二度と再起動できぬようにコックピットブロックを取り除き各関節部に拘束用のブロックを噛ませた状態で修復された上で再びバエルの祭壇に封印された。
言ってしまえばバエルを神格化しその存在の価値を保証してきたのはギャラルホルンであり、その目的が「政治的効果を狙ったもの」である事を誰より熟知していたのもギャラルホルン自身である。バエルに「錦の御旗」の価値を与える者が誰なのかという点を詰め切れずそれに成りきれなかったのがマクギリスの敗因となった。
この世界のガンダムとして原初の機体らしく、白銀に輝く細身の体躯を持つシンプルなスタイルでまとめられた機体。
そして現存するガンダム・フレームで唯一、厄祭戦当時のコックピットブロックを持ち、バルバトスやグシオン・リベイクと同じ垂直スティック型の操縦桿を備える。
300年前の状態のまま、実戦投入された機体ではあるが、純粋な機体性能は他のガンダム・フレーム機と同様、極めて高い水準でまとまっている。
「メカニカルワークス」によれば、フレーム本体の発揮する膂力は、72機全てのガンダム・フレームの中でも最高クラス。更にバックパックには大型のスラスターウィングを有しており、光の翼と見紛うほどの巨大な噴射光を伴う推力を活かした高機動戦を得意とする。
一方で装備面においては、対モビルスーツ戦を想定して近代化改修を施された、ガンダム・バルバトスルプスレクスなどの現役稼働していたガンダム達に比べると、やや不足に映る部分も見られた。
もっとも戦場では、過去現在の二人のパイロットの操縦技術・センスの高さによって、単純ゆえに極めれば至高を体現するかのように高い戦闘力を発揮。最終決戦ではアリアンロッド艦隊を相手に大立ち回りを演じ、ガンダム・キマリスヴィダールとも、機動力で背後を取ったり素足で武装を踏み壊したりするなど互角以上の戦いを繰り広げている。
……しかし本機の能力は、あくまでもただそれだけである。
自分の思うがままに動く武装も心の在り方次第でどこまでも強くなる技も月さえ見えれば何度でも撃てる最強兵器も全てが等しく無力と化す絶対的な力も無い。
ダインスレイヴにより総崩れとなった戦況は、もはや「ただ強いだけの機体」1機では立て直すことが叶わず、アリアンロッド艦隊との初戦では敗走を強いられることになった。
長井龍雪監督によれば、最終決戦時点のマクギリスは、フルパワー時の疑似阿頼耶識システムの動きすら予測対応していたという。しかし最終的にはガエリオが、疑似阿頼耶識の制御を振り切って咄嗟にドリルニーを掴んで突き出し、バエルに致命傷を負わせたことが勝敗を分けた。
こうしたシステムの詳細をマクギリスが知らなかったこと(仮に詳細を知っていたとしても自ら疑似阿頼耶識の制御を振り切るという行為は、マクギリスの性格上想像すらできない発想なのでどの道結果は変わらなかっただろうとも。)、何よりガエリオがこのような形で虚を突けたことが、勝因になったと語られている。
バエル・ソード
腰部ブレードホルダーにマウントされる二振りの近接白兵武器。
グリムゲルデに採用されているヴァルキュリアブレードと同様の特殊超硬合金製の剣身を持つ。そのため頑強なモビルスーツを(手足に限るが)フレームごと切断するほどの切れ味を誇る。
特殊合金は硬度に優れるが素材の希少価値が高く加工も難しい為、メイスやランスのような大型武装には使い辛く、これを使用した武器は総じて刀剣など小柄な物に限られる。
ブレードホルダーはアームによってフレキシブルに可動し、スムーズな抜剣が可能。
阿頼耶識システムを意のままに操り、高い白兵戦能力を発揮したアグニカは、ただ一つ「折れない剣」があれば十分と見なして、このバエル・ソードを求めるに至った。
結果としてバエル唯一の主武装となった本装備は、彼の強さの象徴としての意味合いが強い。所謂アグニカ専用装備である。
もっとも「折れない」という特性を保障するのは、あくまでも素材の頑丈さのみ。そのためかキマリスヴィダール戦では、より破壊性能に特化したドリル武装の前に、二本とも折られてしまっている。
(他にもファンの間では、300年前の装備であるがゆえに、内部が経年劣化で脆くなっていたせいではないかという説も挙げられている)
デザイナーは当初「グリムゲルデの剣を仕立て直した」という設定でデザインを進めていたため、ヴァルキュリアブレードとほぼ同型の外見となっている。
1/144スケールのHGIBO版と1/100版がラインナップ。
バエルソードが2振付属し、背中のバーニアがフレキシブルに可動する。
2021年には、デザイナーの鷲尾直広氏監修によるMETAL ROBOT魂が発売。
バエルの立体物としては初めて、劇中作画に寄せられたシャープかつマッシブな姿で造形されている。その姿は初登場話を作画し、ある意味で方向性を決定づけたかもしれない大張正己氏をして、「僕の手癖に至るまで再現されている」と感嘆されたほど。
一方で武装が少ないためか、「バエルの下に集え!」のシーンを再現する光エフェクトという、ネタなのか真面目なのか少々判断が困るパーツも付属している。
鷲尾氏によると、貫手による強化武器を考えていたらしい。だが、『ワイルドすぎる戦闘スタイルは、マクギリスに合わない』ということで【二振りの実体剣】という方向で決まったとのこと(劇中では本当に貫手を繰り出すほど、ワイルドな戦い方に変貌していったのだが……)。
電磁砲は当初装備させる予定はなかったのだが、『バエルの装備が少なすぎたから、内蔵型として追加した』とも発言している。最終的には『形部さんなら、もっと盛り込んでいたかもしれない。自分ももっと思い切って装備を盛り込んでよかったかも……』と締めくくっていた。
新約SDガンダム外伝 新世聖誕伝説では、機皇騎士ガンダム・バエルと言う名前で登場しアグニカ・カイエルの装着していた鎧では無く本当にマクギリスの鎧となっている。
古代の月にあるギャラルホルン帝国に現れた異世界からの来訪者、月の悪と呼ばれるジークドミヌスは、旧ギャラルホルン帝国を操り最強の騎士得るため、孤児(ミカヅキなど)や犯罪者(機闘士ガンダム・グシオンの装着者(劇中では、明かされていないがおそらくクダルだと思われる))を元に改造実験を行った。旧ギャラルホルン帝国は、悪魔(表向きには精霊)の魔力を宿した機械の鎧・エイハブメイルを開発。被験者たちは、適応改造を施され、エイハブメイルに適応出来た者は、鎧の持つ錬金術の力でガンダム族の姿に。適応できなかった者は、モビルメイルのプロトタイプにあたる鎧を装着することになる。実験、試作を繰り返して、そのノウハウを蓄積しギャラルホルン帝国の皇子マクギリス(こちらのマクギリスは、本当の皇子)を改造させてバエルとなり、ジークドミヌスの先兵の長にされるはずだったが、マクギリスの意識が悪に染まらず、エイハブメイルのガンダム達を操る呪いを解き、解放。
エイハブメイルのガンダム達を率いてジークドミヌスに反旗を翻した。そしてジークドミヌスは、悪魔の宿ったエイハブメイルなどの機械の鎧で操り、月の世界を征服するため、月の王国セレネスとギャラルホルン帝国を戦争状態にした。
エイハブメイルには、ジークドミヌスによる悪魔の呪いがあり、すべてがジークドミヌスの意のままとなったがミカヅキ(バルバトス)、アキヒロ、シノ、オルガを始めとする変身可能な鉄華団のメンバーそしてマグギリスとガエリオ達は、機械の鎧の呪いが断ち切れ、数名のギャラルホルンガンダム(ビスケットとオルガの鎧は、ガンダムタイプの鎧ではなかった)達は、ジークドミヌスと戦うも、そのほとんどは、倒れ全滅してしまう。ジークドミヌスは、超機甲神ガンジェネシスの戦いで体を撃破され精神体へとなり、そしてギャラルホルン帝国の人々は、全滅し、ミカヅキ率いる鉄華団は、月世界から崩壊する前に脱出したがマクギリスは、消息不明となってしまう。
そして鎧闘神戦記から数年後、ジークドミヌスとギャラルホルン帝国が復活しマクギリスは、ジークドミヌスによって操られてしまい仮面の騎士となりジークドミヌスの新たな体である奇甲神デルガイヤーとリンクするようになってしまったが奇甲神オービターミリオン形態のジークドミヌスが騎士ガンダム・バルバトス(ミカヅキ)によって浄化された機甲神ギガンティスと4体の機甲神の攻撃で戦闘データは、充分に取れた事でマクギリスとのリンクを切った。
ラクロアでの二度目のギャラルホルン帝国との戦闘時にミカヅキ達を苦戦させたが神聖騎士ウイングによって洗脳マスク(モチーフは、モンタークの仮面)を破壊され正気に戻りジークドミヌスに操られたギャラルホルン帝国の司令官ラスタル(その正体は、ジークドミヌスの傀儡で月の裏側に生息するメタルモンスター親バグから派生した種子である子バグが人間に擬態していた姿だった。)と戦う事に決意する。
そして、五つの機甲神のエレメンタルパワーで復活したエルガイヤーを鉄華団がゴッドソードの黄金魂を扱えるように改造し月光騎士ネオガンダムが操る機甲神エルガイヤーRは超機甲神ガンジェネシスRへとパワーアップしバグラスタルギガを打ち倒すのだったが、戦いの中ラクロアに急接近してきた機甲神伝説に出てきたジークジオンが呼んできた紅き月(正体は、太古の昔ジークドミヌスが作り上げた月に偽装したスダ・ドアカ侵攻ユニット)に奇甲神オービターミリオンが合体して紅き月に、ラクロア城とミカヅキ達は飲み込まれてしまうのだった。
ヴィーンゴールヴ界に取り込まれた後マクギリスの鎧バエルに宿る力は、ジークドミヌスの機械能力で奇甲騎士バエル(モチーフは、最終話に出てきた修復されコクピットブロックをロックされたガンダム・バエル)となって操られるがマクギリスは、それを撃破し鎧の力を取り戻し機騎士ガンダム・キマリスヴィダールと戦い騎士ガエリオを正気に戻す。
そしてマクギリスは、ミカヅキ、アキヒロ、シノ、ガエリオと同じく鉄血の騎士の一人となり奇甲神のパーツを再構成した機重奇神ジークドミヌスに戦いを挑んだ。
ガンダムVS.シリーズ
『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス マキシブーストON』にて2018年6月26日参戦。前回のガンダム・グシオンリベイクフルシティに続いて2連続の鉄血枠からのプレイアブル機である。
鉄血初のコスト3000機( 続編を含めればルプスレクスだが…)であり、雑誌等々ではメイン射撃の電磁砲とサブ射撃の突進、特殊移動を駆使してバエル・ソードを叩きこむ機体と紹介されており、事実、電磁砲はダウンを取りにくいものの相手をよろけ易く格闘を叩き込む布石にしやすい。
それ以外だと、特殊格闘でバエル・ソードの突き刺しからレバー入力から様々な派生技を繰り出す。
耐久力は720とエピオン並に高いが、それに負けず劣らずなガチ格闘特化機体。サブ射撃の突進はスーパーアーマー付き、さらにBD格闘の出だしには格闘カウンター効果があり、その為かち合いにも強い。
特殊射撃は超高速で左右に移動しながら急接近、バエル・ソード突きを仕掛ける。見ていれば迎撃等対処できるのだが、見てないと一瞬で間合いをつめてくるので相手からすれば目を離せない。それらに加えて後格闘でのピョン格もあわせて立ち回れば3次元的な高速戦闘で敵を攻め立てる高機動格闘機。
近距離の読み合いでよろけやすいメインとねじ込めるサブを使い分け相手を切り崩し、様々な派生を持つ格闘や特殊格闘につなげてコンボを繰り出せば、マクギリスが欲するのも納得の大ダメージを叩き出す。特に特殊格闘関係のコンボでは覚醒を使わずに300ダメージを出せたとの報告もあり、各地で対戦研究を行うプレーヤーらを驚かせた。
弱点はエピオンを引き合いに出しことでお察しの通り、射撃戦が不得手……というより出来ない。電磁砲は射程限界があり遠くまで飛ばず、射撃CSで行う武器投擲ぐらいしかまともな飛び道具がない。この間合いだと特殊射撃の急接近が活きそうに思えるが実際は『ステップなどで誘導を切るとその場で突き刺しに移行する』という性質があるので、バックステップで攻撃をずらされて迎撃、といった見られている状態だと対策されやすい。また、他格闘機と比べて弾数制の武装の率が多く、弾切れ時に動けなくなりやすい。
やはり近距離の押し付け武装が届かない距離を保たれると辛いところ。射撃を如何に掻い潜る腕が問われる機体である。
EXVS2でも継続参戦したが、前作で大暴れしたためか各種性能の弱体化がなされている。
EXVS2XBではアシストに石動のヘルムヴィーゲ・リンカーが追加。
敵機を掴んで一定時間拘束するというもので、原作でキマリスヴィダールを拘束したシーンの再現となっている。補正も緩くダウン値も低いので容易にフルコンを叩きこめるようになった。
また、弾数を消費して各種特格の性能をアップさせた状態で繰り出せるようになった。前作の特殊移動が横特殊格闘に移動したが、前述の弾数消費で従来の高速移動→突きになる。無い場合は007S/Gのように横へ移動→前進突きになる。
EXVS2OBではN特格と横特格の弾数が分けられたうえ、特殊格闘射撃派生にもともと下派生だった爆風技のコマンドが移行し、新規コマンドとして特殊格闘下派生に大車輪系の突き下ろしを獲得。これによって特格上派生を連続使用して上空に運送した敵を、下派生の大車輪で地面に引きずり下ろすことが可能になり、自己完結性が向上した。
Gジェネレーションシリーズ
鉄血初参戦のクロスレイズにて初登場。生産登録することで2期のマクギリスもスカウト可能になる。
開発で進めるならグレイズからマクギリスのシュヴァルべグレイズへ進み、グリムゲルデから……という形のはずなのだが、開発で作る人はあまり多くない。
というのも、今作ではゲスト軍の機体を生産登録できるGETゲージ制度が存在し、機体さえ同じなら同じステージを繰り返しプレイしても蓄積させることができる。そのため、体験版の段階からシナリオが存在するG-UNIT、SEED ASTRAY、00F、鉄血のオルフェンズ 月鋼のゲスト軍機体を生産登録できた。
そのうちの一機、ガンダムアブルホール TypeFはガンダムキュリオスに開発でき、これを設定に忠実にティエレン(初期のグループ派遣で入手できる)と設計することでアヘッドを生産登録可能。そしてこのアヘッドをサキガケに開発し、フェニックスガンダム(能力解放)と設計することでバエルを生産登録するという割とお手軽なルートが存在するのである。
体験版でこれら工程を済ませていなくても、ミスター・ブシドー専用機と能力解放の設計で作れるため劇場版00でブレイヴを生産登録→マスラオに開発してもバエルが設計できる。
性能の程はというと、その割とお手軽な生産登録に反して非常に強力。阿頼耶識システムの都合上真価を発揮するにはマクギリス(2期)と合わせることが前提となるが、彼のスキルと合わせて「敵の攻撃は尽く回避しつつ、高火力かつ会心効果ありのバエルソードにより無双する」という、まさしく劇中のアリアンロッド相手に見せた圧倒的な力を見せてくる。鉄血系のMS特有のナノラミネートアーマーにより万一の被弾でもビーム兵器なら痛手にはならない。
弱点を挙げるなら、バエルソードのEN消費が割と多く、燃費が悪い。武装もバエルソードとレールガンのみで射程も短いなどが挙げられる。マスターユニットや遊撃グループによる回復効果や射程延長アビリティに頼りたいところ。
ただしその分非常に高価であり、バエル単体で12万、マクギリスと合わせると20万越えのキャピタルを要求される。派遣などを活用すれば序盤でも揃えられるが、序盤にしてはかなりのバランスブレイカーになりかねないのでその点も注意すべし。
のちに無料DLCのグループ派遣によって、バエルに対応する阿頼耶識のキャラアビリティが入手可能になり、誰でもバエルで真価を発揮できるようになった。
スーパーロボット大戦
30にてDL参戦。本編の世界から転移してきたという設定。鉄血勢の中では参戦は少し遅め。最大射程はそこまでではなく、本編の描写通りカスタムボーナスでさらに強化される高移動力で敵陣に切り込んで良燃費のバエルソードの反撃で削るという戦術が有効。必殺技としてバエルソード連続攻撃があり、トドメ演出では初登場時の腕を広げたポーズを行う。
パイロットのマクギリスも「阿頼耶識システム」の能力補正がある上に命中回避クリティカルに補正のかかる特殊技能「極」を持っていたり、精神コマンド「決意」を早くから使えるので、敵陣への切り込みに長けた能力をしている。また、精神コマンドの「加速」がかかると「狙撃」も付与されるというエースボーナスを持つため、加速を付与してくれるパッシブスキルを持つオルガや強化パーツ「鉄華団の旗」との相性が良く、偶然か原作での鉄華団への思い入れを再現したかのような要素となっている。
2020年11月12日に放送されたガンダムビルドダイバーズシリーズの特別編に置いて本機(のガンプラ)が登場。はマギーが使用してメイが使うⅡネオ・ジオングを使いバトルを行った。これまで設定上鉄血関連のガンプラは諸事情で映像されなかったが人気投票の結果、主人公機であるガンダムバルバトスに先立ってまさかこの機体が登場された。
だが、流石に相手が悪過ぎたのか、最後はⅡネオ・ジオングにまるで夏場に飛び回る蚊を潰すかの如く、ペシャンコにされてしまった。
直後にヒロトが自身の乗るバルバトスルプスレクスについて、「これはMAを狩るために造られた機体だから」と発言していたのと比較すると、そのMAに一発KOされるというのは、何とも哀愁を感じる末路である。
ガンダム・フラウロス:パーソナルカラーに塗装される前のカラーリングが同一、これは元々はフラウロスのほうがバエルとして設定されていた名残。
オカダ・カズチカ:レインメーカーポーズで有名なプロレスラー。初登場時の象徴的なポーズは、大張氏が彼を模して作画したもの。
すしざんまい:よってこちらのポーズではない。余談だがオカダ氏は後にリングで、このポーズもパフォーマンスとして行うようになった。
ランスロット・アルビオン:「コードギアス反逆のルルーシュ」より。搭乗者の中の人が同じ、白を基調としたカラーリング、二刀流、光の翼など、共通点が多い。
レイファルクス:ほぼ同時期に発表があったフレームアームズ発のそっくりさん。カラーリング・大型翼の共通点を持つ他、原理不明ながらこれ1機で全世界を掌握できる(誇張なしで)チートじみた能力を持つ。「劇中のバエルにもこれぐらいの能力があれば……」と思った人は少なくないだろう。
マギー…バトローグでの使用者。中の人的にはフラウロスだが、マギーさんの華やかさから「意外と似合ってる」という声が割と上がっている。