概要
この記事では『Fate/Grand Order』の公式コラボについて記載する。
クロスオーバーやダブルパロディなどの二次創作、非公式コラボについては
⇒「Fateシリーズのコラボタグ一覧」を参照。
イベント
ゲーム内イベントは、その全てがTYPE-MOON原作の内部コラボとなっている。
これは一応共通とされている世界観を壊さないようにするためで、本編の第2部が終了するまでは他社の作品とは決してコラボを行わない事を運営側も表明しており、ファンもその方針を支持している。
一方『FGO』が初出ではないFateシリーズのキャラが他社のゲームへ客演するケースはあるほか、マシュ、巌窟王、牛若丸が月姫シリーズの『MELTY BLOOD:TYPE LUMINA』に参戦している。
一部例外もあるが、共通仕様としては以下の通り。
- 参加条件は最も緩い第1部序章「炎上汚染都市冬木」のクリア。
- 当初は開催時期が不定期だったが、2017年からゴールデンウィークの時期に開始となり、翌年からは新規イベントは年1回となった。
- 配布を含め、関係するサーヴァントが新規実装される。
- 人間のキャラクターが(疑似含め)サーヴァントとして参戦するパターンもある。
- 完結済み作品の場合、アドベンチャーパートのシナリオは原作者が執筆・監修している。
基本的に「最後まで書ききった内容を下地にしたい」という方針から、コラボする作品も本編やメディアミックスがある程度終わった作品が選ばれており、シナリオもその後の成長した登場人物がカルデアと交流を果たすという、後日談としての様相も呈していた。
しかし『FGO』の進行と共に他作品の進行が軒並み遅筆・停筆化した事で、次第にストックの枯渇が発生。結果2020年からは始まったばかりの後輩作品や、コラボとは言い切れない『FGO』の派生子作品が選ばれる自給自足じみた体裁となった。
なお『コハエース』『帝都聖杯奇譚』出身・初出のサーヴァントが登場するぐだぐだイベントについては「コラボ」という文言が公式で用いられた事はなく、位置づけはセイバーウォーズと同じく「『FGO』のスピンアウト」となっている(参考リンク)。
一覧
原作からそのまま参戦しているサーヴァントは太字。
配布枠は★印、先行実装は◯印、復刻版は追加実装のみ。
タイトル | コラボ元 | 実装サーヴァント等 |
---|---|---|
2016年 | ||
空の境界/the Garden of Order | 空の境界 | |
Fate/Accel Zero Order | Fate/zero | |
魔法少女紀行 〜プリズマ・コーズ〜 | プリズマ☆イリヤ | |
2017年 | ||
深海電脳楽土 SE.RA.PH | Fate/EXTRA-CCC | |
オール・ザ・ステイツメン! 〜マンガで分かる合衆国開拓史〜 | マンガで分かる!FGO | |
2018年 | ||
復刻版:空の境界/the Garden of Order -Revival- | - | 浅上藤乃 |
Apocrypha/Inheritance of Glory | Fate/Apocrypha | |
オール・ザ・ステイツメン!復刻 | - | - |
Fate/Accel Zero Order -LAP 2- | - | ディルムッド(剣) |
2019年 | ||
復刻版:魔法少女紀行 〜プリズマ・コーズ〜 -Re-install- | - | 美遊 |
復刻版:深海電脳楽土 SE.RA.PH -Second Ballet- | - | キングプロテア |
レディ・ライネスの事件簿 | ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 | |
2020年 | ||
復刻版:Apocrypha/Inheritance of Glory -Triumphal- | - | モードレッドの霊衣「トゥリファスの記憶」 |
Fate/Requiem 盤上遊戯黙示録 | Fate/Requiem | |
オール・ザ・ステイツメン!再復刻 | - | - |
2021年 | ||
輝け!グレイルライブ!! 〜鶴のアイドル恩返し〜 | FGO Waltz |
|
2022年 | ||
復刻:レディ・ライネスの事件簿 -Plus Episode- | - | ヘファイスティオン |
連続活劇神話 ミシシッピ・ミササイザーズ | マンガで分かる!FGO | |
FGO7周年記念(※) | 月姫リメイク | |
2023年 | ||
螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~ | FGO Arcade | |
2024年 | ||
盈月剣風帖 | Fate/Samurai Remnant |
※イベントではなくキャンペーンのみ。
企業コラボ
へんたつ:アニメ内にてセリフがある。
16bitセンセーション:背景に広告がある。
余談
FGOと同様に、配信されて以来、高い人気を得て長らく続いているソーシャルゲームのビッグタイトルに、Cygamesの『グランブルーファンタジー』が存在するが、こうしたコラボレーションに関してグラブルはFGOと実に対照的であり、比較されることがある。
上述したように世界観を壊さないためにと内部コラボに限定しているFGOとは逆に、グラブルは内部も外部も問わずどんなヤバい作品ともコラボする寛大さがある。
この点に関して、Fateファンはこのコラボに慎重な姿勢を支持しているが、原作者の一人であるTYPE-MOONの奈須きのこ先生は思うところがあるらしく、ファミ通でのインタビューで「グラブルはあんなにはっちゃけてるのに自分たちはまだまだお行儀がいいままで冒険できていないな」とコメントしており、消極的に感じることがあるらしい。