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キメラベロスの編集履歴

2018-03-08 22:25:10 バージョン

キメラベロス

きめらべろす

キメラベロスとは、ベリアル融合獣の一体。

データ

身長58m
体重6万9000t

概要

完全復活を遂げたウルトラマンベリアルゾグ第2形態ファイブキング怪獣カプセルでフュージョンライズしたベリアル融合獣。『ウルトラマンジード』第16話「世界の終わりがはじまる日」、第17話「キングの奇跡!変えるぜ!運命!!」に登場。


ゾグ第2形態とファイブキングはいずれも平成シリーズにおけるボスクラスの怪獣にして、平成3部作に関係する怪獣であり、背中から翼を生やしているという共通点がある(そしてファイブキングの素材にはゾグと黒幕を同じくする怪獣がいる)。さしずめ、天使と悪魔の合体とでもいうべきか。

また、どちらの怪獣も一度は二人のウルトラマン(ゾグはガイアアグル、ファイブキングはギンガビクトリー)を完全に倒すことに成功(ただしギンガとビクトリーは直前の戦いでエネルギーを消耗していた)するが防衛チーム地球怪獣地底聖獣の協力により復活した二人のウルトラマンに倒されるという点でも共通している。

昭和怪獣が全く関わらない組み合わせは禍々アークベリアルに次いで2番目だが、テレビ本編に登場するのは初となる。しかしそもそもファイブキングとゾグはベリアルが住んでいた宇宙(M78ワールド)とは全く違う平行宇宙の怪獣達である。


二大怪獣のカプセルは、光の国から盗んだものを元にレイオニクスの力を利用して(恐らくはケイに)作らせたと語っており、他の怪獣カプセルも同様であろうと推測される。


流石にゾグ第2形態の着ぐるみは残っていなかった(若しくは残っていたとしても既に撮影できるような状態ではないほど劣化していた)のか、変身シーンでは怪獣そのものではなく、カプセルに描かれている怪獣のイラスト(CG)がベリアルに吸収されるという演出が取られている。

また、ゾグ第2形態のカプセルをリードした際に発せられる音声は、なぜか第2形態の鳴き声ではなく第1形態の掛け声になっている。


ウルトラマンフュージョンファイト!』での属性は「」。

必殺技は口から放つベロスインフェルノ。『DXジードライザー』では必殺技を発動するとデスシウムフレアと発声される(劇中でもデスシウム光線とよく似た光線を放ってジードを攻撃するシーンがあり、恐らくこれだと思われる)。


外見

べリアル融合獣  キメラべロス

ドラゴンクエスト』等のボスキャラを思わせる、恰幅の良いドラゴンのような姿をしている。要素が二体ともガッシリ体型のため、かなり下半身が巨大化している。

鳴き声は他の融合獣同様元になった怪獣であるファイブキングとゾグ第2形態の鳴き声を混ぜたものが使われている。

なお、合体怪獣であるファイブキングが素材になっているので、そちらの元となった怪獣5体分の声が出るため、元々悲鳴のようで特徴的だったゾグ第2形態の声と合わさり、鳴き声が凄まじい事になっている(およそ6体分の鳴き声、ベリアル自身の声も含めるなら7体分)。


ケンタウロス体型だったゾグ第2形態および複数の怪獣の要素が組み合わされたファイブキングの特徴はほとんど受け継がれておらず(一応、翼の模様と脚部にゾグ第2形態の名残りが僅かながら見受けられたり、背中の突起がファイブキングと類似している程度)、頭部もベリアルの時とあまり変わっていないため、どちらかというとアークベリアルと同じく怪獣化したウルトラマンベリアルといった趣が強い。

これは恐らく他の融合獣と違い完全復活したベリアル本人が変身しているためだと思われる。


また、同じく他人の力を借りているのにその名残りが少ないゼロビヨンドに関して、坂本監督「ゼロに何を混ぜても結局ゼロが最強」というコメントを残していたことから考えると、このようなデザインになったのは「ベリアルの力はファイブキングやゾグと同等以上」ということの表現でもあるのかもしれない。ベリアルが怪獣を支配下に置くレイオニクスであることを考えれば当然と言える。


劇中での活躍

第16話

ベリアルが(恐らく伏井出ケイから奪い取ったと思われる)ライザーと怪獣カプセルを使用してフュージョンライズしたことで出現。


圧倒的なパワーでジードを蹴散らすと、ジードを体内に吸収、自身の肉体と完全に融合させるために月面へと飛び去って行った(ゼロビヨンドが一度バルキーコーラスで迎撃しようとしたが、体内にジードが閉じ込められていたため、ライハに攻撃を制止させられた)。


〈その姿を見た人々は、世界が終わることを悟った〉

〈雄々しく広げられた翼。それは地面を離れ人々の頭上を横切り、空へと高く上ってゆく〉

〈その日、人々の中から希望は消えた〉


第17話

月面でジードを自らの一部にしようとしていたところにゼロビヨンドが駆け付け対決。

ジードを吸収しかけていたことで大幅なパワーアップを遂げており、ゼロビヨンドをも苦戦させる強さを見せつけて勝ち誇るが、この間にライハから説得を受けて正気に返ったジードが体内から脱出してしまい、戦闘の最中ジードを羽交い絞めにするも、ジードは地面にレッキングバーストを放ち、その反動で月面から脱出して地球へと落下、そこでジードからの再戦を受けることになる。


しかし、奮起したジードを前に先ほどとは一転して劣勢に追い込まれソリッドバーニングのストライクブーストやアクロスマッシャーのスピードを生かしたジードクローによる連撃でダメージを受け、さらにマグニフィセントに尻尾を掴まれ投げ飛ばされる。それでもなお抵抗を続けたが、最後はウルトラマンキングウルトラカプセルを手にしロイヤルメガマスターへとフュージョンライズを果たしたジードとの空中戦に敗れ、地上に叩き落されたところをロイヤルエンドを食らい爆散・消滅した。


※ベリアル陛下のプライドのために補足しておくと劣勢と言っても爪による衝撃波、ベロスインフェルノやデスシウムフレアと言った必殺技で一応反撃(しかも肉体が全盛期なので威力はとんでもない)自体は行なっている。人々の声援で奮起したジードのコークスクリュージャミングやブラザーズシールドが強すぎただけなのかもしれない。またソリッドバーニングとの戦闘時など、遠距離からでもダークロプスゼロを軽々と粉砕できる威力のストライクブーストをゼロ距離で撃ち込まれ吹き飛ばされたにもかかわらず大ダメージになっていないことから、防御力・耐久力も相当なものであることがうかがえる。決してロイヤルメガマスターのかませなどではない…はず。


余談

前作ママに続き、今回はパパが来ることになった。


第16話が放送する2日前にはtvk系列でキメラベロスの元になったゾグ第2形態の登場エピソードである『ウルトラマンガイア』最終回が再放送されていた。


名前に元となった怪獣の要素が全くない唯一のベリアル融合獣。

間違っても元となったのはこいつらではない。

最強の融合獣


使用する怪獣カプセルの要素はデザインには直接反映されておらず、ベリュドラの簡易版というイメージで描かれており、第16話・17話監督の坂本浩一は、映画『ウルトラマンゼロTHEMOVIE超決戦!ベリアル銀河帝国』に登場したアークベリアルとの差別化として半獣半人のデザインを提案した。


ジードを取り込むシーンは、坂本が監督した映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』でレイブラッド星人アーリーベリアルに取り憑くシーンをセルフオマージュである。


関連項目

ウルトラマンジード ウルトラ怪獣 ベリアル融合獣

ゾグ ファイブキング


ゼッパンドン前作での同ポジションの敵。

ベムスター:「ウルトラマンエックスを吸収し月面へ行く」という似た行動をしている。

ゼロダークネス:同じくベリアルがウルトラ戦士を乗っ取った形態。キメラベロス登場回はゼロダークネスが登場した『ウルトラゼロファイト』第二部を連想させるシーンが多くあり、ウルトラ戦士とベリアルがいる精神世界で雨が降っていることも共通している。


タイプチェンジ:ある意味キメラベロスは、ベリアルのタイプチェンジ形態といえるだろう。


ベリアルが関わる怪獣

ベリュドラ:ベリアルと数体の怪獣が融合していることが共通する(ちなみにファイブキングの素材も一緒に融合している)。

アークベリアル:こちらはカイザーベリアルがエメラル鉱石を吸収して変化した姿。これにマガオロチを足すと禍々アークベリアルとなる。

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