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黒ウォズの編集履歴

2019-03-31 18:46:41 バージョン

黒ウォズ

くろうぉず

黒ウォズとは、特撮作品『仮面ライダージオウ』の登場人物である。

「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を越え過去と未来をしろしめす時の王者。

 その名も”仮面ライダージオウ”! まさに生誕の瞬間である!」


演:渡邊圭祐

概要

ウォズさん

ツクヨミゲイツ達と同じく2068年の未来からやってきた謎の予言者(当人的には仮面ライダーウォズの口上から「預言者=言葉を預かった者」のようだが)。


表紙に腕時計と無数の歯車が描かれた奇妙な本逢魔降臨暦を常に手にしており、時折常磐ソウゴの前に姿を現しては(屋内外どころか時代も問わない神出鬼没ぶり)予言めいた言葉をかけて姿を消す怪人物。

ソウゴのジオウとしての戦いをサポートすることが目的のようで、魔王になる事を決意した彼を「我が魔王」と呼びジクウドライバーを献上した。ジオウ初変身時には、叙事詩を朗読する詩人のような口調で王の生誕を称えた。項目トップの台詞はその際に発したもの。


魔王誕生を阻止するためにこの時代に来たツクヨミや、新たな王の擁立を目論んでアナザーライダーを生み出すタイムジャッカーとは違い、彼の目的は「ソウゴを正しく導く事」であり、「正しい歴史を守ろうとしているのは私だけ」と自称している。


おそらく未来の魔王を想定しているものと思われるが、ソウゴの「最高最善の魔王になる」という発言に驚いていた事からして、早くも彼の思惑とソウゴの願いとは、ズレが生じ始めている様子である(ただし、後に未来世界で現代のソウゴと邂逅したオーマジオウは「私こそ最高最善の魔王」と宣言している)。


とはいえ、その発言を聞いてなおソウゴにジクウドライバーを渡し、恭しくサポートするなど、その腹の内は読めない。

意外にもソウゴを直接オーマジオウと呼んだことはなく、そもそもツクヨミやゲイツがソウゴをオーマジオウと呼ぶ中、初めて仮面ライダージオウという名前を出したのも彼である。


ジオウが新たなアーマータイムを発動し、平成ライダーの力を受け継ぐ「継承の儀」の際

にも「祝え!全ライダーの…(以下略)」「その名も仮面ライダージオウ ○○アーマー!また一つライダーの力を継承した瞬間である!」の台詞でそれを称える。


継承の儀を妨害しようとする者には「外道!」「お前ごときが我が魔王の継承の儀を妨害するなどおこがましいにも程がある!」と明確な怒りを露わにするなど、ソウゴと敵対している相手に対しては容赦しない。

また、癖なのか本人のポリシーなのか、タイムジャッカーの側について門矢士と共にジオウの戦いを遠くから見ていた際にも、ディケイドアーマーの誕生を見て何の躊躇もなく継承の儀を始めてしまい、傍らにいた士から「お前…誰に向かって言ってんだ?」と呆れられていた(その後、ディケイドアーマーがビルドフォームになったのを見てまたもや祝おうとしたところで士に「くどい」と本を没収された)。


第22話でジオウが新たな力に目覚めたときは、久々なのもあってか心なしかいつも以上に嬉しそうにその生誕を祝っていた(ソウゴからも「久しぶりだね」と言われて嬉しそうな笑みを浮かべていた)。


上記の妨害の際にはアナザーフォーゼのパンチを軽々と受け止め、手からの衝撃波で吹き飛ばした。個人としての戦闘力もかなりのものがあるようで、自在に空中に浮遊するといった超常能力も有していたり、巨大化した逢魔降臨暦に対象を挟んで閉じ込める能力も披露している。

なお、身につけているマフラーは数m単位で伸ばすことが可能。ゲイツを持ち上げられる牽引力を有し、対象を包めば瞬間移動することもできる(彼の神出鬼没ぶりはマフラーの能力なのかもしれない)。

ゲイツに一度も負けたことがないというだけあって、ゲイツリバイブクラスの力を持ち出されなければ生身でもそこまで問題なく戦えるようだ。


第27話にて劇中初のダメージを受けた際、血ではなくが周囲に飛び散った。

このため人外である可能性が生じ、視聴者からは「逢魔降臨暦が本体」という説も囁かれているが真偽は不明。


また、オーマジオウと直接対面した事や会話を交わしたシーンは劇中で一切描かれておらず、オーマジオウからウォズの事に関する発言は一切なく、上述したように彼自身もソウゴの事を「オーマジオウ」と呼んだ事も一切ない。彼が何故「オーマジオウの君臨する未来」を望むのか、オーマジオウとはどういう関係にあるのか、など彼に関わる明かされていない謎は多い。


活躍

第2話からは「逢魔降臨暦」を読み上げるという体で、アバンで前回までのあらすじを紹介するストーリーテラーと、本編の内容を少しバラしては「おっと、先まで読み過ぎました」とおどけるなど狂言回し的役割も務めている(「今からでも分かる仮面ライダージオウ」では、その時点での話以降のことは「おっと、ここから先は貴方には少し未来の出来事でしたね…」と〆る)。


その第2話ではジオウがビルドアーマーを使おうとした時にニヤっと笑うなど、上記の目的が本心であるか謎の部分が多い。2年前作品でも1年前作品でも協力者を装った人物がいたので、今後の彼の動向も気になるところである。

また、彼の存在を一部の人間しか認識できていないかのような描写も存在する。


ただし、この逢魔降臨暦に書かれている内容を参考に行動しているためか、第11話で何故か鎧武ライドウォッチを持っていたソウゴ(正確には3日後の未来から来たソウゴ)に「この前祝ってくれたでしょ?」と告げられた際は、その出来事の記録が逢魔降臨歴に書かれていなかった事から困惑を隠せないでいた。


ソウゴからは、出会ってから間もない頃は突然現れては理解できない文言をこちらの都合も御構い無しに繰り出してくる為か、怪しまれており、時と場合によっては邪険にされることもあった。が、何度も遭遇するうちにだんだんソウゴも慣れてきて状況次第では彼の言葉に素直に従い、最近では敵意もなくなってしまいには「元気?」と挨拶をされるまでになっている。


それどころか、慣れてきた頃には上述の神出鬼没振りや「私は君の協力者だ」という言葉を逆手に取られて、その場で都合よく呼び出されて半ば不本意ながらも協力させられることになるなど、ソウゴを翻弄してきた当初とは逆にソウゴに翻弄されるようになってきている。そのせいか、時折ソウゴのボケっぷりに軽く小突く位とはいえツッコミを入れるなど、自身も段々遠慮がなくなってきている節がある。


ただし、第12話で3日後の未来からやって来たソウゴが現代のソウゴと対面した件については流石の彼も「それではタイムジャッカーと何ら変わりない」と怒りを抱いており、元の歴史に正すことや邪魔者であるゲイツをソウゴから引き離す為に敢えてスウォルツに協力を持ちかけている。


ツクヨミやゲイツからは「ソウゴをオーマジオウの未来に向かわせようとしている」という理由から信用されていない。2人とは仲間だった時期があり、ゲイツはウォズに一度も勝てなかったとの事。第7話でスウォルツに襲われたゲイツを「昔のよしみ」で助けたウォズは「仲直りして我が魔王の仲間にならないか」と提案するも、ゲイツからはきっぱり拒否されている。

ウォズ自身はあくまでゲイツの事を「ソウゴが魔王になる為には必要のない人間」としか見なしていなかったが、アナザー鎧武の事件を経てゲイツがクジゴジ堂に帰還した後、ゲイツの名前が逢魔降臨暦に記載された事に驚きの反応を示していた。


第29話ではツクヨミの口が語った話から、かつてはレジスタンスの実行部隊の隊長で、ツクヨミとゲイツの上司であった事が判明。

オーマジオウを倒すためにスパイとして潜り込み、そこで入手した情報をレジスタンス部隊に提供するが、その情報が偽物だったためレジスタンス部隊はゲイツとツクヨミを除いて壊滅し、その一件から二人に(特にゲイツから)恨みを買うこととなった。

オーマジオウといつから繋がっていたかについては未だ不明。


ソウゴの大叔父である常磐順一郎からは、彼の本業である時計の修理を依頼するお得意さんとして見られている。


また、「今からでもわかる仮面ライダージオウ2」ではスウォルツのことも「古い知り合い」と言っており、タイムジャッカーとも単なる敵対関係以上の因縁がある模様。

そして第13話から自身の目的のためにタイムジャッカーの味方となり世界の破壊者こと門矢士を呼び寄せた。

しかし、完全にタイムジャッカーの味方になったわけではなく、タイムジャッカーに細工されたカッシーンがソウゴに襲い掛かった際には、新たなジクウドライバーを献上(この時、ソウゴは直前にジクウドライバーを破壊していたために一時的に変身できなくなっていた)して彼を再び魔王にしようとするなど、不可解な面も見せている。なお、タイムジャッカーからこのことを問い質された際には「私はこの本(逢魔降臨暦)に書かれたとおりに行動しているだけ」と嘯いていた。


しかし、第17話にてもう1人のウォズこと白ウォズが登場。

ゲイツを「我が救世主」と呼び慕い、新たな戦士に変身する彼に対しウォズはかなり動揺する。

白ウォズの登場に伴って、これまで登場してきたウォズは公式で黒ウォズと扱われている。作中では第18話にてソウゴの提案により区別されるようになったのだが、それに関して黒ウォズ本人は「私たちはヤギじゃない」とちょっと複雑そうな顔をしていた。


しかし第18話では早々ウールに「どっちのウォズだ」と聞かれた際に「黒い方」と返しており、第19話では(ソウゴに聞かれたからとはいえ)「黒ウォズの方だよ」と自ら言ってしまっている(この後ツクヨミに「自分で言っちゃったよ」と突っ込まれた)。

第22話では、もう一人の自分である白ウォズからも黒ウォズ呼ばわりされている。


別の未来から来た白ウォズが現れてからは逢魔降臨暦も使い物にならなくなってしまったため、以前のような胡散臭く超然とした態度は殆ど消え去ってしまっている(白ウォズがさらに数段胡散臭いことと、仮に黒ウォズに含むものがあったとしても、ソウゴ達のためを思っての行動が多いことも理由だが)。


むしろ、白ウォズへの逆襲のために本来のオーマの日よりも早くジオウライドウォッチⅡの使用を促すなど、以前と違い本来の歴史からの改竄をある程度は許容したりしている(きっかけは始まりの男の干渉とはいえ、そこから士を呼び寄せて歴史を軌道修正せざるを得ない状況に持ち込んでしまったのは他でもない自分であるため、まずは本来の歴史から改変してでも白ウォズ側の思惑をどうにかしようとしているのだと思われる)。


そして第27話ではウールと共謀し、加古川飛流を利用する事で白ウォズから仮面ライダーウォズの力を奪い、ついに変身するのだった。


人物像

当初こそ、怪しげな雰囲気と慇懃ながらも腹に一物ありそうな言動、そしてソウゴをオーマジオウにするという目的から胡散臭い人物として見られていた。


しかし活躍の項で述べられているように、(彼の正体・目的の詳細が判明していないので当然ではあるが)多少思う所は有れども一貫してソウゴの意思を尊重する部下として振る舞っており、オーマジオウの配下になる以前から親交のあったゲイツとツクヨミに関しては、その縁からスウォルツに殺されかけたゲイツを救い、彼らを仲間として迎え入れようとしたこともある。


仮面ライダーウォズの力を手に入れたのも、余りにも強すぎる為にゲイツ自身の命すら削るゲイツリバイブとソウゴが戦うのを阻止する為であり、云わば二人を守る為である(ソウゴのほうが優先であることはまず間違いないが)。一度目の戦いに至っては素の戦闘力が高いとはいえ、生身で変身した仮面ライダーと戦っている


また、一度目の戦いの前にゲイツに対しゲイツリバイブのリスクを告げた上で使用を止めるよう説得し(これだけ見れば強すぎるゲイツリバイブの力を使わせないためとも言えるが)、ゲイツとの決戦に際しては彼を君付けで呼んでおり、何処か過去の因縁に対して思う所を見せているようでもあり、非情になりきれない様子を見せている。


初登場の時から一貫してブレていない本質として、彼はソウゴ個人の意思を尊重するということがある。あくまでソウゴが自分の決断でオーマジオウになることを望んでおり、ソウゴがオーマジオウになるように導こうと助言はするが、ソウゴ自身がそれをやりたくないとはっきり言ったならばそれ以上は干渉しない。

これは自分が崇めている筈のゲイツに対してさえ、未来の救世主にするという目的の為には彼の意志すらも無視して冷酷に接し、ゲイツリバイブのリスクに対しても説明しなかった白ウォズとは対照的である。


また、ソウゴが自分を素直に頼ってきた時は、それをオーマジオウになることに繋がらないことでも(愚痴を言いながら)協力してくれる。これはソウゴに自分を信用させるというアピールの意味もあるだろうが、事実としてソウゴはウォズによって助けられたことは多々ある。

様々な思惑や騙し合いが入り乱れる作品の中盤においては、(ソウゴ視点から見れば)初期の印象とは違い、「自分の目的を隠していないしブレることもない人物」としてある意味では最も信用でき、かつ一番誠実な者であると言える。


歴代平成ライダーシリーズで似たような立ち位置の人物達

過去シリーズにはウォズに似た立ち位置の胡散臭い人物はいたが、その全員が如何にも黒幕的な雰囲気を纏い、実際に物語の元凶や黒幕であったことは事実だが、結果としてみれば全員がそれぞれ独自の立場を貫いている。


敵対した者もいれば味方だった者もおり、中には単純な善悪の基準で図ることのできない者も居たりと、胡散臭い人間は怪しい人物なだけで必ずしも裏切るとは限らない。


そもそも、ソウゴの元々の性格からオーマジオウの誕生に繋がるには未だに謎の部分が多く、必ずしも彼の行動が悪であると決まったわけではなく、彼もまた未来が確定していない人物の一人である。


鴻上光生

別名『誕生日おじさん』。厳つい見た目の割には陽気な性格をしているが、何処か腹に一物ありそうな雰囲気を漂わせた胡散臭いおじさん。何かにつけてハイテンションで誕生を祝いたがる

それはヒーローとして覚醒した仮面ライダーだけでなく、怪人やラスボス、更には世界を滅亡させ得る巨大装置に至るまで、とりあえず生まれた者はわざわざバースデーケーキを作ってまで祝う

(本人にその気がなかったとはいえ)数々の事件ひいては物語の元凶でもあり、普段も百パーセントの善意だけで行動している訳ではなかったが、こちらは徹頭徹尾主人公の味方だった。

ジオウ第10話ではオーズアーマー初登場時にウォズがいつもの台詞の前に「ハッピーバースディ!」と発しており、鴻上会長ほどのテンションではなかったが「生誕を祝え」という意味ではマッチしている。


白い魔法使い

『サバト』と呼ばれる儀式により、大勢の人間が死亡する状況に巻き込まれた主人公を助け、戦う力を与えた人物。主人公がピンチに陥る度に、どこからともなく主人公の様子を窺い、時には新たな力を与えるなどするが、その行動はどこか胡散臭い。

しかし、実際には主人公が巻き込まれた悲劇を起こした張本人であり、同時に自分の娘の為ならば何をしても構わないという考えを持った自己中極まりない人間だった。


DJサガラ

主人公達の戦いを実況する狂言回し。普段はDJとして陽気なキャラクターを演じ、主人公に対しては強化アイテムを渡して成長を促すと同時に、裏では巨大組織であるユグドラシル・コーポレーションの幹部として暗躍、更には敵の怪人であるオーバーロードインベスと繋がっていたりしながら物語中の戦いを激化させていくなど、これでもかというレベルで胡散臭い動きを見せ続けた。

此方は物語全体の元凶であり、主人公を含めた地球生物全般を滅亡の危機に陥らせたが、これは悪意があっての事ではなく、自分の思惑によって戦局を動かすことはあっても、基本的には敵・味方を問わずに登場人物全員の意志を尊重しており、絶対的な敵対をする訳では無かった。

仮面ライダーシリーズ全般で見ても、特に評価の難しいキャラクターと言えるだろう。


檀黎斗パラド

仮面ライダーエグゼイドにおいて、敵なのか味方なのか不明なポジションを維持し続けたキャラクター達。

主人公の持つ力のことを本人以上によく知っていた点がウォズと共通しており、パラドに関してはさらに序盤は戦闘に一切参加せず、時々現れて謎めいた言動をするだけのポジションだった点も共通。更には、作品中盤から仮面ライダーとして戦闘に参加するという共通点まで持っている。

黎斗に関しては視聴者に味方側と思わせて、実は敵側と繋がりがある点が似ている。但し、黎斗は始めから敵側と繋がっていたが、ウォズは自分の利害を考えて敵側に接近している。

パラドは宝生永夢との因縁の末に最終的に正義のライダーとして生まれ変わった光墜ちキャラと言えるが、黎斗は物語の諸悪の元凶ではあり作品中盤では中ボスの立ち位置で活躍した後に、終盤から味方となって本編におけるラスボスと戦ったが、後日にて再びボスキャラとして登場するという複雑な立ち位置をしており、本編から番外編、後日談に至るまで物語世界を引っ掻き回した仮面ライダーシリーズにおける最大のトリックスターである。


黎斗本人はアナザーオーズの変身者としてジオウ本編にゲスト出演したが、ジオウに敗北した際にウォズから「お前は偉大なる魔王が生まれるための偉大なる肥やしとなった」と言われている(なお、この発言がウォズの胡散臭さを上げてしまったと言われている)。


ちなみに、劇中で正義のドクターとして扱われている鏡飛彩花家大我九条貴利矢も、グラファイトを前に共闘を果たすまでは永夢と敵対することが多く立ち位置がはっきりしていなかった上に、飛彩と大我は過去の因縁から独断で動くことが多く、貴利矢は虚言で永夢を翻弄することがよくあった。更にはヒロインの一人であり、女性ライダーであるポッピーピポパポは正体がバグスターであることから、出自が明らかになるまでは視聴者から「実は敵なのでは?」と疑われていたため、「『エグゼイド』の仮面ライダー変身者(ほぼ)全員がウォズのようなものではないか?」と言われることもある。


石動惣一エボルト

登場初期には曲がりなりにも味方として登場するこの手のキャラには珍しく、登場してから最期を迎えるに至るまで、徹頭徹尾『悪にして宿敵』というキャラを貫いた。

最初はブラッドスタークという幹部怪人枠での登場であり、後に石動惣一としての正体を現し、最終的にはエボルトという地球外生命体であったことが判明する。

このキャラは物語の諸悪の根源にして全ての元凶であり、全ての黒幕であった。

その点では上記の白い魔法使いや檀黎斗と似た立場ではあるが、曲がりなりにも愛する娘の為に外道に墜ちた彼や、世界中を混乱に叩き落としつつも仮面ライダーを助けたり、表には出さなかったが肉親への愛情は密かに持ち続けていた黎斗とは違い、世界を滅ぼすのも、人間を苦しめるのも、全ては自分の楽しみの為であり、自分以外の全ての存在がその為の駒という認識しかしていない。

現在では白ウォズの方が近い存在と言われている(味方面をして仮面ライダーを利用した点や、その仮面ライダーを煽りリスクを十分に説明せずに危険なパワーアップアイテムを使わせた点が同じである)。


余談

名前の由来は恐らくApple社のエンジニアであり『ウォズの魔法使い』の異名を持つスティーブ・ウォズニアックと思われる。実際に彼の渾名も『ウォズ』である。

そのためか、ビヨンドライバーの外見はAppleWatchに似ている。


なお本人の愛用している腕時計は、ニキシー管を利用した腕時計なのだが、ジオウのOP曲のミュージックビデオ、ライダーが出るシーンの時代表記が、意図的にやっているのかニキシー管デザインになっている。


本作の主題歌「Over "Quartzer"」のフルサイズが公開された際は、ラストの2フレーズの歌詞により「作詞ウォズ」「ウォズが魔王を讃える怪文書」「歌詞の意味が全部変わってくる」とネット上で感想が飛び交った。是非聴いて確かめてほしい。


物語の途中から、新たにもう一人の自分である白ウォズが出てきたことで、演者の渡邊圭祐氏は同一人物でありながら別人という難しい役どころを演じなければいけなくなった。実質演技初挑戦でありながらきちんと二人のキャラクターを演じ分けられているため、氏の演技力の高さを称賛する声は多い。

但し、本人は相当に負担がかかっている模様。


今からでもわかる仮面ライダージオウシリーズでは進行役を務めており、その中で「(我が)魔王」を連呼していたため、ちょっとした話題になった。


注意

殆ど何も理解できていないソウゴに対し、彼の気持ち等お構いなしにやたら仰々しく接し、過剰に彼を称える姿や、あらすじ紹介時の茶目っ気のある態度から、一部の視聴者の間では放送開始早々ネタキャラ扱いが始まり、第1話放映終了直後Twitterには#ウォズさんクソコラグランプリなるハッシュタグとコラ画像が作られた。また、上述の生身戦闘は「変身妨害対策の新たな形」と称されている。ソウゴに振り回されてきたころには、その利便性からウォズえもんというあだ名まで頂戴している。

しかし、全ての視聴者がネタキャラ扱いを許容しているわけではないので、発言や書き込みには注意が必要である。


関連イラスト

ウォズさん「祝え!」


関連タグ

仮面ライダージオウ

逢魔降臨暦 白ウォズ 仮面ライダーウォズ


鳴滝ディケイドに登場した自称予言者。

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