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当記事は「テリー・ボガード」から分離・独立させています。

記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。

概要

2019年。大乱闘スマッシュブラザーズを開催する。以上・・・・・。【S】

2019年9月5日の『Nintendo Direct』で、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の有料追加コンテンツ第4弾として、『餓狼伝説』からテリーが参戦する事が発表された。配信日は同年11月6日。

ファイター番号は74、通り名は伝説の狼

参戦ムービーでは歴代KOF参戦者たちが原作ゲームのグラフィック+αで登場し、飛んでいく招待状を奪い合いながらも誰も手にできず、最終的にテリーの元に届くというもの。

中には手しか映らなかった初代『KOF』主人公や、取ろうと飛び出したのはいいが、つかみ損ねていつもの落下オチとなった帝王、悔しさを通り越して笑い出した赤毛もいた。

ちなみに予告ムービーのタイトル「挑戦者 現る!」は、同じ「SPECIAL」である『餓狼伝説SPECIAL』で、隠しボスのリョウ・サカザキを出現させた時のメッセージである。

紹介映像

特徴

要約すると、コンボ火力と撃墜手段、ワンチャン性能を併せ持つ、コンボ型パワーファイター。

リュウケンと同様に、必殺ワザのコマンド入力・通常ワザキャンセル・自動振り向き機能を搭載。

いわゆる格ゲー勢の中では、ボタンを押した長さで通常ワザが変化しない、コマンド版に頼らなくとも全体的にパワーが高いなど、比較的扱いやすい部類に入る。

単発火力もさながら、コンボ火力は全ファイターでトップクラス。

コンボするだけで軽く30%以上も稼げ、コンボからの撃墜にも困らない。

無敵付きのワザも多く、打ち合いにも強い。

テリー独自のシステムとして、蓄積ダメージが100%を超えている(体力制では残り体力が約1/3を切っている)間、2つの「超必殺ワザ」がコマンド入力専用ワザとして使用可能となる。

通常ワザキャンセルのおかげで簡単にコンボに組み込めるが、スキが大きく撃墜の危険性も高まる、ハイリスクハイリターンな代物。

さらに、その場緊急回避中に攻撃ボタンで出せる「避け攻撃」も用意されている。モーションは上強攻撃と同じだが、別の技になっている。

弱点はお手玉耐性と復帰力の低さ。

機動力が低い上に暴れが弱いため打ち上げられると追撃を避けにくい。

ただしこれは、横必殺技や下必殺技などで軌道を変えることでかなり誤魔化せる。

横必殺ワザと上必殺ワザは、ガケに捕まるまでの時間が遅いのでメテオや下スマッシュ攻撃に狩られやすい。また、復帰阻止も苦手。

そして、横必殺ワザが「前必殺ワザ」と「後必殺ワザ」に分かれているというこれまた唯一無二の特徴があり、どちらも前方に移動することから、思わぬ復帰ミスにつながりやすい。

空中に限り後方向に0.1秒以上入力するとクラックシュートを後方に出せるため、まずはそこから練習しよう。

剣ファイターも苦手な部類なので武器判定を潜り抜けて拳を叩き込む必要がある。

必殺ワザ

必殺ワザの強弱は『餓狼伝説』シリーズや『KOF』シリーズに合わせて2段階となっている。ボタンを押す長さで変化する。

“ ” 内の説明文はスマちしきから引用。

  • 通常必殺ワザ:パワーウェイブ

“ 足元に拳を叩きつけて、地を這う衝撃波を走らせる。

 必殺ワザボタンを長めに押すと、より速く、より遠くまで届くようになる。 ”

“ 地面がない場所では、拳を振り下ろして空中に衝撃波を放つ。

 射程は短いが、復帰阻止などに使える。 ”

なお、このワザのみコマンド版が存在せず、原作の「↓↘︎→」コマンドはバーンナックルに割り当てられている。

“ 一瞬両手を広げてから、拳を突き出して突進する。突進し始めた直後が、最も威力が高い。

 強力なワザだが、攻撃前後のスキが大きいので注意。 ”

コマンドは「↓↘︎→+ボタン」で、突き出した腕が無敵になる。他の作品とは異なるコマンド(本来は「↓↙︎←」)なので、くれぐれも間違えないように。

“ 前方に宙返りしながら踵を落とし、浴びせ蹴りをくり出す。

 足の末端ほど攻撃力が高く、斜め上への対空攻撃としても使える。 ”

コマンドは「↓↙︎←+ボタン」。攻撃力以外の違いはない。

“ 足を上にして跳び上がり、腕を広げて回転しながら、上空を攻撃する。

 跳び上がるときにスティックを倒すと、少しだけ横に移動できる。 ”

“ ワザの出始めに下半身が無敵状態になるため、上からの攻撃に打ち勝ちやすい。

 ただし、攻撃が終わってからのスキが大きい。 ”

コマンドは「↓ため入力↑+ボタン」で、ヒット数と跳び上がる高さが上昇し、出始めに全身が無敵になる。

“ 相手を蹴りで浮かせながら跳び上がり、ダンクシュートのように斜め下へ拳を叩き込む。

 最初の蹴りを当てれば連続攻撃できるが、空中でのスキが大きいので注意。 ”

コマンドは「→↓↘︎+ボタン」で、出始めに全身が無敵になる。また、コマンド入力かつボタンを長く押した時に限り、急降下の後半にメテオ効果が付く。

“ 右向き時、↓↙︎←↙︎→+ボタンと素早くコマンド入力すると、ピンチの時のみ発動できる。

 気の柱を目の前に吹き上げさせて攻撃するワザで、地面近くで当てるほど、威力が高い。 ”

簡易コマンドは「↓←↓→+ボタン」。『KOF'97』~『2002』のように「↓←→+ボタン」などへの省略もできる。

“ 右向き時、↓↘︎→↓↘︎→+ボタンと素早くコマンド入力すると、ピンチの時のみ発動できる。

 拳を突き出して高速で突進し、相手に当たると、気の衝撃波で大ダメージを与える。 ”

簡易コマンドは「↓→↓→+ボタン」。こちらは極端な省略は不可能。

“ トリプルゲイザーから始まり、パワーダンク、バスターウルフと3連続でつなぐ大ワザ。

 トリプルゲイザーで複数人をふっとばしつつ、最初に当たった1人にコンボを叩き込む。 ”

3つのワザをつなげたスマブラオリジナルワザ。

ちなみに「トリプルゲイザー」とは、3連続で気の柱を吹き上げさせる、パワーゲイザーの強化版である。

その他

ステージ「KOFスタジアム」

一見ただの平坦な地続きステージに見えるが、左右の端に透明なカベが設置されている。

このカベはふっとばして撃墜確実な場合にのみ壊れるようになっており、その時に初めて撃墜扱いになる。

なお、このKOFスタジアムには様々な『KOF』のキャラクターが登場しており、誰かが撃墜されると一斉にアピールを行う。しかし、『餓狼伝説』ならびにSNKの華として代表格であるも「良い子のCERO-A」の都合上出す事が困難ゆえに登場出来なかったキャラクターがいる

楽曲

SNK全体から格ゲーを中心に、なんと50曲の楽曲を収録。

しかもこれでお値段据え置き662円(税10%含)。

当然『スマブラSP』のDLCで追加されたシリーズではぶっちぎりの最多(次点の鉄拳でも39曲)であり、それ以外の新規シリーズを含めてもスプラトゥーンシリーズ(26曲)、悪魔城ドラキュラシリーズ(34曲)を超え、最多の楽曲数となっている。

桜井氏曰く、この中からさらに絞られると契約の関係も含めて思っていたが、SNK側は交渉において提示した50曲全てに「OK!」を出したとの事。

ちなみに全シリーズ含めても「その他」を除くと、スマブラシリーズ(113曲)、マリオシリーズ(91曲)、ファイアーエムブレムシリーズ(DLC分を含んで52曲)に次いで4番目と、ゲストシリーズながらも異例の曲数となっている。

…その結果、サウンドテストで最初に出てくる「ハレマー教カポエレ派戦いの歌(信じるものは救われる)」を筆頭に、SNK楽曲名物「テキトーかつわけわからない曲名」が並ぶことに(全部が全部ではないが)。しかも「ハレマー教~」がその中で曲名が一番長い。

そして一番短い曲名は「ね!」。…まあ、当時はそんなんだったから仕方がない。

また、上の紹介動画では桜井氏が「ターくんと北ピー」についてツッコミと逸話を語っている。ちなみに「ターくん」とは初代SNKのサウンドチーム『新世界楽曲雑技団』に居た田中敬一のことであり、代表曲はギース・ハワード最初のテーマソングの他、SNK退社後に作ったあの曲とかがある。

テリーのファンファーレは、初代『餓狼伝説』の「結果が全て」のアレンジ。

カラーバリエーション

テリーのカラーバリエーションはすべて原作再現となっている。

2P毎度おなじみの青カラー
3P・4P『KOF2002』のCボタン・Dボタンカラー+無地の帽子
5P『リアルバウト』までの明るい色合い+初期の「NEO GEO」
6P『SPECIAL』の2Pカラー+『3』と『リアルバウト』の「KING OF THE FIGHTERS」
7P『WILD AMBITION』の2Pカラー+アニメ『バトルファイターズ』の鉄板
8P『KOF2000』の隠しカラー+『KOFXIV』の「HUNGRY WOLF」

勝ちあがり乱闘「ザ・キング・オブ・大乱闘」

ROUND1人目2人目3人目
1マリオピーチロゼッタ&チコ
2シークリンクゼルダ
3クッパ(ジャイアント)デデデ(ジャイアント)キングクルール(ジャイアント)
4ピットブラックピットパルテナ
5ソニックロックマンパックマン
6リドリーガノンドロフベヨネッタ
BOSSリュウケンテリー

何かしら縁のある3体のファイターが、『KOF』の如く順番に登場していく。

全ROUNDが体力制でボスキャラも登場しないが、プレイヤー側が1人で150HPなのに対し、CP側は1人につき100HP、合計300HPという不公平なものになっており、難易度は高め。

アテナ』をモチーフとしたROUND4のみ、同作を意識したアイテム(緑ブロック、バックシールド、ロケットベルト、ビームソード、スターロッド、ファイアバー)が出現する。

全員参戦イラスト

帽子とジャケットのデザインが似ていたのか、ポケモントレーナーの隣に配置されている。

また、近くには同じアメリカをモデルにした舞台のゲーム帽子をかぶった主人公もいる。

ファストフード好きなところでも結構ウマが合うかもしれない。

余談

招待状の送り主の【S】は、実はプロットには書かれていないため、誰が書いたかについては不明。【S】と思われる人物は「SはスマブラのSでもある」と説明している。

元ネタの【R】は『KOF'94』で倒した格闘家のブロンズ像をコレクションしているが、【S】と思われる人物も参戦ファイターをamiibo化しているのであながち間違ってはいない

実はSNK作品は一応、ファミコン時代はSNKが直々リリースしていた。しかし、90年代になるとSNKがネオジオで家庭用ゲーム機での展開を行っていた為、他社によるSNKの移植作品が他のハードではもっぱら多かった(ただし、PSやSSで再びサードパーティとしてリリースする事となる)。

その為、餓狼伝説シリーズ(SPまで)は任天堂のゲーム機ではタカラ(現タカラトミー)から発売されていたが、ほぼ難のある移植だったりする。その為、SNKそのものが任天堂のゲーム機で再び直々に作品をリリースしたのは割と最近の事である。

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