概要
頭字語(とうじご。英語ではacronym)は、ある複数の単語に使用している文字(文字の種類はアルファベットとは限らないが、ここではアルファベットを前提とする)の最初の文字だけを順番に取って造られた言葉をさす。
頭字語の種類
アクロニム
それぞれの文字を組み合わせた文字列に、発音に応じた読みをさせたもの。代表例はレーザー(LASER)やソナー(SONAR)がある。
イニシャリズム
それぞれの文字を組み合わせた文字列の文字の読みをそのまま使用するもの。代表例はNHKなど。
バクロニム
英語では"backronym"というが、これは"back"と"acronym"を組み合わせたかばん語である。日本語では「逆頭字語」と呼ばれる。既にある単語のそれぞれの文字を別の単語の頭文字に振り当てるもの。代表例はSuicaやA.R.E.など。主に機動戦士ガンダムSEEDシリーズや星のカービィシリーズで使われることが多い。
再帰的頭字語
英語では"recursive acronym"と呼ぶ。頭字語(特にバクロニム)のうち、ある文字が頭字語本体の意味で使用されているもの。代表例はSAABなど。