概要
正式タイトルは『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ』。
もはや恒例の現役戦隊と先代戦隊のコラボ作品だが、製作発表時はキョウリュウジャーとゴーバスターズの共演よりもむしろ歴代恐竜戦隊総登場の方がインパクトが強かったらしく、“ゴーバスターズが空気”と感じた人も居た模様。しかし、裏方に回ってサポートする方がゴーバスターズらしいと感じるファンもおり、実際ゴーバスターズの活躍で恐竜スーパー戦隊が救われたのも事実である。
ジュウレンジャーとアバレンジャーは元々ガブリンチョ・オブ・ミュージックの方に登場させるつもりだったが、流石に30分程度の尺では収まらず、本作に持ち越されることになったらしい。
またシリーズ恒例の現役戦隊・先代戦隊の同時名乗りが今作では無く、代わりに三大恐竜戦隊による名乗りになっている。四大戦隊共演作品であるが、ゴーバスターズ、キョウリュウシルバーは別所で戦闘、スピリットレンジャー、アバレブラック、アバレキラー、ドラゴンレンジャーも登場しないため、同時名乗りの人数は炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャーと同じ総勢14人に留まっている。
ストーリー
キョウリュウジャー達の前にジュウレンジャーのティラノレンジャーとアバレンジャーのアバレッドが立ちはだかる!
原因は宇宙の戦神ボルドスによる洗脳、さらにボルドスはかっての恐竜戦隊たちにやぶれた悪の怨念を吸収し復活した歴代の悪党達と悪の連合軍を結成!
キョウリュウジャーは人知れず悪と戦い続けてきたゴーバスターズと出会い、共に戦う事を誓う。
しかし、キョウリュウジャー達を待ち構えていたのは史上最大の罠だった!
立ちはだかる恐竜たち、そして親友の死…?今、キョウリュウジャーの真のブレイブが試される!
登場人物
スーパー戦隊と仲間達
獣電戦隊キョウリュウジャー
- 桐生ダイゴ/キョウリュウレッド ※1
- イアン・ヨークランド/キョウリュウブラック ※1
- 有働ノブハル/キョウリュウブルー ※1
- 立風館ソウジ/キョウリュウグリーン ※1
- アミィ結月/キョウリュウピンク ※1
- 空蝉丸/キョウリュウゴールド ※1
- 賢神トリン/キョウリュウシルバー ※2
- 弥生ウルシェード ※3
- 桐生ダンテツ ※4
- ガブティラ ※5
※1:予告では黒いスーツを身にまとうその姿。彼らも悪に染まってしまったのか…?
※2:ゴーバスターズと協力を約束。だが姿がアレに似ている為当初ドタバタが……。
※3:主に技術面でサポート。
※4:恐竜スーパー戦隊の危機に一人別に動く。
※5:桐生ダイゴの相棒の獣電竜。敵からの攻撃を庇って…
特命戦隊ゴーバスターズ
※1:恐竜スーパー戦隊の危機を阻止するミッションで動く。
※2:最終回で消滅してしまったが、Jが残していた残留プログラムで一時的な復活を果たす。
※3:トリンに協力を申し出る為にゴーバスターズとスピリットベースへ赴く。弥生ウルシェードのある台詞に驚いていた。
歴代恐竜スーパー戦隊
恐竜戦隊ジュウレンジャー
※1:ボルドス連合軍に捕らえられてしまい、一時的にボルドスに洗脳されてしまう。伝説の戦士として知れ渡っており、ダンテツも彼の事を知っていた。
※2:キョウリュウジャーたちのピンチに駆けつけた。ジュウレンジャーのオリジナルキャストが声を当てている。
※3:「ジュウレンジャー獣電池」でガブティラの分身が変化した姿。
※ドラゴンレンジャーは死亡しているため未登場。
爆竜戦隊アバレンジャー
※1:ボルドス連合軍に捕らえられてしまい、一時的にボルドスに洗脳されてしまう。
※2:ボルドス連合軍から逃れ、トリンやゴーバスターズに協力し、アバレンジャー獣電池の開発に手を貸す。
※3:キョウリュウジャーたちのピンチに駆けつけた。中の人が引退しているため声は別人。
※4:「アバレンジャー獣電池」でガブティラの分身が変化した姿。本作では台詞なし。
※アバレブラックはダイノアースへ帰還し、アバレキラーは死亡しているため未登場。
特別出演
烈車戦隊トッキュウジャー
先行登場。ネオメサイアと交戦する。
敵
宇宙大恐竜ボルドス ※1
※1:「宇宙の戦神」とも呼ばれる巨大な怪物。フリル状のエリマキのようなものにはキョウリュウジャー獣電竜である、ガブティラからプテラゴードンの元のなった恐竜の顔が並んでいる。知能もあり言葉を発することも可能。二大恐竜戦隊に倒された大サタンとデズモゾーリャの怨念を吸収し3大恐竜戦隊絶滅を企む。自身の邪命力からネオグリフォーザーとネオガイルトンを生み出し、ヴァグラスの再生プログラムで、エンターとエスケイプを復活。悪の連合軍を結成した。
※2:ボルドスによって生み出された。グリフォーザーに似た姿を持つ武人。
※3:本作で初登場。ボルドスによって生み出された暗黒の使徒 ガイルトンに似た姿をした戦士。
※4:ボルドスが復活させたバンドーラ一味、邪命体エヴォリアンの戦闘員。
デーボス軍
ボルドスへの協力を約束。
ゴーバスターズと対峙し「喜怒哀楽デーボスフィニッシュ」という合体技を披露した。
ヴァグラス
ボルドスが再生プログラムを起動したため復活を果たす。
※1:ヴァグラスの幹部。ユナイトやダークバスターへの変身能力も残っている。
※2:ヴァグラスの女幹部。エボルブへの変身能力も残っている。
※3:ED後に登場。メサイアカード「13」と「何か」が融合して生み出されたメサイアに酷似した謎の怪人。胸と頭の三角形の色が紫色になっている。
キーパーソン
ダイゴに恐竜スーパー戦隊の危機と「親友」の死を知らせに現れる。
その正体は……?
本作初出の用語・設定など
- ダイノホープ
恐竜系戦隊の力の源とされる概念でティラノサウルス曰く『時を駆ける希望』。
これを奪われると恐竜系戦隊は変身できなくなる他邪命力に変換して注ぎ込むことで洗脳させることもできる。ネオグリフォーザーとネオガイルトンはこのエネルギーを邪命力へと変換させ、ボルドスを復活させようと目論む。
アバレンジャーのダイノガッツ、キョウリュウジャーのブレイブに当たる概念がジュウレンジャーになかったため、新規に考案された設定(ダイノパワーはあるが、メダルに宿るエネルギーであるためこの二つと並べるのは厳しい)。
- スーパー戦隊獣電池
ドクター・ウルシェードと特命部が密かに開発した、スーパー戦隊の力がこもった獣電池。
楽曲
主題歌
- みんな・デ・カーニバル
作詞:藤林聖子、八手三郎/作曲・編曲:坂部剛/歌:高取ヒデアキ、鎌田章吾
「キズナ~ゴーバスターズ」(ゴーバスターズED)、「VAMOLA!キョウリュウジャー」(キョウリュウジャーOP)、「みんな集まれ!キョウリュウジャー」(キョウリュウジャーED)のエッセンスを取り入れたオリジナル主題歌。
この曲に合わせて本作の出演者がダンスを披露。
挿入歌
- 史上最強のブレイブ
作詞:只野菜摘/作曲:大橋恵/編曲:佐藤清喜/歌:伊勢大貴
- VAMOLA! キョウリュウジャー(ダイノホープver.)
作詞:藤林聖子/作曲:持田裕輔/編曲:山下康介/歌:鎌田章吾
- バスターズ レディーゴー!
作詞:藤林聖子/作曲・編曲:大石憲一郎(Project.R)/歌:高橋秀幸(Project.R)
- KA・MI・TSU・KE
作詞・作曲:岩崎貴文/歌:串田アキラ
本作オリジナル挿入歌。歴代恐竜戦隊の主題歌の歌詞が詰め込まれている。
元ネタになった曲は「恐竜戦隊ジュウレンジャー」(ジュウレンジャーOP)、「爆竜戦隊アバレンジャー」(アバレンジャーOP)、「We are the ONE 〜僕らはひとつ〜」(アバレンジャーED)、「VAMOLA! キョウリュウジャー」(キョウリュウジャーOP)の4つ。
余談
本作に登場する各恐竜戦隊の恐竜たちは、外見こそ同じく恐竜型メカだが各々その種類が大きく異なる。
獣電竜(獣電戦隊キョウリュウジャー)
- 賢人トリンによって機械の身体を得た恐竜たち、いわばサイボーグ。
爆竜(爆竜戦隊アバレンジャー)
- アナザーアース(現実世界)とは異なる進化を遂げ、機械生命体となった恐竜。
守護獣(恐竜戦隊ジュウレンジャー)
- 究極大獣神から分かたれて生まれた、神の一部。
関連イラスト
関連タグ
特命戦隊ゴーバスターズVSゴーカイジャー→キョウリュウジャーVSゴーバスターズ→トッキュウジャーvsキョウリュウジャー
ガブリンチョ・オブ・ミュージックキョウリュウジャーVSゴーバスターズ→ギャラクシーラインSOS