概要
下級ロイミュードの一種。名前の通り蜘蛛がモチーフで、胸部が赤い蜘蛛のようになっており、口元も実際の蜘蛛の口のように鋏状になっている。身軽な動きで壁や天井を自在に移動できる他、口から蜘蛛の巣状の粘着性がある糸を吐き、相手の動きを封じたり、空中に足場を形成したりする能力を持つ。戦闘能力は他の2種類に比べるとやや劣っているものの一部の個体は進化前から特殊な能力を使用でき、進化後もその能力を生かしたトリッキーな個体に進化しやすい。人間態はそれなりに地位や名が知れた才能に富んだ人間(実業家やファッションデザイナー、科学者など)が選ばれやすく、独特の感性を持つエキセントリックな性格の個体が多い。
各個体
- 002
演:蕨野友也
第1話より初登場。第2話冒頭におけるベルトさんの回想で001、003と3人でクリム・スタインベルトの研究所兼自宅を襲撃し、重傷を負ったクリムに迫っていた(第10話において、その後殺害されてしまったことが判明。さらに、ロイミュードの生みの親である蛮野博士も殺害していた模様)。グローバルフリーズ決起前から既にロイミュードの指導者として君臨しており、他のロイミュードたちを先導していた。覚醒前であるがこの姿の時も「ハート」と呼称されていた。その後のグローバルフリーズの際にも先陣をきって暴れていたがプロトドライブに倒される。しかし復活後に覚醒、ハート・ロイミュードとなり、プロトドライブを倒す。
演:クリス・ペプラー
Type zeroで初登場。グローバルフリーズの決起集会に参加していた。グローバルフリーズ以降は行方不明になっていたらしく、ハートの招集にも応じていなかったが、第39話のラストより登場。彼の行動が劇場版にも大きな影響を及ぼすこととなる。
その正体は蛮野配下のロイミュードであり、裏で暗躍していた悪のクリム・スタインベルト。彼の計画遂行の為に協力している。
15年前にクリムが襲撃された際、001、002、003とは別行動でクリム邸に侵入し、死に間際のクリムの姿のコピーし、クリムの姿と頭脳を手に入れた。
- 008
演:日向丈
Type zeroで初登場。004と同じくグローバルフリーズの決起集会に参加していた。
その後本編第37話にて006らと時同じくして外国から帰国。人間体は、バックパッカー風の男に化けている。006と同じく既に進化態に覚醒しているようだが、進化態の名は明かしておらず、「008(ゼロゼロハチ)」を名乗る。
第39話にて自身の能力と進化態であるトルネード・ロイミュードとしての姿を晒した。
事件当初は下級ロイミュードの姿で活動していたが、この姿でも風を操る能力を持つ。
- 012
第1話冒頭より登場。首の周りの色は緑色。002同様街で暴れていたが、ミッドナイトシャドーに撃破され、006、066と共に数字の姿で逃亡した。その後メディックにより回復させられたことが第41話の回想で明らかとなっている。
その後、最終話に1か月前の回想と言う形で登場。この時は首の周りの色が銀色になっている。055と共に犯罪組織「ネオシェード」と共謀していた。そしてアジトを突き止めたライダー達と交戦するがマッハとチェイサーの連携により撃破された。
その為、第43話のロイミュード撲滅表にて既に倒されているのが確認できる。
- 020
『MOVIE大戦フルスロットル』に登場。魔進チェイサーと共に不穏因子であるサイバロイドZZZのボディを持つゾルーク東条=仮面ライダールパンを襲撃するが、逆に彼に吸収され消滅。その後、彼のデータを元にしたコピーが大量に生産される事になった。
- 042
第1話に登場。ロイミュード029の配下のように活動する。首の周りの色は灰色をしている。029からの扱いは悪く、088共々ドライブに殴り飛ばされ倒れた所を足蹴にされていた。
タイプスピードと戦闘になり、タイプスピードスパイクの攻撃で倒された後、088とほぼ同時にコアも爆散した。
- 093
第2話に登場。042同様ロイミュード029の配下のように活動する。首の周りの色が緑色になっている。進ノ介への銃撃と共に登場した時には気味の悪い笑い声を上げていた。
- 084
「僕の絵の、生贄になってくれませんか!?」
第2、3話に登場。画家である浅矢一広の弟子として人間社会に潜伏(実際には富士宮と言う弟子は存在しておらず、ペイント本人も彼が自身と同じロイミュードと気づいていたようである)していた。010と同じように首の周りの色は青。やはり010と似たような能力を持ち、相手を糸状に変えるその能力で対象の人物をデッサン画としているが、こちらはモノクロとなっている。最後はタイプスピードモンスターに撃破された。
- 010
浅矢一広(偽)(演:ルー大柴)
第3、4話に登場。首の周り色は青。半年前のグローバルフリーズの際に詩島霧子を襲い彼女にトラウマを植え付けた張本人である。相手を虹色の糸状に変換するという特殊能力を持つ。その後半年間の間にペイント・ロイミュードへ進化を果たした。
- 060
「コンビネーションから左フックや!」
第5話に登場。首の周りの色が白い。クラッシュ・ロイミュードの配下・・・と言うより舎弟的存在であり、074と共に輸送車襲撃事件を行っていた。上記の台詞と共に左フックをドライブに見舞おうとするが、「何だそれ?!」の一言と共に繰り出されたアッパーで一蹴された。最後はドライブとの戦闘でハンドル剣の攻撃を受け撃破された。
- 024
演:あご勇
第9話に登場。首の周りの色は白色。放電能力を持つ。連続ボヤ事件を起こしたことで覚醒し、ドライブとの戦闘直前にボルト・ロイミュードへと進化した。
元締め(演:マービンJr)
第12話より登場。ガンマン・ロイミュードの弟で普段は彼のものとよく似た帽子を被り豚の人形のついた杖を持ったハイテンションな小太りの男性の姿をしている。また帽子のスリットから人間の邪念の籠った紙幣金貨を取り込んで進化を図ろうとしていた。東洋系の容姿だが元となった人間は暗黒街に住む兄弟の弟であり、闇商人を営んでいた。ロイミュードの姿においてもその帽子姿はそのままで首の周りの色が水色になっている。個体の能力として重加速バンドを生成する能力を持ち、それを複数作動させることで強力な重加速を発生させることができる。最期はガンマンと共にマッハと戦うも敗北。コアも破壊され撃破された。
- 030
既にボイス・ロイミュードに進化していた為下級ロイミュード時代は未登場だったが、第42話の回想で進化前に007と共に肉体を再生させられる姿が確認できる。
- 046
第16話に登場。首の周りの色は銀色になっている。085と共にボイス・ロイミュードの配下として活動する。ボイス・ロイミュードの戦いに加勢するが、ドライブが変身したタイプデッドヒートに圧倒され、085と共に撃破された。
- 064
第17話に登場。首の周りの色は046と同じ。046同様ボイス・ロイミュードの配下として活動する。095と共にボイス・ロイミュードと戦うが完成したシフトデッドヒートでマッハが変身したデッドヒートマッハに095諸共撃破された。
- 044
第20話に登場。チェイスに代わってメディックにより新たな死神に任命された「死神軍団」の1体。進化途中の下級ロイミュードだがケープを羽織り、頭を檻のような兜で隠している。武器として096と同じ鉤爪を右手に装備している(ただし左手は通常のロイミュードと同じ)。下級ロイミュードながら仮面ライダーに奮戦するも怒りに燃えるドライブのタイプデッドヒートの猛攻を受け、最後はメディックの盾にされ、094と共に爆散した。
- 054
第21話、第22話に登場。「死神軍団」の1体で044と同様に鉤爪を装備している。最後はデッドヒートマッハと交戦し、034と共に撃破された。
- 027
演:関智一
Type HIGH SPEEDより登場。首の周りの色はカラフルな色合いとなっており、物の外見をコピーする能力を持っている。この力を使って児童雑誌『てれびくん』の海賊本・『てびれくん』を制作して大規模な詐欺事件を起こして子供たちの夢を踏みにじり、さらにドライブの姿をコピーして悪行三昧(?)を働いていた。
- 102
映画『スーパーヒーロー大戦GP』に登場。ショッカーによる歴史改変が行われる前に街で暴れていたが、駆けつけたドライブの『スピードロップ』で撃破されてしまった。
- 089
春休み合体SPに登場。首の周りの色は水色。銀髪が特徴のエキセントリックな男性の姿をしている。その正体はある人物の目論みで40年前に亡くなったショッカーの科学者ディー博士(原典作品ではゲルショッカーの科学者として登場している)の細胞をコピーして誕生した存在であった。「空間変異装置」を完成させ、時空を歪め牙鬼軍団と共闘し暗躍。妖怪ブルブルがニンニンジャーに倒された後、その封印の手裏剣を取り込んで自らブルブルの能力を得た「ショッカーブルブル」に変化した。
- 050
声:吉開清人
第27話に登場。首の周りの色は青。何者かと結託し、融合進化態のシーカー・ロイミュードに融合進化している。
- 078
第27話に登場。050の配下として活動する。082と共にマッハと交戦するが、参戦したチェイサーに撃破された。
- 028
演:石井淳
第31話に登場。「死神軍団」の1体。武装については044、054と同じ。
001こと真影壮一の要請で092と共に貸し出される。彼の部下に擬態していたが進ノ介が真影を攻撃した際に正体を現し、進ノ介を襲うが、駆け付けたチェイサーと交戦し、092と共に撃破された。
- 039
第36話に登場。ブレンの配下として038、040と共に機動隊員に化けていた。何故か怪人態のままでブレンと他の2名と共に特状課の実況を興味津々に眺めていた。最後はライダー達と交戦し、チェイサーによって038、040もろとも撃破された。
- 047
第36話に登場。039同様ブレンの配下として048、049と共に記者会見に参加する警察関係者に化けていた。最後はライダー達と交戦し、マッハによって048、049もろとも撃破された。
- 025
第37話に登場。第36話と第37話の間に発火事件を起こし、その後撃破されたことが語られている。
- 036
第37話に登場。006の配下的存在で062と共に日本に帰国する。
人間態の姿でも腕だけをロイミュードのものにして銃撃を行うことが出来る。通常の下級ロイミュードだが062と連携してチェイサーを翻弄するほどの高い戦闘力を持つ。
第39話にて新たに098も加えてマッハ・チェイサーと再戦するが、チェイサーに他の2体とまとめて撃破された。
- 045
第38話に登場。「死神軍団」の1体。上記3体とは異なり大鎌「ヘルサイス」で武装している。041と共にライダーたちと交戦するがマッハとチェイサーの連携により撃破された。
- 056
第41話に登場。006の配下的存在。他のロイミュード達と蛮野を襲撃するが、返り討ちに遭い他のロイミュードとまとめて撃破された。
- 079
第41話に登場。056と同じ006の配下的存在。他のロイミュード達と蛮野を襲撃するが、返り討ちに遭い他のロイミュードとまとめて撃破された。
- 099
本編未登場。詳細は不明だが第43話のロイミュード撲滅表にて既に倒されているのが確認できる。
- 022
第43話に登場。「死神軍団」の1体。武装は特にしていない。
メディックの命令でブレンを確保しようと、013、080と共に彼を襲撃するがドライブ達と戦い他の2人とまとめて撃破された。
- 032
第44話に登場。「死神軍団」の1体。武装は銃器。偽りの約束の地に集まるロイミュードであったがライダーたちと交戦し、最後はチェイサーにより021、083と共に撃破された。
- 097
第44話に登場。偽りの約束の地に集まるロイミュードであったがライダーたちと交戦し、最後はマッハにより073、107と共に撃破された。
- 019
第45話に登場。蛮野の配下となった「死神軍団」の1体。武装は特になし。蛮野と他の死神達と共に真の約束の地である特防センタービルを占拠する。
特防センタービルにてゴルドドライブ、070、059と共にライダーたちと交戦するが、チェイサーによって他の死神2体と共に撃破された。
- 081
第45話に登場。蛮野の配下となった「死神軍団」の1体。武装は特になし。蛮野と他の死神達と共に真の約束の地である特防センタービルを占拠する。105、101と共にビル上階の護衛を担当する。
ドライブ、ハート・ロイミュード、メディック・ロイミュードと交戦するが、最後はドライブによって撃破された。
- 015
第45話に登場。蛮野の配下となった「死神軍団」の1体。武装は特になし。075、035と共にドライブピットを襲撃し、これの破壊に成功する。
その後、ライダー達と交戦するが、ライダーの連携攻撃を受け、最後にトリプルライダーキックを喰らい他の2名と共に爆散した。
ロイミュードとしての階級が最も低い個体。首の周りの色は黒。夏の劇場版に登場し、その気性の荒さからどこかに幽閉されている様だが…?
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