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佐々木哲平(タイパラ)

ささきてっぺい

日本人の男性名。此処ではタイムパラドクスゴーストライターの主人公について記載する。
目次 [非表示]

「俺はただ…!沢山の人に楽しんでもらいたくて描いてるだけだ!」

概要

タイムパラドクスゴーストライターの主人公。

落雷によってタイムマシンと化した電子レンジによってもたらされた未来のジャンプから、本作のヒロインであるアイノイツキが十年後に連載する漫画である『ホワイトナイト』を盗作する。

作品の批判の九割はこの主人公に要約されていると言っても過言ではなく、盗作だと気付いていないという擁護ができる余地のあった第1話はともかくとして、第2話以降は最終話に至るまで全話に渡って読者から憎まれた、作中最大の嫌われ者。物語の黒幕であった未来ロボットフューチャーくんと並んで物語における諸悪の根源であり、全ての元凶。


読者からついた蔑称は数多く、主なものでは『パク平』『盗平』などがある。普通なら蔑称を公の場で使うことは推奨されない、が、佐々木哲平の場合、作中ではバレてないものの犯罪者である事と日本人には良くある苗字と名前の為、読者の中には現実の同姓同名の人物に迷惑をかけてはいけないというマナー意識から蔑称を使う事を推奨する向きもある。ちなみに、最悪な事に同姓同名のデザイナーが実在する。正直言って、菊瀬編集よりこっちの方にまず実在しない名前をつける配慮が必要だったのでは?


なお、厳密に言えば盗作したからではなく、盗作をことあるごとに自分に都合の良い妄想で正当化する姿が醜かったから嫌われた人物。

哲平はその作中で悪質性の高い独り善がりな物の考え方によって(その人自身されている自覚がないとはいえ)人を傷つけ貶めて罪に溺れ、あまつさえそれを自己憐憫に浸りながら他人の為と責任転嫁してはばからない。

そんな少年漫画の主人公にあるまじき、あまりにも卑怯で醜悪な姿が読者から「これが主人公の姿か」「現代に転生した半天狗」「いや半天狗ですら『この腕が…』であって他人の所為にはしなかった」「頭漫画村」と罵られ、半天狗などと違って作中でそれらの罪が暴かれ裁かれ滅ぼされる事はおろか糾弾される事も無く、ポーズだけの償いになっていない償いと反省になっていない反省ばかりであったために激しく憎まれた。


人物

独り善がりで、全力で努力してはいるけれどそもそも根本的に倫理観や常識面でズレている為にことごとく間違った行動を取る凡才の人非人。

一言で言うなら真面目系クズ

他人をダシにして結局自分が可愛いだけと読者に思われるような行動を取り続けている邪悪である。

この為、読者からは破滅を望まれていたがついに諸々の罪を指摘される事すらなく最終回を迎えた。


漫画家志望であるが、一方で、

・小学校の時に人気作品の模写がウケた原体験から志すようになる

・菊瀬編集に「沢山の人に楽しんでもらいたいと没個性な作品描くよりは超奇抜な設定やエログロ要素などトリッキーさを餌にして一部の読者層釣った方がまだマシ」とアドバイスされた際に「マイナー路線を目指せという事か」「僕が描きたいのはみんなが楽しめるような漫画」と忌避して一蹴する

・十年後のアイノイツキ作『ホワイトナイト』と現在の藍野伊月の『ホワイトナイト』のネームを見比べてわざわざ「面白さは(前者に)及ばない」と評する

・王道作品やジャンプで連載する事に拘る

・読切版『ホワイトナイト』が満場一致で受け入れられた際は「(自分が)日の目を見られる」と喜ぶ

など、「大衆に持て囃される漫画家」への熱意だけは異様に見られるものの、肝心の漫画そのものへの熱意や敬意は見られない。

その作風は某ギャグ漫画風に言うならば「ワンパークのゾフィの超劣化版みたいな奴」。

沢山の人が楽しめる作品を作りたい」だけで自分が読者に伝えたい事や作りたい作品というものが無い哲平は、描く作品も独自の個性や魅力というものが全く無く、4年間担当であった菊瀬編集からは「空っぽ」「なんにも詰まってない」「百万回見た」「形だけ個性的にしても既視感が強ければそれはむしろ没個性」と酷評されるほど。

この「空っぽ」で「なんにも詰まってない」ことこそ哲平の特徴であり、才能の欠如も含めて本人が認めている欠点でもある。

一方で、4年の間まったく評価されないにもかかわらず持ち込みを続ける、ボツにされてその日の内に新しい作品のネームを一から完成させるなど、他者からの厳しい評価にめげず自身の夢に向かって邁進する努力と根性はジャンプ主人公らしい…と言えなくもない。

しかし、これも哲平の場合は他人のアドバイスを求めないしされたところで聞き入れようとすらしない独り善がりな、単に承認要求の強さと他者を無自覚に見下し軽んじている事の表れと化している。

なお、同様の独り善がりっぷりと他者軽視の傾向は哲平が登場しない回の藍野伊月にも見られたため、哲平が特別こういうキャラ付けをされているというよりは「その時にメインで動かしているキャラにこういうクズムーヴをさせてしまう」作者に問題があるとする向きもある。



作中での主な行動

基本的に盗作をはじめとする犯罪行為と、その自己正当化や自己憐憫などを行っている。

この作品自体が実質ほぼこの哲平の一人芝居だけで構成されていると言っても過言ではない程。


この中でも明らかに自己保身の為としか思えない行動とその自己正当化、『ホワイトナイト』のファンや黒幕への責任転嫁が特に問題視されている。

特に顕著なのは

・『ホワイトナイト』にあてられたファンレターを読んで「自分には罪の十字架を背負って『ホワイトナイト』を世に出す使命がある」と盗作の継続を決心

・盗作である事実を宗岡編集(新しい担当編集)や本来の作者の藍野伊月などにすらまともに告げず、断罪どころか真実を知る機会すら与えない

・↑の理由が「タイムマシンなんて公表したら世の中がとんでもない事になるだろう」「盗作だと知る事を藍野が望まないとしたら」と独り善がりな妄想によるもの

・藍野の死亡回避条件(『ホワイトナイト』で『ANIMA』に勝つ)を提示されているにもかかわらずのうのうと30連敗し、その後も電話一本で安否確認するだけで彼女の死を知らされるまで回避条件についてまともに考えることすらせず放置

・そのくせいざ藍野が死んだ際には「過労死で死ぬならなぜそうだと言わなかった。なぜ悠長に連載で勝てなどと言った」と黒幕に対して今更過ぎる糾弾を行う

などである。

これらを総合して哲平視点から見ると「本来ならば存在した名作『ホワイトナイト』を消さないために、『ホワイトナイト』を楽しみにしているファンのために代筆する使命と罪の十字架を負って描き続ける。その『ホワイトナイト』で現在のアイノイツキが描く『ANIMA』に勝たねば藍野の命が危うくなると知らされて勝って彼女を救う為に奮闘する」とまあ悲劇のヒーローとなる。

しかしこれはあくまで哲平視点の話であり、第三者から見ると「相手の勘違いなどに甘えて自分で自分をとことん甘やかし、自分に不都合な真実を告げず隠蔽して盗作を続け、甘い汁を吸っておきながら清廉潔白アピール激しい偽善者がまたも盗作を続ける言い訳を手に入れて藍野に更なる尊厳破壊を仕掛ける」ように見えるのが致命的である。

なんなら藍野の命を救おうとするのも、碌な理由付けがされてない事もあって「助けたいのは本来の作者に死なれたら盗作できなくなるからでは」と言われる始末。


また、この自己正当化や自己憐憫以外の行動に整合性や合理性が無い事、しかし哲平の自己満足や保身が目的とすれば説明がつく事も特徴として挙げられる。

具体的には

・「みんなが楽しめるような作品」が描きたいと言いながら、目の前の担当編集一人の心すら動かせない没個性で陳腐な作品ばかり4年にわたって持ち込み続ける

・上記の事と下記の暴挙からキレた菊瀬編集が不当に針の筵の憂き目に遭ったのは哲平が読切版『ホワイトナイト』で評価された事が原因であるのに、盗作の事実を認識した後ですら一切彼のフォローを行わない…どころか最終巻描きおろしでは連続で打ち切り食らった事を指摘されて「相変わらずデリカシー死んでますね。尊敬します」と扱き下ろす始末である。倫理と常識が死んでるお前が言うな

・未来のジャンプから(この時は盗作という自覚は無いが)盗作し読切版用に書き直した『ホワイトナイト』を持ち込む為なら〆切を過ぎている為に断られていたにもかかわらず警備員を振り切って会議前の集英社に侵入という暴挙に出るほどの行動力を見せる一方で、盗作の停止や関係者への告白と謝罪や藍野伊月の死亡回避に関してはあれこれ言い訳してやらない、とにかく行動に移さない

・『ホワイトナイト』を世に出す使命があると言いながら、自分流にアレンジした『ホワイトナイト』をジャンプに連載させる事で結果的にオリジナルの『ホワイトナイト』を完全に闇に葬っている。また先述の事を行っておきながら、未来のジャンプが届かなくなった際は「俺が話も考えないといけないのか!?」とオリジナルが無い状態での『ホワイトナイト』の継続を一度は不可能と拒絶している。『ホワイトナイト』を世に出す使命()はどうした

・藍野伊月に盗作の事実を告げようと思いながら、「突然雷が落ちてきて電子レンジがタイムマシンになった」と言うだけで肝心の「現在連載されている『ホワイトナイト』は盗作であり、真の作者は間違いなく藍野伊月である」事実を欠片も明かさない

・焼肉店に来ておきながら「(盗作で得た金であるため)自分には肉を食べる資格は無い」と肉は断り、その一方でお通しのキャベツや酒は満喫している。ちなみにキャベツの花言葉は『利益』である

・『ホワイトナイト』で得た利益は藍野に帰す心算と言うが、連載に関わる経費を借金などで賄っておりまた黒幕から当選番号を教えられた宝くじも当然買わなかったためその目途が立たない状態に作中ではなっていた。なお単行本描きおろしで現金が大量に入ったバッグを藍野宅の前に不法投棄しただけで収益の還元すらまともに行っていない事が判明した

・藍野伊月を死なせたくないと言いながら、死亡回避条件(『ホワイトナイト』で『ANIMA』に勝つ)を提示されているにもかかわらずのうのうと30連敗し、その後も電話一本で安否確認するだけで彼女の死を知らされるまで回避条件についてまともに考えることすらせず放置

・「真実を知ったら藍野が筆を折ってしまうかもしれない」という理由で藍野に盗作についての告白と謝罪を行わない事を正当化し、また「『ホワイトナイト』の盗作により藍野の死を回避しているとしたら」と考えているにもかかわらず、『ホワイトナイト』で『ANIMA』に勝つ事を指示された時には30週連続で負けてどう考えても実力では勝てない現状を見せつけられながら「盗作を告白する事で筆を折らせる」という手段を思いつきだにしない

・『ANIMA』に勝てる『ホワイトナイト』を描くため、自分で自分の描いたネームを主観で評価する(「客観視客観視…うん、面白い」)という4年間それをやっては担当編集に全ボツを喰らっていた行為を繰り返した挙句、途中からは自己流『ホワイトナイト』ですらない別の作品を描きだす

など。

この為、本当に自分が不当に得た利益(ジャンプの人気作家という地位や名声、経歴、稼ぎなど)を手放し、謝罪し本来負うべき不利益(盗作者という汚名など)を負う心算が無いと思われた事、そして「俺が自分で話も考えないといけないのか!?」に代表される誰でもない自分の意志で盗作での連載を始めた加害者でありながら他人から盗作を強いられている被害者が如き言動が読者に激しく嫌悪や憎悪される理由の一端となった。


一応「子供の風船を取ってやる」「転倒してアイスを落しそうになっている子供のアイスを基の位置に戻してやる」など無償で他人の為に動く姿が描かれていたり、本来のルートでは就職して働きながらも持ち込みを続けついに独力で読切掲載を獲得していたりもする。ちなみにその作品こそがそのルートの藍野の『ホワイトナイト』の持ち込み&連載の決定打、つまり藍野が死に至る切っ掛けそのものである事が判明した。

しかしこれらも「作者が哲平は真面目で熱血な善人だとアピールするためのパフォーマンス」としか見られていないのが現実であり、特に後者二つにいたっては「アイスの位置だけ戻したところで時間が動き出せば子供は転び、結局アイスは落っこちるので、行動力はあるけど何が本当に相手の益に繋がるのか、自分の行動が何をもたらすかという想像力に欠いた結果に繋がらない自己満足な姿をよく描いている」「ロボが哲平に盗作させるのではなく寧ろ殺していれば藍野の死は簡単に回避できたのでは」と皮肉を込めて評されている。


なお一番読者が哲平に期待した行動はただ一つ、『ホワイトナイト』を盗作した事を告白し裁かれる事であったが、ついに最終巻描きおろしですら行われる事なく終わった。



関連項目

タイパク 盗作 ※主人公です

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