「枯れ木に花を咲かせましょう!」
概要
第36話「怪しい排ガス一掃作戦」に登場するボーゾックの荒くれ者の1体で、肩書きは「ボーゾック一の植木職人」。
頭に鉢巻きを巻いた大きな厳つい顔をしており、体色も顔面は肌色だがそれ以外は緑色。頭部には植木職人らしく葉っぱのついた蔦が複数絡み合って伸びている。白い四角模様やストライプが描かれた、青い法被に似たコスチュームを身を包み、両肩から緑色のホースが伸びて身体に巻きついているのも特徴で、先端がシャワーのノズルとなっている点も見逃せない。口癖は「~コイヤ」。
植木職人らしく、瞬時に花を咲かせる宇宙植物の種を投擲したり、シャワーから光線を発射して攻撃して来るが、彼の真骨頂はそこではない。前者の「花の種を相手に大量にばら撒くことで、その花の蜜を求めるペットの宇宙バチを操り攻撃を仕掛ける」ことこそがこの荒くれ者の戦法である。
宇宙バチは蜂らしく相手を尻の針で刺す他、光線を放って攻撃することも可能で、コイヤ自身も戦闘では植物の蔦で相手を拘束する技も使って来る。
活躍
前回、悪堕ちしてボーゾック側に就いたシグナルマンがゾンネットを口説いている中、グラッチの招聘に応じて登場。「植木職人がカーレンジャーと戦えるのか?」と訝しむシグナルマンに対し、自身の種をカーレンジャーに撒いて花を咲かせ、その蜜を求める宇宙バチに襲わせる作戦を発表した。シグナルマンからも「面白い」と評価されて上機嫌になり、早速出撃する。
一方、ダップの調査によってシグナルマンの悪堕ちの原因が「ポリス星を覆う五色の排気ガスによる洗脳」だと分かり、同時に「サイダーでゲップさせて排気ガスを体内から放出させる」という解決方法もカーレンジャー達の知るところとなっていた。
そんな中で洗脳されたシグナルマンと共に出撃したBBコイヤは、駆けつけたカーレンジャーに上記の台詞と共に宇宙植物の種を大量にばら撒いて花を咲かせようとするも、ことごとく回避させられてしまう。だが、ばら撒かれた種は彼等が乗って来たペガサスサンダーとドラゴンクルーザーに花を咲かせ、宇宙バチはその蜜を狙って2台に襲い掛かる。宇宙バチに刺されながらも何とか花を取り払ったカーレンジャーは、宇宙バチ3匹をナビックショットで一掃。これに怒ったBBコイヤがシャワーから光線を発射して反撃すると、そこへシグナルマンが駆けつけたためにバトンタッチする。
だが、巨大戦にもつれ込んだ末にシグナルマンは、レッドの策でサイダーを飲まされて元通りとなり和解。その一部始終を1匹だけとなった宇宙バチと眺めながら「仲直りしちゃったコイヤ…」と呟いていると、そこへゼルモダが現れて芋長の芋羊羹を投げ渡したため、宇宙バチと共に食べて巨大化。そのままサイレンダーと5体のVRVファイター相手に応戦する。
サイレンダーを植物の蔓で拘束して宇宙バチの光線を浴びせる連携で追い詰めるも、5体のVRVファイターがVRVロボに合体したために形勢は逆転。Vガンで蔓を切られたところにシグナルマンが「蜂といえども、本官の許可無く巨大化するのは正義の交通ルール違反だ!」と叫んでサイレンダガーで宇宙バチを駆除。残るBBコイヤもビクトリーツイスターを喰らって爆散した。
余談
モチーフはそのまま植木職人。
声を演じる神山氏は『太陽戦隊サンバルカン』のゴキブリモンガーやチャガマモンガー以来、スーパー戦隊シリーズにおいて数多くの怪人の声を演じて来た重鎮的存在のベテラン声優の1人だったが、8年後の2004年3月に惜しくも亡くなったため、今作が生涯最後の出演となった。
関連タグ
激走戦隊カーレンジャー 宇宙暴走族ボーゾック ボーゾックの荒くれ者
クモモズー:『大戦隊ゴーグルファイブ』に登場する植物栽培繋がりの先輩怪人。
毒花忍者ハナサッカ道士、ハナヤイダー:21世紀の後輩達。