概要
正式タイトルは『ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人』。ナンバリングタイトルとしては初の携帯ゲーム機での新規作品であり、シリーズとしては初めて前作より画像表現力の劣るハードでの(前作は据置のPS2)発売となった。なお次回作「ドラゴンクエストⅩ」はWii用で発売となる。
ゲームシステムはⅢ以来となる、仲間キャラを作成することができる。発売前は戦闘システムが大幅に変更との発表もあったが、従来通りのコマンド選択式バトルとなっている。またスキルポイントを獲得し、スキルを上げてステータスを上げることができる。
ストーリーと並行して、特定のキャラから「クエスト」と称する依頼を受けることがあり、成功すると各種アイテム、新しい職業を得ることができる。また「宝の地図」というアイテムを入手することで、ランダムに作られるダンジョンに挑むことができ、これまでの歴代作品のボスキャラと対戦できる地図も存在する。
ラスボスを倒すとエンディングとなるのはこれまで通りだが、今作ではエンディング後の世界で冒険することができ(今まではエンディング後に隠しボスが追加されても時系列的にはラスボスを倒す前に戻されていた)、むしろ「エンディング後が本番」とばかりにやりこみ要素が満載の作品となった。
機種 | ニンテンドーDS |
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ジャンル | RPG |
発売日 | 2009年7月11日 |
価格 | 5,696円→(廉価版)2,800円 |
開発 | レベルファイブ |
販売元 | スクウェア・エニックス |
イメージ | |
CERO | A(全年齢対象) |
ドラクエシリーズの中でリメイクされていない作品の一つ。
通信機能
携帯ゲーム機での発売となり、Wi-Fiやすれ違い通信を用いた他プレーヤーとの連携がこれまでのリメイク版以上に強化され、複数のプレーヤーによるマルチプレイが導入されている。
特にすれ違い通信は社会現象となり、発売から2010年3月4日までに「ワイヤレス通信を通じて、延べ117,577,073人がすれちがったゲームソフト」としてギネス世界記録に認定されている。そのおかげか、シリーズでは最も売上が多く、サードパーティーの売上本数最高記録も2011年2月頃まで持っていた(現在はMHP3が通常版単独で約450万本、廉価版合算で約478万本と上)。発売当時の『ファンロード』誌上では、コミケ会場ではほぼ入れ食い状態だったことが報告されている。
またWi-Fiで公式サイトから追加シナリオをダウンロードすることが出来た。2014年5月中旬にDS・Wii用の通信サービス「Wi-Fiコネクション」がサービスを終了してしまったため、以後はマルチプレイを除いた通信要素はほぼ全て利用不可能となっている。
配信クエストのみ、既に配信クエストを解放済みの人とマルチプレイを行えば受注は可能であり、『アニメディア』の読者ページでは、すでにサービス終了してしまってからこのゲームを始めたために、中古でクリアデータ入りのソフトをいくつも買いあさったプレイヤーの体験談が掲載された。
あらすじ
主人公は「天使」。天使達は人間の影から見守り、手助けをして暮らしている。彼らの目的は神様に会う事。人間達からの感謝の気持ちである「星のオーラ」が十分に溜まると「世界樹の木」に「女神の果実」が実り、神の国へと行けるのだという。
ついに星のオーラが溜まり、女神の果実がなったが、ある事件が発生したことにより、果実は全世界へと散らばり、主人公も地上へと落ちてしまう。
登場人物
主人公
主要キャラ
※ドラゴンクエストヒーローズシリーズでも担当。
天使界・神の国
サブキャラ
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敵サイド
初登場のモンスター
ボスキャラ・モンスター
職業
基本職
ルイーダの酒場で登録する際に選べる職業。守護天使だった主人公は必ず「旅芸人」でスタートする。
上級職
指定されたクエストをクリアすると転職できるようになる。
関連イラスト
関連タグ
シリーズ | ドラゴンクエスト、ドラクエ、DQ |
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箱舟シリーズ | ドラゴンクエストⅩ |
スタッフ | 堀井雄二、鳥山明、すぎやまこういち |
サブタイトル | 星空の守り人 |
モチーフ | 天使、守護天使 |
通信 | すれ違い通信 |
店 | リッカの宿屋 |
武器 | 竜戦士装備 |
防具 | しんかんのエプロン、さとりのワンピース |
アイテム | まさゆきの地図 |
NL | イザ主♀ |
企画 | |
マイユニット | ドラクエ9マイエンジェル、マイパーティ、9主マジ天使 |
表記ゆれ | ドラゴンクエスト9、ドラゴンクエストIX、DQ9、ドラクエ9、ドラクエIX、ドラクエⅨ |