「いやぁ、ハハ……ケバブって美味いだろ?」
演:団時朗
概要
コウ、メルト、アスナを新たなリュウソウジャーに任命すると共に、3人にドルイドンや騎士竜の存在を伝えた。
第1話でマイナソー完全体と共にタンクジョウとクレオンが村に攻め入った際、マスター達の犠牲を払ってコウがキシリュウオースリーナイツを駆って彼等を撃退すると、3人に対して既に村を出たトワとバンバの兄弟を探し出して共に戦う様に命じる。
その後、村がドラゴンマイナソーに破壊されてからは行く所も無く外界に進出。富士山の麓でワゴン車の屋台でケバブの屋台を村の復興の為に開いて生計を立てていた。第6話でコウとメルトに再会した時にはその姿で彼らを驚かせたが、2人がケルベロスマイナソーの毒に冒されたと知るや、彼らが採取して来たマイナソーの牙から解毒剤を精製し、その命を救った。同話のラストでは街に繰り出し、「男子三日会わざれば刮目して待て」と呟きつつ、村を出てから成長したコウ達の姿を陰から見守っていた。
因みに彼が屋台で売っていたケバブの各色の味とキャッチコピーは以下の通り。
キャッチコピー | 色の味 |
---|---|
普通が1番! | ドネルケバブサンド(黄) |
ほとばしる辛さ! | レッドホットケバブ(赤) |
濃厚な味わい! | ブルーチーズケバブ(青) |
みんな大好き! | ピンク明太子ケバブ(ピンク) |
ヘルシー志向のあなたに! | グリーンサラダケバブ(緑) |
一筋縄ではいかない! | ブラックイカスミケバブ(黒) |
…とまぁカラーリングだけ見れば思いっ切りスーパー戦隊のそれだが、各ケバブに明記されているのはリュウソウジャーのメンバーの色ばかりで、ドネルケバブサンドだけ頭に「イエロー」と付いていない。
尚、気になるお値段はどれもチキン700円、牛肉800円、ミックス900円と均一プライス。
第34話にて久々に登場し、ケバブ屋での仕事が上手くいったのか「カフェ・ケボーン」という新店舗を開業した。その際、頭に「帰ってきた」と書かれた手ぬぐいを巻いていた。
因みにトワ達は長老がケバブ屋を営んでいた事を既に知っており、アスナだけが取り残される形となった。
最終回にて彼も村に帰ってきていた。
全てが終わった・・・ではなく、事業失敗で。
本人曰く、フィットネスクラブに手を出したのが原因だったとのこと。これにはコウも「はい…。」としか言えなかった。
なおそれと関係あるのかは不明だが、なぜかヒゲがなくなっていた(メタ的にはこのドラマで頭ごと剃ったためと思われるが)。
なお1話では村に迷い込んだ龍井ういに対して『何人とも外部の者を入れてはならん!』と厳格な態度を取っていたものの、第21話にてよみがえったマスターピンクに『長老こっそりハンバーガーとか食べてたからね!』とバラされている。いち早く外の世界に順応し起業したのも、そういった背景があるからかもしれない。
ちなみに
演じる団時朗氏は『帰ってきたウルトラマン』の主人公・郷秀樹役として特撮ファンなら知らない人はいないだろう。スーパー戦隊シリーズには『忍風戦隊ハリケンジャー』以来の出演である。なお本作の第24話においてあの流星キックのオマージュともとれる特訓シーンがあっただけに、「この回に登場して欲しかった」と残念がったファンもいた模様。
(実際、脚本段階では長老がカナロに流星キックを伝授する場面が盛り込まれていたが、諸事情で実現しなかったという。)
また、34話では上記の「帰ってきた」にとどまらず、コウ達に放った矢文の形状といい、新店舗のメニューにあるシネラマバーガー、坂田農場の季節の野菜のスラッシュサラダ、ハリケーンポテト、タコのアヒージョといい、そして極め付けに店員として雇ったオトを「アキ」と呼び間違える等、完全にセルフパロディ満載であった。
さらに、リュウソウジャー本編で直接的な共演はなかったものの、第24話でゲスト出演した青野楓とは実写映画版『ニセコイ』で共演している。
なお、ウルトラマン関係では「炎神戦隊ゴーオンジャー」にゲスト出演した真夏竜がいる。無論団氏と共演あり。
2023年3月22日に亡くなったため、本作がスーパー戦隊シリーズ最後の出演となった。