近未来犯罪都市、アカツカシティ。
この都市である労働改革が水面下で
進められ、オフィスの平和は奪われようとしていた。
そんなある日、命令だけに忠実に
従うロボ社員、実コップの開発に成功した。
※本作の公式サイトから引用
「俺は実コップ。社畜AI。
本当の名などありはしない!」
概要
CV:小野大輔
『おそ松さん』(第3期)に登場するエピソードで、第16話Aパートのサブタイトル及び同題の主人公の名称。初回放送は2021年1月26日(25日深夜)で、彼のメイン回である。
また、同日に放送されたBパート『ナンマイダー来襲』については該当記事を参照。
ストーリー (ネタバレ注意)
ある日、薫子が勤務する『凹凸商事』で部長の前園から職場を監視する警官及び"社畜AI"として開発した実コップを導入する事を宣言される。かつての面影を完全に失い、脅迫で社員を屈服させる彼の様子に彼女は本当の名前は実松ではないかと尋ねるが、その直後に前園からの妨害で上手く聞き出せずに終わってしまう。
しかし、昼休みに屋上でメロンパンとコーヒー牛乳を味わっていた実コップはその仕草にまだ名残りが残っていると確信した彼女から、かつて自分が交通事故で命を落としたという過去を告げられる。その直後、彼は心の奥に眠っていたとある記憶に気付き始め苦悩する日々が続いた。
それでも、紆余曲折を経て本来の記憶と自我を取り戻した実コップはあの出来事が営業車に施した前園の細工によって引き起こされた他殺であると見抜く事に成功する。
その後、警備AIの追跡を振り切って会議室に乗り込んだ実コップはプログラムによる制御で苦戦しつつも自らの死因の真実と社内で蔓延していたパワハラを暴露し、前園をクビに追い詰める。最後には制限が解除された身のこなしで彼を銃殺でトドメを刺し、因縁の決着をつけた。
そして、この良い働きぶりを評価された社長から名前を聞かれた際には"実松"と一言だけ告げた後、薫子をお姫様抱っこした状態で高層ビルから何処かへ飛び去って行ったのであった。
へそくりウォーズ
2021年4月2日に『実コップ:いつもの』がプレミ松ガチャ(★4)で実装された。
実コップ:いつもの |
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AIロボとして開発された実コップ。社員の働きぶりを監視する、いわばオフィスの警察官である。蘇りつつある過去の記憶に苦悩する。 |
余談
- 今回のエピソードは第1期と第2期に放送された『実松さん』の続編で、内容の構成は1987年に公開された洋画『ロボコップ』が元になっている。
- 実コップとスタッフロールでの警備AIの姿は、それぞれ同作に登場する主人公のアレックス・マーフィとED-209が元になっている。
- 2021年1月25日に公開された『シェーWAVE』(vol.37)では、初回放送に先駆けて今回のエピソードの存在が少しだけ仄めかされていた。
- 3期24話Aパート『帰ってきた新おそ松』では、終盤にアルティメットゲートが開かれた際に助太刀として6つ子達の元へ駆け付けた。
- 因みに、原作の『おそ松くん』でも同作のアニメ版(第2作目)が放送中の頃にスタジオぴえろから発行された『ピエロしんぶん』(1988年12月27号)の特集で、同作をパロディした4コマ漫画が掲載された事がある。
関連タグ
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関連エピソード
話数 | サブタイトル |
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1期13話&2期14話Aパート | 『実松さん』 |