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表記について編集

正式表記がひらがなであり、技術的に漢字の使用が難しくなくなった昨今においても、あえてひらがなで表記することにより『ドラゴンクエストのまほうつかい』であることが強調できる。


概要編集

この名前のモンスターが初登場したのは初代『ドラゴンクエスト』だが、『ドラゴンクエスト』『ドラゴンクエストⅢ』『ドラゴンクエストⅤ』とそれぞれ異なるデザインが描き起こされており、以降のタイトルや外伝作品では三種のうちいずれかが起用されている。


ドラゴンクエスト』のタイプ編集

マイラの村近辺に出現。メイン画像に使用されている。

灰色のローブをまとい、表情はフードの陰になっていて、勇者を睨み付ける双眸のみが確認できる。

デザイン上左手にはを持っているのだが、ゲーム画面では杖が消されていて拳を突き出しているだけになっている(後述する色違いの上位種であるまどうしとだいまどうはしっかり杖を持っている)。

使用呪文は「ギラ」。

『ドラゴンクエスト』の攻撃呪文は「ギラ」と「ベギラマ」の二種しか存在しない(戦闘はすべて一騎打ちなので効果範囲の概念もない)ので、呪文や特技のバリエーションが豊富になった後代の作品と比較して、『「ギラ」の使い手が立ちはだかる』という事態の重みは当然異なってくる。

ドラゴンクエストモンスターズシリーズ、不思議のダンジョンシリーズ、『剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣』、『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』などの派生作品にはこのタイプが登場し、オリジナルと異なり杖を持っていることもある。

なお、ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』で初登場。

しかし何故かモーションがなぞの神官の使い回しであり、そのためポーズがなぞの神官と同じものになっている(イラストもそれに合わせたものとなっている)。


関連モンスター編集

服の色が茶色で、「ギラ」の他に「ラリホー」を使ってくる。

『ドラゴンクエストⅤ』のタイプの色違いも存在。


  • だいまどう

CV:玄田哲章(『CDシアター ドラゴンクエストⅠ』)

服の色は黄色。同系統の最上位種。

当時は最強の攻撃呪文だった「ベギラマ」を習得している。

CDシアターでは更に掘り下げられ、竜王を支える家臣の一人となっている。


後の『ドラゴンクエストⅣ』と『ドラゴンクエストⅦ』にはそれぞれ同名の別系統モンスターが登場。


  • ウォーロック

色違いのボス。服の色は緑色。HD-2D版『ドラゴンクエストⅢ』にて地球のへそでオーブを取ろうとすると出現する。38年振りの新種にして初のボス級モンスター、そして(外伝を除き)初めて『ドラゴンクエスト』以外の本編ナンバリングに登場を果たしたという、ただのチョイ役とも取れる出番の割には革命的なモンスターである。


戦闘においてはリリアックというこうもりおとこの色違いを引き連れ、メラミ、バギマと中級呪文で攻めてくる他にバイキルトで自身の攻撃力を高め、すてみで殴りかかってくる事もある。

が、元の攻撃力がそこまででもないので余程の低レベルでも無い限りあまり効かず、正直メラミやバギマで押し込まれる方がキツい。何気にわずかながら自動回復も持っているので、1人で戦う事になる関係上あまり悠長に粘らずにさっさとゴリ押して倒してしまうのが良い。

ちなみにお供のリリアックが倒れるとザオラルで生き返らせる事もあるが、リリアックはリリアックでなめまわし以上に厄介な行動が無いため余裕が無いなら放っておいても良い。


ドラゴンクエストⅢ』のタイプ編集

エビルマージ、げんじゅつし、まほうじじい、ようじゅつし

アリアハンからロマリアにかけて広い範囲に出現。

覆面一体型の黒いローブを纏い、腰には帯を結んでいる。

両掌からは魔力の波動を発している。覆面は目の部分だけが開いており、食事の際はすべて脱ぐのか、普段から呼吸できているのか、などとよくネタにされている(首の後ろが開いていれば、覆面部分を前側に引き下ろすことで顔を出すことも可能なはず)。

使用呪文は「メラ」。

冒険の序盤ではコレでも充分な脅威であり、耐久力も同じエリアに出現する魔物の中では高め。

ドラゴンクエストⅪ』ではこのタイプが再登場した。


関連モンスター編集

服の色は緑色。

メラミ」「マヒャド」「メダパニ」「ベホマ」「ラリホー」「マホトーン」とじつに6種類もの呪文を使う強敵で、しかも4匹同時に出現したりする。


服の色は紫色。

イオナズン」といった強力な呪文だけでなく、「ザオリク」で蘇生までしてくるやっかいな敵である。


  • デビルウィザード

リメイク版『ドラゴンクエストⅢ』に登場。

服の色は赤色。

同系統の最上位種。

攻撃呪文は「イオナズン」しか使わない一方で補助や回復の呪文に長けており、「ルカナン」「バイキルト」「マホトーン」「ベホマ」「ザオリク」を使用する。


ドラゴンクエストⅤ』のタイプ編集

ドラクエ5:まほうつかい (SFC版)

妖精の世界と、ポートセルミ近辺に出現。

緑色のローブをまとい、従来と異なり目鼻がはっきり描かれている。

欠けた歯と干からびた皮膚のかなりインパクトのある顔立ちで性別は不明。不気味な笑みを浮かべながら両手を上げている。ボス敵であるおやぶん"ゴースト"の存在もあり、ドラゴンクエストモンスターズシリーズではゾンビ系に分類されがち。

使用呪文は「ヒャド」「マホトーン」「スクルト」とかなり芸達者で、妖精の世界時点では強敵だが、その後ポートセルミ近辺で再登場した際は周囲の敵と比べ弱い部類に入る。


CDシアター ドラゴンクエストⅤ』では佐藤正治氏が、アニメ『スライム冒険記』では西村知道氏が演じている。


仲間としての性能編集

『ドラゴンクエストⅤ』では仲間になるモンスターの一種でもあり、種族名の「まほうつかい」よりも仲間としての名前である「マーリン」で覚えている人も多いかもしれない(二匹目以降は「メルビー」「ユキノフ」「ジュモン」)。

馬車を手に入れた直後から加入可能で、初期Lv4。

「メラ」と「マホトーン」を習得済みだが、敵として登場した際に使っていた「ヒャド」と「スクルト」は忘れてしまっている。

最大LV99まで育てることも出来るが、能力値のバランスが悪く装備も限られており、習得する呪文も「ギラ」「ベギラマ」「マホトラ」「メラミ」「マホキテ」「ベギラゴン」とそれなりに強力ではあるが、最終的にはビアンカの下位互換でしかなく、終盤までの戦力としてはかなり厳しい。

なおスーパーファミコン版では、このまほうつかいの歩行グラフィックは、ラインハットのニセたいこう(戦闘後)に流用されている(PlayStation 2版では戦闘時と同じエンプーサ系統のグラフィックに変更されている)。


関連モンスター編集

  • まどうし

上記の『ドラゴンクエスト』に登場したものとは別種。服の色は山吹色。使用呪文は「ギラ」と「マホトーン」。

中々再登場に恵まれなかったが、『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』で久々に登場した。


服の色は黒色で同系統の最上位種。

使用呪文は「バギマ」と「マホカンタ」。


色違いのボスで服の色は青色。

詳細はリンク先参照。


ドラゴンクエストシリーズにおける魔法使いキャラ編集

魔法使いの名前を持つプレイアブルキャラクターは『ドラゴンクエストⅢ』から登場。男魔法使い女魔法使い(DQ3)勇者パーティーを参照。

ドラゴンクエストⅣ』のブライも肩書きは「まほうつかい」。

ドラゴンクエストⅡ』は一部のリメイク版で肩書きが追加されており、ムーンブルクの王女が「まほうつかい」となっている。

ドラゴンクエストⅥ』以降は、職業関連のシステムを採用しているすべてのタイトルで選択可能な職業のひとつ。


関連タグ編集

ドラゴンクエストシリーズ 魔法使い

DQモンスター・怪人系 勇者パーティー

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