概要
本記事では主に『大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Nintendo_3DS』とは異なる点について記載する。
※元々の記事がパンクしかけていたため、分割。編集履歴にもその旨を記載しています。
3DS版とのシステムの違い
- 画質(解像度)
スマブラシリーズ初のHD画質対応。
本体のスペックの違いから画質が向上しており、カメラの引きなどにより対応できるようになった。
- 8人同時プレイ
スマブラシリーズ初の8人同時プレイが可能になった。
ただし、一部のステージ限定、更にオンラインでは不可能という制約が付いている。
- ステージ構成・ギミック
3DS版とWii U版ではステージ構成が異なっており(3DS版でも登場しているステージはWii U版では相違点・追加要素も存在する)、既に3DSを楽しんだ人でも新鮮な気持ちで遊べる。
またWiiU版では3DS版以上の多彩なギミックがある。各ギミックについての解説は「一部ステージ解説」を参照。
- スマッシュアピール
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』『大乱闘スマッシュブラザーズX』にもあった機能。
特定ステージで対応するキャラを操作時に、非常に短く下アピールを押すと発動。
3DS版に引き継がれたDX版のスターフォックス×「惑星コーネリア」、Xの「ライラットクルーズ」のものに加え、
さらに「オービタルゲート周域」や新・光神話パルテナの鏡ステージ『エンジェランド』×ピットのものが追加。
「エンジェランド」でピットがスマッシュアピールをすると、パルテナ様とピット、たまにナチュレが、対戦相手についての掛け合いをする。
前作の「シャドーモセス島」におけるスネークの様なもの。
前作同様たまにゲストもいるかもしれない(なくはないですさん)。
ただし「オービタルゲート周域」は例外であり、「ステージ選択時に特定ボタンを押しっぱなしにして試合に入ると発動」「ただしフォックス、ファルコどちらかが参加する試合では発動不可能」となっている。これはこのステージの設定に起因する。また、押したボタンで通信の種類も変わる。
- 過去作のシステム・モードの復活
コイン制ルールとアイテムスイッチ、「スペシャル乱闘」、「イベント戦」モードが復活している。
・コイン制とは、いつもの大乱闘のように吹っ飛ばした数ではなく、相手をふっとばすと出てくるコインを拾った総数で勝敗が決まる。
・アイテムスイッチとは、アイテムの出現率や、出現させるアイテム種類の設定を行う機能である。
・スペシャル乱闘は戦績はつかないがユニークなルールで大乱闘ができる。体力制(一定ダメージで敗退となる1ストックルール)も入っている。
・「イベント戦」とは、設定されている課題をクリアして進めていくゲームモードだが、そのステージの進行順序は一本道ではなくなり、さらにごほうび条件が追加されるなどやりこみ要素が深まった。
- ワールドスマッシュ
WiiU版にのみ実装される新たな対戦モード。
ボードゲーム形式で自分のMiiを操作し、ファイターやパワーアップアイテムを取得していく。
パワーアップを反映させて挑む最終戦は必ずストック制の大乱闘になるが、集めたファイターがそのままストック数や使用ファイターとなり、一人やられる毎に順番にキャラを変えることになる。
- 音楽面
容量の都合もあるが、収録されているBGMの総数は3DS版よりも3倍ほどに増えている。
それによってオレ曲セレクトも復活。
メニュー曲もオレ曲セレクトが可能になり、好きな曲に替えることが出来るようになった。
また、
3DS版の音楽もほぼ全て収録されているが、一部の音楽は初期状態では隠れており、アイテム「CD」を集める必要がある。
- クリアゲッター
クリアゲッターが3DS版と比べて圧倒的に増えた(3DS版は35×3,Wii U版は196)。
課題の難易度も手強いものが多めになったが、Xとは違って1画面に集約されている。
- シンプルのルール変更
共通点は「大乱闘スマッシュブラザーズfor」の記事を参照。
- 全7戦。そのうち1,2,4戦目はフィギュアを動かしてバトルステージを選択できる。
- セミファイナルとファイナルの相手が固定され、軍団戦は謎のMii軍団固定。またホンキ度が3.0以上だと強制的にクレイジーハンドが加わる。(マスターハンド単独戦が任意選択できなくなった)
- 1人プレイの特定ホンキ度以上でのみ、隠しボスに新形態が追加。
- 5~8人大乱闘ステージが追加。
- 勝ち進む毎に選択できる対戦相手の組み合わせが変更され、選択肢は小さくなっていく。プレイヤーと戦わなかったキャラクターが退場したり、乱入者によって相手が差し替わったりすることもある。
- 開始時に指定されたライバルファイターはステージが進むとてごわくなる。さらに必ずプレイヤーと戦うようになる(アクシデントで退場せず)が、倒すとステージ数=てごわさに応じたごほうびが追加。
- 獲得ごほうび・設定難易度や撃退したキャラは画面下側に表示される。またルーレット報酬のほか、特定の登場ファイターがごほうびを持っていることも。
- チームバトルステージでは、それまでに撃退したキャラをチームメイトに選べる。
- 2人同時プレイが可能。クリアすれば2キャラ同時にフィギュアが手に入る。ただし、一人プレイより難易度が難しくなる。
- オールスターの微変更
共通点は「大乱闘スマッシュブラザーズfor」を参照。
- 登場年代が新しい順にキャラが登場する。
- クリアすると最後の切りふだフィギュアが手に入る。
- 休憩所のデザインが変更されている。
- こちらも2人同時プレイが可能。クリアすれば2キャラ同時にフィギュアが手に入る。
- 競技場の多人数プレイ
競技場の多人数プレイが可能な「みんなで競技場」が追加された。
2人ずつで協力することも4人で対決することも可能。
- クリアムービー
これも3DS版では削除されていた要素。WiiU版のみ、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』『大乱闘スマッシュブラザーズX』と同じく「シンプル」「オールスター」をクリアするとファイターのショートムービーが流れる。
後でまとめて見ることも可能。
- オーダー
マスターハンド・クレイジーハンドが出した挑戦状チケットに挑む、WiiU版のみの新モード。
「マスターサイド」「クレイジーサイド」の2種類から選べる。
・マスターサイド
コインでチケットを購入し、ランダム生成された1回のバトルに挑む。買うチケットは提示された3つのうち1つ選択でき、難易度に応じた報酬が手に入る。
・クレイジーサイド
コインか専用チケットを使い、制限時間の中でバトル数を重ねていく生き残り&勝ち抜きバトルとなっている。
きりのいい所でクレイジーハンド(+CPUファイター2人)に挑む。なお、バトル数を勝ち抜ければぬくほど難易度が上がり強制的にマスターハンドが登場し、最終戦はマスターハンド、クレイジーハンド(+CPUファイター2人)に挑むことになる。勝てば報酬を総取り出来るがそれまでに負けると報酬はほとんど没収されてしまう。
なお連戦によってダメージ%が蓄積されていき、最終戦ではそれに応じたHPがプレイヤーに設定される。ただし最終戦までの蓄積%が高いほどプレイヤーHPが大きくなる。
※難易度・所要時間・入場コスト・得られる報酬はマスターサイドよりもクレイジーサイドのほうが総じて大きい。
- 名作トライアルの追加
『大乱闘スマッシュブラザーズX』でも登場していた「名作トライアル」が続投。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』のように、バーチャルコンソールが未発売のゲームは今回は無い。気に入ったらそのままニンテンドーeショップへ購入しに行くことも可能。
また、『大乱闘スマッシュブラザーズX』よりも格段に読み込みが速くなっており、より手軽に何度も楽しめる。
- ステージ作り
前作と同じだがパーツや背景が一新された。
今作ではゲームパッドに対応し、タッチペンで描くことでより簡単に、より直感的にステージを作ることができるようになった。
…などなど。
Wii U版限定のステージ
※3DSとの共通ステージは「大乱闘スマッシュブラザーズfor」の記事を参照。
多人数対戦に対応するために、3DS版よりも広めのステージが幾つか追加されている。
新規ステージ
ステージ名 | 種類 | 8人乱闘 | 出典 | ハード |
---|---|---|---|---|
大戦場 | 基本 | 8人まで | オリジナル | WiiU |
マリオギャラクシー | 基本 | 8人まで | スーパーマリオギャラクシー / スーパーマリオギャラクシー2 | Wii |
マリオUワールド | 基本 | 8人まで(終点化) | NewスーパーマリオブラザーズU | WiiU |
マリオサーキット | 基本 | 非対応 | マリオカート8 | WiiU |
レッキングクルー | 基本 | 8人まで(終点化) | レッキングクルー | AC/FC |
バナナジャングル | 基本 | 8人まで(終点化) | ドンキーコングリターンズ | Wii/3DS |
スカイロフト | 基本 | 非対応 | ゼルダの伝説 スカイウォードソード | Wii |
パイロスフィア | 基本 | 8人まで | METROID Other M | Wii |
ヨッシー ウールワールド | 基本 | 8人まで(終点化) | ヨッシー ウールワールド | WiiU |
洞窟大作戦 | 基本 | 8人まで | 星のカービィ スーパーデラックス | SFC |
オービタルゲート周域 | 基本 | 8人まで(終点化) | スターフォックスアサルト | GC |
カロスポケモンリーグ | 基本 | 8人まで(終点化) | ポケットモンスターX・Y | 3DS |
闘技場 | 基本 | 非対応 | ファイアーエムブレムシリーズ | FC~Wii |
フラットゾーンX | 隠し | 6人まで | ゲーム&ウオッチ(「フラットゾーン」と「フラットゾーン2」の複合) | G&W/GC/Wii |
エンジェランド | 基本 | 8人まで | 光神話パルテナの鏡シリーズ | FDC/3DS |
ゲーマー | 基本 | 8人まで(終点化) | ゲーム&ワリオ | WiiU |
再開の花園 | 基本 | 8人まで(終点化) | ピクミン3 | WiiU |
村と街 | 基本 | 8人まで | 街へいこうよどうぶつの森 | Wii |
Wii Fitスタジオ | 基本 | 8人まで | Wii Fit | Wii |
パイロットウイングス | 基本 | 8人まで(終点化) | パイロットウイングスシリーズ | SFC/3DS |
ウーフーアイランド | 基本 | 非対応 | Wii Sports Resortほか | Wii/3DS |
ウィンディヒル | 基本 | 8人まで | ソニックロストワールド | WiiU/3DS |
パックランド | 隠し | 6人まで | パックランド | AC |
Miiverse(※) | 追加 | 非対応 | Miiverse | WiiU/3DS/PC |
※このステージは3DSをコントローラーとして使用しているプレイヤーがいる場合は選べない、撮影した写真にペイントできないなどの制約がある。
旧作ステージ
- 過去作の略称
- ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ→『64』
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX→『DX』
- 大乱闘スマッシュブラザーズX→『X』
ステージ名 | 種類 | 8人乱闘 | 出典/過去作 | ハード |
---|---|---|---|---|
ドルピックタウン | 基本 | 8人まで(終点化) | スーパーマリオサンシャイン/『X』 | GC/Wii |
マリオサーキット(X) | 基本 | 8人まで | マリオカートシリーズ/『X』 | SFC~DS/Wii |
ルイージマンション | 基本 | 8人まで | ルイージマンション/『X』 | GC/Wii |
コンゴジャングル | 隠し | 8人まで | スーパードンキーコング/『64』 | SFC/N64 |
75m | 基本 | 8人まで | ドンキーコング/『X』 | FC/Wii |
神殿 | 基本 | 8人まで | リンクの冒険/『DX』 | FCD/GC |
オルディン大橋 | 基本 | 8人まで | ゼルダの伝説トワイライトプリンセス/『X』 | GC/Wii |
ノルフェア | 基本 | 8人まで | メトロイド/『X』 | FCD/Wii |
ヨースター島 | 基本 | 8人まで | スーパーマリオワールド/『DX』 | SFC/GC |
戦艦ハルバード | 基本 | 8人まで(終点化) | 星のカービィ スーパーデラックス/『X』 | SFC/Wii |
ライラットクルーズ | 基本 | 8人まで | スターフォックスシリーズ/『X』 | SFC~GC/Wii |
ポケモンスタジアム2 | 隠し | 8人まで | ポケットモンスターシリーズ/『X』 | N64/Wii |
ポートタウン エアロダイブ | 基本 | 8人まで(終点化) | F-ZERO GX/『X』 | GC/Wii |
オネット | 基本 | 8人まで | MOTHER2 ギーグの逆襲/『DX』 | SFC/GC |
攻城戦 | 基本 | 8人まで | ファイアーエムブレムシリーズ/『X』 | FC~Wii |
天空界 | 基本 | 6人まで | 光神話パルテナの鏡/『X』 | FCD/Wii |
すま村 | 隠し | 8人まで | おいでよ どうぶつの森/『X』 | DS/Wii |
海賊船 | 追加 | 8人まで(終点化) | ゼルダの伝説風のタクト/『X』 | GC/Wii |
一部ステージ解説
- 大戦場
戦場を広くして多人数大戦向きにしたステージ。
空中足場も増加している。
- バナナジャングル
ドンキーコングシリーズのステージ。『ドンキーコングリターンズ』の舞台。
手前と奥の2ラインシステムになっており、タル大砲を使うことによって行き来出来る。
ただし、使ってすぐは一定時間火花が纏わりついており、その状態で再び使おうとすると爆発してダメージを受ける。
また、奥のステージは広い分吹っ飛びやすくなっている。
- パイロスフィア
メトロイドシリーズのステージで『METROID Other M』の舞台。
特別なエネミーキャラクターがいるが、これらは攻撃して怯ませたプレイヤーの味方になって戦ってくれる。
また更にダメージを与えると撃墜となりスコアを得られるため、倒して損はない。
現在確認できるキャラクターはリドリー、FG2グラファム、ゾーロ、ジュリオンなど。
- 洞窟大作戦
星のカービィシリーズのステージで、『星のカービィ スーパーデラックス』に登場する地下迷宮マジルテが舞台になっている。
広大かつ複雑な地形によって場外の危険性こそ少ないが、
代わりに当たると大ダメージを喰らう上に、ダメージが100%以上の状態で触れると即ミスになるデンジャーゾーンが設置されている、ピーキーなステージ。
宝箱やトロッコ、ふっとばし大砲も登場する。
- オービタルゲート周域,ライラットクルーズ
上記のスマッシュアピールのようにチームスターフォックスの会話を楽しむことが出来る。
新ステージ「オービタルゲート周域」は『スターフォックスアサルト』の1シーンの切り抜きで、
グレートフォックス→ミサイル→アーウィン編隊→ミサイル→グレートフォックス…と足場を転々としていくステージ。
- フラットゾーンX
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の「フラットゾーン」と『大乱闘スマッシュブラザーズX』の「フラットゾーン2」の複合ステージ。『大乱闘スマッシュブラザーズX』に登場しなかったステージで、過去作に登場したステージの復活は「コンゴジャングル」とこれの2つのみ(DLCで「ピーチ城上空」、「ハイラル城」、「プププランド」も復活)。
- ゲーマー
原作『ゲーム&ワリオ』同様、ナインボルトの母、「ファイブワット」が襲来。目から放たれる光にあたると(さながらきゅうきょくキマイラの如く)強烈な吹っ飛ばしをうけてしまう。当然、原作の様に登場の仕方も様々で、ドアを普通に開ける、フェイント2〜3回いれる、窓からのぞく、ドタドタと走ってくる、カツラをかぶったおじいさんだった、テレビから襲来、窓ガラスを割る、スケッチから覗く、テレビから出てきて部屋を徘徊、そのままテレビを見る、手前によってくる、走って窓から退散など狂気に満ちた登場方法を見せる。
- Miverseステージ
配信限定。発売時は実装されていないが、実装され次第配信開始。
そのファイターが参戦している時に、全国のファンから投稿されたメッセージが背景に出てくるステージ。
完全ランダムであるため、規制を免れた暴言等が流れてきてしまうこともある…。
3DS版からの追加要素があるステージ
- ガウル平原
足場が増え、ジャンプ台設置。
夜になると「黒いフェイス」が登場するようになっている。
後ろで話しており(CV:若本規夫)たまに攻撃してくるが、撃墜することも可能。
仕掛けは変わっていないが、後ろのモニターに各ファイターの二つ名(例:マリオ→ミスタービデオゲーム、ルカリオ→波導の勇者、カービィ→ピンクの悪魔)が表示される。
関連イラスト
大乱闘スマッシュブラザーズforの記事を参照。