概要
悪魔であるスパーダと、人間の女性のエヴァの間に生まれた半人半魔のアメリカ人。身長190cm(テレビアニメ版)。
表向きは「Devil May Cry」の看板を掲げた便利屋だが、本業は悪魔絡みの事件を解決するデビルハンター。
赤を基調としたロングコートを身に纏い、背負った巨大な魔剣リベリオンと二丁拳銃エボニー&アイボリーを操って戦う(『1』ではフォースエッジとエボニー&アイボリー)。
名前の由来は詩人であり『神曲』の登場人物でもある、ダンテ・アリギエーリ。
人物像
人間の可能性を信じており、己の正義を貫き悪を挫くタフな男。
父が持つ正義の心と母の優しさを受け継いでおり、両親のことを誇りに思っている。
決め台詞は『Jack Pot‼︎(大当たり!)』 子供の頃からの決め台詞だったのか、バージルも知っている。便利屋業を始めてからは母の仇である悪魔といった、自身にとって因縁深い悪魔を探し当てたときの意味を含んでいる。
並外れた怪力や魔力、心臓や脳を破壊されたり全身を貫かれる程度では死ぬことのない肉体を有しているが、そのせいか、『2』を除いたナンバリングタイトルでは剣が身体を貫くのが恒例行事のようになっている(一応、『2』のラスボス戦でも腹をぶっ刺される技が存在する)。自分の意思で悪魔の姿になる魔人化も可能。
また、あらゆる魔具と銃器を瞬時に使いこなす天性の才能を持ち、手に入れた魔具はとりあえず振り回すのがお約束。彼の手にかかれば大型バイクですら武器になる。
実力に裏打ちされた、いかなる時でも相手を挑発するほどの余裕を持つ。全盛期とされている『4』では特に顕著で、時には敵がすぐ近くに潜んでいると分かった上でストリップショーの紛い物を楽しんだり、ボスと共に即興劇に興じている。
ただ最も若い『3』の頃は自分以上におしゃべりな相手に調子を崩されるとイラつく様子も見せた。
食事はピザとストロベリーサンデーしか食べないという驚異の偏食ぶり、かつ金に執着の無い性格と依頼を選り好みしている為借金まみれ(立て替えをレディなどにしてもらってるのか、金銭関係では頭が上がらない模様)というかなり堕落気味の生活をしているが、『合言葉』が絡むと一転してやる気になる。普通の依頼は札束を積まれても受けないが、幽霊や強大な悪魔が絡んだ事件には100ドルほどの報酬でも飛びつくという。悪魔を狩ることが自身の義務・使命と考えていること節があり、悪魔狩りは無給で行うことすらある。
ハードロックを好み、煙草を嫌う(人に擬態した悪魔を臭いだけで区別できるほど鼻がいいため)。
歴代シリーズ
『1』~『5』のゲームごとに衣装や設定に、若干の差異がある。(関連タグはダンテーズへ)
ちなみに声優もシリーズ初期は一定せず、ドルー・クームス(『1』) / マット・カミンスキー(『2』) / ルーベン・ラングダン(『3』以降ナンバリング、アニメ、MVC3(英語)) / ジョニー・ヨング・ボッシュ(Netflix) / 森川智之(アニメ、MVC3(日本語)、『4SE』、『5』日本語吹き替え)となっている。
歴代のダンテ
時系列順に紹介
(注:DMC5発売前までは3→1→アニメ→4→2の順番でしたが5発売における設定整頓により、3→1→アニメ→2→4→5と直されました)
『3』以前
「今こそオレは、オレの本当の名を名乗る」
『1』の小説版では『3』以前のダンテがまだ店を構えず、トニー・レッドグレイブの名で便利屋として働いていた頃が舞台となっており、愛銃エボニー&アイボリー誕生の物語が描かれている。
幼い頃はレッドグレイブの屋敷で暮らしていた。バージルと共にスパーダから剣術を習っていたが、父が悪魔であることまでは知らなかった。やがてスパーダは彼にリベリオン、バージルに閻魔刀を託し行方知れずとなる。
バージルとは「欲しければ奪えばいいだろう。いつものことだ」というやり取りがあるほどに物を取り合う日々を送っていたらしい。そんな二人の誕生日にエヴァは揃いのアミュレットを贈る。
エヴァの愛を受けながら幼少期を過ごすものの、力を取り戻しつつあったムンドゥスがスパーダの血族を抹殺しようと部下の悪魔を送り込んできたことで、息子たちを守るためにエヴァは悪魔に惨殺され、バージルとは生き別れることになった。
生き延びたダンテはエヴァの最期の言葉通りに名をトニー・レッドグレイブと偽り、素性を隠し便利屋としての生活を始めた。その中で後に長い付き合いになる情報屋のエンツォ・フェリーニョやJ・D・モリソンと出会う。
やがてムンドゥスにも生き延びていることを察知され、差し向けられた悪魔たちとの戦いに身を投じていく。その戦いに同業の便利屋が巻き込まれて次々死んでいき、「トニーと組むと不幸になる」という悪評が付いて回った。仕事や悪魔との戦いの度に銃を故障させては近所でガンショップを営むニール・ゴールドスタインの世話になっていたダンテは専用の銃の設計を彼女に依頼、ニールは無茶な連射にも耐えられる2丁拳銃であるエボニー&アイボリーを製作したが、ダンテを狙った悪魔の襲撃に巻き込まれて死亡する。
ニールの死を知ったダンテは、二度と便利屋たちの溜まり場に戻らなかった。
そしてダンテは母の仇を討つために偽名を捨て、悪魔退治専門の便利屋事務所を開業する。
3
「俺達がスパーダの息子なら、受け継ぐべきなのは力なんかじゃない!もっと大切な、誇り高き魂だ!」
開業直前の日、謎の男アーカムと、実の双子であるバージルによって突如町に謎の巨塔テメンニグルが現れ、スパーダの息子である事からそこへと招待を受ける。
「バージルが気に入らないから」という理由だけでテメンニグルを進み、バージルの元に辿り着き勝負を挑むが心臓を刺されて敗れ、強制的に完全な悪魔へと覚醒させられる。
途中レディと出会い悪魔である事を責められ自虐する部分も見せるが、レディの家族であるアーカムへの頑な責任と家族だからこその複雑な行動を見る中で次第に自分も家族に向き合う決意を固める。
アーカムがスパーダの力を得るために魔界を開こうとし、レディと兄弟の母の形見である「対のアミュレット」を利用されるが、これを兄との共闘の末に勝利。バージルとの最終決戦へ至る。
誰にも負けない強大な悪魔の力を得ようとしたバージルと、それでもあくまで人にある強さを選んだ弟ダンテとの別離の物語は、レディによるお馴染みの台詞で〆られる。エンディングはそれにちなんだ作品タイトルでもある店名の決定と、この『3』のダンテが『1』へのダンテへと続く終わりを見せて終わる。
今作品のメインキャラクターデザインはイケノ氏と思われる(※DMCのキャラデザは様々な人がキャラによって担当と関わっている事も多い。今作の魔人化は金子氏のデザインを基盤に、武器によって違う姿のデザインを井川氏等が手がける)
今作はダンテ自身がシリーズ中最も年若い事もあってか、いまひとつゲーム的にも魔人化の恩恵が少ない。そして魔人化のデザインはアトラスの悪魔絵師である金子一馬師であり、従来よりややイレギュラーな姿。
この『3』にいたる一年前の話となる部分は全3巻からなる茶屋町勝呂によるコミカライズにて描かれておりダンテ編とバージル編である2巻までは発売されているが、3巻は発売されずに未完のまま終わった。※コミカライズは完璧な正歴史とも言えない部分有。
1
「父の名に誓って 奴に死を」
ある満月の夜、ダンテの営む悪魔退治専門の便利屋「Devil May Cry」に、母エヴァに瓜二つの美女トリッシュが訪れ、かつて人間界侵攻を目論んだ魔帝ムンドゥスが復活し、再びその魔の手を伸ばそうとしている事を聞き、その阻止の依頼を受け絶海の孤島マレット島に上陸する。
依頼を遂行する道中で、ムンドゥスの部下への容赦の無い対応等を目の当たりにし、依頼だけではなく個人としてもムンドゥス打倒を決意する。
ムンドゥスとの決戦にいたるまでに幾度となく謎の魔界騎士ネロ・アンジェロと戦うが、母の形見であるアミュレットを見て苦しむ様子などから、かつて生き分かれ、ムンドゥスに挑み、敗れて完全な悪魔に改造された兄バージルであったと気付く。ダンテとの決戦に敗れて消滅してしまったネロ・アンジェロの持っていたアミュレットと、己の持っていたアミュレット、そして己の愛剣フォースエッジとを合わせ、その真の姿である魔剣スパーダを解放し使えるようになる。
ムンドゥスとの戦いの中、トリッシュに騙されていた事等から怒りに任せたことで彼女を助けられず、その事を悔やみ涙を流す。ムンドゥスとの決戦では死んだと思っていたトリッシュの援護を受け、愛銃のエボニー&アイボリーの弾丸をムンドゥスに撃ち込み、見事にバージルとエヴァの仇を討った。
決着の後トリッシュと共にマレット島を脱出し、「Devil Never Cry」と店名を変えてコンビを組む事になった。
3の出来事から時間が割と経過していることもあり、この頃からダンテのイメージ象が出来上がり始めている。
1作目のためリベリオンではなくフォースエッジが最初の武器であり、アラストルがメインの武器となっていた。本作ではアラストルに刺されて以降魔人化が使えるようになる。
今作品のメインキャラクターデザインは土林誠氏。
アニメ
「ここから先はR指定だ!」
普段はやる気がなく、気の向かない依頼は引き受けず、事務所(本作の事務所内は『3』で最初に登場したモデル)も散らかりっぱなし、食事はオリーブ抜きのピザにストロベリーサンデーのみという偏りで、借金まみれでありながら週休六日主義を公言して憚らないなど、ゲームの時に比べて超ズボラで荒っぽい性格。ギャンブルがかなり弱いのが目立つ。
ある日、情報屋のJ・D・モリソンからアニメ版のヒロインであるパティ・ローエルを翌日の18:00前にローエル邸に送る依頼を受けたが、結局は同姓同名のパティ・ローエル女史の仕掛けによるものだった事を知り、その鬱憤を彼女の命を狙っていた悪魔にぶつける。
その後、パティがダンテの元で働く事となり、最初は反目していたが次第に親しくなっていく。
とあるエピソードではスパーダの弟子であるバアルとモデウスに出会っていた。
終盤、ダンテの周囲の陰日向で暗躍していたシドがその企みにより伝説の大悪魔であるアビゲイルへと転じるも、これを死闘の末撃破。元の姿に戻ったシドにトドメの一撃を放つ。そして死んだはずの母であるニーナと再会したパティとは、母親の元で暮らしたほうがいいと考え別れる。
ちなみにアニメでは一度もデビルトリガーを発動しない。(最終回で一瞬だけ発動しているような描写があるが、これがデビルトリガーかどうかは不明)
2
「その涙は、人間の宝物だ」
マレット島にて魔帝ムンドゥスを倒してから数年の月日。変わらず便利屋を営む中、ある日デュマーリ島の守り手ルシアにより島へと導かれる。
そこでルシアの母で島の守り手でもあるマティエから、国際企業ウロボロス社のCEOのアリウスが人間でありながら魔の力を求め、魔界の復活と覇王アルゴサクスの封印を解き己が身に取り込むことを画策して、そのために島が秘める魔の力を我が物にしようとしている。それを阻止してくれ、という依頼を受ける。ダンテはルシアと共に覇王の復活を阻止するべくアリウスを追い、やがては父スパーダの足跡を踏み越える試練に挑みだす。
ルシアがアリウスによって作られたセクレタリーと言う魔物の一人である事を聞かされ、自身を殺す事を願われるも拒否。門に入れば二度と戻れないとしても悪魔を狩るのが自分の仕事と、覇王アルゴサクスに挑み勝利を果たす。その後、地獄の果てでバイクを駆る描写で本編は終わるが、エピローグにて便利屋で待っているルシアがバイク音を聞きダンテの生還を思わせる描写で幕を閉じる。
全シリーズのダンテとは全く別人とも言えるほどに比べ口数が減りクールな性格になっている。開発者の裏話によると当時のプロデューサーの好みと意向でそうなり前作と異なってしまった経緯が明かされている。
口数が減ったキャラクター的な理由は『5』の小説版にて「マティエの前では無口になる」という後付けがなされた。
ゲーム開発者コメントでもやや黒歴史など不遇な扱いをされることが多く元々全ては噛みあいにくいシリーズの中でも、その趣がかなり強い作品。しかし、デビルトリガーの悪魔らしい姿に見られるデザインは根強い人気もあり当時のデザイン担当者達からも逸品とされている。
真・女神転生III マニアクスエディションでは魔人の一人としてゲスト参戦し、ここではDMC2の外見にDMC1の性格を組み合わせたものとなっている。今作品のメインキャラクターデザインはイケノ氏と思われる。
小説版では『2』の前に起きた獣の首によって起きた事件が書かれている。
獣の首により並行世界に飛ばされてしまい、かつてマレット島で戦った悪魔が味方となり共に反逆を行う事に驚いている。
『5』発表以前は公式サイドが『2』をどう扱っているのか、いまいち判断できない状況が続いていたが、『5』の前日譚小説で『2』の立ち位置が明らかにされた。ちなみにダンテが魔界からどうして外に帰還できたのかも、この小説で判明する。
4
「刺激があるから人生は楽しい、そうだろ?」
魔界から帰還した彼はレディの依頼により、父であるスパーダを崇める魔剣教団が根付く城塞都市フォルトゥナを訪れ教皇サンクトゥスを銃殺。そこでかつて父の軌跡を辿った兄バージルの遺児と思われるネロと出会う。
紆余曲折あって兄の形見のひとつ「閻魔刀」を持つネロからそれを取り上げようとするも、彼の魔人の姿等から兄の血縁者である確信を得ると共に、人として愛する者を助けようとする姿に思うところあって、一旦閻魔刀を貸す形に落ち着く。その後、神へと吸収されたネロ救出と尻ぬぐいの為に一旦プレイアブルキャラとして操作することとなる。ネロが来た道の逆を辿って上級悪魔たちを次々に倒し、地獄門の動力源にされた魔具を回収しつつ地獄門を破壊していった。
神に取り込まれてしまったネロを剥離させる為に、魔界の扉を開く為にネロと共に奪われた「人と魔を分かつ」力を持った閻魔刀を取り戻し、それを以てネロの救出に成功。その後はネロに最後のヒーロー役を譲って自分は時間稼ぎに徹する。そして全ての黒幕であるサンクトゥスを倒したネロを新しいデビルハンターとして認め、閻魔刀を託してその地を去った。
今作品のダンテはシリーズ中で最も全盛期であることを意識して作られており、魔人化が最初から行える。
小説版では、教団の企みの要として、当初はスパーダの息子であるダンテを用いる思惑もあったが、あまりにもダンテが人間らしすぎる事から(健全と言えない生活態度等から悪い意味で)断念した経緯が語られている。
今作品のメインキャラクターデザインは吉川達哉氏。
5
「大当たりか!」
5月15日、馴染の情報屋モリソンを介して謎の男Vと出会い、復活しつつある強大な悪魔の討伐を依頼される。「お前の戦う理由(Your Reason)」だというその悪魔の名を聞き、事態の中心であり、始まりの地であるレッドグレイブ市へ向かった。
トリッシュ、レディと共に魔界の樹クリフォトに進入し悪魔を蹴散らしながら魔王の座す玉座に辿り着く。しかし先行していたトリッシュとレディは既に魔王に一蹴されていた。
ユリゼンと呼ばれるその悪魔にダンテも立ち向かうが、ムンドゥスを封じ、アルゴサクスとアビゲイルを倒した彼でさえユリゼンには攻撃が通じず、返り討ちに遭う。
Vが保険として連れてきたネロもユリゼンには敵わず殺されかかるものの、意識を取り戻したダンテは魔人化して再度ユリゼンに突撃する。Vとネロが撤退する程度の時間は稼げたが、直後に力の一部を解放したユリゼンの手によってリベリオンを砕かれ、さらに魔剣スパーダを装備しても力及ばずクリフォトの外まで吹き飛ばされてしまう。
そして伝説の男が消息不明となって1か月が経過した。
6月15日、「ユリゼンがダンテを生かしておくはずがない」と考えていたVはユリゼンを打倒するため魔剣スパーダを探していた。ついにスパーダを発見したVは、さらにすぐそばの地割れの下にダンテを発見する。予想に反しダンテは生きていたのだ。
覚醒したダンテは砕かれたリベリオンに変わりスパーダを手にレッドグレイブを進んでいく。やがてスパーダの旧邸宅に到着し、一家の肖像画の前でおもむろにリベリオンの柄を取り出した。
「なぜスパーダは自分にリベリオンを託したのか?」 かつてリベリオンに貫かれたことで悪魔の力に目覚めた彼は、その隠された「人と魔を繋ぐ」力に気付いていたのである。
ダンテはリベリオンを己に突き刺した。するとリベリオンはダンテと融合、さらに魔剣スパーダをも融合していく。そして彼は新たなる伝説の魔剣・魔剣ダンテを手にし、魔人化を超える魔の力・真魔人へと変貌していた。
(ちなみにバージルが肖像画に背を向けたのに対して、ダンテは肖像画の方を向いている)
その力でユリゼンと互角に戦うものの、決着の前にクリフォトが完全体へと成長し地上に表出。それに伴い絶大な魔力を宿す禁断の果実が頂上(地下最深部。魔界の樹であるため人間のそれとは違う)に実り、それを得るべく消えたユリゼンを追って下を目指す。
ようやくデビルハンターたちが一堂に会するものの、ユリゼンの正体を知る彼とユリゼンへのリベンジを誓うネロは反目しあってしまう。結局3人はそれぞれに頂上を目指すことになり彼が最初に到着。禁断の果実を口にし絶大な魔力を手に入れたユリゼンと3度目の死闘を繰り広げ、ようやく勝利を収める。
トドメをVに譲るが、彼の秘められていた本性を見抜けなかったためにユリゼンとの融合を許してしまう。そしてVとユリゼンが一つに戻ったことで、バージルが復活した。
「バージルはお前の父親だ!!」
家族の問題にケリをつけるため、そしてネロに父を殺させないため、隠していた真実を告げ今度は上を目指す。行く手を阻んだVの魔獣たち=バージルにとっての悪夢を倒し、再び相見えた兄弟は最早何度目かも分からない戦いに決着をつけるべく互いに真魔人化し渾身の一撃を繰り出す。
しかし魔人化の力を覚醒させたネロが割って入り二人を制止(ちなみにこのムービーをよく見ると、ネロは両手で二人を止め、翼の腕で武器を掴んで押さえている)。
殺し合うだけの二人を止め、誰も死なせないためにバージルと戦い止めると決意したネロに戦いを任せる。
親子喧嘩をネロが制したことで彼の力を認め、ネロに地上を任せてバージルと共に魔界にあるクリフォトの根の大元を断ちに向かう。
根を切った後1か月以上人間界に戻らず延々バージルと戦い続けていたが、襲い掛かってきた無数の悪魔を共に蹴散らし、最後はお馴染みの「決め台詞」でエンドシーンを〆る。
使用武器
魔具
シリーズを通して様々な魔具が登場するが、『2』以外は必ず魔剣と格闘装具の2種類は登場する。
なおスパーダの形見以外は金に困った時に質に入れられているとのことで、武器の続投は少ない。
シリーズ共通
- 魔剣リベリオン(2,3,4,5)
「反逆」を意味するスパーダの形見の魔剣。ダンテ自身の魔力を体現しているとされる。
『2』で初登場。十字剣に近い形状をしていたが『3』でデザイン変更された。3当初鍔と柄頭が開いていなかったがダンテがこれで心臓を貫かれた際に血を受けて覚醒、鍔と柄頭が開き、2の見た目に近付いた。『4』『5』は3のデザインを継続している。
- 魔剣スパーダ(1,5)
伝説の魔剣士スパーダの名を冠する魔剣。絶大な魔力を内包しているが真の力を使うには資質が必要。ダンテは軽々と扱うが並の人間には見た目通りに重すぎて持ち運べたものではない。
変形機能を持ち、刺突技では槍状に、投擲・回転技では大鎌状になる。変形ギミックが単純でありながら巧妙なので一見の価値あり。
普通に使うには絶大な力を発揮してしまうので、『1』ではムンドゥスとの決戦でのみ魔人化が可能になり、スパーダの悪魔の姿と同じ4枚羽の魔人に変貌する。
ダンテがトリッシュの亡骸に捧げたこともあってか以降はトリッシュの武器として扱われるようになるが、『5』では18年ぶりにダンテが振るう。
DMC1
- フォースエッジ
初期武器。魔剣スパーダの力が封じられている状態。
『3』で封印を解いたアーカムを倒した後バージルが一時的に所持し、決闘を制したダンテが最終的に持ち帰った。ダンテのコスチュームを『1』仕様に変更するとリベリオンがこれに変わる。
『1』でパーフェクトアミュレットが揃ったことにより、真の姿である魔剣スパーダへと姿を変える。
雷の力を宿す魔剣。マレット島城内の扉に突き刺さっていたがひとりでに抜け、近付いたダンテの心臓を貫いたが、強靭な肉体を持つダンテはそのまま貫通させた上で手にする。以降ダンテが魔剣で心臓を貫かれるのが『2』以外シリーズのお約束となる。
アニメ版のドラマCDにおいてダンテは彼の事を「相棒」と呼んでおり、アラストルも自発的にダンテを守るなど、質に入れられてからも両者の関係は良好なようである。……だったら傍においてやれよ……
- イフリート
着けたものを焼き尽くさんばかりの炎の力を宿す籠手。「リーチが短く隙も大きいが、攻撃力は高くタメによってさらに威力を上げられる」仕様は後の同タイプ魔具にも引き継がれている。
アニメ版のドラマCDではパティが車に運ぶシーンがあり、その際トリッシュから「迂闊に触ると焼き殺されるわよ」と忠告された。……だったらダンテが運んでやれよ……
DMC2
- マーシレス
蛇の絡み合う彫刻が施された細剣。設定では「リベリオンより攻撃力は劣るが範囲が広い」となっているが、PS2版ではプログラムミスによりリベリオンと同じ攻撃力を保っているため非常に有利な武器だった。
- ヴェンデッタ
「血の復讐」の名を持つ、死神の鎌の塗装が施された大剣。リベリオンと比べて攻撃力が高く攻撃範囲が短いという設定だが、PS2版ではプログラムミスによりリベリオンと同じ攻撃力しかない。
DMC3
各所で戦うボスを倒すことでその悪魔が姿を変えた武器として入手できる物が多い。
- ケルベロス
氷の力を宿す3節のヌンチャク。リーチが短く威力が控えめだが攻撃速度が速く、連続攻撃を仕掛けることができる。
『3』のムービーで唯一入手時以外にも使用されるシーンがある。
ちなみに魔具の中で唯一破壊され消滅した描写が『5』の前日譚小説にある。
- アグニ&ルドラ
アグニが炎、ルドラが風の力を宿す双剣。柄頭を繋げて両剣状にして振るうこともできる。
魂が形を成す他の魔具と違い、刀型の悪魔そのものである。入手後も一部アクションでは声を発するが、あまりにうるさかったので唯一質屋に預けられずに売り払われた。
- ネヴァン
雷の力を宿すエレキギター。スパーダの事をよく知っている様子。「チューンアップ」で攻撃(演奏)待機状態に入った上で入力をしないと攻撃できないという独自の性質を持つ。代わりに遠距離&広範囲攻撃ができるため使いこなすと非常に強力。
同じ属性ゆえか魔人化時限定で「エアレイド」「ヴォルテックス」「サンダーボルト」などアラストルと同じ技を使えるようになる。
- ベオウルフ
光の力を宿す籠手と具足。先に入手したのはベオウルフを殺したバージルで、ダンテは彼が落としたものを拾って使う。
DMC4
元々はダンテたちが持っていた魔具。魔剣教団が回収し地獄門の動力源としているのを再回収して使用する。
- 衝撃鋼ギルガメス
生物と同化しその体の一部を鋼のごとく硬質化させる魔界金属。ダンテは腕と足に同化させ籠手と具足にしている。タメは2段階あり、1,2段階め共に溜まり切ったジャストタイミングで離すと攻撃力がさらに上昇し、DTゲージも僅かながら回復できる「フルスチーム」が発動する。
『5』にて同名の悪魔が登場する。
- 無尽剣ルシフェル
爆発する剣を無尽蔵に生成する髑髏の肩当。剣は空中に固定することもできる。
基本的に剣は突き刺したり固定された順番通りに爆発するが、「エクスタシー」というアクションで一気に爆発させることも可能。
技名はすべて18禁系・性的なニュアンスを含む単語から採用されており、入手ムービーは性的な台詞が次々に飛び出してくる歴代で最もきわどいムービーとなっている(英語版はいくらか訳でぼかされているものの、『4SE』で追加された日本語吹き替えではどんな意味なのかモロに分かる)。
- 閻魔刀
兄バージルの愛刀であり地獄門起動と破壊の鍵である「人と魔を分かつ剣」。入手で専用スタイル「ダークスレイヤー」が追加され、次元斬を見様見真似で使うことができるようになる
DMC5
『3』同様、各所で戦うボスを撃破して入手するのがほとんど。
- バルログ
新たなる炎獄の王バルログの変じた籠手と具足。バルログ自らダンテに力を与えた。
リベリオンと共に最初から所持しており、初期装備が2つなのは史上初。入手の経緯は小説版で描かれている。ちなみにバルログは『2』のラスボス、覇王アルゴサクスの片腕である。
格闘魔具では初めてとなる要素が搭載されている。
- スピード重視のボクシングスタイル「ブロウモード」、パワー重視のカポエラスタイル「キックモード」の2モードを切り替えて戦える。
- 攻撃のタメができない。代わりに特定の条件を満たすと炎を纏い攻撃力が上昇する「イグニッション」が発動する。一部の技はイグニッション時限定で発動可能。
電光を放つバイク型の重量魔具。騎士型悪魔キャバリエーレアンジェロの鎧の破片とバイクが融合して誕生した。
通常時は双剣のように振るい、ソードマスタースタイルではバイクの状態で攻撃する。被弾しても攻撃が中断されにくいスーパーアーマーがあり、それで攻撃を中断されなかった場合はスタイリッシュランクが下がらないという特徴がある。
DLCに攻撃力がアップした代わりに攻撃を中断されやすくなったキャバリエーレRがある。
- キングケルベロス
『3』で戦い、力を授かったケルベロスの一族の王の力を宿す特殊な魔具。
3つの属性とそれに応じた3形態に変化し、変幻自在の攻撃を繰り出す。
- 氷属性:通常攻撃で使うヌンチャク。『3』同様スピードに優れ連続攻撃を仕掛けたり、敵の攻撃を弾き返したりできる。リーチが短い分、全体的な隙も小さく、武器チェンジ中の僅かな時間でもすぐさま攻撃に移れるスピーディーさが特徴。
- 炎属性:ソードマスターのスタイルアクションで使う棍。根本から当てるより、炎が灯る先端部のほうが威力が高い。アクションの使いどころ次第で移動や追撃、回避にも応用が効く。
- 雷属性:通常攻撃またはスタイルアクションのボタンを長押しすることで使う三節棍。3形態中最大のリーチで広範囲の敵を巻き込み、空中の敵への対処も楽になる。攻撃の組み立て方次第で時間差攻撃も可能になるなど、トリッキーな戦法ができるのも魅力。
リベリオンと魔剣スパーダが融合して誕生した新たな伝説の魔剣。
これまでダンテが使ってきた剣技全てを使用できるうえ、内に秘めた魔力を剣の形で放出しダンテの行動をサポートするソードフォーメーションを展開する。真魔人化のトリガーでもある。
- 徒手空拳
文字通り何の武器も持たない状態。武器でもなんでもないのだが一応記載。
通常は魔剣3種のいずれかとエボニー&アイボリーを必ず装備しているが、難易度SON OF SPARDAをクリアすることで入手できるスキル「イレギュラーフルカスタム」を取得するとそれらを外せるようになる。一切の武器攻撃が行えず、攻撃手段はロイヤルガードのリリースとロイヤルリヴェンジ、真魔人の一部攻撃のみ(魔剣ダンテも所持していないため、△ボタンでの近接攻撃は不可)というクレイジーっぷり。
一応、空中挑発などの一部の挑発に攻撃判定があるため、それで攻撃も可能。…といってもダメージは本当に微々たるもので、敵を吹っ飛ばすか、数回放ってクリフォトの触手を倒す程度の火力にしかならないが、覚えておいて損はないだろう。
ちなみに、この状態であるミッションをクリアすると獲得できるトロフィーが設定されている。
銃器
シリーズ共通
- エボニー&アイボリー(全作)
「黒鍵」「白鍵」を意味する大型の自作二丁拳銃。ダンテはマシンガンの如く連射する。
黒いエボニーは遠距離の単発狙撃に優れ、白いアイボリーは高い連射能力を誇る。ただしそれがゲームに反映されているのは『5』のみ。
伝説のガンスミス「ニール・ゴールドスタイン」がダンテのためにコルト・ガバメントを1からパーツを設計し、ダンテは組み立てを行った(ので正確には自作と少し違う)。デザインと性能から分かる通り、かなり無茶な改造との事。
- ショットガン(全作)
狩猟用の散弾銃。近距離から放てば悪魔でも吹っ飛ばす威力を持つ。
『1』『2』『3』と『4』『5』では入手・所持経緯が違うが、水平二連であることは全作共通。
『1』『2』『3』ではいずれも物語の舞台で入手する現地調達品だが、『4』『5』ではダンテが気まぐれに購入し対悪魔用カスタムを施した「コヨーテ・A(エース)」というショットガンを所持している。コヨーテはニコに内部構造を酷評された。
- カリーナ・アン(3,5)
レディの母の名を冠する、様々な機能を搭載されたロケットランチャー。連射ができず射程も短いが、一発の威力は高く爆発するため攻撃範囲も広い。
『5』で再登場。ダンテを操作するミッションのとある場所に落ちており回収できる。今作では空中でも発射できるようになり、射程がかなり伸びた。代わりに弾速が落ち、何かに当たらないと爆発しない。
DMC1
- ニードルガン
水中専用銃。最大6連射が可能。
- グレネードガン
回転弾倉を備えるリボルビングランチャー。威力とDTゲージ回収に優れるが、空中で撃てず発射後の隙が大きい。
- ナイトメアβ(ベータ)
『1』で登場するボス悪魔「ナイトメア」の2号機としてムンドゥスが開発した魔銃。左腕を覆う形で装備する。
DTゲージを消費して、敵や壁に当たると乱反射するエネルギー弾を発射する。チャージをして強化もできるがさらにDTゲージを消費する。ただし魔人化中は追加消費なしで発射できる。
DMC2
- サブマシンガン
H&K MP5Kの二挺のサブマシンガン。威力は低いがフルオート連射が可能。
- ミサイルランチャー
破壊力は抜群だが連射はできない。地上でしか使えず、空中での攻撃はミサイルランチャーを背負い、エボニー一丁での射撃攻撃となる(エボニー&アイボリー選択時より、連射性能が低い)。
- カリギュラ
デビルトリガー使用時の遠距離武器。どの銃器を使用中であっても魔人化時に自動的にこの装備に切り替わる。ダンテの両掌からガトリング砲のような銃口が飛び出し、フルオートで銃弾を発射する。使用にはDTゲージを消費するため乱用はできない。
DMC3
- アルテミス
テメンニグル内に封印されていた、魔力の矢を大量に打ち出す魔界の銃。チャージショットで複数の敵に同時に矢を撃ち込む、もしくは一体の敵に複数の矢を撃ち込む。
ギルガメス同様、同名の悪魔が『5』で登場する(小説でトリッシュがユリゼン討伐に持ち込んだものを、敗北後回収されて悪魔に改造された)。
- スパイラル
射程と貫通力に優れる対戦車ライフル。空中で撃てず連射が効かない。
DMC4
スーツケース型の兵器。攻撃時は原型を残さない驚異的な変形を行う。設定上666の変形バリエーションが存在し、それぞれにパンドラの箱から漏れた災厄に対した名前がついている。ゲームでは7形態を使用可能だが、そのいくつかの形はダンテが戦った悪魔を元にしているらしい。
DMC5
ニコがアグナスの研究をベースに完成させた帽子型魔具。ファウストは『4』に登場した悪魔。
レッドオーブを消費して攻撃を行うため、オーブ所持量がそのまま強さに直結する。
消費するだけでなくハットを相手に被せて攻撃することで多くのオーブを得ることもできる、ハイリスクハイリターンのギャンブル性が特徴。
- カリーナ・アンⅡ
1か月前のユリゼン戦で紛失したカリーナ・アンをレディからの依頼でニコが再現した物。
基本性能はオリジナルと変わらないが、実はニコの手による独自機構が勝手に組み込まれている。
カリーナ・アンを所持している場合、下記の武装に変化する。
- ダブルカリーナ・アン
オリジナルとⅡを同時に装備した状態。オリジナルを発見しⅡを入手すると選択できる。
交互に発射することで擬似的な連射を可能にし、一丁の時のガンスリンガースタイルのアクションが二丁同時に行われる。
Ⅱの機構はチャージショット時に発揮され、二丁が連結し強力なビームを放てる。
デビルトリガー
その身に秘めた悪魔の力を解放し異形へと変貌する。魔人化とも。全作で使用可能。
攻撃力・防御力・行動速度の上昇、スーパーアーマー化、体力の自動回復などの恩恵を得られる。
強敵相手に使用し痛烈な一撃を与えるか、危機を脱するために使用するか、判断はプレイヤー次第。
『3』『1』は途中から解放される。まだ完全な制御ができておらず、魔人化した際の姿は装備している魔具によって違う。特に5種類の魔具がある3ではそれぞれ魔人化による強みも異なる。
『2』『4』『5』は最初から使用可能で、魔具に関わらず姿や能力は一定。『2』では大きな翼を持つ如何にも悪魔然とした姿、『4』『5』では赤い鬼神とでも言うような姿に変貌する。さらに『4』『5』では魔人化中に一部の技がDTゲージを追加消費して強化されるようになる。
真魔人
『2』と『5』では魔人化を超えた更なる力である真魔人化が可能。条件を満たさなければ発動できない代わりに凄まじい力を発揮する。
どちらもスパーダと同じく4枚の大きな翼を持ち、より悪魔へと近付いたことで人間としての面影はほとんどない。『2』では黒っぽい体色だが、『5』ではそれに『4』『5』の魔人化の姿を掛け合わせた炎のように真っ赤な魔力を纏った姿になる。
- DMC2
体力が一定以下でデビルトリガーを発動すると真魔人化する。専用武器などはなし。1ミッションに1度しか変身できない。
- DMC5
ミッション12で解放。DTゲージを消費して真魔人化用のSDT(シンデビルトリガー)ゲージを溜めると変身可能になる。専用武器は魔剣ダンテ。SDTゲージが確保できる限り何度でも変身できる。
魔剣ダンテを装備していなくても真魔人化はできる。
なおシリーズの中で真魔人化がストーリーに関わってくるのは5だけであり、初めて発現したような扱いとなっている。それ以前に真魔人化が使えた2での発動経緯などについては5でも触れられない。
スタイル
『3』から導入されたアクション。〇ボタンと左スティックの入力でスタイル独自のアクションを繰り出す。『3』はミッション開始時と時空神像で一つを選択する必要があるが、『4』『5』では戦闘中に十字ボタンを押して任意のスタイルに切り替える「リアルタイムスタイルチェンジ」が導入されているため、複雑さと引き換えにより多彩なアクションが可能となった。
『3』には敵と戦い得られる経験値で成長する「成長型スタイル」と、ボス戦後に入手しDTゲージを消費して発動する「消費型スタイル」の2種がある。成長型スタイルは『4』『5』にも引き継がれているが一部弱体化している。また『4』では閻魔刀専用スタイル「ダークスレイヤースタイル」が追加される。
成長型スタイル
- トリックスター
機動力を強化するスタイル。回避手段が増えるため本作の基礎を学ぶのに最適なスタイル。
高速移動するダッシュ、空中ダッシュのスカイスター、敵に向かって瞬間移動するエアトリックなど、自在な動きでフィールドを駆け回る。使い方によっては吹き飛ばした敵に即座に接近して追撃などもできるため、使いこなすほどに応用が可能。
- ソードマスター
近接攻撃技を追加するスタイル。コンボを繋ぐのが重要な『3』以降のゲームシステムでは花形。
武器に応じた技が追加されていくためスタイリッシュポイント稼ぎに適している他、レベルが上がると強力な技が使用可能になるためボス戦に向いている。強化によって遠距離攻撃も幾らか習得できカバーが効くようになる。
- ガンスリンガー
銃器攻撃技を追加するスタイル。ソードマスターに次いで技が多く、特に『5』では近接攻撃を押しのけての活躍も十分に可能。
より広範囲への攻撃や近距離相手も可能になり全体への対応力が高まる。場合によっては近接武器に頼らずに高ポイントを得られることも。
- ロイヤルガード
唯一ガードを使える、カウンター特化の上級者向けスタイル。
敵の攻撃を防ぎエネルギーを溜める「ブロック&チャージ」、蓄積したエネルギーを放つ「リリース」の2アクションが基本。どちらも敵の攻撃に合わせてジャストで行うことで強化されあらゆる攻撃をダメージ0で防ぎ、前者はゲージを大幅に溜め、後者は少ないエネルギーでも大ダメージを与えられる。
重要となるジャストタイミングが非常にシビアだが、『5』では通常ブロック時、体力の代わりにDTゲージが減少するようになったためやや使用難易度が下がった。
特殊スタイル
- クイックシルバー(3)
DTゲージを消費して周囲の時間を遅くする「タイムラグ」を発動するスタイル。
安全に敵の攻撃を避けることも、ボス相手に攻撃のチャンスタイムを強引に引き延ばすこともできるという反則的な強さを発揮する。発動中でも魔人化が可能だがDTゲージの消費量がさらに増える。
『5』にてネロのデビルブレイカー「ラグタイム」として再登場。
- ドッペルゲンガー(3)
DTゲージを消費して自分の動きをトレースする分身を生み出す「アフターイメージ」を発動するスタイル。単純にダメージが2倍化するので、上手く使えさえすれば非常に強力。
分身はダンテの行動(押したボタン)と同じ動作を取るが、発動時に装備していた武器のままで分身が形成されるため、発動後に装備を変更する事で全く違う攻撃を同時に行える。L1ボタンを1回押すと1テンポ、2回押すと2テンポ遅れて分身が動き出すようになる。3回押すと元に戻る。また2P側コントローラーを使って分身を操作することも出来る。
- ダークスレイヤー(4)
バージルのトリックアクションとは異なり、〇ボタンで閻魔刀を振るう閻魔刀専用スタイル。基本4スタイルの内、選択中のスタイルをもう一度選択するとこのスタイルに切り替わる。
疾走居合やトリックアクションなどバージルが使用していた一部の技は使えず次元斬も連発できないが、他の武器と並行して使うことができる。
コラボ出演
『CAPCOM FIGHTING Jam』ではヴァンパイアシリーズのジェダ・ドーマのエンディングで登場。この時からジェダとは因縁の関係になり、『プロジェクトクロスゾーン』や『MARVELvsCAPCOMINFINITE』でも二人の対決が描かれている。
同じくヴァンパイアシリーズのメインヒロインのモリガン・アーンスランドもクロスオーバー作品でダンテとの共演が多いため、二人の色っぽい絵がよく描かれている。
『デビルメイクライ』の神谷英樹がディレクターをつとめた『ビューティフルジョー』のゲスト出演や、同じカプコンの作品『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』にもプレイヤーキャラクターとして登場している。(『3』のダンテがモデルになっている。)
また、赤い衣装や不死身などの共通点からデッドプールとライバル関係になり、オープニングムービーで彼らの戦いが見られる。
戦国BASARAシリーズでは彼の装備が伊達政宗・真田幸村・濃姫の最終武器として登場。
さらに政宗にはダンテの服まで着せられるようになった。→伊ン達
公式で共演したことはないが、神谷英樹が手がけた『BAYONETTA』の一部に『デビルメイクライ』との関連を示唆する設定が盛り込まれている事から、ダンテとベヨネッタが描かれた絵もある。(タグはベヨダン等)
さらに、会社は違うがATLUSの『真・女神転生III-NOCTURNEマニアクス』にもダンテは出演を果たしており、人修羅や悪魔との絵が見受けられる。
(詳細はノクマニへ)
そしてカプコン&SEGA&バンダイナムコゲームスのお祭りSRPGプロジェクトクロスゾーンでは何とヴァンパイアシリーズの主人公デミトリ・マキシモフとコンビを組んで戦う。
続編のプロジェクトクロスゾーン2では、今度はバージルとコンビを組んで戦うことに。
同カプコンのモンスターハンター:ワールドには本人そのものの登場とまではいかなかったが、成りきれるダンテ装備一式、更に武器『ダンテの魔剣』が高性能なチャージアックスとして、専用のクエストと共に実装された。
2019年にはD×2真・女神転生リベレーションのコラボイベントにネロやVと共に出演した。
2021年6月30日にスマブラSPのMiiファイターの衣装で登場した。モデルは『1』準拠でアラストルを装備している。
余談
『3』以降ダンテを演じているルーベンは、『5』にて年を取ったオッサンダンテを表現していたが、収録時に近い時期でも『3』の若ダンテの演技を行うことができた。
参考動画↓
https://www.youtube.com/shorts/3oyeQyKnWIg
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