人名としても他に例がある名前であるため、タグ付けの際は本記事名通りの形で行うことを強く推奨します。
はい わたし
スイレンで ございます
つりを なさりたい きもち……
スイレンには よーく わかります!
他言語版の名称
英語 | Lana |
---|---|
イタリア語 | Suiren |
スペイン語 | Nereida |
フランス語 | Néphie |
ドイツ語 | Tracy |
韓国語 | 수련 |
中国語 | 水蓮 |
概要
みずタイプのポケモンを育てており、主人公に試練を課してくる。
名前の由来はそのまま「睡蓮」。
海外でも基本的にそれぞれの言語における睡蓮を名乗るが、何故かイタリア語版のみ日本語をローマ字表記した“Suiren”となっている。
また、アローラ地方のモチーフとなったハワイがアメリカ領であるためか、英語版ではハワイ語の睡蓮(lilia-lana-i-ka-wai)の一部を取り“Lana”となっている。
彫りの浅い東洋人風の顔立ちに、白目の無い青く大きな瞳を持つ女の子。
髪も青色で、襟足の跳ねたショートヘアに漁網のような黄色いカチューシャを付けている。
肌はアローラ諸島の地元民たちが軒並み色黒な中、かなり薄めの色合い。
凹凸の少ないスレンダーな体型で、立ち振る舞いも相まって性別が迷子な雰囲気である。同年代なはずの主人公や友人たちと比べても頭一つ分ほど小柄。
服装はノースリーブの変形セーラー服に、七分丈のゆったりとした波柄ズボンを合わせ、足には漁師用ゴムサンダル。キャプテンの証は腰紐にぶら下げている。
セーラー服の下には紺色のインナーを着ており、これが妙に身体に密着している事から、スクール水着疑惑を唱えるトレーナーも多い。
公式の設定画ではインナーの上半身のみ描かれているが、アニメでノーカットで脱いだので中身がスクール水着であることが確定した。服に隠れているが首元に青い魚の絵が書かれている。
性格は穏やかで、主人公に柔らかな敬語で語りかけてくる。
それに反してぬしポケモンが異様に強いギャップで有名になりつつある。
プライベートではかなりの釣り好きらしく、試練を達成すると自作の釣り竿を分けてくれる。
SMで入手できる釣り竿はこれのみで、1本でコイキングからレアポケモン、更には希にアイテムまで釣れてしまう優れものとなっている。
公式イラストでも釣りをしている姿がよく描かれており、1人で釣りをする時間も好むという。
ネタ要素も多く、やたらと会話に「いきのいい かいパンやろう」を挟んできたり、「試練の最後にはカイオーガが潜んでいる」(実際にはサン・ムーンでカイオーガは出現しない。素で騙され「クリア後にカイオーガが出るのだ」と思い込んだトレーナーも散見された)などと真顔で冗談を吐いてみたりと、試練とは別の意味でも気が抜けない。
しかし、これも彼女の作戦。ネタ台詞に笑いながら何も考えずに先に進んでいると、知らず知らずのうちに試練のゲートをくぐってしまい、準備ができないまま試練に突入する。
釣りってそっちの釣りかよ。こうして彼女に騙されて泣く泣く試練に突入し、ヨワシにあえなく撃沈されたトレーナーもいたとかいなかったとか。
ウルトラサン・ウルトラムーンでは試練のゲートが丘の入り口に設置され、スイレンもそのゲートの前に立つようになった為、彼女に騙されてしまう事まではなくなり、カイオーガもウルトラムーン版でなら(異なる場所ではあるが)出現するようになった。
だがその代わり、試練の最後にヨワシと見せかけてとんでもない変化球をたたき込んでくるのでそこには注意。
自宅はコニコシティにあり、両親、祖母、双子の幼い妹(ホウ&スイ)とアローラニャースと同居している。
アーカラ島キャプテンのマオとは同郷で仲が良く、カキとも交友がある。
ちなみに家業は漁師であり、ニャースは釣った魚を捌くために飼われているらしい。
なにかと捕食関連のネタが多いSMであるが、それは人間も例外ではなかったのである。
手持ちポケモン
サン・ムーン
アーカラ島の大試練を終えた後、コニコシティにある実家にて、妹たちからバトルを求められる。
それを終えるとスイレンが現れ、彼女ともバトルする流れとなる。
パーティは以下のメンバー。みずタイプのZワザを使ってくるため注意。
ストーリーの進行には関わらないイベントであるが、勝利するととあるおまけ要素が解放される。
また、妹たちの面倒をよく見て「ねーねー」と呼ばれて慕われている様子や、家業を手伝う家族思いな様子も見られるため、是非とも立ち寄っておきたい。
余談だが、友人らは殿堂入り後バトルツリーに現れ本気のバトルを挑んでくるが、スイレンのみは姿が確認されておらず、これっきりになってしまう。
なお他のキャプテンが全てハイパーボールで手持ちを統一している中、彼女だけはネットボールで統一していたりする。
ウルトラサン・ウルトラムーン
1回目はウルトラムーンのみでマツリカの試練でバトルする。2回目は殿堂入り後。なお今回はバトル後も家に行くと会うことができる。
1回目
2回目
- ランターン(Lv.60♀)
- パルシェン(Lv.60♀)
- オニシズクモ(Lv.60♀)
アニメのスイレン
CV:菊地瞳
サン&ムーンのレギュラーキャラクター。ポケモンスクールに通う生徒の一人。
パッと見ではわかりにくいが、顔がアップになった時そばかすがあることが確認できる。
年齢に関する考察は「アローラスクール組」の記事を参照してほしい。
サトシがアローラ地方で最初に出会ったメインキャラクター。
海釣りの最中、ハギギシリを釣り上げた時にジェットスキーをしていたサトシと遭遇。
その後ポケモンスクールで再会した際、サトシに声をかけられ「あ、ハギギシリの……」と思い出した。
12話にてサトシ達の水着が披露され、その中でスイレンはスク水を着用していた。
原作通りお魚マークが刻印されており、しかも冒頭の体操からの脱衣シーン(上着を脱ぎ、紐を解いてズボンを脱ぐ)があり、少なくともアニポケでは紺色のインナー=スクール水着である事が確定した。
構造上即座に水着姿になれる為、その後もスイレンは水着姿でポケモン達と戯れたり(29話)、ホエルコを助ける際(31話)ちょいちょい水着姿を披露している。
ロケット団達からは「青ジャリガール」と呼ばれている。
人物
一人称はゲーム同様「わたし」だが、口調はよりおっとりとしている。
あがり症な面もあるようで、人前で目立つのは少々苦手。
釣りが得意なのはアニメでも同じで、マオらクラスメイトから「達人」と認められるほどの腕前。
このため意外とアウトドア派で、元気に駆け回る姿もよく見られる。
28話のポケベース回では華麗なグラブ捌きでマオの打球を処理し、打撃では「一本釣り打法」でカキから場外ホームランを放つなど攻守両面において目立った活躍を見せ、レギュラーでも屈指の運動神経の持ち主である。
みずタイプのポケモンにも詳しく、ククイ博士からは「海と言えばスイレン」と頼りにされている。
24話でのZワザ及びZクリスタルについての授業でミズZワザのゼンリョクポーズが非常に気に入った様子で、32話でのムーランドによる課外授業でかがやきの石を発見し優勝。それを元に彼女専用のZリングが製作され、33話で手渡された品はスタイル的にはリスト部分が装飾されたカキのものに近い。せせらぎの丘のぬしポケモンであるヨワシと釣りバトルの末にミズZクリスタルも入手する。
はじめはZワザの発動に苦労していたが、40話で海の民のイアに弟子入りし見事Zワザを成功させた。
Zワザの前口上は「水平線の彼方まで スーパーアクアトルネード!」。
会話にネタを仕込みたがるのも変わらず、主役回となる5話の予告では「カイオーガが釣れちゃいます!」発言で男子たちを本気にさせ、33話でも「メガギャラドスが釣れました」と言っている。
本編では同じ展開の後にマオからツッコミが入るも、てへぺろでごまかすというずぶとい一面も見せている。
29話では唐突に怪談を始めたり、懐中電灯の光を顔に当てて怖い顔を演出していた。
素で毒を吐くこともあり、4話の予告ではモンスターボールを大量に用意したサトシに「もしかして(投げるの)下手なの?」とのたまい、8話でもその気になればポケモンに触れると主張するリーリエに対して「ここに来てから一度も触れたことない」と指摘している。
その一方で恋愛面では妙に初心で、妹達やライチにサトシとの関係を冷やかされた時には激しく狼狽していた。
ポケモンには強い愛情を持っており、いじめたり侮辱したりする相手には容赦しない。
アシマリをいじめていたスカル団にはラプラスの「れいとうビーム」をお見舞いし、ロケット団がポケモンたちを雑魚呼ばわりした時にはそれまでの飄々とした態度から一転、顔に影がかかり、「……許さない、あんたたち」とドスの効いた声でキレていた(視聴者からは闇スイレンと命名された)。
また16話ではアシマリがバルーンに流されてしまった時も同様の表情を見せてサトシを引っ張り、マオからアシマリの事になるとスイッチが入るっと語られている。
彼女を本気で怒らせてはいけない。
家族
自宅はコニコシティではなくポケモンスクールの近くにあるようで、下校時はサトシと方向が一緒の場合が多々あり、内装はゲーム版と異なる。
外観も含め、和風または琉球や台湾や大陸風の漁師の家らしさに溢れている。
5話で妹たちが登場。
名前はゲームと同じ「ホウ」と「スイ」だが、専用グラフィックが描き下ろされているなど変更点がある。
その顔はスイレンに瓜二つで、タケシやジョーイさん、ジュンサーにも劣らない強い遺伝子と言われるほど。
23話の授業参観ではスイレン達の母親が初登場したが、娘達と同じく非常によく似ている。
また母親は前髪部分に貝殻を複数繋げたアクセサリーを付け、髪型は一本結びで、先っぽは船の錨よろしく二股に別れている。
家業はやはり漁師。
卵はよくてもゲーム以上に食用肉や食用魚を(ある程度)避けてきたアニメシリーズとしては、地味に大事件である(無印初期に「コイキングの活け造りを想像し涎を垂らすサトシ一向」が描かれたことはあるが)。
ちなみに5話にて、スイレンは釣り上げたポケモンにフードを与えて仲良くなっているが、その一方で自宅の玄関にはハギギシリの魚拓が飾ってあったりもする。
家訓は「転ばぬ先の釣竿」で、日頃から常備し、手入れも怠らない。
余談
- 「みずタイプ好き」「ポケモンをよく抱き上げている」「サトシとの初対面が釣りの真っ最中だった」「水着のインナーを着ている」という点ではカスミと共通する。また、ジムリーダー枠で水御三家を持つメインキャラクターはタケシのヌマクロー以来でもある。
- 「顔がそっくりな年下のきょうだいがいる」「ポケモンを蔑ろに扱う輩を許さない」という点ではタケシと共通する。前作のユリーカがナンパの意味でのタケシ枠なら、スイレンはそちらの意味でのタケシ枠と言えるだろう。
- 「白目が描かれていない」「釣りが得意」という点ではデントと共通する。
- アシマリとの出会いは「浦島太郎」をモデルにしていると推測されるが、今回の場合は「亀(ラプラス)が(物理的に)助けた」形になっている。
- クラスメートであるマオのことを「マオちゃん」と呼んでいる。レギュラーメンバーが仲間を呼び捨て以外で呼んだのはスイレンが初である。
手持ちポケモン
ゲーム版の手持ちを現時点では所持していない、ライドポケモンを持つ、という点でカキと共通している。
CV:愛河里花子
ゲーム本編での手持ちにはいない、アニメオリジナルパートナー。
モンスターボールには入らず、いつも大事そうに抱えられている。
過去にスカル団にいじめられていたところを、スイレンと彼女のラプラスに救われた。
スイレンが入れるほどの大きなバルーンを作ることが夢で16話の段階では小さなポケモンや妹のホウ(マオ談)をバルーン内に収納するまでに上達している。
海上移動用のライドポケモン。
こちらもボールには入っておらず、自宅では近くの桟橋に待機している。
スイレンの海釣りや学校のフィールドワークなどで活躍する。
使用技は「れいとうビーム」。
クラスメイトで、ライドポケモンを所持しているのはスイレンとカキのみ。
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他のみずタイプの使い手