「逃げたりしない!!」
プロフィール
概要
ファイアーエムブレムifにおいても結婚システムが導入されており、勿論子供も生まれる。
但し「未来からやって来た」という設定の「覚醒」と違い、今回の子供は「時間の流れが違う星界に預けているうちに、戦えるまでに成長している」というものになっている。つまり実際に出産することになる。
カンナは主人公(カムイ)の子である。
前作のマーク同様、性別は主人公と逆で固定となる。
なお台詞パターンやモーションは、それぞれ選ばなかった性別のものが流用されている(男なら、僕~だよ2。女なら、あたし~だよ2)。但しifパルレがある為か、カンナだけの台詞も用意されている。
なお、子世代を含めた全ての異性キャラクター全員がカンナの親候補となりえる。たとえ相手がどれだけ幼かろうが容赦なし。というかこのロリ母はまだマシな方で性別がおかしいのがいたり自身の遺伝から考えてもどうしてこんな純粋な娘が生まれるのかわからんのがいたりともう手におえない。更に付け加えるなら親世代は基本カンナの祖父母候補でもある(カムイとしか支援Sが成立しない相手が除かれる)。
容貌は親である主人公に酷似しており、尖った耳や竜に変身できるという特徴も継承している。
カンナが女である場合髪の色は母親の色に依存し、逆に男の場合は父親の色に依存する。
鎧は主人公のものとほぼ同一だが、マントではなく青いスカーフを身に着けている。
なお、子世代の中では一番年下。
主人公の事が大好きであり、なかなか会えなかったためかなりの甘えんぼ。
これは他の子世代にも言える事で、両親に会えない寂しさから変わった趣味に走った者、寂しさをこじらせ反抗的な態度をとるようになった者、逆に両親にべったり甘えるようになった者など、秘境での生活が性格に変化を与えた例は多い。
その中でも真っ直ぐに育ったカンナは、ひたすら純粋に主人公を慕う様子を見せる。
支援会話は母親相手の場合はほぼ共通だが、父親相手の場合は性別によって大きく変化する。
親である主人公同様、幼いながらも竜に変身する能力を身につけている。
自身が住む星界が謎の兵に襲撃され、多勢に無勢で奮闘する主人公の姿を見て覚醒に至った。
しかし、親同様そのままでは制御が利かず暴走してしまう為、竜石でその力を抑えるようにしている。
軍の中では一番竜石で遊んでいる。
…のだが、そもそも竜石を使うキャラは主人公・後述の兄(姉)・自身程度なのでどう考えても遊んでいるのはカンナしかおるまい…。
上記の通り、主人公が親と言う事もあり、夫または妻(該当するのはアクアのみ)によっては彼(彼女)以外の子供が生まれる可能性がある。
なお、もう一人の子供は必ずカンナの兄(姉)になり、支援も専用のものに変化する。但しシグレが兄の場合、支援会話はシグレ専用のものになる。これは前作でのルキナとマークの姉弟の支援会話と同じである。
カンナ自身も純粋に兄(姉)を慕っている様子を見せる。
ユニット性能
主人公の結婚相手によって成長傾向はある程度変化するが、基本は技・速さが良く伸び後は平均的。
固有スキル「竜の御子」は竜石を持っている事が前提だが、HPが自動回復する効果がある。
その為、親よりも竜で戦う事が中心になる。
クラスチェンジ先は親と同様ルートによって変化し、白夜ルートだと「白の血族」、暗夜ルートでは「ダークブラッド」、透魔ルートならば両方にクラスチェンジできる。
「ダークプリン(セ)ス」等にクラスチェンジ出来るのはカンナとその兄(姉)のみとなる。
前作のマイユニットの子であるマークと同様子世代達との結婚でも生まれる為、しっかり調べれば極端に力の上限が高く出来たり、速さに特化すれば回避はとにかく追撃面で非常に活躍出来たりと、主人公とはまた違った育成が出来る。
子世代・王族・専用兵種・スキル継承とデフォルトでもかなり強力なユニットとなるが、ストーリーとは関わりがない為か、ロスト時は容赦なく死ぬので無理は禁物(他の子世代も同様)。
是非とも大切な我が子を守ってあげよう。
DLC『泡沫の記憶』では男の子、女の子のカンナともに夜刀神系の刀を装備できる特別仕様となっている。
最終的には女の子のほうが白の血族に、男の子のほうがダークブラッドとなる。
泡沫の記憶編
子世代が主役のDLC『泡沫の記憶編』ではカンナ♀とカンナ♂、双方が登場する。
カンナ♀は父親が|白夜の防衛に協力|した白き道を選んだ世界の人物であり、父に夜刀神を託され、襲撃してきた透魔兵から辛くも逃れたものの父と離れ離れとなってしまう。ミタマ、キヌと合流後、透魔兵(※実はジークベルトと仲間たち)と交戦中のキサラギ、ヒサメと合流し、キサラギの風神弓の力で夜刀神『空夜』へと進化させる。
敵を退けた後に現れた謎の人物から竜石を与えられ、夜刀神が最終的に『終夜』『ファイアーエムブレム』へと進化すること、敵がただの透魔兵とは違うことを知らされる。
もう一人のカンナ♂は母親が|暗夜の侵攻に協力|した暗き道を選んだ世界の人物であり、母親が自分を庇って戦い行方知れずとなった悲しみから竜へと姿を変え暴れまわっていた。傍にいたゾフィーとディーアの元に、フォレオ隊が駆けつけ透魔兵(※実はシノノメと仲間たち)から逃げ、どうにか元の人の姿に戻るとフォレオのブリュンヒルデの力で夜刀神が『長夜』へと進化する。
この際にカンナ♂は他のメンバーの顔と名前を覚えているにもかかわらず、他のメンバーはカンナ♂のことを忘れているという状況に戸惑っていると母の大切な友達から皆の記憶が徐々に消えていることを告げられ、カンナ♂の暴走を抑えるために竜石を与えられる。また『記憶は時に人の命に匹敵する』代償となりえることを知らされた。
この後、カンナ♀は透魔兵(※カンナ♂とフォレオたち)と交戦中のシノノメ、グレイ、マトイ、シャラ、ミドリコと合流し、シノノメの持つ雷神刀の力で夜刀神『白夜』を入手。
対するカンナ♂は、透魔兵(※カンナ♀とシノノメ・キサラギたち)と交戦するジークベルト、イグニス、ルッツ、ソレイユ、ベロアと合流し、ジークベルトの持つジークフリートの力で夜刀神を『暗夜』に進化させると共に、相対する敵(カンナ♀)と刃を交えた時に真の姿を垣間見る。
二人のカンナは真の敵の洗脳に落ちり、互いに竜と化すがシグレの歌の力によって事なきを得て、両陣営共に幻影から解放され、共倒れを回避した。
シグレの話から彼らが透魔王国という場所で幻覚を見せられていたこと、透魔竜ハイドラが子世代たちの暮らしていた秘境を狙い、子供を助けに来た親世代たちを攻撃しようとしていたことを知らされ、共同戦線を張ることにした一同は互いに自己紹介を始める。
二人のカンナは双方の片親が同じ名前であることも手伝って仲良くなるが、他の子世代たちは戦後の歴史認識のズレから『白夜王国が戦争に勝利した世界』から来た子世代(白夜子世代組とミドリコ)と『暗夜王国が戦争に勝利した世界』から来た子世代(暗夜子世代組とディーア、ゾフィー)との間に亀裂が生じてしまう(※実は子世代全員、一人一人が異なる世界から来た存在であることが後に明らかとなる)。
目的が一致しているという点で辛うじて共に行動する両陣営の不仲ぶりに二人のカンナとシグレが困る中ハイドラに支配された透魔兵たちの襲撃により共戦、戦いを通じて絆を深める。
二人のカンナは二振りの夜刀神を『終夜』へと進化させ、子世代の陣営はシグレの命の代わりに全員分の透魔王国へ来てからの記憶を代償に第四の歌でハイドラと戦い、勝利を収める。
各々が元に戻ったそれぞれの世界に帰る前、万一、透魔王国のことを覚えていてなおかつ透魔王国で共闘した仲間と会えた時には『はじめまして!』と合言葉を言おうとカンナ♀が、合言葉に笑顔で応えることをシグレが、再会したらまた何度でも友達になることをカンナ♂が提案する。
そしてエンディングラストは、どこかの世界で二人のカンナに向かい『はじめまして、カンナ』と呼ぶシグレの声、二人のカンナが振り返り笑みを浮かべる所で終わりを迎えている。
ヒーローズ
カンナ♀
竜の幼姫 カンナ
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 竜/歩行 |
武器 | 水のブレス+→白夜の竜石(専用) |
奥義 | 竜裂 |
A | 鬼神の構え3 |
C | 竜刃の紋章 |
2018年4月から登場。通常の英雄召喚から登場する。子世代最年少だが成長は通常である。
水のブレスは鬼神金剛の構え2の効果が内蔵。パッシブも構えであるため、受け型のスキルセット。
しかし緑竜はミルラや邪竜ギムレーといった専用武器を持つ強烈な性能の英雄がおり、そちらに比べると見劣り感が否めないか。
そんなカンナだったが2019年11月のアップデートで専用武器の「白夜の竜石」が登場。敵に攻撃された時か、バフ効果を受けてない場合は全ステータスが+4になる効果で特殊錬成効果は「攻撃速さの凪3」の効果。これで防御面が強化される個性が付いた。
笑顔のご来光 カンナ
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 竜/歩行 |
武器 | 辰年の幼姫の竜石+ |
奥義 | 凶星 |
B | 竜の逆鱗3 |
C | 魔防の大紋章2 |
辰年に合わせて2024年1月の超英雄で約5年半ぶりに登場かつ超英雄初。戦禍の連戦の報酬として配布される。
通常版とステータスを比べると攻撃速さ魔防はかなり上がるがHPと守備は下がってしまい、HPに至っては37しかなく、全竜ユニットでナーガとワースト1位タイ。
辰年の幼姫の竜石は錬成ブレス効果に加えて自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+4かつ最初の攻撃と二回攻撃のダメージを攻撃15%分、減少してキャンセル効果。
しかもレアスキル「竜の逆鱗」を低レアで入手可能になった。
カンナ♂
竜の御子 カンナ
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 竜/歩行 |
武器 | 水のブレス+→暗夜の竜石(専用) |
奥義 | 竜穿 |
A | 守備魔防の大覚醒3 |
C | 竜盾の鼓舞 |
2018年5月の大英雄戦で登場。
武器は女verと同じく水のブレスで、ステータス傾向もかなり似ている。こちらも守備魔防の大覚醒があるため耐久寄りのスキルセット。味方竜への防御系鼓舞も備えており、受け寄りの英雄が多い竜では役に立ちやすい。
2021年9月のアップデートで専用武器「暗夜の竜石」がやっと追加。お馴染みの錬成ブレス効果と攻撃された時か敵のHPが75%以上の時は戦闘中、全ステータス+4の効果で特殊錬成効果は周囲三マスに味方がいると戦闘中、全ステータス+4かつ戦闘後7回復する。これで耐久面上昇とHP回復が付く個性を得た。
新年の昇り竜 カンナ
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 竜/歩行 |
武器 | 辰年の御子の竜石+ |
奥義 | 月虹 |
A | 攻撃魔防の竜眼3 |
B | 竜鱗障壁3 |
辰年に合わせて2024年1月の超英雄で約5年半ぶりに登場かつ超英雄初。星4からも排出される。
通常版とステータスを比べると攻撃速さ魔防はかなり上がるがHPと守備は下がってしまい、HPに至ってはこちらも37しかなく、全竜ユニットでナーガとワースト1位タイ。
辰年の御子の竜石は錬成ブレス効果に加えて自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+4かつ最初の攻撃と二回攻撃のダメージを速さ20%分、減少して見切り追撃効果。受け向きは変わらないがより強固となった。
レアスキルの竜眼と竜鱗障壁も簡単に入手できる。
HPや守備が低くなったせいで物理相手では油断できなくなった。
血縁
基本的にカンナやミドリコなど、共通で仲間となる子世代は、同じ子世代の異性全員との間で支援が組める。しかし女主人公が妹が存在するシグレと結婚した場合、例外となり、カンナ♂から見て、叔母に当たるユニットとは支援が発生しない仕様となっている。
逆に男主人公がシグレの妹と結婚した場合、カンナ♀から見て伯父に当たるシグレとも同様である。これは前作で黙認されていた近親婚のひとつと見做される叔姪婚を避ける意味合いがあると思われる。
一応、支援集めなどの際には注意を。
なお女主人公とシグレの息子として生まれた場合、主人公の従姪孫(従姉の孫)でもある。
男主人公とオフェリアの娘として生まれた場合は、初代主人公の最も遠い末裔にして前作主人公の曾姪孫(妹の曾孫)に当たる。
名前 | 続柄 | 身分 |
---|---|---|
主人公(カムイ) | 父または母 | 透魔王族→白夜王族→暗夜王族 |
ハイドラ | 祖父 | 透魔王 |
ミコト | 祖母 | 旧透魔王義妹→白夜王妃→白夜女王 |
リリス | 叔母 | 透魔王女 |
シェンメイ | 大伯母(祖母の姉) | 旧透魔王妃→暗夜王妃 |
アクア | 従伯母(祖母の姪) | 旧透魔王女→暗夜王女→白夜王女 |
シグレ | 再従兄 | 旧透魔王子 |
カンナ♀ | ||
---|---|---|
ルート | きょうだい | 母親候補者(きょうだい候補者) |
共通 | 兄 | アクア(シグレ) |
共通 | なし | フェリシア、モズメ |
白夜 | なし | ヒノカ、サクラ、カゲロウ、オボロ、セツナ、カザハナ、オロチ、リンカ、ユウギリ、クリムゾン |
暗夜 | なし | カミラ、エリーゼ、ピエリ、ルーナ、ベルカ、エルフィ、ニュクス、シャーロッテ、フローラ |
DLC | なし | アンナ |
ルート | きょうだい | 母親候補者(子世代) |
共通 | なし | ミドリコ、ゾフィー |
白夜 | なし | ミタマ、マトイ、シャラ、キヌ |
暗夜 | なし | ソレイユ、オフェリア、エポニーヌ、ベロア |
カンナ♂ | ||
ルート | きょうだい | 父親候補者(きょうだい候補者) |
共通 | 兄 | ジョーカー(ディーア) |
共通 | 姉 | スズカゼ(ミドリコ)、サイラス(ゾフィー) |
共通 | なし | アシュラ、イザナ |
白夜 | 兄 | リョウマ(シノノメ)、タクミ(キサラギ)、サイゾウ(グレイ)、ヒナタ(ヒサメ) |
白夜 | 姉 | アサマ(ミタマ)、ツバキ(マトイ)、ツクヨミ(シャラ)、ニシキ(キヌ) |
白夜 | なし | ユキムラ |
暗夜 | 兄 | マークス(ジークベルト)、レオン(フォレオ)、ハロルド(ルッツ)、ブノワ(イグニス) |
暗夜 | 姉 | ラズワルド(ソレイユ)、オーディン(オフェリア)、ゼロ(エポニーヌ)、フランネル(ベロア) |
暗夜 | なし | ギュンター |
透魔 | なし | フウガ |
ルート | きょうだい | 父親候補者(子世代) |
共通 | なし | シグレ、ディーア |
白夜 | なし | シノノメ、キサラギ、グレイ、ヒサメ |
暗夜 | なし | ジークベルト、フォレオ、ルッツ、イグニス |
余談
ちなみに、女の子のカンナには彼女を愛でるあまり「結婚できないバグがある」とまで言い出す危ない……もとい親バカなプレイヤーも現れている。
(マイユニットの子供として登場する以上、当然結婚のしようがない。誰とでも結婚可能なマイユニットが唯一攻略不能なキャラである)
女の子のカンナはある意味シリーズ恒例の幼女マムクートともいえる。また「白竜」で幼女でこの声である為か、某妖精の尻尾の滅竜魔道士を思い浮かべる人も多いとか。
男の子のカンナは、父親が金髪・青髪・黒髪(特にデフォルトの金髪)だと、容姿は勿論、王子という肩書までとある主人公の息子に瓜二つになってしまう。
(他の子世代キャラクターにも言えることだが)DLC『絆の白夜祭』では親子会話が発生するが、主人公の結婚相手によってはカンナがもう一方の親(主人公が男の場合は母親、女の場合は父親)にも似ているところがある描写やエピソードを見ることができる。
- フェリシアと結婚した場合、女の子のカンナは母親のフェリシアに『あたしは人のために役に立てるのがとっても幸せなんだ』と語っていたり、剣と木の枝を間違えて『はわわ!』と慌てるシーンがあったりする。
- アクアが母親の場合、時折歌の練習をしており、歌うことが好きと思われる発言をする(というか中の人は歌手でもある)。
- スズカゼと結婚した場合、男の子のカンナが賊が襲ってくる前に屋台を見ていたところいきなり村の女の子たちに取り囲まれ食べ物を大量に手渡されたことを父親のスズカゼに語っているシーンがある。
- 因みにその兄サイゾウが父親の場合、彼が落とした「カムイ観察記録」を全て読んだうえ、それをネタに屋台の食べ物をねだる等ちょっとあざとい一面も。
となれば半ば必然ともいえるが、ゼロと結婚した場合は男の子のカンナに『細かいトコロ省いてない?』『お父さんとお母さんを悦ばせるんだー!』などと、姉同様父親のゼロ特有の含みのある言葉遣いがうつっていることが確認できるシーンがある。勿論エポニーヌが母親の場合は彼女の性癖もしっかりと受け継いでしまうし、ソレイユと結婚した場合女の子のカンナに母親のソレイユの女の子好きがうつっていることがわかり、『お母さんも素敵だよー!』『あたしのかわいいお母さん!』と言い出すシーンまである。
またファイアーエムブレムヒーローズでは全ifの子世代が『はじめまして』と全員加入の際に必ず言ってくる正月キヌも「はじめまして」の後に訂正し明けましておめでとうと名乗り、神装オフェリアも中二染みた名乗りの後に「はじめまして」と付ける等、泡沫の記憶編の約束を全員守っている。