問おう。あなたがわたしのマスターか
プロフィール
クラス | セイバー |
---|---|
真名 | アルトリア・ペンドラゴン(アーサー王) |
性別 | 女性 |
身長 | 154cm |
体重 | 42kg |
スリーサイズ | B73/W53/H76 |
出典 | アーサー王伝説 |
地域 | イギリス |
属性 | 秩序・善・地 |
イメージカラー | 青 |
特技 | 器械運動、ひそかに賭け事全般に強い |
好きな物 | きめ細かい食事、ぬいぐるみ |
苦手な物 | 大雑把な食事、装飾過多、蛸 |
天敵 | ギルガメッシュ、いたずら好きの老人 |
CV | 川澄綾子 |
テーマ曲 | 約束された勝利の剣 |
人気投票 | 1位(女性1位・タイプムーン10周年記念) |
概要
第五次聖杯戦争において衛宮士郎に召喚されたセイバーのサーヴァント。
青いドレスに白銀の甲冑を纏い、雄々しく戦う、見目麗しい金髪碧眼の少女剣士。
『Fate/stay night』におけるメインヒロインの1人であり、派生シリーズにも多数出演しているFateシリーズを代表する顔。
シリーズ全体においても、単に『セイバー』と言えば彼女を指すこともあるが、近年は顔がそっくりで名前も同じセイバーが多数存在することから青王、青セイバーと呼ばれることもある。
第四次聖杯戦争(Fate/Zero)では、衛宮切嗣により召喚。
切嗣の勝利至上の戦闘方針と、セイバーの騎士としての誇りは相容れることなく、反目し合う。結果、彼に直接声をかけられたのは3回のみ(つまり令呪の命令)という徹底ぶり。
第五次聖杯戦争の折、士郎の体内にある聖剣の鞘が触媒となって召喚される。
士郎に剣の誓いを立て、彼とともに聖杯戦争を戦う。
マスターである衛宮士郎とは、3ルートのうちルートによっては恋人となる。また、他のルートでも第四次聖杯戦争の時とは違い、深い絆と信頼関係で結ばれることとなる。
人物像
真面目かつ律儀で丁寧、そして負けず嫌い。戦いに対する恐怖や感情といったものを多くの戦いを駆け抜け、勝ち抜いてきた騎士の誇りで覆っている。いわゆる委員長属性で、悪く言えば頑固なのかもしれない。クールで感情表現がやや不器用だが、根本は素直なため意見は端的に述べる。
ただし男装して性別を偽ってきた為か、異性との相思相愛の恋愛は慣れていないため、赤面しやすい。ヘタレでもあるために士郎には上手く告白出来ずに引きずってしまうこともある。ツンデレというには弱いが強がる一面もあり、士郎の意見を突っぱねてしまい後悔する場面があった。
それでも根は乙女のようで、その誇りの裏では、可愛らしい物(例えばぬいぐるみ)を好むという少女らしい一面が垣間見えることも。
基本的にしっかり前を見ている人を好む。向く方向は自分に対して前であればよいらしく、とんでもない方向を睨んでいても、胸を張っているのならそれも良し、と思うとか。要は『闘う人』が好み。
見かけによらずかなりの健啖家。本人曰く「魔力の供給不足を補うため」とのことだが、その食へのこだわりようを見れば明らかにそれだけではない。そんな事からついたあだ名が「腹ペコ王」。下手に食事のレベルをあげてしまうと、それ以後はわずかなグレードダウンで不満そうに見つめてくるとのこと。
続編『Fate/hollow ataraxia』では、たびたび同居人のライダーから「何もしていない」とチクチク言われたりも(ただし家事手伝いは真面目にしている)。
普段は沈着であるが熱くなりやすい面も有り、勝負事となれば(どんな下らないことでも)手を抜かない。持ち前の直感もあり、賭け事にはことさら強い。
また、お節介な性格で箱入り娘のためか一言多い台詞を言ってしまい、無意識に相手にダメージを与える事もしばしば。しかしながら基本的には育ちがよく、いざというときはある程度であるならば相手の場に立って配慮して(きつい場合もあるが)ものを考えることも出来る良人格である。
宝具の影響で老化が止まっているためそうは見えないが、ヒロイン中では一番人生経験豊富(できるだけ若く計算しても30代半ばとなる)。
ファッションには殆ど興味がないが、士郎に似合うと言われた私服はお気に入り。
水着姿も豊富で『hollow』の白ビキニが有名だが、ハイレグワンピースタイプも存在。現在は競泳水着姿やランサー時の衣装など、かなりハイレグ率が高いキャラクターになっている。
真名
真名はアルトリア・ペンドラゴン。ブリテンの伝説的君主、アーサー王その人である。
ケイ卿や養父エクター、キングメイカーとも呼ばれる魔術師マーリンとの出会いや修行を経た後、自らの出生と王になる運命・使命を知らされ、最後にマーリンにこう訪ねられる。「それを手にしたら最後、君は人間ではなくなるよ」と。アルトリアはこの時剣を抜き王になるのかという選択を迫られたのだった。
彼女は剣を抜き王になることを選び、若冠15歳で選定の剣を引き抜き、王に選定され、不老の王となった。
当時は王権は男のみに与えられし特権。女の身の上では王として振る舞うことも叶わないため、彼女は致し方なしに男の騎士王として就くことになったのだ。騎士王という称号は、「騎士の姿をした王」という意味ではなく、「騎士たちの王」というニュアンス。
王となった彼女は使命のもと完璧な王を目指し、私情を捨てて騎士達が望むような「完璧な王」として振る舞おうとするが、彼女の合理主義的な決断(1つの村を干上がらせ、物資を調達し軍備を整える等)は、理想論的な騎士道精神を掲げる騎士達と相容れることはなく、やがて円卓の中で孤立していくこととなる。
「完璧な王」という機能に徹するあまり、部下の苦悩や国民の限界を察することが出来ず、また部下達も彼女の事を正しく理解しないまま盲目的に崇拝していた。
これが「完璧な王」に取り返しのつかない傷を付け、結果、円卓の騎士は思い違いや愛憎などに翻弄され、最後はモルガンの策略とモードレッドの叛逆によるカムランの戦いを経て崩壊、ブリテンは急速に破滅の道を突き進んでしまう。
アルトリア自身はモードレッドの一撃を受けながらも彼女を討ち生還するがその一撃が致命傷だったため、先は長くはない、ただ死を待つだけの状態になってしまった。
本来ならば彼女は忠臣の一人、円卓の騎士ベディヴィエールに看取られ、約束された勝利の剣を湖に還してアヴァロンに導かれる筈だったのだが、その前に抑止力と契約し、聖杯を手にするまで聖杯戦争とカムランの戦いの直後を行き来する、地獄とも言える無限ループを繰り返すことになる。
聖杯に託す願いは「選定のやり直し」。己の全てを捧げ国の為に尽くしたが、その想いも空しく故国は滅亡。自身の選択に未練や後悔は一切無く、だからこそ「別の者が王となれば国は救えたのではないか」という、自分が王に就かなかった場合の仮の歴史に望みをかけ、聖杯を得るために「世界」と契約する。
能力
見た目は華奢だが大の男と渡り合う力を持つ。これは師マーリンから鍛えられた音速を超える剣術の技巧と、彼女が有する武具に魔力ブーストをかける「魔力放出」スキルによるもの。
普通の少女と同レベルの腕力しかない彼女だが、自身の持つ莫大な魔力でフォローすることでその力を得ている。戦闘時に纏う鎧も、同様に魔力で編まれたもの。
『Zero』ではこのスキルを応用し、分解しそうになったオートバイを魔力で補強している。
各方面において高い能力を持つ彼女だが、第五次聖杯戦争ではマスターである士郎が魔術師として未熟であることが祟り、その能力には大きく制限がかけられている。
魔術師マーリンの計らいにより人の身ながら竜の因子を持って生まれてきており、魔術回路を用いずただ生きているだけで魔力を生成出来る。しかしその恩恵の一方で竜殺しの逸話を持つ英雄・宝具とは相性が悪い。
湖の精霊の加護を受けており、水面に立ちその上を歩くことが出来る。このため、生まれてこの方泳いだことがなく、戦場でも彼女は湖面や川面を文字通り走っていたという。
荒波をも駆け抜ける、とは本人の弁。その影響で泳ぎの経験は皆無なので事実上かなづち。ただし運動神経は良いので、ちゃんと訓練すれば普通に泳げる。
生前に「世界」と契約したため、正確には『staynight』の時点まではまだ死んでおらず、彼女はカムランの丘から直接召喚される。
そのため、本来は無しえない過去の聖杯戦争の記憶を引き継ぐことが可能。また、生者である彼女は霊体化が出来ず、「サーヴァントは全盛期の姿で召喚される」というルールが適応されないため、宝具をいくつか失っている。
アルトリアは『ペンドラゴン』の名が示すように、国家守護を担う赤竜の因子を持ち、竜そのものの魔力を帯びている。その絶大な魔力が彼女の対魔力の源となっている。だが、竜という特性故に、竜退治の逸話を持つ存在が苦手で、仮に竜殺しの魔術を使用されれば対魔力が十全に発揮されない可能性もある。
冬木の聖杯戦争の歴代セイバーの中でも突出した強さを誇り、特に瞬間攻撃力ではサーヴァント中最強の能力をもつ。だがそれも正当な召喚の場合で、衛宮士郎という未熟なマスターに召喚されたことが大きなハンディとなっているとのこと。
魔術は王の道ではないのであり得ない''if''だが、仮に途轍もない魔力量を持つアルトリアが魔術の修行をした場合、『あまりのまわりくどさに日々機嫌を悪くし、半年後には辞めている可能性大。なので、一人前になることすら難しい』とのこと。要は「王ではなく魔術師を目指した」という可能性があったとしても、根本的に性格が魔術に向いてないので魔術師になることはない。
ステータス
保有スキル
対魔力(A) | 魔術への耐性。ランクAでは魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化してしまい、事実上現代の魔術で傷付ける事は不可能なレベル。 |
---|---|
騎乗(B) | 乗り物を乗りこなせる能力。元々馬上戦闘に秀でた騎士であるためランクは高く、魔獣・聖獣ランク以外なら乗りこなす事ができる。また、生前には存在しなかった自動車やバイクさえも「現代の乗騎」と見なせるため直感で乗りこなせてしまう。 |
直感(A)→輝ける路(EX) | 戦闘中の「自分にとっての最適の行動」を瞬時に悟る能力。ランクAにもなると、ほぼ未来予知の領域に達する。視覚・聴覚への妨害もある程度無視できる。また、『FGO』では「輝ける路(EX)」へと強化される。 |
魔力放出(A) | 武器、ないし自身の肉体に魔力を帯させ、瞬時的に放出する事によって能力を向上させるスキル。セイバーは剣戟はもとより防御や移動にも魔力を働かせている。 |
カリスマ(B) | 軍を率いる才能。元々ブリテンの王であるため、率いる軍勢の士気は極めて高いものになる。ランクBは一国を納めるのに十分な程度。 |
宝具
風王結界(インビジブル・エア)
- ランク:C
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~2
- 最大捕捉:1個
セイバーの剣を覆う、風の鞘。
幾重にも重なった空気の層により、不可視の剣へと変えている。
詳細は同項目を参照。
約束された勝利の剣(エクスカリバー)
- ランク:A++
- 種別:対城宝具
- レンジ:1~99
- 最大補足:1000人
- 由来:アーサー王の聖剣
セイバーが持つ剣であり、その代名詞とも言える宝具。
人々の「こうであって欲しい」という想念が星の内部で結晶・精製された神造兵装であり、最強の幻想(ラスト・ファンタズム)。聖剣というカテゴリーの中において頂点に立つ最強の聖剣。
詳細は同項目を参照。
生前所持していた宝具
勝利すべき黄金の剣(カリバーン)
- 由来:アーサー王の選定の剣
かつてセイバーが抜いた王を選定する剣。
既に失われているため現在のセイバーの手元には無いが、とあるルートではある者によって再現される。
全て遠き理想郷(アヴァロン)
- ランク:EX
- 種別:結界宝具
- 防御対象:1人
「約束された勝利の剣」の鞘。こちらも生前奪われた事からセイバーの手元には無い。
アインツベルン家によりコーンウォールから発掘され、セイバーを召喚する為の触媒に用いられた。
その後は切嗣に無断借用されるも、『staynight』のとあるルートでは彼女へ返還される。
詳細は同項目を参照。
バリエーション
Fateシリーズの顔であり、社長のお気に入りでもあるためか、派生・亜種キャラクターが豊富。アルトリア本人の派生キャラのほかに、いわゆる「セイバー系ヒロイン」と評される他人の空似集団も数多く存在。
なお「私はセイバー以外には該当しない」という発言だが、『stay night』における彼女の特殊な立ち位置に加え、後年登場したバリエーションの殆どが並行世界やギャグ時空である事を踏まえると、設定自体に矛盾は無い。
詳細はアルトリア・ペンドラゴンの記事、及び各記事を参照。
外部作品での活躍
Fate/Zero
第四次聖杯戦争においては、衛宮切嗣によって召喚された。当作品における人間関係やプロフィール等は、Zeroセイバーを参照。
Fate/Labyrinth
迷宮で行われる聖杯戦争にて沙条愛歌のサーヴァントとなる。
亜種聖杯では願いが叶わない事を確信し、聖杯の破壊を望む。
Fate/GrandOrder
キービジュアルの1人であり、開始当初から実装されている。レアリティは貫禄の☆5(SSR)。
しかし現状の出番はメインシナリオ・イベント共に派生キャラが中心であり、「オリジナル」である本記事の彼女の出番は、全サーヴァント中特に少ないものとなっている等、扱いはやや不遇気味。
派生キャラは多いが、主にオルタ化したキャラやその派生、本人の別の可能性、よく似たそっくりさん等、半ば、或いは完全に別人扱いの設定のキャラが大半となっており、明確に本人と同一とされている派生キャラは意外と水着姿の自分だけだったりする。
これについては、奈須きのこ氏が「アルトリアとエミヤは完全にキャラクターとしてゴールを迎えたので、これ以上彼らを主役にした物語を書く意欲はない」と対談で明かしており、何かが違えば実装すらされなかった可能性もある。(一方、エミヤ共々まだ明かされていない設定や事実も数多いようだが)
エミヤの方はその特殊な成り立ちやキャラクター性から、イベントシナリオなどでゲストやチョイ役としての登場は多いが、アルトリアの場合は本人の代わりに数多く居る派生キャラクターがその役割を担う形になっているため、「シナリオに顔を出さない」という印象がより強くなっている。
マイルームでのマスターとの関係は終始良好で、礼節を保って付き従う。ファンの中には派生作品での砕けた姿を知るだけに、今作の彼女の態度を物足りなく感じる人も。
しかし、霊基が上がるにつれ姿が「アーサー王としてのアルトリア」に近づくことを鑑みると、サーヴァントとしてのアルトリア・ペンドラゴンはこれが真っ当な状態ともいえる。
つまり、今作になってようやくサーヴァントらしく戦う姿が拝めるようになったのである。
完全なサーヴァントの特徴の1つとして経験は受け継がれているようだが、記憶は受け継がれていない状態のようで、第五次聖杯戦争のことは朧気程度にしか覚えていない。
なので第五次終了以前のように過去を悔いて後ろ向きに考えることはしなくなっている。
霊基再臨で服装が薄くなったり色っぽさが上がっていくキャラが多い中、彼女は珍しく着込んでいくタイプでありその代表格といえる。初期でドレスのみ、第一霊基解放時で定番の甲冑姿(そして風王結界で隠れていた聖剣もお披露目となる)、第三霊基解放時には王冠とファーの付いた青いマントを装着する。聖剣も輝きを更に増し、攻撃時には剣の残光が現れる。
カード性能
最大HP | 15150 |
---|---|
最大ATK | 11221 |
コマンドカード | Quick:1/Arts:2/Buster:2 |
宝具カード | Buster |
スキル1 | カリスマ(A) / 味方全体の攻撃をUP(3T) |
スキル2 | 魔力放出(A) / 自分のBuster属性を強化(1T) |
スキル3 | 直感(A) / スター獲得 |
スキル3(強化後) | 輝ける路(EX) / 同上+NPチャージ(20~30%) |
宝具 | 敵全体に強力な攻撃&NPを少しチャージ |
“最優のサーヴァント”の名は伊達ではなく、尖った壊れ性能ではないものの安定した攻撃力を誇る。
成長曲線も終始右肩上がりで、決してダレずに伸び続けるためまさに最優のサーヴァントの名に相応しい優等生のような性能になっている。
大きな欠点と言えば、守備的なスキルを一切持ち合わせていないため粘り強さが足りない所と、スキルがどれも汎用的なせいで尖った運用に向かない点か。
特定のカードに偏った構成でなければ大抵のサーヴァントと組ませられるので、パーティ編成を工夫していきたい。
FGO3周年記念に伴い実装された強化イベントにてクリティカルスター補充スキルの『直感(A)』がNPチャージとの複合スキル『輝ける路(EX)』に進化。
宝具の速攻開放もさる事ながら、注目すべきは宝具のリチャージ効果との噛み合わせの良さ。最大レベルならばチャージ100%時でも合計50%まで再チャージされるため、2連射ならば容易に可能という驚異の性能となった(オマケにある礼装との礼装の相性までよくなっている)。
スキルのリチャージタイムもそのままなので最短5ターンで使える上、スターが飽和していたりNPが最大でもない限りはほぼ無駄にならないのでガンガン使っていける。
これにより安定したステータスと良好なスキルを活かしつつ、星の聖剣で敵陣を斬り裂く優秀なアタッカーとなった。
「王は聖剣をブッパしていればいい」とはよく言ったものである。
2020年1月1日のアップデートで2度目のモーション改修が実装された。
スキルや宝具のアニメーションには随所に『Fate/staynight』等の一枚絵を意識した動きが取り入れられており、エフェクトや攻撃時の動きもより派手で綺麗になった。宝具やスキルなどのボイスも新規に追加されている。
更に宝具では念願の専用カットインが追加。しかも「約束された勝利の剣」を振りかざした瞬間と、振り抜いた瞬間の2枚という豪華仕様。
立ちポーズはセイントグラフ基準ではなく、従来と同じく突き立てた聖剣に両手を置く威厳のあるポーズが使われているが、ボイスも含めた全面的な大改修となっている。
セイバー本人の構え方(右向きになり刀身を後ろに向け構えるためこちらに背中側を向ける)の都合で第3再臨だとマントでちょっと見えにくくなってしまうがそこはご愛嬌。
マンガでわかる! Fate/Grand Order
主人公:ぐだ子の所持するサーヴァントの1人。通称“リヨセイバー”。
主人公が一番最初に入手したサーヴァントで、彼女からも信頼を寄せられており、(殴り合いを交えつつ)サッカーを楽しんでいたりと割と仲良くやっている様子。ただ、プライべートではあまり付き合いがないらしい。
何故か現在に至るまで一度も言葉を発しておらず、常に仏頂面なのが特徴。
Fate/EXTELLA
Fate/EXTRAシリーズでは初の参戦。発表当初のPVでは「謎のセイバー」としてシルエットだけが発表されるも、どう見てもバレバレ。裏をかいてセイバー顔の別人かとも疑われたが、続報にて彼女本人の参戦が確定する。クラスはセイバーで宝具は「約束された勝利の剣」。
ムーンセルによって「防衛機構」として召喚。その本来の目的を知りつつ「争いを止める為」に戦う。
月の世界を破壊しようとするアルテラとは敵対関係にあるが、SE.RA.PH.を守るために国取り合戦を行っている主人公たちとも対立する。
余談だが、彼女を解放するには特定のメイン及びフリーバトルに現れる「???」のサイドミッションをクリアする必要があるのだが、条件がゲーム中では分からない上に当初はプレイ時刻が15:00~16:00の間でなければならないという面倒な制限もあったため、ブロンズトロフィーでありながら殆どの人が取得できないという事態に陥った。
そのため、後日公式サイトで解放条件のヒントが出されたのだが、それでもあまり効果が無かったため、アップデートでプレイ時刻の制限が撤廃される事になった。
Fate/EXTELLA-LINK
Fate/EXTELLAから続投。今回もムーンセルによって召喚され、「防衛機構」として動いている。そのため、どの陣営にも属していない。
前作と違い、プレイアブル化には登場するストーリーをクリアするだけでよくなった。
顔をネタにされたり、赤セイバーにバーサーカー呼ばわりされたりしている。
衛宮さんちの今日のごはん
基本的に食べる側だが、番外編ではホットケーキに挑戦している。
テーマ曲
宝具の真名解放時に『約束された勝利の剣』が流される。型月のドル箱ヒロインというだけはあり、作品やバリエーションに合わせて非常に多くのアレンジが施されて来た。詳しくは該当項目を参照されたし。
BGM以外に目を向ければFate/staynight(PS2版)のOP『黄金の輝き』やDEEN版時代に発売されたキャラクターソング『遠い夢』などセイバーをイメージした歌謡曲が複数製作されている。
奇しくも、両者はセイバーの宝具を彷彿とさせるネーミングとなっているのが特徴である。
関連人物
stay night
第五次聖杯戦争におけるセイバーのマスター。魔力供給が不十分なためか十全の力を発揮できず、当初は見解の違いからぶつかり合うばかりだった。しかし徐々にお互いを認め合い、ルートによっては恋人同士に。人間的な相性は抜群で、剣の誓いはどのルートに行っても健在。
本編前に衰弱死した第四次でのマスターで士郎の養父。
互いに相容れなかったのは前述の通りだが、セイバーは彼を「効率主義者のリアリストで、自分の好き嫌いなどは度外視して結果だけを重視していた典型的な魔術師」と評し、自身も目的達成のためなら多少の非道や犠牲もやむ無しと許容できる性格なため戦術的相性だけなら悪くなく、巧みな連携によって言峰神父を焦らせたほどである。
アーチャーのマスターである魔術師の少女。
ルートによってはセイバーのマスターに代わる。彼女がマスターとなって漸くセイバーは十全に力を発揮できる。
衛宮邸に通う少女。出会った当初は警戒されるも次第に打ち解けあう。
ルートによっては言い合いとなってしまうが、セイバーは彼女の内罰的な性格を見抜き心配していた。
第四次聖杯戦争におけるアーチャー。セイバーは毛嫌いしているがその終盤で求婚され、第五次でも自分の女と執着されるが(物理的にも)バッサリと切り捨てている。
おおむね同盟関係にある凛のサーヴァント。セイバーとの直接的な関係は無いが、ルートによっては彼の正体を知り、その生き方の過酷さを思い知る事となる。
2つのルートにおいて、それぞれ異なった立場での宝具の撃ち合いを果たす。
続編『hollow ataraxia』ではソリの合わない同居人。
生前
円卓の騎士の1人であり彼女の義兄にあたる。幼少期から一緒のため、性別も知っていた。「火竜も呆れて飛び去る」と謳われる程の毒舌家。セイバーは彼に頭が上がらなかったらしい。
円卓の騎士の1人でありエクスカリバーを湖の貴婦人に返還した人物。アーサー王に人間としての幸福を望んでいたが、彼は王が実は女性であるとは知らなかった。
円卓の騎士の1人であり忠義の騎士。甥にあたる。しかし生前は王を盲目的に崇拝していたためその苦悩を知ることはなく、知ろうともしなかった。
円卓の騎士の1人であり、異母姉・モルガンが生み出した不義の息子(娘)。
父王に認めて欲しいという彼(彼女)の想いにセイバーが応える事は終ぞ無く、最終的には絶望した彼の叛逆によりブリテンは滅亡した。
円卓の騎士の1人であり、親友。そして妻との不貞を働いた裏切りの騎士。彼の離反をきっかけにブリテンは崩壊への道筋を辿っていく。セイバーは彼を全く恨んでおらず、むしろ不倫のことはギネヴィアへの負い目もあって感謝すらしていたが、それが却って本人を苦しめていった。
第四次聖杯戦争では狂化され、贖罪を求めて幾度となくセイバーに襲い掛かる。
宮廷魔術師であり王であったセイバーを導く存在。アヴァロンに存在する塔に幽閉され、惑星の終わりを待ち続ける。
かなりのトラブルメーカーで、基本的に身内に丁寧なセイバーでさえ「あいつ」呼ばわりする。
円卓の騎士の1人であり、甥でもある。「鉄のアグラヴェイン」の異名を持ち、文官を兼ねる円卓きっての強者。
モルガンの息子の1人でスパイだったのだがセイバーへの忠誠は本物で、結果的に円卓崩壊の一端を担ってしまうも彼自身に二心は全くなかった。
「王は人の心が分からない」という諫言を残し円卓を去った騎士。
彼自身のことは恨んでおらず、むしろ『hollow』ではその名を嬉しそうに呼んでいた。
ただし、寝てるのか起きてるのか分からない独特の雰囲気は苦手だった模様。
円卓の騎士の1人であり、姪にあたる。
彼女実装後の会話では最期まで共にいられなかったことを盛大に泣かれており、
セイバーがオロオロする姿が目に浮かんでくる。
ギネヴィア
形式上の妻。セイバーの性別を知りながらも王妃として支えたいと思っていたが、王と同性である上に完璧な王として振る舞おうとしたアーサーにそれは必要なかった為、彼女はやがてランスロットに恋をし不貞を働いてしまう。
セイバーは不倫を知りながらも、男ではない王の妻にさせてしまった負い目もあり黙認していたが、公になってしまったことで二人を罰するしかなかった。
またギネヴィアに化けたモルガンの策略によって、魔術の幻惑と同時に部分的に男性化された上で遺伝子を盗まれている(その時の遺伝子を用いて作られたのが息子(娘)のモードレッドである)。
異母姉。自分を差し置いてセイバーが王に据えられたことを非常に恨んでおり、自らの子供であるアグラヴェインとモードレッドを利用しブリテン滅亡の裏で暗躍していた。
EXTELLA
召喚の原因となった、遊星の先兵である少女。
アルテラ自身がどうにもならなくなった場合は聖剣で彼女ごと遊星を両断する役目を担っていたが、猶予はあるとギリギリまで静観に徹していた(セイバーが本編ストーリーに関わらないのはその為)。
その他
異なる世界での「男性アーサー王」。
アルトリアの男体化ではない。というか経緯的には彼を女体化したものがアルトリアである。
ちなみに獅子劫界離などの反応から、汎人類史の世界でのアーサー王であるアルトリアは男として伝わっている事がわかる。性別の違いはあれど、伝説的には男として伝わっているというわけである。
どこそこで「そっくりさん」扱いされるローマ皇帝。
メタ的には似てるが実はそんなに似てない。また、ギャグ時空以外ではそこまで仲も悪くない。
関連イラスト
関連タグ
TYPE-MOON Fateシリーズ メインヒロイン Fateルート
Fate/staynight Fate/hollowataraxia Fate/Zero
Fate/Labyrinth Fate/EXTELLA Fate/GrandOrder
アルトリア・ペンドラゴン 腹ペコ王 あなたがわたしのマスターか 運命の夜 Zeroセイバー 円卓組
謎のヒロインX、謎のヒロインXオルタ、セイバーライオン……本人にそっくりな別次元の別人(?)。
その他
このすばセイバー……アクア(このすば)の駄女神っぷりを入れた創作セイバー。元の面影の片鱗すらない
ザシアン……青い聖剣使い繫がりの伝説ポケモン。生息地のモデルがイギリスであることから、セイバーと同じくアーサー王伝説やエクスカリバーをモチーフにしたキャラクターである可能性が指摘されている。また、ゲーム中で♀である可能性が示唆されている。