概要
昔ながらの人がキャンプ飯の基本的なイメージとしては「飯盒でご飯を炊いたりカレーを作ったりバーベキューをしたり」というイメージが多いだろうが、最近では「カセットコンロを持ち込んで鍋料理」や「蓄電池とIHを組み合わせて本格料理」など多様化している。
ゆるキャン△ではこれらに加え「キャンプ場へ行く途中あちこち寄り道して食事をする」が追加されるため範囲がさらに拡大し、様々な食事が登場する。
特に各務原なでしこはこのタグの中心的キャラと言っても過言ではなく、作らせても食べさせても本作品屈指である。
実写ドラマ版になると、既にテレ東で放送されていた飯テロドラマのスタイルを採り入れた上、NHK仕込みの飯テロクイーンが主演を務めた事も相まって、その描写に拍車がかかった。
その一方でなでしこ役の大原優乃が重度の魚介類アレルギーの為、魚を扱うフリをしたり、代替食を用意したり(しぐれ焼きでもかつお節がかかっていないという徹底ぶり)、出番のない時は店舗外へ避難させたり(匂いでも排煙でも発症する。アメリカでは死亡例も)と、新型コロナウイルス以上に徹底した安全対策を取った上で撮影された。
作中登場した食べ物
特に断り書きがない限りテレビアニメ版の話数基準である。
お茶やココア、コーヒーは基本的な飲み物として各話に登場する。
第1期
焼きマシュマロ(第1話):冒頭、野クルメンバーが食べ、記念写真を撮っている。
カレー麺(第1話):本栖湖まで来てしまったなでしこに志摩リンがつくってあげたカップ麺。あげる際に「1500円」とお金を取るふりをした。ちなみにSEASON2の第1話で中学生時代の志摩リンのデイキャンプの際リン母がこっそり忍ばせたのもこれであり、なでしこが餞別としてリンに渡したのもこれである。
キウイフルーツ(第1話):本栖湖で寝過ごしたなでしこを迎えに来た桜が、リンに謝礼としてキウイフルーツを手提げ袋に入れて持ってくる。
信玄餅(第2話、イヌイヌイヌ子さん):野クルの新入部員になったなでしこのため、千明がお近づきの証として出した銘菓。食べ方までなでしこに教えたが、ほとんどを彼女に食べられることに。
坦々餃子鍋(第3話):なでしこがリンのために作った辛めの餃子鍋。姉しこの車に乗って富士宮市最北部のふもとっぱらまで行き、具材とカセットコンロを持ってリンの元へ駆けつけた。
ボルシチ、キャラメルティー(第4話):リンが霧ヶ峰のドライブインで値段の高さに悩んで注文した料理、ちなみに値段は1300円。
揚げ卵(第5話):風呂上り後、ほっとけや温泉の食堂でなでしこ、あおい、千明がそれぞれ1個ずつ購入。するが、休憩所の寝心地のよさに3人とも寝坊してしまう。
スープパスタ(第5話):リンが作ったパスタ。高ボッチ高原で作られたことから細めのパスタを使う。コンソメで牛乳、スライスチーズ、野菜を煮込む。
変わりカレー(第5話):なでしこが作ったカレー。なすび、ベーコン、にんにくが加えられているほか、隠し味にインスタントラーメンの豚骨スープが加えられている。
ビーフステーキ(第6話):謎の老人が焼いていた分厚いステーキ。千明は老人から1切れ御馳走になる。視聴者は後にこのときの老人がリンの祖父・新城肇であることを知る。
そばう丼(第6話イヌイヌイヌ子さん):山道に「そば・うどん屋」が多いことの理由として、あおいがなでしこと千明をかついだ架空の郷土料理。・・だったのだが・・
焼き肉、プチ鍋(第7話):四尾連湖キャンプでメタル賽銭箱を使って作ったのが前者、コンロを使ってなでしこが作ったのが後者。リンはメタル賽銭箱の火起こしに失敗しており、機転を利かしたなでしこがベテランキャンパーに火起こしをしてもらったことにより、2人は焼き肉とプチ鍋をもってお礼をしに行く。
ジャンバラヤ(第7話):四尾連湖キャンプ場で知りあった2人のベテランキャンパーからリンとなでしこがおすそ分けでもらったもの。ちなみに1人は酒の飲みすぎで出来上がっていたことから、作ったのはもう1人のショートカットの人物と思われる。
身延まんじゅう(第8話):野クルメンバーがカリブーに立ち寄った帰りに購入。
ソースカツ丼(第9話):リンが駒ケ根市の温泉に入った後食べた、サラダと味噌汁もついている。その後ひと眠りしてしまい起きた時は辺りは真っ暗になっており慌てる。
ほうとう(第9話):千明がなでしこの見舞いがてら麺を持ち込み、なでしこ宅の食材を使って作った。最初は家族のだれかに作ってもらうはずだったが、なでしこにねだられて作る羽目になったすえ各務原一家が揃い全員に振舞うことに。ちなみに姉しこは怒りながら食べてるように見えたが「うまいわね」と言い、ほうとうの作り方を千明に尋ねている。
焼き豚まん、ほうじ茶(第10話):陣馬形山キャンプでのリンの夜食、焼き豚まんはホットサンドメーカーの両面にバターを塗ってコンビニで買った豚まんを焼いたもの。ほうじ茶は夜叉神峠で知りあった山ガールのお姉さんにもらったもの。
焼き豚まんをなでしこが作ってみた
スモア(第11話):リンがチョコビスケットに焼きマシュマロを挟んで作ったおやつ。
ココア+ラム酒(第11話):鳥羽先生がグビ姉の本領を発揮、「(ココアに)合うのよ」と言いつつ作った代物。
すき焼き、トマトすき焼き(第11話):あおいが作ったすき焼き。締めにチーズパスタがある。
日本の朝ごはん(第12話):なでしこが作った朝食。ご飯に野菜と納豆の味噌汁、焼き鮭、余った牛肉にすき焼きの割りしたを和えて作った大和煮がメニュー。
へやキャン△
富士山カレー(第2話):富士山センターでなでしこが食べていたもの。ご飯を富士山のような形にし、水色のカレーをかけたもの。
溶岩唐揚げ(第2話):富士山センターで千明が食べていた鶏の唐揚げ。色が黒みがかっている。
ほうとう(第7話):千明が作ったもの。1期第9話で使った食材のほかにオリーブオイルを使う。
まぐろ丼(第9話):道の駅なんぶで恵那が食べていたもの。野クルメンバーも食べようとしたが、1410円もするので諦めた。
ツナ缶鍋(第12話):本栖高校のグラウンドで野クルメンバーが食べている鍋料理。ツナ缶と野菜を煮込んだもの。
SEASON2
抹茶ティラミス、緑茶のセット(第2話):リンが立ち寄った緑茶専門店の2Fにある喫茶店でリンが注文したもの。
くし切りだんご(第2話):初日の出詣でとして身延山・久遠寺に参詣した千明、あおい・あかり姉妹が買ったもの。くしのはしを切ることで「苦」と「死」を切り離す縁起物になる。
ピザ、ポトフ(第2話):正月の餅まきのあと、福田海岸(作中では福出海岸)でのんびりしているとピザの移動販売車がやってくる。夕食前なので我慢しようとしたリンであったが…我慢できませんでした。
今川焼き(大判焼)(第3話):浜名湖鉄道で浜松へと向かう道すがら、なでしこが何個買うか悩んだ末1個から2個に変更して買ったもの。
イチゴ大福(第3話):舘山寺温泉でリンが4個買い、浜松に住むなでしこの祖母宅への手土産にする。が、他の買い物客が大量購入していることに慌てる。
うな重(第3話):雪による路面凍結で帰れなくなったリンは、なでしこと浜名湖佐久米駅で合流し、近くのウナギ屋へ。値段を見て目玉が飛び出るリンであったが、父しこからお小遣いを貰ったなでしこにより特上うな重をありつけることができた。
うなぎパイ(第3話):なでしこの幼馴染の綾乃がひさしぶりに会うなでしこのために彼女の祖母宅に持ってくる。
焼き餅(第3話):福出海岸(第2話)で配られたお餅をメタル賽銭箱で焼いたもの。リン、なでしこ、綾乃の3人で食べる。
大海老重天丼(第4話):バイト先を探していたなでしこを姉しこが誘い、食事処で出てきたのがこれ。大きい海老が2尾乗っている。この食事処でアルバイトを募集していたことから、キャンプ費用を稼ぐためなでしこはここでアルバイトをすることになる。
ホット・バタード・ラム・カウ(第6話):千明がバイト先の酒屋で習い、あおいと恵那に振舞ったノンアルコール・カクテル。
きりたんぽ鍋(第6話):千明・あおい・恵那の3人が作ろうとしたもの。なでしこによる食材の選び方、様々なレシピの提案があったことから鍋しこの異名が生まれることに。
もつ鍋(第6話):山中湖キャンプで千明、あおい、恵那の3人が凍えそうになった時飯田親子が助け、前述のきりたんぽが加えられ振舞ったもの。途中、鳥羽先生も合流し、飯田父と出来上がっていた。締めにラーメンが入る。
ワカサギの天ぷら(第6話):山名湖キャンプで千明、あおい、恵那が合流した鳥羽先生と朝食に作っていたもの。
豆餅、甘酒(第7話):早川町の赤沢宿の甘味処でリンが注文したもの。
しぐれ焼き(第7話):富士宮市の名物の一つで、お好み焼きの中に富士宮やきそばが入っている、というもの。姉しこの薦めでなでしこが食べに行っている。なでしこはしぐれ焼きのあと、おでんも追加している。第8話でなでしこを見守ったリンと姉しこが連れだって食べに向かう(これが2期キービジュアルの一つにつながる)。
ココアシフォンケーキ、コーヒー、荏胡麻チーズケーキ(第7話):奈良田温泉の和風喫茶で、ココアシフォンケーキとコーヒーは姉しこが、荏胡麻チーズケーキはリンが注文。
野菜丸ごとホイル焼き(第8話)なでしこが初ソロキャンの時に調理していたもの。一宮姉弟が恐る恐る見ていたらなでしこが気付き、おすそ分けする。
なお、サラダで食べることが多いアボカドはやはり生で食べたほうがいいと実感し、にんじんだけは焼きすぎで炭になってしまっていた。
わさびソフトクリーム(第10話):爆睡中のなでしこと別行動のリンを除いた野クルメンバーとあかりが道の駅・天城越えでたのんだもの。
下田バーガー(第10話):金目鯛を使ったハンバーガー。眠りから覚めたなでしこと合流したリンを含む野クルメンバーで食べる。
金目鯛のアヒージョ、パスタ(第11話):あおいとなでしこが作っていたもの。
海鮮ぶっかけ丼、お刺身定食、ところてん(第12話):堂ヶ島のドライブインで野クルメンバーが注文したもの、海鮮ぶっかけ丼は部員3(+2)人、お刺身定食は鳥羽先生、ところてんはあおいの妹・あかりが注文。
豚バラ串(第12話):トンボロのことを豚トロと、姉・あおいに騙されたあかりが、お詫びに買ってもらったもの。
伊勢海老のパエリア、トマトとモッツァレラチーズのサラダ、自家製のバースデーケーキ(第12話):大塩コンビの誕生日を祝うため、千明、リン、恵那が作ったもの。
インスタント味噌汁(第12話):ありふれたインスタント味噌汁だが、伊勢海老の殻で出汁を取ったお湯を使っており、段違いに美味いらしい。
「映画ゆるキャン△」
ダッチオーブン・ローストチキン:序盤の河口湖畔キャンプでメンバーが花火を見ながら作っている。
串カツ、手羽先の唐揚げetC:名古屋の飲み屋でリンと千明が注文したもの
ズワイガニの鍋:姉しこの北海道みやげ。リンと千明が各務原家に招待された時に出され、合流したあおいも御馳走になる。
サーモンのクリームスープ、石狩鍋:制作中のキャンプ場のプレキャンプで作られた料理。
SEASON3
手作りソーセージ(第2話):恵那の自宅の庭で、千明が持ってきた手作りソーセージ製造用の器具を持ってくるが、見事に失敗。
焼き肉(第2話):恵那の自宅の庭で行うが、火力が弱くて失敗。
関連タグ
ゆるキャン△ 映画ゆるキャン△ キャンプ飯 飯テロ メタル賽銭箱
鍋しこ:鍋の妖精さん
いっぱい食べる君が好き:やはり各務原なでしこに貼られることが多い