概要
「もやしもん」は、いっぱいの菌と、少しばかりのホモサピが、右往左往していく物語である。
そのため、本作品にはいっぱいの菌たちが登場する。
この菌たちは、主人公である「沢木惣右衛門直保」の見た目で表現されるため、
「本来の菌の見た目」の特徴を掴んでデフォルメされた、非常に可愛らしい姿で表現されている。
原作では、原作者である石川雅之の画力の向上と共にデザインが洗練され、
また、アニメ版では、また別の形で洗練されたデザインで表現されたため、
この「菌キャラたち」は一躍「ゆるキャラ」的な人気者となり、「ホモサピたちの菌の知識の向上」にも役立つ事になった。
ちなみに、沢木惣右衛門直保は彼らの事を、うざったさと親しみを込めて、
「菌ども」
と呼んでいる。
主な菌ども
本編でよく登場する菌ども。
本作の菌どもの主人公。
日本の「国菌」とされ「ニホンコウジカビ」とも呼ばれている。
沢木の幼馴染み的存在で、よくからかって遊んでいる。
合体することもある。→合体オリゼー
オリゼーの仲間、というか親戚の菌。
オリゼーと仲良しで、よくコンビを組んで沢木をからかって遊んでいる。
糖を醸してアルコールにし、ビールやワイン、そして日本酒などを醸造する。
「アルコールでちゃった」。
日本酒を醸すためか、結城蛍によく引っ付いている。
ちなみにこいつの仲間(酵母菌)はいっぱい登場している。
どこにでも漂っていて、パンやお餅がカビるのは、だいたいこいつらの仕業。
でも、こいつらから抗生物質の一つ「ペニシリン」が発見されたりもする。
よくオリゼーと一緒に巻末マンガなんかに登場して、広報役をしている。
土の中や空中など、いろんなところにいて、いろんなものや場所を黒いシミにする、いわゆる雑菌、いわゆる黒カビ。
「もやしもん」だと、自治寮や美里や川浜の部屋の中によくいる。
いっぱい頭が繋がっている。
乳酸菌の一種。
よく日本産のヨーグルトの中にいるからなのか、沢木の目には、ちょんまげをした和風なカッコに見えるらしい。
ちなみにこいつの仲間(乳酸菌)もいっぱい登場している。
→L.ラクチス L.カゼイ L.ブルガリクス L.ブレビス などなど。
オリゼーたちが日本酒を醸す時に出す酸の一種が好物のため、日本酒を腐敗させる「火落ち」と呼ばれる現象を起こしてしまう。
次に主な菌ども
次くらいに出番のある菌ども。
「そんなぞんざいな!!」
泡盛を醸す。
「す」。
B.ナットウとも。
椎茸を建てます。
松茸を建てます。
いわゆる大腸菌。
O-157はこいつらの仲間。
おっかない菌ども
醸すとホモサピにひどいことをする菌ども。
菌によっては「かもしてころすぞ」と、物騒なことを言う。
の割には、そのデザインの可愛らしさから、グッズ化されるなど意外な人気がある。
いわゆる一つの「赤痢菌」。
エルトーレ型コレラ菌。
「三日ころり」と呼ばれた更に凶悪なヤツらは「アジア型コレラ」。
いわゆる「サルモネラ菌」。
なんと二千もの分類があったりする。
いわゆる「腸炎ビブリオ菌」。
モデルの菌に従って無精髭。
いわゆる「ボツリヌス菌」。
:O157
その名の通り、とっても殺傷能力が高いので要注意。
ウイルスども
:ウイルス
「ウイルス」のタグ記事にもあるとおり、厳密に言えばウイルスは菌ではない。
しかし、沢木は、ウイルスも見る事ができる。
ただし、ウイルスは菌よりも小さなもの(生物とも言いづらいらしい)なので、沢木の見た目は煙のような、こんな見え方になる。
風邪の原因ウイルス。
第1巻で、寝ている川浜の体内に入ったため、翌朝川浜は風邪引いてしまう。
インフルエンザの原因ウイルス。
第2巻で、UFO研究会の部室のなかを醸しまくり、パンデミックの一歩手前になってしまった。
近年、超有名になった、腹痛と下痢の原因ウイルス。
他にも「HIV:エイズウイルス」のように、本編では出てこないが、デザインされて解説されているウイルスもいる。