キャプテン・マーベラス
きゃぷてんまーべらす
概要
ゴーカイジャーのリーダーであり、海賊船・ゴーカイガレオンの船長。一人称は「俺」(幼少時代は「僕」だった)で、口癖は「派手にいくぜ!」(強化版が「ド派手に行くぜ!」)。
モバイレーツを使いゴーカイレッドに豪快チェンジする。船長であるため懸賞金も一味の中で最も高く、150万ザギン(当初)→500万ザギン(第19話)→無制限(第39話)と宇宙規模の出世を遂げている。
ゴーカイジャーを結成する前はアカレッドとともに旅をしていた。幼少の時期に自分を助けてくれた宇宙刑事ギャバン(烈)よりそのスピリッツを受け継ぎ、アカレッドに育てられるという、生い立ちも豪快。数十年前の過去と言っていた事から、寿命は地球人と大差ないと思われる。
故郷を宇宙帝国ザンギャックに滅ぼされて以来アカレッドに出会うまでずっと一人で生きてきたため、”仲間”に対する思いが非常に強い。数多の場面で作戦を立て、ザンギャックに対し勝利を収めている。身体能力だけでなく頭脳も相当高いが、自らひけらかすことはしない。が、物事がうまく進むとすぐドヤ顔。
実際にその自信に違わず、戦闘能力はメンバー1で、本気を出せば実力はバスコと同等以上。しかしバスコとの最終戦まで彼に対し、表向きには敵として認識しつつも、心の底でかつての仲間を倒す事へのためらいが燻っていた事で本気を出せず、惨敗したり出し抜かれてしまう等、身内の間柄にはやや甘い面もある。
非常に食い意地がはっている上に俺様タイプな人間でとにかくドヤ顔を連発する為、
歴代レッドの中でもかなり特異な性格をしているが、詳しく分析してみると普段は強引で熱血で破天荒(殆どの21世紀レッド)、時に冷静(明石暁、志葉丈瑠など)、そして少々天然キャラ(ジャン、アラタなど)、と歴代レッドの特性全てを受け継いだ性格である事が分かる。余談だが、後の同じ破天荒なレッドとは、変身後の姿のみだが共演を果たしているので面識がある。
(最も俺様な性格だけはどっかのライダーそっくりだが・・・)
早川健と戦ったら、どうなるのかやってみてほしい。
特に食い意地は恐ろしく立派で、ザンギャックとの全面戦争を決意したのも地球に来て初めて食べるカレーを台無しにされたからである。イエローじゃないんだから。そのほかにも、食事がらみの行動が尋常じゃないまでに多く二言目には8割方「飯だ!」と口走る。
上記のほか、好奇心旺盛だったり天然だったりある意味純朴で騙されやすい性格だったりと、どこぞの誰かさん(もしくはその兄貴)によく似ていたりするが、彼が地球人ではないとは言え間違っても体がゴムみたいに伸びたりしないのでそこは気にしないでおこう。
一方、普段が過剰といえる程の自信に溢れている故か、バスコが大いなる力を奪い取る術を持っている事を知った際や、後述のスーパー戦隊最強バトル!!でガイソーグに惨敗した際など、一定以上に想定外な事や、通常の敗北以上に精神的苦痛を含めた敗北を経験すると、精神的動揺を抑えられずに排他的な態度をとるなど、言動が極端に荒んでしまったり、逆に鬱ぎ込んでしまうなどのデリケートな一面もある。
レンジャーキー入りの宝箱の近くの椅子が彼の特等席となっており、劇中では食事時以外は専らそこに座っている。
気に入ったやつをそこに座らせることもある。
ニンジャマンが勝手にその椅子に座ったときは露骨に不機嫌そうな顔をして殴りかかろうとした。(直前でアイムが止めたが)
さらにニンジャマンが席を離れた後は、埃をはらうような動作をしてから座った。
第2話のジョーの『キャプテン・マーベラスの名が泣くぞ。』と言う台詞から察するに「キャプテン・マーベラス」という役職名込みの名前から海賊になってから名乗っていると思われるが、海賊になる前のフルネームは不明。
本作のメイン「変わり者チーム」の一員として登場。
ガイソーグに敗れた直後、手元に現れた招待チケットの力で歴代戦隊ヒーローが集まる惑星ネメシスに飛ばされる。そこで戦隊ヒーロー同士が繰り広げるチームトーナメントをガイソーグが見逃す筈が無いと踏み、『変わり者チーム』の一員として最強バトルに参加する。
同じチームの風切大和からは『ジュウオウジャー第28-29話』で共闘したため「お久しぶりです」と挨拶されていた。
BATTLE2では細かい理由は明かされていないが、バトルに出場していないアカレンジャー、ハリケンレッド、デカレッドのレンジャーキーを所持していることが判明。
一応チームのリーダーは「お前が仕切れ」と大和に譲っているものの、一度究極大サタンに苦戦した際に立ち上がるときには最後に立ち上がり、そこからはマーベラスがほぼ完全に仕切っている。
メインで登場したメンバーの作品の中では唯一複数の人物が客演、スーパー戦隊のメカでは唯一ゴーカイガレオンが登場、究極大サタンを倒した必殺技「スーパー戦隊スペシャルストーム」ではトップバッターを担当(チームのリーダー扱いの大和は4番目)、最後の5人同時攻撃とエンディングは大和ではなくマーベラスがセンターになっているという破格の扱いを受けている。
この様な描写もありファンからは「マーベラスがリーダーで良かったのでは?」と言う意見もあったが、ルカの安否に焦りツンデレぶりを出していたマーベラスよりも大和がチームの纏め役として相応しかったのであろう(ただ結局大和も誰にも相談せずに行動をしたりとそこまで仕切れていた訳では無いので真意は不明だが)。
ちなみにタイトルバックの個人紹介や、放送字幕の色では二番手。
つまりサブリーダー的な扱いだった。
演者に関する余談
後に『仮面ライダー鎧武』で駆紋戒斗/仮面ライダーバロンを演じる小林豊は、マーベラス役のオーディションに最終選考まで残っていたが別のオーディションに合格したため辞退したという逸話がある。
その後『ゴーカイ』を見た小林氏は、予想以上に演者の小澤氏が自分に似ていたのを見て驚いたらしい。
ちなみに小澤氏はゴーカイジャー唯一の昭和生まれで、主演の戦隊レッドとしては現時点で最後の昭和生まれである。
戦隊レッドとしては、10年後の『機界戦隊ゼンカイジャー』にて1976年生まれの浅沼晋太郎氏がジュラン/ゼンカイジュランの声を担当しているが、同作品の主人公はジュランではなく、2000年生まれの駒木根葵汰氏演じる五色田介人/ゼンカイザー(色はホワイト)である。
関連タグ
ナビィ ジョー・ギブケン ルカ・ミルフィ ドン・ドッゴイヤー アイム・ド・ファミーユ 伊狩鎧
夜野魁利/ルパンレッド:七年後の義賊系戦隊の主人公。『ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャーで競演。
門矢士/仮面ライダーディケイド:スーパー戦隊側のマーベラスのように、仮面ライダー側においての「他の戦士の姿と力を使って戦える」戦士。スーパーヒーロー大戦にて競演。また、後輩作品に幾つか出演し、なおかつポジションもそっくりである。
朝倉リク/ウルトラマンジード:幼少期を演じた濱田氏がのちに演じたヒーロー。
宇髄天元:同じく「派手」が口癖。「ド派手に行くぜ!」も言っている。中の人は天装戦隊ゴセイジャーでゴセイナイトを演じた小西克幸氏である。
宝鐘マリン:ホロライブ所属のバーチャルYouTuber。同じく赤い海賊である。こちらは、1年後の30分後の世界の仮面ライダーの主題歌を自身の歌枠で歌ったことがあり、もっと言えばこの仮面ライダーとは、特に伊狩鎧と関わったことがある。