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ゴ・ガドル・バの編集履歴

2023-07-10 05:32:53 バージョン

ゴ・ガドル・バ

がどるかっか

ゴ・ガドル・バとは、『仮面ライダークウガ』に登場する怪人。ゴ集団のリーダーにして、カブトムシの能力を持つグロンギ。未確認生命体第46号。

「ゴンバヂバサゼ ボソゲバギゾパ ダグバ」(そんな力では、ダグバは殺せないぞ)


データ

身長209.0cm
体重238.0kg
主な犯行現場多摩市内西多摩警察署
呼称未確認生命体第46号
人間態/CV軍司眞人
登場話EPISODE 34「戦慄」~EPISODE 46「不屈」

概要

仮面ライダークウガ』に登場する怪人

ゲリザギバスゲゲル(セミファイナルゲーム)の開始のために東京に召集されたグロンギ怪人。

ゴ集団最強3人衆の一人でリーダー格であり、3人衆の中でも別格の強さを誇る。未確認生命体第46号、人間体はB群11号。カブトムシ種怪人。

ラスボスとなるン・ダグバ・ゼバを除き最後にクウガと戦った相手であり、ダグバとの戦いが異例尽くしであったために、後述の能力と合わせて実質的に最も苛烈な「クウガとの戦い」を繰り広げた強敵である。


人間体軍服のような衣装を着た軍人風の寡黙な男。ダグバの人間態が「無邪気な狂気」であるのに対し、その立ち振る舞いや衣装はシンプルに「武人」らしいものとなっている。

その圧倒的な存在感から敵怪人ながらファンからの人気も高く、愛称は「ガドル閣下」。実質的な専用BGMは「追撃」となっている。


自らを「ザバギンバシグラ(破壊のカリスマ)」と称する、プライドの高い戦士。

常に威圧感と強さを漂わせている。ゴ集団の中でも他のメンバーからは一歩引いて彼らのゲゲルを見守るような立場をとっており、リント=現代人に対してもバルバの「リントは変わった」という意見に同調している。ただし、本質では他のゴ集団同様に、自身の実力に絶対的な自信を持っており、バルバとは違ってリントの事は少し手強くなった獲物として再認識しているだけである。その冷酷かつ傲慢な点は何も変わっておらず、それは下記のゲゲルの内容にも現れており、バグンダダを破壊してドルドを退けた一条の事もあくまで「獲物として仕留めてみたいものだ」と発言していた。


形態

ガドルはクウガジャーザバベルと同じくフォームチェンジ能力を持っている。

クウガと同じフォーム数を持ち、状況に応じて的確に使いこなす。胸の装飾はフォームに応じてさまざまな武器に変化する。

さらに、クウガのライジングフォームの秘密を知り、ゲゲルの開始前に自身に膨大な電力(その量たるや、各地で電力不足がニュースとなる程)を浴びせ、体内の鉱石に吸収させることで電撃体まで手に入れた。

各形態は目と腕の宝玉の色が異なり、電撃体は電撃を模した装飾が入り、頭部の形状などにも若干の変化がみられる。

設定上は肩の飾りを変形させたを持っているが、本編中で使用される事は無かった。


クワガタがモチーフであるクウガに対してもカブトムシ、ここで述べたフォームチェンジの要素から、(凄まじき戦士ダグバとは別の意味で)クウガと対を成す存在としてデザインされている事もわかる。


格闘体

ゴ・ガドル・バ 格闘体

身長209.0cm
体重238.0kg
特色/力形態の変化、格闘術

基本形態。目の色は赤。クウガのマイティフォームに相当する。

ザザルゴオマとのいさかいを仲裁するために変身したのが初出となる。

ザザルと互角に戦い、クウガのあらゆる攻撃をはねのけたズ・ゴオマ・グ強化体を一蹴するほどの強さを誇る。

未確認生命体用の神経断裂弾もダメージを受け一度は倒れたものの、すぐに立ち上がる恐るべき体力を持つ。


俊敏体

ゴ・ガドル・バ 俊敏体

身長209.0cm
体重229.0kg
ジャンプ力40.0m(ひと跳び)
特色/力形態の変化、優れた瞬発力と跳躍力、胸の装飾品を変化させたロッド

素早さを強化した形態。目の色は青。クウガのドラゴンフォームに相当する。「ガドルロッド」を武器とする。

ドルドの動きの素早さに対抗して変身。その動きを見切り、翼をむしり取るほどの反応の速さを持つ。

クウガとの戦いでは唯一見せていない姿である。


射撃体

ゴ・ガドル・バ 射撃体

身長209.0cm
体重238.0kg
特色/力形態の変化、強化された感覚、胸の装飾品を変化させたボウガン

遠距離攻撃に特化し、感覚神経を強化した形態。目の色は緑。クウガのペガサスフォームに相当する。ボウガン「ガドルボウガン」を武器とする。

素早さに長けたドラゴンフォームに命中させるほどの精密さを誇るほか、威力も相当高いようで、タイタンフォームでも命中した際は(耐えきる事自体はできたが)かなりのけ反っていた。タイタンフォームと化したクウガに接近を許したため、剛力体へと変化を遂げる。


剛力体

ゴ・ガドル・バ 剛力体

身長209.0cm
体重247.0kg
特色/力形態の変化、強化された筋力と防御力、胸の装飾品を変化させた大剣

防御力・攻撃力を強化した形態。目の色は紫。クウガのタイタンフォームに相当する。「ガドルソード」を武器とする。

西多摩署でゲゲルを開始する際には、この形態に変化したうえに電撃体の力を使ったのかガドルソードの形も変化していた。

嘘予告で知られる43話の予告では地面に剣を突き立て電撃を放つという技を披露していたがこちらは実際に使えるのかどうかは不明。

クウガから背中にブラストペガサスを撃ち込まれるがすぐに無効化し、射撃体に変化を遂げる。

その後、再びこの形態に変化しタイタンフォームのカラミティタイタンを腹部に受けるが封印エネルギーすら流れず、突き刺さった武器・タイタンソードを自らの剣に変化させ、その生体装甲をズタズタに斬り裂く。

マイティキックで剣を叩き落とされ、更に成功すれば周囲6㎞を吹き飛ばすほどの爆発を起こすライジングマイティキックを撃ち込まれるが無効化し、電撃体へと変化を遂げる。


電撃体

ゴ・ガドル・バ 電撃体

身長209.0cm
体重252.0kg
死亡場所世田谷区駒沢セントラルアリーナ周辺
特色/力形態の変化、強化武器の使用(電撃剣、電撃ボウガン、電撃ロッド)、必殺キック

ガドルが各地の発電所から、大量の電気を自らの体内にある魔石ゲブロンへ吸収させ、新しく手に入れた形態。目の色は金色。体には電撃を模した装飾が入り、頭部の形状が変化、全体的に金色となる。

クウガの各ライジングフォームに相当する。ゲゲルでは剛力体の剣をライジングタイタンソード同様、金色のパーツで強化したものを使用しており、劇中の描写から、他の各形態の武器も使用出来ると思われる。

その力は こう使え!

必殺技は電撃を込めた錐揉みドロップキックゼンゲビ・ビブブ(電撃キック)で、70tの破壊力を持つ。

この技で、半径3㎞の爆発にも耐えるライジングマイティクウガをたった一撃で変身解除させ瀕死に追いやってしまうほどの強さを誇る。

なお放送終了後に発売されたソフトビニール人形では「ライジング ゴ・ガドル・バ」という名称になっていた。


余談ではあるが、高圧電線から電流を浴びてパワーアップするという流れは『人造人間キカイダー』第35話でクロガラスに敗れたキカイダーが同様の手段を取っている。


活躍

ゴ集団メンバーのゲゲルと敗北を見届けた後、長時間かけて電撃体を手に入れたガドルは最後のプレイヤーとしてついにゲリザギバスゲゲルを開始した。

初登場からゲゲル開始までは遅かったが、最強格故に順番が最後であったという単純な理由のみならず、他プレイヤーのゲゲルの間に「先代より骨のあるクウガ」について研究し、本来のゲゲル成功報酬による強化とは異なる裏技的な電撃強化を成し遂げている。

ゲゲル開始前の時点でクウガを一蹴する強さであることから、この強化はクウガではなくサギバスゲゲルを見越したものであり、このゲリサギバスゲゲルもクウガもあくまでダグバ戦前に新能力を試す肩慣らしのようなものであった。


戦うリント(=警察官)の男性のみを標的とするゲゲル(クリア人数は不明)を実行する為、各警察署を襲撃。現場に居合わせても一般人や婦警には手を出していない。

ゴ集団のゲゲルはターゲットや殺害方法に縛りが必要だが、弱者ばかりを狙ったり民間人の逃げ場を奪うルールで着実に点数を稼ごうとするジャーザ達に比べ、あえて強敵だけに絞るのは真逆のストイックな発想ともとれる。一方で、クウガのストーリー終盤では警察もグロンギに対しかなりの抵抗力を持っていた為、ゲゲルと同時にその排除も行えるという意味では非常に合理的である。

また、スコア達成及び力試しとしては、立っているだけでターゲットが大量に集まってくるという攻略において手間をかける必要が少なく非常に効率が良い面もあり、実際に10分足らずで100人以上というハイスピードなスコアを弾き出している。


途中でクウガと交戦するも、あらゆる必殺技をものともせずに圧倒的な力で完封勝利を飾る

クウガ=五代雄介は重体になり関東医大病院に搬送された。


しかしこの戦いでラ・ドルド・グ一条薫に銃撃され、バグンダダ(ゲゲルにおける殺害人数を数える算盤状の道具)を破壊されてしまい、ゲゲルはやり直しとなってしまう。世田谷区内の屋内競技場・セントラルアリーナのスケートリンクにて、ガドルはその責としてドルドの処刑の為の戦いを要求し、ドルドもそれを受け入れた。

ドルドとの戦いは最初は動きに翻弄されたが、俊敏体に変化した事により次第に優勢へと持っていく。しかし、翼をもぎ取られ不利になったドルドは逃走してしまった。

その後スケートリンクに戻っていると潜んでいた一条が訪れる。彼を襲って階段に突き落とすも、落下の過程で神経断裂弾を三発受けてしまう。


しかし数分気絶しただけで耐えきり再び活動を再開。その別格な強さを見せ、一条の首を絞めかけてスケートリンクに突き落とし、肩の飾りを剣に変形させてとどめを刺そうとするものの、ビートチェイサー2000に乗った五代が到着。

ビートチェイサーの体当たりで妨害され、復活したばかりかライジングフォームを永続使用できるようになったクウガに直接ライジングマイティに変身される(一条は追い込みポイントをクウガに伝えた後、周辺の避難を徹底させるためアリーナから撤退)。


追い込みポイントである近辺の雑木林まで移動させられ、「ゴラゲダヂグ、ヅブダダヂバサゼ……」(お前達が、造った力 (電撃体を得るために使った電気) で…) 「ボソギデジャス!!」(殺してやる!!)と電撃体に変貌。その気迫でクウガを後ずさりさせるも、クウガはアメイジングマイティとなって立ち向かう。

アメイジングマイティキックと、ガドルのゼンゲビ・ビブブの打ち合いとなった。

【バトルスピリッツ】仮面ライダークウガ アメイジングマイティ


倒れこむ両者。先に立ち上がったのはガドルだったが、突如腹部を抑えて苦しみ出す。腹部には二つの封印エネルギー。アメイジングマイティキックにより、封印エネルギーが二つ打ち込まれていたのだった。打ち消そうとするも耐えきれず、エネルギーが魔石ゲブロンに届いたことで遂に爆発四散した。

その爆発たるや、林一面が焦土と化し、巨大な火柱が立ち上り、夜の街が昼間のように明るく照らされるほどだった。


ガドルの死によってゲゲルは勝者不在で完全に終了し、ン・ダグバ・ゼバによる究極の闇が開始された。


てれびくん

たなかてつおによる漫画では、彼が最後の敵を務めた。

「さ、さすがだな。だがオレを倒しても。ダグバが支配する究極の闇が待っている。」

「勝つさ!!」

______________2001年2月号掲載


仮面ライダーディケイド

劇場映画オールライダー対大ショッカーにて大ショッカーの怪人として電撃体が登場。

ZXと対決し、崖から落とされた。




漫画版

「相手の力を測れぬとは―― 未熟……!」

「今がゲゲルでないことを 喜ぶがいい」


「ダグバに会う事があれば伝えて欲しい 私は必ずゲゲルを完遂する そして 真の『ン』の座を賭けてお前(ダグバ)の挑戦を待っている――と」


原作同様、軍服風のような衣装の男が人間態で、肩にかけられたサッシュも健在。人間態の容姿や言動が大きく変更された者が多い漫画版には珍しく、原作に近いキャラクターのままとなっている。

髪型はカブトムシのように真ん中が突き出たポンパドールになっている。

馬車を移動手段としており、後述の五代との交渉やゲゲルの際に使用している。


ブウロ次代のバルバを連れ去る中、それを妨害させないための攪乱として他のゴとともに行動を開始。この際はあくまでゲゲルではないため、クウガや警察の気を引きつつもリントの死者を出してはいけないという制約下での行動となっている。

他のゴが死なない程度に怪我を負わせる形で同時多発的に騒ぎを起こす中、五代の前に現れ、「お前が立ち去れば あの女は無傷で返す」と交渉を試みる。

五代は本能的に彼がグロンギであると理解すると同時に、彼が嘘をついていないと感じ取るも、引き下がれず戦闘を選んだため、人間態のままでクウガを一撃で撃退している

その圧倒的な戦闘力から五代は彼のことを『ン』ではないかと疑っている。


その後、EPISODE 88にて、ダグバが行方不明のまま発見されないために、暫定の『ン』を決める必要性に迫られる。

これにより、まだ残るゴ集団達を差し置いてゲリザギバス・ゲゲルに挑戦。

原作同様、『この国の戦部(いくさべ)』≒戦うリントをターゲットとしているが、こちらではテレビ版では大人の事情で一切登場しなかった自衛隊が対象となっており、警官よりも遥かに敵戦力も戦闘の苛烈さも増すこととなった。

目標は人数ではなく、1日での駐屯地壊滅。

原典同様に多彩な形態変化を駆使(ただし電撃態は未所持)して銃火器や戦車と戦闘を繰り広げるが、原典よりも各フォームの見た目の変化が大きくなっている。(白黒の漫画ではほぼ色だけの変化ではわかりづらいという事情もあるか)

ただ圧倒的な力を用いるだけでなく、試しに戦車に乗ってみる等、殺戮しつつ現代の戦いを学んでいる様子を見せ、期待外れのリントの戦士の弱さを叱責しながら戦いを繰り広げ……





















バルバ『ゴ・ガドル・バ お前は『ン』の称号を獲得し……』

『ーーグロンギの頂点に立った』


最後に武装ヘリを正面から真っ二つに斬り捨てて撃墜し、ついに駐屯地を壊滅させ、ゲゲルを完遂。それは即ちガドルがグロンギ族最強の存在となったことを意味していた。


装着変身

装着変身シリーズでは貴重な敵フィギュアの元祖。

「装着変身6仮面ライダークウガアルティメットフォーム」にクウガと同サイズの立ちポーズフィギュア(腕のみ可動)が付属している。

パッケージ裏には両者を並べた写真と共に「劇中のシーンを再現」とのコピーがあるが、TV本編がアルティメットフォームの登場を渋ったため、嘘予告となってしまった。


余談

モチーフは日本のカブトムシ。デザイナー曰く、ゴ・バダー・バが1号モチーフだったので、こちらにもストロンガー要素を入れた方がいいか悩んだそうだ。


関連イラスト

ゴ・ガドル・バとあるガドルの超電撃体

ゴ・ガドル・バ 電撃体


ゴン ヂバサ パボグヅバゲ(その力は、こう使え!)


関連タグ

仮面ライダークウガ 怪人 ライダー怪人 未確認生命体 グロンギ グロンギ語

ゴ集団 ゴ集団最強3人衆 最強3人衆 ゲリザギバスゲゲル カブトムシ

男性のみが全員殺害された模様


ゴ・ライオ・ダ小説版に登場したグロンギ。ガドルと互角かそれ以上の力を持つとされる。


仮面ライダーストロンガー:雷の力を操るカブトムシ。


コーカサスビートルアンデッド:カブトムシがモチーフの幹部怪人人間体を持つ、剣型武器を使用する、主役ライダー中間形態を打ち負かした、倒された事によって物語に大きな変化を呼び起こしたという共通点を持つ。


キリエロイドⅡ平成最初の特撮ヒーロー番組に登場した、主役ヒーローと同様のフォームチェンジ能力を持つ敵。


未確認生命体第○号

ゴ・バベル・ダ(45号) → ゴ・ガドル・バ(46号) → ラ・ドルド・グ(47号)


ゴ・ジャーザ・ギ(B群10号) → ゴ・ガドル・バ(B群11号) → ゴ・バベル・ダ(B群12号)


外部リンク

Web archive「仮面ライダークウガ」公式サイト kuuga dimension GURONGI


ゴ・ガドル・バ格闘体 仮面ライダー図鑑


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