ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

百獣鬼の編集履歴

2023-02-21 18:51:14 バージョン

百獣鬼

ひゃくじゅうき

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する怪人・ヒトツ鬼の一体。

逋セ迯」謌ヲ髫


「みほちゃん……ミホチャン……帰ッテ来テヨォ〜!ミホチャ〜〜ン!」

「アッ!ミホチャンガイッパイイル……?」


CV:鈴木浩文

スーツアクター:高田将司


データ

身長/192cm

体重/236kg

スキン/牙吠の猛獣


概要

フェズントコンサルタントの会社員・雉野つよしみほちゃんに帰ってきてほしい」という欲望を叶えるために誕生した、百獣モデルのヒトツ鬼


百獣鬼

シソツ鬼が、胸部中央の凍てつく死の星と化した地球を覆い被さんとする、白骨の獣のようなスキン・牙吠の猛獣を身に纏った姿。

星獣鬼に似た青白い獅子の顔鷲の両翼を模した鬣鮫の横顔に見立てた角後頭部に配置された牛の頭蓋骨虎の頭骨を乗せた頭部(だが、頭蓋骨の形が人に近いのでゴリラの頭蓋骨のようにも見える)で構成された頭部パーツに加え、宇宙鬼の物に似た象の頭をかたどった鎧で覆われた両肩と様々な動物の意匠が組み込まれている。

寒色系で統一された邪気が集合して生まれた怪物の如き禍々しい容姿は、獣人の作った夢幻でしかなかった妻の名を叫びながらさまよう幽鬼その物である。

また、口元に配置された青い牙を俯瞰すると歯を食いしばりながら号泣しているように見える。


変貌時には「逋セ迯」謌ヲ髫」(百獣戦隊)の文字化けと、百獣戦隊ガオレンジャークレストが浮かび上がる。


悲しさ混じりの大声で上げながら行方知らずのみほをどんどんと捜し回り、行手を阻む敵をガオラオ覇者の百獣拳で退散させる。

宿主がドンブラザーズの一員である都合上戦闘経験はある物の、しばらく間を置いて鬱積した欲望に理性を飲まれて場当たり的な行動しか取れず、冷静に自分を消去しようと迫ってくる脳人の攻撃にはほとんど対応できなくなってしまっている。


また、欲望が強過ぎる故か倒されずともエネルギーが暴走してヒトツ鬼ングに変貌、その状態で倒されてもヒトツ鬼の姿に戻るだけと破格の耐久力も獲得しており、つよしが穏やかな振る舞いの裏で妻への執着を拗らせて蓄積させた欲望の凄まじさや根深さを感じさせる。


活躍

前回の一悶着でみほが再び行方知れずとなり、その原因となったに怒るつよしは、彼の歓迎会を行う喫茶どんぶらに怒りの形相で殴り込んで来た。

そこで翼とみほになりすます獣人と対話した事のあるタロウから「彼女は獣人だ」という現実を伝えられるも認められず、「みんな…大っ嫌いだ〜!!」とその場を飛び出してしまう。


翌日、無数のみほの捜索チラシを町中に貼りつつ行方を捜していたが、拭いきれない深い悲しみに支配された事で百獣鬼へとヒトツ鬼化。

人を超えた雄叫びの鬼と化し、存在しない妻を求めて探し回っていると真一/サルブラザーはるか/オニシスターと遭遇。


「ミホチャ〜ン、ドコ〜〜!?アッ!ミホチャン……ジャナイ! アァ…ドコ行ッチャッタノ……ミホチャ〜ン‼︎」


はるか「あれは、雉野?」

真一「二度あることは三度ある……か」


三度のヒトツ化に呆れつつも気を取り直し、暴走した仲間を止めるべく交戦するも、百獣鬼は「自分がいなければドンオニタイジンにはなれない」と言うまさかの禁じ手を実行、まだ撃破されていないにも関わらず暴走する欲望でそのまま百獣鬼ングへと変貌。巨体に物言わせてタロウ、翼、ジロウが不在で巨大戦力を繰り出せないドンブラザーズ2人を追い込む。


しかし、突如巨大なロボタロウギアから出現した謎のロボによって倒され、百獣鬼に戻ったところにソノシソノゴソノロクが乱入。

必死の抵抗も虚しく3人の猛攻によって撃破され、元に戻ったつよしは消去されてしまう。果たして彼の運命は如何に……。


また、撃破された際にガオレンジャーギアをドロップした様子。


余談


  • 頭部は星獣鬼、ボディは宇宙鬼のリデコ。
    • 偶然なのか意図したのかは不明だが、リデコ元のヒトツ鬼は百獣鬼を含め、いずれもモチーフ元の戦隊ライオンをモチーフにしている』という共通点がある。
    • 星獣鬼を流用している理由は、これに加えガオレンジャーは元々ギンガマンの没ネームだったからか。また、百獣鬼と星獣鬼は登場回にソノシが関わっている。
    • 宇宙鬼についてもキュウレンジャーのキュータマとガオレンジャーのガオの宝珠「球体のキーアイテム」で共通しているからだと思われる。原典の最終決戦ではパワーアニマルが斬り倒され、ガオの宝珠が砕け散る描写があるが、同じくソノシに斬られた雉野は戦隊メンバーであるためかキューブに閉じ込められて転送されただけで魔進鬼のようにキューブが砕ける描写がなかった。
    • ただし、ガオレンジャーは地球由来の力なのに対し、ギンガマンとキュウレンジャーはどちらも宇宙の星々の力である。

  • 百“獣”鬼なのは獣人と絡めてのことだろうか。そう考えると、色合いも心なしか獣人怪人態に似てる気がしてくる。なお獣人のデザインモチーフはライオンのヒーローだったりする。

  • パワーアニマルに認められ、緑豊かな地球とそこに生きる生命を守るためにオルグと戦った」ガオレンジャーに対して、百獣鬼は白骨化したパワーアニマルを身にまとい、自然と生命が死に絶えた地球が張り付いた鬼」と対比となっている。また、オルグはこの世の邪気が具象化して「」のような姿となった者であるため、このヒトツ鬼は姿を併せて「地球が邪気に満ちてオルグ」へなった様にも思える。
    • また、パワーアニマルのを集めて構成したような顔が、人間の顔のパーツをモチーフとしたハイネスデュークと、それが集合して誕生した究極オルグ_センキを彷彿とさせる。しかもセンキはガオレンジャーに与するパワーアニマルを全滅させた上で、地球よりパワーを奪い取ってオルグの星に変えようとした。
    • 素体がシソツ鬼なのは、大昔のガオの戦士でありながらその時代のオルグの王を倒す力欲しさに禁断の力に手を出してデュークオルグ狼鬼へと身をやつした、大神月麿/ガオシルバーが由来と考えられる(何の因果かネーミングもヒトツ鬼と一致している)。また、前述の関係から考えると今回がシソツ鬼ベースな理由も狼鬼=ガオシルバーであったと考えられる。

  • 咆哮も対照的で命あるところ、正義の雄たけびありがガオレンジャーならば、「みほのいないところ、声にならない怒りあり」が百獣鬼となっている。
    • そして雉野がこれまで「ヒーローにあるまじき行為を仕出かした」ツケが、ヒトツ鬼になった一般人として消滅されるという形で自らに跳ね返ってしまった
    • だが、次回ではソノイの「誠意」によって消去された者達も含めて現実世界に帰還、雉野も戦線復帰を果たした。ちなみに視聴者の多くは雉野の消去を悲しまなかったようだが、やはりこれも今までのやらかしが祟ったのだろう
    • しかしみほは雉野の知らない所で獣人に襲われて消滅。雉野にとって「太陽」ような存在であるみほは月のようにまやかしの存在であり、それでも「叫び」を上げて探したみほも物語から「退散」。こうして雉野は妻と幸せに暮らす「夢」は人知れず潰える結末を迎えた。脚本が井上である以上、こうなる定めだったのだろう
    • ちなみに原典のガオレンジャーも宿主である雉野が属するドンブラザーズも鬼を退治する戦隊であり、鬼を退治するはずの存在が鬼へと変貌するのは両戦隊にとって皮肉な物である。



  • pixivでは登場以前にオリジナル怪人として百獣鬼が投稿されていた。

百獣鬼


関連タグ

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ヒトツ鬼

百獣戦隊ガオレンジャー

二度あることは三度ある 仏の顔も三度まで


炎神鬼:等身大で倒されずにヒトツ鬼ングになったヒトツ鬼繋がり。

激走鬼太陽鬼:過去につよしが変貌したヒトツ鬼。ただしいずれもベースはベニツ鬼。しかもガオレンジャー含めて3戦隊ともアニバーサリー戦隊の周期にある戦隊である。後者とは動物戦隊モチーフである事も共通している。

秘密鬼恐竜鬼魔法鬼轟轟鬼:ゼンカイな戦隊のモチーフ元の鬼繋がり。

海賊鬼超力鬼侍鬼未来鬼:こちらはツーカイザーモチーフの戦隊のヒトツ鬼。

手裏剣鬼魔法鬼轟轟鬼:過去に3回もヒトツ鬼へ取り憑かれた人物のヒトツ鬼。更に前述の星獣鬼も最初はこの人物に取り憑いていた。しかも轟轟鬼とは「3回目のヒトツ鬼・最終的に脳人に倒された・スーツがリデコ」でも共通している。

動物鬼:動物スーパー戦隊モチーフのヒトツ鬼の内、生気を感じられない動物(の彫像)を外見としている。

天装鬼:同じく愛する人に帰って来てほしいという欲望から生まれたヒトツ鬼。宿主はつよしとも面識がある。

ゼンカイガオーン前作に登場したガオレンジャーモチーフの戦士。

オルグ魔人:原点における鬼繋がりの怪人。そのうちの1体が奇しくもヒトツ鬼と同じくヒーローの力を宿していた。

アナザーアギト(2019):ガオレンジャーと同期のヒーローを歪めたアナザーヒーロー

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました