概要
「踊り子」といえば現実の「ダンサー」はもちろんファンタジー職業にもなっていて比較的おなじみの職ではあるが、ファイアーエムブレムシリーズの踊り子は「行動済みのユニットに「踊る」コマンドを使用して未行動状態に戻す」という職能を持つ特殊な兵種として登場する。
同様の職能を持つ兵種は作品によってバードであったり歌姫だったりする。その場合コマンド名が「歌う」「奏でる」になる。
初出は『紋章の謎』。
作品によって戦える場合と戦えない場合がある。また戦える場合は物理武器(主に剣)を使用することが多い。
歴史
紋章の謎/新・紋章の謎
元祖踊り子。剣を装備可能。
聖戦の系譜
剣を装備可能。前半ではシルヴィア、後半ではその娘であるリーンが担う。シルヴィアが死亡したり独身だった場合はレイリアが入る。
トラキア776
剣を装備可能。盗賊と踊り子の特徴を併せ持つ。
封印の剣
西方3島編でのルート選択でどちらかが加入し、加入しない方は占い担当になる。
武器は装備できず、再行動特化。
「踊り子」でない再行動兵種が登場し、男性が充てられた。
烈火の剣
ニルス→ニニアン→ニルスと入れ替わり加入する。武器は装備できない。
2人とも竜の血が濃く、ヒーローズではともに竜石で竜に変身する。
聖魔の光石
武器は装備できない。ヒーローズでは暗器装備になっている。
蒼炎の軌跡/暁の女神
ラグズの鳥翼族・白鷺の3きょうだい。蒼炎ではリュシオン、暁ではストーリー展開によって異なる人物が加入。合流後は1人選択する。
コマンドは「呪歌」。それぞれ効果範囲が違い、リュシオンは化身時かどうかでも範囲が変化する。またリュシオンとリアーネはこのポジションでは珍しく飛行ユニットであるため、他の飛行ユニット同様に再移動可能である。
本編では攻撃アイテムの使用以外に攻撃手段を持たない。
覚醒
転職システムの関係か、新紋章のフィーナと違い自身もサブ素質を持っている(剣士とペガサスナイト)。踊り子では剣を装備可能。
if
兵種は歌姫。コマンドは「歌う」。武器は槍装備。オリヴィエ同様にサブ資質持ち(天馬武者)。
ヒーローズ
夢の国アルフと悪夢の国スヴァルトアルフの妖精たちが再行動スキルを持つ。
基本的に各出典の踊り子たちも再行動スキルを習得している。他にも限定イベントのキャラクターなど原作ではそうでなくとも再行動スキルを習得したユニットが多数登場している。
Echoes
本作に再行動兵種はないが、それに相当する白魔法「アゲイン」が存在。エフィが聖女レベル14で習得する。
風花雪月
イベントで自学級から選出して踊り子の素質を獲得する。そのため本作では男性も「踊り子」になれる。
魔法が使用可能な兵種で、剣に関するボーナスが多い。
デフォルトの兵種は魔道士系だが、戦闘マップ上で踊り子衣装に平服が適用される唯一のユニット。
無双 風花雪月
終盤で条件を満たすとクラスチェンジできるようになる。原作の特殊職ではなく最上級職という扱いで、アサシンかソードマスターを極めればクラスチェンジ可能。
本作はアクションゲームということもあり、剣を使って舞うように攻撃する戦闘職となっている。能力補正も最上級職にふさわしく高め。
また、剣職は本来斧に強いが踊り子は魔道書に強い。
原作では学級内の誰か1人だったが、今作では誰でも数の指定なくなれる。原作では衣装のみだったベレス/ベレトや、そもそも踊り子になれなかったセイロス聖教会の大人たちの踊り子姿も見られる。
エンゲージ
兵種はダンサー。体術を使う。チェインガードも可能。
紋章士として登場。エンゲージ技「計略:女神の舞」により隣接する4ユニットを再行動させられる。
余談
- 「紋章の謎」には行動済みの味方ユニットを全て再行動させる杖「アゲイン」が登場する。
- 「覚醒」の「疾風迅雷」、「風花雪月」の「狂嵐」など条件を満たした場合に自身を再行動させるスキルも存在する。
- 「幻影異聞録♯FE」では話が進むと蒼井樹が戦闘参加中の味方全員の次の行動回数を一回増やすスキル「モデルポーズ」を習得する。
- ファイアーエムブレム0では「踊る」をはじめ条件も対象も多彩な再行動スキルが登場する。気になる方は各自調べてみよう。
- 当タグはイラストタグとしてはあまり使われていないため、検索時には「ファイアーエムブレム 踊り子」や「(作品の副題) 踊り子」といった検索を推奨。