概要
機動戦士ガンダムさん内の長編で、10巻に収録。正式名称は『何かが間違って伝わって誤解されたまま製作された機動戦士ガンダム』。
「もし『ガンダム』が普通のロボットアニメだったら」という設定で始まる熱血ドタバタSFスーパーロボットアクション漫画。主人公のアムロン(雑誌の誤記が元ネタ)はスケベな熱血漢、敵はモビル獣を操るジオン星人、ガンダムはロケットパンチや角ブーメランを放つという、『ダイターン』以前の70年代ロボットアニメそのまんまのテイストで描かれる壮大なパロディである。
本家との相違点
- ジオン公国が「ジオン星」なる惑星になっており、基本的に全員人間ではなく宇宙人という設定になっている。
- モビルスーツが「メカモビル」という呼称になっている
- 打ち切りであり、中盤以降の展開はかなり強引に短縮されている
- 本家と違ってララァ、スレッガー、レビル、マ・クベ等と言ったキャラクターは登場しない
登場人物
主人公。正しい『ガンダム』のアムロと容姿は同じ(ただし服装は第1話のもの)だが、性格はまったく違うスケベで明るい熱血漢。得意技はスカートめくり。
アムロンの幼馴染でホワイトベースⅡ世号のクルー。やたら正統派ヒロインらしい言動が強調され、シャワーシーンなどもある。
「艦長」ではなく「船長」。何故かパイプを常に咥えている。
何故か薩摩弁で話す。しかしこの間違った『ガンダム』でも結局命を落としてしまう。
何故か瓶底メガネをかけている。
「一番星のマチルダ」の異名を持つ姉御肌の運び屋。正しい『ガンダム』と違って生存する。
ジオン星人の第一の刺客。正しい『ガンダム』と違い情けない小悪党的なキャラ。しかしプリンス・ガルマを見殺しにしたことで悪魔将軍ドズルにバレてしまい激怒され、氷漬けにされる。セイラの台詞によれば最終回前に連邦軍に保護された模様。
- 稲妻元帥ランバ・ラル
何故か妻共々鬼の様な容姿。グフに乗り込みガンダムと戦うがあっさりやられる。
何故かラムちゃんの様な口調で話し、ランバ・ラル同様に角が生えている。ランバ・ラルの仇を取ろうとするが、リュウの特攻により爆死。
モビル獣ドムのパイロット。しかし正しい『ガンダム』と違い、マチルダと援護に来たウッディによって倒されてしまう。
頭にボルトが数本刺さったフランケンシュタインの怪物の様な容姿で、巨大な体格をしている。
拷問好きのドSで、作戦に失敗したシャア仮面を拷問にかけていた。弟のプリンス・ガルマには甘い。
シャア仮面に尊大な態度で接したため、恨みを買い見殺しにされる。つまりシャア仮面にはザビ家全体の仇討ちの意思は全く無い。
階級は不明。司令官的な立場ではなく自ら兄弟とともに三人がかりでメカモビルでガンダムと戦う。
ギレン達が倒れた後に現れた、ガンダムより遥かに巨大なジオン星人。生身の指先だけでガンダムの左手と頭を破壊するほどの強さであるが、唐突に光り輝いてパワーアップしたアムロン及びガンダムに体当たりをくらい死亡。
関連タグ
機動武闘伝Gガンダム 冒険王版 ボンボン版F91 ボンボン版Vガンダム クライマックスヒーロー 騎士ガンダム マジンガーZ 俺の知ってるのと違う