解説
民族や国籍、人種、あるいは宗教などにより他者を差別することであり、英語では「Racism(レイシズム)」といい、またこの種の差別をする人のことを「Racist(レイシスト)」と呼び、あらゆる業界においてで社会問題化している。
悪用される場合もあり、警察や入国管理局・店舗施設の正当な職務行為や注意に対し「人種差別だ!」と自身を棚に上げて騒ぎ立てる、暴れる、要求に従うようゴネるといった事例もある。悪用された結果、ルールを遵守して生活・旅行している同じ人種が一緒くたに白い目で見られるといった深刻なトラブルにも発展する。
もちろん事象によっては「うちの国ではこれが普通」は免罪符にならない点も注意。
主な種類
- 移民への差別
- 黒人差別
- ユダヤ人差別
- ロマに対する差別
- 先住少数民族に対する差別
- 世界的に見られる人種差別問題の一つであり、有名なものではアメリカ開拓時代に始まる白人によるインディアンへの差別・迫害問題や、白毫主義を背景としたオーストラリアのアボリジニへの差別問題など。事の発端は開拓者が原住民に殺害される事件が多発したからだとされ、その結果「原住民=粗暴」というイメージが作られていった。日本ではアイヌ民族に対する問題があるが、アイヌが日本社会に溶け込んでいることもあってその存在自体が否定される事が多く、その認知は著しく低いと言える。甚だしくは「現代においてアイヌを自称する人々は、アイヌになりすました中国人」などと、中国人差別のためにアイヌをネタにするような事実無根の言説も流布されている(アイヌ協会などがたびたび抗議している)。
- 中国人(アジア人)差別
- 外国人差別
- 現代ではあまり目立たさないが、一部の国では「外国人には人権がない」という理屈が本当にまかり通っており、自国民が外国人旅行者等に対して危害を加えても、裁判所では無罪放免という判決が下される事すらあるという。逆に日本を含む先進国ではなぜか外国人(主に中国系や中東系)が犯罪を犯しても無罪放免というパターンが多い。