ナレーション『伝説のライダー達よ、戦いの日が再び訪れた』
あらすじ
1972年11月ゲルショッカーとの戦いを繰り広げていた仮面ライダー1号は採石場で地獄大使の死後、潰滅したショッカーが何かを企んでいる事を知り現場へと赴く。戦闘員達を倒したときショッカーの怪人ドクガンダーが現れ、謎の言葉を残して去って行き、彼はその後を追って山奥にある地熱発電所まで向かう。その頃謎の培養カプセルに入った巨大な目がゆっくりと成長しつつあった。（２週目以降で旧１号を選んだ場合、あらすじ、第4章の出だしが変わる。）
仮面ライダー（変身前のイラストありは操作可能ライダー）
1972年 11月(旧1号では1972年 1月)
仮面ライダー1号 本郷猛
ショッカーによって改造され誕生した最初の仮面ライダー。『技の１号』という異名を持つ。ショッカー戦闘員殲滅後、謎の言葉を残して飛び去ったドクガンダーを追って地熱発電所に来た彼はそこで蠢く悪の気配に察知し、調査に乗り出す。そしてそこの作業員が何者かに操られている事を知り、作業員を救出し彼らを操る黒幕を倒す為、行動を開始する。
また、1周目をクリアするとNEWゲームで旧1号の姿か新1号の姿で操作するか選ぶことができる。
仮面ライダー2号 一文字隼人
蘇ったショッカー大幹部ゾル大佐の策略に嵌まり、窮地に陥った仮面ライダー1号を救う為に５章に登場する。通称『力の２号』。仮面ライダー1号を救出後、しばらく動けない彼に変わり閉じ込められ怪人に改造されそうになっている発電所の作業員を救出するために行動する唯一操作可能なパートナーライダー。ライダー月面キックやライダー反転キックなど、原作では使用しなかった1号の技を使用している。また仮面ライダー1号とコンビを組めば、並の怪人では相手にならない強さを発揮し、本作品でも『ライダーダブルキック』が原作通りに再現されている。
1974年 1月
仮面ライダーV3 風見志郎
悪の組織デストロンによって家族を殺された青年風見志郎がダブルライダーの改造手術によって改造された姿。仮面ライダー1号、 仮面ライダー2号の長所を合わせ持っており、V3・26の秘密と呼ばれる必殺技や特殊能力でデストロンの怪人と戦った。そんなある日、潰滅したはずのショッカー戦闘員が何かを目論んでいると感知し、山奥の地熱発電所に赴く。そこには邪悪な気配が漂っており、調査を開始しようとしたその時、ダブルライダーに倒されたはずのショッカーの怪人ザンジオーが現れ、謎の言葉を残して去って行く。その謎を解くために彼は調査を開始した。
ライダーマン 結城丈二
元々はデストロンの優秀な科学者で、時期大幹部に近いと言われていた人物だったが
自身の地位が危うくなると恐れた卑劣な大幹部ヨロイ元帥によって裏切りの濡れ衣を着せられ、処刑されそうになる。その際右腕を失い、右腕に改造を施しライダーマンに変身できるようになった、当初はヨロイ元帥に復讐するために行動していたが、仮面ライダーV3と何度も激突していくうちに彼の心に正義が芽生え、人々を守る為に仮面ライダーとしてデストロンと戦う事を誓った。今回の事件で鍵を握る人物『田所博士』とは師弟の関係で、父の様に慕っていた。
1988年 8月
仮面ライダーBLACK 南光太郎
暗黒結社ゴルゴムによって青年南光太郎 が創世王候補の改造人間世紀王ブラックサンとして改造された姿。脳改造の直前に脱出したため人間の心は失わずに済んだ。その後彼はゴルゴムから世界を守る為、正義の戦士仮面ライダーBLACKとして、ゴルゴムと戦う事を誓った。体内には奇跡を起こすと言われる太陽のキングストーンが埋め込まれており、彼の力の源でもある。シャドームーンが復活してから数ヶ月経ったある日、悪の気配を感じ取った彼は山奥にある廃屋にはった地熱発電所を訪れた。そして正体不明の覆面の男達(ゲルショッカー戦闘員)が現れ、彼に襲い掛かる。戦闘員を倒した彼は発電所に漂う邪悪の気配の正体を探るため、調査を開始した。果たしてこれはゴルゴムの仕業なのか？
シャドームーン
仮面ライダーBLACKこと南光太郎の元親友秋月信彦が暗黒結社ゴルゴムによって世紀王として改造された姿。信彦の記憶は持っているが、人格だけは脳改造により全くの別人になっている。体内には月のキングストーンが埋め込まれて創世王の証とされるサタンサーベルを武器に仮面ライダーBLACK と何度も激闘を繰り広げた。彼も今回の事件に感知しており、独自に地熱発電所を調査していた。果たしてゲーム中では彼は敵なのか、味方なのか・・・？
2004年 12月
仮面ライダーアギト津上翔一
ある日突然仮面ライダーに変身出来るようになった青年。アンノウン(怪人)との最終決戦から四ヶ月後、平和な暮らしを送っていた彼だが再び悪の気配を察知し、山奥の原子力発電所まで赴いた。そこでアンノウン(怪人)とは違う悪の気配を感知し、調査しているとアンノウン(怪人)らしき怪物（セミミンガ）と遭遇し、戦闘になる。怪物を倒した彼は怪物が残した言葉『時空を越えた計画』を阻止するため、行動を開始した。
仮面ライダーギルス 葦原涼
彼も津上翔一同様、仮面ライダーに変身出来るようになった青年。最初誤解により仮面ライダーアギトと対立したことがあったが今は和解し彼の仲間になった。仮面ライダーアギトとは違い、不完全な変異体である為、変身すると老化を促進させる副作用に苦しみながらも人々をアンノウン(怪人)から守るために戦った。彼もまた悪の気配に感知し山奥の原子力発電所を訪れ調査をしていた。仮面ライダーアギトがピンチの際は必ず駆けつける強力な味方である。
敵怪人
かつてダブルライダーに倒されたショッカー、ゲルショッカーの怪人達が何者かの手によって蘇ったもの。(バダンの時空魔法陣と異なり生前の記憶を有している)
四つの時代の地熱発電所で暗躍しており、幹部怪人の指揮の下、歴史を変える計画を進めており自分達の世界を築こうとする。
また、邪眼によって蘇った影響からか人間を見下しているような言動をとっている。
1972年 11月（登場年代順）の敵怪人
ゾル大佐 狼男
規律に厳しい軍人気質の幹部で、作戦に失敗した者を絶対許さない幹部。
生前の最後の作戦であった狼ビールスによる狼男軍団を組織するというのを極端に推し進めた狼ビールスと完全な資質を持った人工の肉体を大量生産し、怪人軍団を生み出そうとする。
ショッカー戦闘員（中期）
1974年 1月の敵怪人
死神博士 イカデビル
生態改造においては右に出る者はいないといわれる天才科学者。
桜島での火山帯爆破計画を元にしてコバルト爆弾をマグマに投下して人為的に地震を起こそうとしただけでなく、ショッカー戦闘員を怪人並の強さに強化改造した。
ショッカー戦闘員（中期）
ショッカー強化戦闘員
1988年 8月の敵怪人
ブラック将軍 ヒルカメレオン
冷酷かつ作戦においては決して私情を挟まないゲルショッカーでは勇敢といわれる大幹部。
人類を抹殺するための溶解ガスを製造し、世界に分散させようとしていた。また、自身と同じ名を持つ仮面ライダーBLACKに異常な敵意を見せた。
2004年 12月の敵怪人
地獄大使 ガラガランダ
獰猛で熱くなりやすく、冷静さにかけているが非常に優れた指揮能力を持ったショッカーの恐るべき大幹部。紀伊半島で計画していた海底秘密基地を建設し、世界征服の為の拠点を築こうとした。
ショッカー戦闘員（後期）
邪眼
邪眼 精神体
ショッカー、ゲルショッカーの怪人達を復活させた黒幕。その正体は5万年前、創世王を決める戦いに敗れたゴルゴムの悪しき世紀王。
2004年、闇の力ことオーヴァロードの力と暗躍の影響で復活し、キングストーンをもつ仮面ライダーBLACKとシャドームーンを探すため、地熱発電所(2004年では原子力発電所)に時空を歪めた空間を生み出した。そして彼らが持つキングストーンを奪い、自らが創世王になり、人類を滅ぼそうと企んだ。またライダーに倒された怪人を真の姿に蘇らせる能力もある。
邪眼 完全体
邪眼精神体が田所博士を利用して30年という月日をかけて作り出した究極の生命体を受け皿にして完全復活した姿。肉体ごと時空を越える能力を持ち通常の怪人よりも遙かに戦闘力が高い。手からは電撃を出し相手を怯ませる。仮面ライダーBLACKとシャドームーンの時代まで行き、彼らのキングストーンを奪い取ろうとしたが救援に来た仮面ライダー1号、仮面ライダーV3、仮面ライダーアギトに阻止され、最終決戦に挑もうとする。
邪眼 究極体（邪眼ライダー）
２周目以降に登場する邪眼完全体が変身した形態。これが本来の邪眼の姿だといわれている。機動力が大幅に向上しており、完全体よりも遙かに手強くなっている。また仮面ライダーの姿を模していることからファンの間ではこの形態の邪眼を邪眼ライダーと呼ぶ者がいる。コミックボンボンで本作が取りざたされた際も件の名称が使用されていた。
物語を進める為の鍵
ジェネレーションザッピングシステム
第五章で起こる一つの時代で起きたことが他の時代にも同様に発生するシステムの事。例えば仮面ライダー1号で罠を解除するためのスイッチを押して、その場に立たせておけば、他の時代でも罠が解除される様になっている。異なる時空に存在するものが一つに繋がってしまった発電所を舞台に、各時代でそれぞれライダーを操作して敵怪人を倒し謎を解くことで、最終的にラストボスの邪眼を倒すことに繋がっていくのだ！
田所博士
今回の事件の鍵を握る科学者。ショッカー、ゲルショッカーとも関わりを持っていた人物でショッカーが発見したオーパーツからヒントを得て、自らの夢である究極の生命体を生み出そうとした。しかし、その野心を邪眼に利用され、オーパーツごと時空制御装置（物質だけを別の時代に送るタイムマシン）の一部にされてしまう。制御装置の一部にされた後も何とか意識だけは保っていた。ライダーマンによって意識を取り戻した後、自分が悪魔に利用されとんでもないことをしていた事を悔やみ、その償いとして邪眼を倒す為、最後の力を使って4人の仮面ライダーを1988年 8月に送り込み消滅した。またライダーマンこと結城丈二の師でもあり、科学者としてでなく、愛情も注いでいて幼少の頃の結城丈二からは本当の父親の様に慕われていた。
邪眼を倒す為のコツ
邪眼はゲーム最強の怪人である為、油断するとあっという間に倒されてしまう。
クリアするためのコツとして次の様に
１・攻撃は２撃以上与えない。（三撃目以降で反撃される可能性アリ）
２・持っているアイテムと付近のアイテムはよく考えて使う。（むやみやたらに
体力を回復させるとアイテムがなくなる可能性がある。）
３・電撃攻撃を出したら背後に回り、バーストアタックで攻撃を中断させる。（バーストアタックは体力を消費するので、アイテムでこまめに回復する。）
４・邪眼が電撃攻撃を出しそうな場合、なるべく柱付近には立たない。（電撃が反射し
自分の所まで向かってくる。）
５・必殺技を出し惜しみはしない。（強必殺技を出す際、攻撃を受けそうになった場合は弱必殺技で邪眼の体力を削って徐々に弱めていく。また、必殺技を使うとライダーエネルギーが消費され、０になると変身が強制解除される。人間体では邪眼には敵わないので逃げて、変身するためのエネルギーを回復させる。）
以上、この５つのコツを使えば、邪眼完全体と邪眼究極体を倒す事も可能になる。
評価
バイオハザードの製作に関わった会社が開発を担当したため操作性と雰囲気が酷似しているが、
それが裏目に出てゲーム性の評価は低く、作品自体の評価にも響いた。
しかし、昭和ライダーとアギトを無理なく共演させたクロスオーバーの上手さや、抜かりのないレベルにまで仕上がったクオリティから、シナリオは非常に高く評価されている。
また、メインの5人の声は当時のオリジナルキャストが担当。（怪人の声も可能な範囲内でオリジナルキャストを起用している）
更に操作キャラによって、オプションモード時の音声ガイドがそのキャラのオリジナルキャストになるという嬉し過ぎるサービスも盛り込まているため、
ファンアイテムとしては地味に評価の高い作品である。
余談
実は公式攻略本で間接的に仮面ライダークウガも作中世界に存在していることが明かされている。攻略本を持っている人は年表のところを確認してみよう。
翔一が『仮面ライダーアギト』と名乗るファン感激の名シーンが用意されているが、改造人間という概念を知らなかった＆本郷たちが改造人間云々を説明しなかったため、肝心の当人は仮面ライダーのことを「アギトになれた人達」と解釈してしまった。
なお、この時点で「レストラン アギト」がオープンしているかどうかは本作では触れられていない（時期的にそれの少し前と考察した方が妥当か？）。
さらに、各時代の幹部の計画は仮面ライダーの状況の再現ともいえるほど似通っている。
関連イラスト
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