本作品は、あくまでファンの二次創作です。苦手意識を感じるならば直ちに、観覧をやめることをオススメします。
概要
作者は桜井氏。本人のアカウントの「画像一覧」から彼の考案したオリキャラを、「小説一覧」から小説本編を閲覧できる。作者は「社会復帰のため」という姿勢のもとで執筆を続けており、そのために原作キャラクターを残酷に扱うことも辞さないことを前書き等で予告している。そのため、熱烈な読者とそうでない者との間で評価は真っ二つに分かれている。少なくとも万人向けでない内容であることから、これから読む方には十分な理解をしていただく必要がある。
シナリオ
物語の舞台は見滝原であり、リリカルなのは勢の魔導師は「とある事件」をきっかけに見滝原に来ることとなる。一方、異世界にいるはずの第501統合戦闘航空団のウィッチは、魔女(魔法少女まどか☆マギカ)の結界に迷い込んだことがきっかけで見滝原に流れ着く。なのは達はウィッチと邂逅し、見滝原に前線基地を置く。彼女たちはやがて巴マミを初めとする魔法少女とも共闘関係を結び、魔女やネウロイと戦っていくこととなる。
クロスオーバー作品、登場キャラクター一覧
大規模なクロスオーバー作品のため、登場人物はそれだけ多い。
当然ながら、中の人も他作品のキャラクター同士で重複している。
(この項目は書きかけです…編集にご協力ください。)
魔法少女リリカルなのはシリーズより
- 高町なのは (CV:田村ゆかり)
- フェイト・テスタロッサ (CV:水樹奈々)
- 八神はやて (CV:植田佳奈)
- ユーノ・スクライア (CV:水橋かおり) ※巴マミと重複
- クロノ・ハラオウン (CV:杉田智和)
- アルフ (CV:桑谷夏子)
- ヴィータ (CV:真田アサミ)
- シグナム (CV:清水香里)
- シャマル (CV:柚木涼香)
- ザフィーラ (CV:一条和矢)
- 月村すずか (CV:清水愛)
- アリサ・バニングス (CV:釘宮理恵)
- リンディ・ハラオウン (CV:久川綾)
- エイミィ・リミエッタ (CV:松岡由貴)
ストライクウィッチーズシリーズより
- 宮藤芳佳 (CV:福圓美里)
- リネット・ビショップ (CV:名塚佳織)
- ペリーヌ・クロステルマン (CV:沢城みゆき)
- シャーロット・E・イェーガー (CV:小清水亜美)
- フランチェスカ・ルッキーニ (CV:斎藤千和)
- ゲルトルート・バルクホルン (CV:園崎未恵)
- エーリカ・ハルトマン (CV:野川さくら)
- ウルスラ・ハルトマン (CV:同上)
- エイラ・イルマタル・ユーティライネン (CV:大橋歩夕)
- サーニャ・V・リトヴャク (CV:門脇舞以)
- 坂本美緒 (CV:世戸さおり)
- ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ (CV:田中理恵)
- ハイデマリー・W・シュナウファー (CV:植田佳奈)
- 中島錦 (CV:三瓶由布子)
- 諏訪天姫 (CV:花澤香菜)
マギカシリーズより
- 鹿目まどか (CV:悠木碧)
- 暁美ほむら (CV:斎藤千和)
- 巴マミ (CV:水橋かおり)
- 美樹さやか (CV:喜多村英梨)
- 佐倉杏子 (CV:野中藍)
- キュゥべえ(QB、インキュベーター) (CV:加藤英美里)
―佐倉モモ
その他
オリキャラ
- 桜花レイ/???
- 七瀬瑠奈
- 大和ミサ
- 時雨麻衣
- 白井りえ
- 織斑光輝
- ???
時系列
【魔法少女リリカルなのはシリーズ】
魔法少女リリカルなのはA's、闇の書事件から1年半後。 高町なのはは11歳となっているが、原作とは全く異なる歴史を辿ることとなる。「とある事件」の発生により、リインフォースⅡの開発計画は中断されていると推測される。
【ストライクウィッチーズシリーズ】
ストライクウィッチーズ2、501JFWが再結成された後。これまでの記述から、本編第5話よりも後であることが分かっている。元の世界における、新たに発生したネウロイの巣は健在と思われる。
【マギカシリーズ】
本編第1話以前の時系列からスタート。 おりこ☆マギカは原作終了後の時間軸。
かずみ☆マギカに至っては、本来はすでに原作終了後、もしくは終了間近なはずだが、オリキャラの介入で原作の展開が大きく遅れている模様。第一部でかずみが少しだけ登場している。
オリキャラ紹介
本作品では、クロスオーバー元の登場人物の他にも作者の考案したオリキャラが登場する。
作者曰く「虚淵玄先生ならどんなキャラを生み出すかを想定した」とか。
これを作品独自の魅力を打ち出す努力として見るか、
原作作品を自分色に染め上げる恣意的な行為として見るかは読者の判断に委ねられる。
オリキャラのデザインは魔法少女まどか☆マギカオンラインを元にしており、作画は魔法少女さやか☆マギカ~ハートフルストーリー~の作者であるムカイユー氏に依頼した模様。
これまでの作者の発言から、未登場キャラクターのいる可能性が高い。
桜花レイ
第9話から登場。栗髪をおさげにまとめ、メイド服をまとった魔法少女。中学受験を控える秀才でありながらも、表裏のないとても純粋な姿が印象的である。あとがきによると、作者のイメージ声優は小倉唯。
前の時間軸で魔女に殺されそうになったところをもう誰にも頼らない頃のほむらに救出されたことがきっかけで、ほむらの力になりたいと思い魔法少女の契約を結んだ。能力は自分の記憶力を活かしたもので、様々な銃器の具現化と銃撃。初陣ではグレネードランチャーでネウロイを撃破するという鮮烈なデビューを果たすが、初めてグロック18Cを撃ったときは的を大きく外れていることから察するに、まだまだその銃撃センスには向上の余地があることを伺わせる。
新米でありながら、時としてベテランの暁美ほむらや巴マミを上回る活躍を遂げることもある。
作者曰く「魔法少女綺譚における鬱クラッシャーズ」。
しかし…
七瀬瑠奈
銀髪セミロングの少女。作者のイメージCVは雪野五月。服装はへそ丸出しでミニスカートという露出度の高い衣装で、紫紺のマントを羽織っている。「人の姿をした魔女」であり、まだ詳細は明らかにされていないがQBに対して初めから魔女になることを願ったらしい。武器は両刃の大鎌で、ほむらやフェイトを圧倒する実力を見せ付けた。人間に対して果てしない憎悪を抱いており、なぜそのような心境に至ったかは今後の本編で明らかになるだろう。虚淵氏の描くアンチヒーロー像を突き進んでいる印象があり、台詞のあちこちに衛宮切嗣の影響を受けている面影がある。(例:「正義や希望なんかで世界は救えない」など)
彼女は鹿目まどかが見滝原に転校してくる前のまどかの旧友「杉沢瑠奈」と同一人物である可能性が高く、まどかとの因縁めいた展開になることが予想されている。
なお、魔法少女綺譚外伝では、4人の中で猛烈なツッコミ役を果たしている。ややボーイッシュな口調で話すのが特徴。もう一つの外伝では別作品のオリキャラと恋仲であるのだが・・・
大和ミサ
緑髪ポニーテールの魔法少女。身長183cmの怪力タイプ。一人称は「オレ」で、豪放磊落な性格が見受けられる。作者のイメージする声優は豊口めぐみ。魔法少女綺譚外伝での彼女の扱いは完全に大喰いキャラかつ筋肉馬鹿で、何だか井ノ原真人を見ているようである。座右の銘は「エンジョイ&エキサイティング」で、完全にワイアルドの影響を受けている。
長身を活かした格闘戦を強みにしており、今まで多くの魔法少女を葬ってきた。かなりの力押し戦法でありながら、佐倉杏子とのバトルを圧勝するほどの実力を持つ。とはいえ、かませ犬の形で酷い扱いを受けた杏子のファンから苦情が出たことは容易に想像がつく。
自然を我が物にし、破壊活動を続ける人間に失望しており、さらに瑠奈や麻衣の理想に対しても冷めた見方をしている様子。
後にフォレスト氏の『魔法少女あすみ☆マギカ』にゲストとして登場。なお戦果は…
時雨麻衣
蒼髪ロングで、赤い貴族服を着ている魔法少女。作者のイメージ声優は茅原実里。武器は妖刀で、毒や呪いを含んでいるため、斬りつけた相手に毒で更に追い打ちをかける戦法をとる。魔法少女綺譚外伝における口調は完全に育ちの良いお嬢様タイプだが、同時に白井りえの姿を見て性的興奮に満たされている変態淑女のイメージも見受けられる。外伝では完全に、大和ミサの保護者的な役割。百合夫婦の想像も進むいい関係である。なおれいと色が被るのは気のせいだろうか。
作者曰く「彼女とはいい酒が飲めそう」。作者考案のキャラなのだから当然といえよう。
前線参謀を務めており、その策謀により容赦なく版権キャラを直接的、間接的に殺してきたことから、多くの読者から嫌われている。その一方で、彼女が契約に至った経緯を記すエピソードはあまりにも暗すぎる。
白井りえ
白髪ロングで白服、10歳の魔法少女。作者のイメージ声優は後藤沙緒里。武器は精神攻撃から吸収・反射までを行える、用途の広い鏡一つ。寡黙タイプで口数は少ないことから、設定がもろに神無と被っている。時雨麻衣に(性的な意味で)狙われていることから、瑠奈に守られるのは日常茶飯事である。鏡を使用して攻撃を跳ね返したり、調べ物をしたりという芸当が行なえる。なお、身体能力は人間の平均以下である可能性が高い。
親がおらず、孤児院で苛めを受けていたところを瑠奈に助けられた。その恩から、瑠奈のことを実の姉のように慕っている。
次の項目よりネタバレ注意
桜花レイカ
第25話から登場。レイのもう一つの人格、つまり二重人格だったことが判明し、高町家惨殺事件も全国で起こっていた爆撃事件もレイカによる犯行だった。
キュゥべえの考えに賛同し、積極的に感情エネルギーを集めている。これまでレイカが起こした事件も全て人から感情エネルギーを採取するためのものであり、その為に人が死ぬにはどうとも思っていない。
性格も冷淡で感情がこもっていない。人間版キュゥべえのようである(キュゥべえからもボク達に近いと言われている)。戦闘能力はすこぶる高く、銃器の扱いに長け、連合のメンバーを全滅寸前のところまで苦しめた。
だが、第28話で激戦の末、倒されたかと思いきや第36話で生きていたことが判明。現在進行形で連合を苦しめている。
そして第62話(後編)で更なる衝撃的な事実が発覚する。
なんと、桜花レイという人間は初めからいなかったのである。全ては桜花レイカという人間の芝居でしかないのであった。第9話~第28話を読み返してみると、このことに対する伏線が事細かに書かれている。
桜花レイというのは魔法少女となり、感情エネルギーを集めるために残虐な行為を繰り返してきたレイカの心の中に存在する最後の良心であった。それを断ち切る目的で魔法少女連合に入り、幻覚の見せるキャラクターを演じ、そして死ぬというシナリオを全うした。全てはレイカの掌の上で踊らされただけにすぎなかったのである。
固有魔法は銃器の精製、そして干渉。彼女にかかれば、魔法少女の固有魔法を封じることも朝飯前のようだ。とはいえ、神名あすみと相性が悪いのを見ると、無敵というわけではなさそうだ。
???
オリキャラ達について重要事項
殆どのオリキャラ達は過去に何かしらの一言では表現しきれない程の暗い過去を持っている。それが物語に何の関係を表しているかはいずれわかるが、更に彼女達の目的も知ることが出来れば納得も出来るだろう。しかし、彼女達の行動をただ単に悪と見るか、あるいは一応肯定して見るか、はてまたは別の方向から見るかでこの作品への感じ方は天と地ほどに差が出ることも、読むときに頭に置いていただきたい。
読者からの評価【ネタバレ注意】
上記の記述だけを読むならばスパロボのような印象を受け、より多くの客層を見込んでいるように見受けられる当該作品ではあるが、実際は脚本家と作者の作風が近いまどマギの世界観が強めであり、クロスアンジュがただのエロアニメに見えるレベル、というか近年のアニメでは放送できないハートフルボッコ展開が待ち受けている。
序盤だけでも、
・喫茶翠屋の爆撃事件により高町なのはの家族が全員死亡
・家族を亡くしたなのはは個人攻撃等の過剰なストレスで自律神経失調症に陥り、半ば薬漬けの生活に
・宮藤芳佳がネウロイに撃墜される。一命を取り留めるが記憶喪失
というまさに血だまりスケッチ状態である。そのため、特にリリカルなのはのファンから「原作レイプ」「なのはにトラウマができた」という批判の声が根強い。
第二部では、さらなる陰惨な展開、そしてこれまでの主人公勢が戦う意義を見失うという局面にまで立たされている。
虚淵玄と同属性の物語を突き詰めるとバッドエンドになってしまう陰鬱なストーリー作風を持つ作者が一切妥協しなかったらどうなるかを証明したある種の意欲作と言えよう。読んでみて拒絶反応を出した人はアンチ虚淵玄・アンチクロスアンジュの人やヘイト創作の作者の気持ちと主張を少し理解出来るかもしれない。
その一方で
・精神的に傷ついたなのはを必死に励ますフェイト・テスタロッサの献身的な姿勢
・記憶を失った芳佳を「新しい隊員」と捉え、自己紹介をし直す坂本美緒たちの振る舞い
など、苦難を乗り越えようと努める登場人物たちの勇姿に涙する読者がいることも事実である。
なお、シリアスや鬱展開が多いこの作品だが、所々にゆるい展開やハートフルな展開も申し訳程度に織り交ぜられている。果たしてどんな結末に向かうのか・・・。
因みに作者曰く、登場キャラクターの8割は死ぬらしい
おまけについて
第一部の頃から、エイラーニャの雑談などがおまけという形で併記されていた。第二部においては、暗さを増していく本編とは裏腹に読者の癒しになりうるほどの明るいコーナーが書かれている。シャッキーニの「しまぱふアワー」は、いい意味でやりたい放題。おまけを楽しみにしている読者もまた多い。
魔法少女綺譚外伝
外伝には主に二パターンあり、鬱展開やシリアスを廃した登場キャラの誕生日を祝う企画や学園コメディ企画など完全なギャグSS。本編とは違った作風が目立つ。
もう一つは、きつね@らん氏の作者代筆による別作品のオリキャラと絡む外伝も存在する。この別作品のオリキャラが本編に何らかの影響を与えるか否かは不明である。徐々に絶望する彼はどのように変わっていくか……。本編第62話(後編)ではエイラの人生相談の相手として、本来の外伝でもゲスト出演を果たしている。