ポケモンRSE
ぽけもんるびーさふぁいあえめらるど
概要
『ポケットモンスタールビー・サファイア・エメラルド』は、ホウエン地方を舞台とした物語である。略称は「RSE」。
いわゆる「過去作品」の話がこのシリーズには全く出てこない(ある施設で地方名が出てくる程度)。
『ポケットモンスタールビー・サファイア・エメラルド』及び『ファイアレッド・リーフグリーン』を
纏めて便宜上「第3世代」と言ったりもする。
ルビー・サファイアは対応機種がゲームボーイアドバンスとなった初のポケモンタイトルであるが、ゲーム機本体(ゲームボーイとゲームボーイアドバンス)そのものが第4世代以降のような旧世代ハードとの連動が出来る様な設計ではなかったため、唯一「過去作(赤緑・金銀)との連動がない」作品である。
また他シリーズ通して型破りな点も多く存在する。詳しくは後述。
長らくファンからリメイクが望まれていた作品であったが、発売から12年経った2014年5月、遂に3DS向けのリメイク作となる『オメガルビー』・『アルファサファイア』が11月に発売されることが発表された。
本作の特色
本作は、現行のポケモンのシステムの基礎を作り出した作品であり
このシリーズで作られたシステムが以降のシリーズ全ての基礎となっている。
「とくせい」
4つの技とは別に、ターン毎や防御時に効果を発揮するなどの性質を司る「とくせい」がすべてのポケモンに追加された。
水属性の攻撃を無効化しHPを回復する「ちょすい」や
接触技を受けると一定の確率で攻撃側が麻痺する「せいでんき」等、
ポケモンの個性を多様化するさまざまな特殊能力が付与された。
ひみつきち
ひみつきちの記事を参照。
ポケモンコンテスト
今作から、ポケモンバトル以外にも楽しみが増えた。
アクセサリーの着こなし・ポケモンの運動能力・技の出来栄えによる演技の順で、
ポケモンの美しさを競っていき、優勝した証にリボン贈呈と会場に肖像画が飾られる。
バトルフロンティア
クリア後に挑戦できるテーマパークで、様々な状況下でポケモンバトルができる。
テーマパーク内では、Lv50の部・オープンレベルの部で挑戦でき、
連勝を重ねると各施設を取り仕切るフロンティアブレーンに挑戦できる。
経験値と賞金の変わりに獲得できるバトルポイントで、家具やアイテムなどを購入する事が出来る。
ルビー・サファイアではバトルタワーのみ入場可能。
他シリーズとの相違点
モチーフとなった地形が回転している
他の地方はモチーフとなる地形をちょっと形を変えただけだが、ホウエンだけモチーフとなっている九州地方が左に90°回転している。
理由についてはホウエンの項を参照。
街の名前に法則性がない
カントー・ジョウトは色、シンオウは大和言葉、イッシュは文様名が由来となっているが、ホウエンだけは法則性がなく、「シダケ」・「トクサネ」など広辞苑に載っていない造語も多い。|
街と道路をつなぐゲートが皆無
他の地方では全てではないが街と道路の間にゲートが有るが、ホウエンには一切ない。
ライバルが自由に名づけ出来ない
いわゆる御三家ライバルは最初に名づけ出来るが、この作品では固定されている。
BWでも同じことは言えたが、BW2では自由に名づけ出来る(ヒュウを参照)。
また、最新作のXYでも現状では同じことが言える。
ライバルとは再戦不可能
他シリーズは殿堂入り後でも何度も対戦できるが、
この作品では御三家ライバルはミナモシティを最後に戦えなくなる。
ライバルが御三家を最終進化形態にしていない
最後のミナモシティ戦でも手持ちの御三家は1進化形態であり、最終進化までさせていない。
ダブルバトルを仕掛けてくるジムリーダーがいる
フウとランを参照。ダブルバトルでは交代ができないためか、第4世代以降ではストーリー中ダブルバトルを仕掛けるジムリーダーはいない。
また、第5世代・第6世代にもストーリーでダブルバトルを仕掛けるジムリーダーはいない(余談だが、第5世代で登場したトリプルバトル・ローテーションバトルをストーリーで仕掛けるジムリーダーも、2014年11月現在登場していない)。
ジムリーダーとの再戦はすべてダブルバトル
『エメラルド』のみジムリーダーと再戦できるが、前述のフウとランに合わせたためか全員ダブルバトルを仕掛けてくる。
第4世代以降では再戦はすべてシングルとなっている。
2回目以降の四天王・チャンピオンが強化されない
FRLG以降、2回目以降は手持ちが変更されたり、ただ単にレベルが上がるなど四天王とチャンピオンが強化されるが、この作品(とXY)では一切強化されない。
研究員が勝負を仕掛けてこない
マップ上には研究員はいるものの、トレーナーとして勝負を仕掛けることはない。
チョイワル系トレーナーが皆無
暴走族やスキンヘッズのようなチョイワル系のトレーナーが一切いない。
オカルトマニア、怪獣マニアなどのオタク系トレーナーは全員登場している。
悪の組織が二つある
マグマ団とアクア団を参照。現時点で悪の組織が二つあるのはこのシリーズのみ。
また、ルビーでのアクア団、サファイアでのマグマ団は悪事の描写がなく、敵対組織を止めるために活動しているような印象である(とくにえんとつ山)。
ポケモンを奪うことはない
他シリーズの悪の組織と違い、マグマ団とアクア団はトレーナーからポケモンを奪うといった描写はない。
BW終盤ではプラズマ団の一人が「ロケット団やギンガ団に邪魔された」と言っていたが、マグマ団とアクア団に関しては触れていない。
600族が2体いる
登場人物
主人公・ライバル
敵勢力
あれこれ
バージョン | ルビー・サファイア | エメラルド |
---|---|---|
機種 | ゲームボーイアドバンス | 同左 |
ジャンル | RPG | 同左 |
発売日 | 2002年11月21日(木) | 2004年9月16日(木) |
価格 | 税込5,040円 | 4,800円→廉価版3,800円 |
販売元 | 任天堂 | 同左 |
発売元 | 株式会社ポケモン | 同左 |
開発 | ゲームフリーク | 同左 |
CERO | 全年齢対象 | 同左 |