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陰謀論の編集履歴

2019-05-26 11:51:04 バージョン

陰謀論

いんぼうろん

陰謀論とは、一般的に認められた事実の裏に、何らかの謀略、策略があるという見解。

トップ画像は陰謀論の対象とされることが多いアポロ計画


概要

陰謀とは、他人に知られないように練る計画戦略であり、陰謀論とは、「何らかの事象に対し事実は特定の存在(たいていは有力な団体個人)により隠蔽、あるいはプロパガンダされており、真実は別に存在する」という考え方。

陰謀を「謀略」と呼ぶことがあるように、陰謀論を「謀略論」と呼ぶこともある。


陰謀論と真実

なお、「陰謀論」として扱われていたことがその後の調査等により、まさかの真実であったり、あたらずとも遠からずという……場合もまれに存在する( 「明らかになった主な陰謀」を参照 )ものの、実際にはそのような「不都合な真実」は一般的にはそう容易には見つからないものであり、陰謀論が依拠する仮説が部分的には正しい面があるとしても、不確かな憶測に憶測を重ねることで現実離れしたものになってしまう。


陰謀論の濫用

特定の意見がゴシップの類であるかのように印象付けるため、陰謀論というレッテルが用いられる。

また、陰謀によって情報が隠されていると喧伝する事で、論旨の弱い意見を補強するために陰謀論が用いられる場合もある。情報が少ない場合にこそ"ツジツマ"はあってしまうため、人は陰謀の存在を信じてしまう。


仮説と陰謀論の相違

仮説とは 陰謀論とは
情報に基づいている 憶測に基づいている 
可能性を論じる 結論を断じる
批判に反論を試みる 批判を無視、あるいは曲解する
都合のよいゴシップを排除する 都合のよいゴシップは組み込む
都合の悪い検証結果を精査する 都合の悪い検証結果は陰謀と信じる
事実を探求している "事実"を定義しようとしている
説の補強や更新が存在する 補強や更新が存在せず、年月を経ても内容に変化がない

陰謀論の分類

一言で陰謀論と言っても、その中には複数の種類が存在し、政治的なもの、経済的なもの、国際情勢的なもの、科学的なものなど、様々な分類が存在している。


事例

この項目で具体例を挙げて説明を行うと膨大なものとなり、このページでは収まりがつかなくなる可能性が高いため、以下にいくつかのパターンを記す。また、この複合をなすことがある。

政治系

「~国は政府により統治されているのではなく、実際は~という団体に支配されている」

「~という政党には~という団体が一枚噛んでおり、その団体の操り人形に過ぎない」

経済系

「~という組織が経済を牛耳っているが、報道を抑えているため事実は公表されない」

「~は通貨を変更して今までの発行した負債を無効にするつもりである」

歴史系

「~という事件では~と説明されているが、実は~により~されたのが真実である」

事件系

「~という不可解な事件があるが、実際は~により隠蔽されているだけで真実は~である」

「~事件の犯人は~とされているが、実は冤罪であり、~がかかわっている」

科学系

「~は既にに実用化の段階にあるが、利権団体等の圧力により発売できない」

「~は~が研究するふりをしているが、それは見せ掛けだけであり、実際には実現不可能である」

「~という現象が発生しており、国はそれを試験しているが、その事実は明らかにされていない」

「~は~の状態であるが、国はそれを故意に隠しており、~であるという誤った情報、あるいは限定された情報を述べている」

報道系

「~ということは業界内では知られているが、ある団体の意向により報道しない自由を駆使している」

「~と報道されているが、実際には検閲された情報、あるいは誤りであり、~であるのが正しい」

「~という事件の報道は~という事件をカモフラージュするために行われた」

陰謀論の主体とされる団体

 陰謀論は、以下のような団体にしばしば関連づけられる。基本的に大きな権力を持ち、かつ実際の活動や活動の詳細がわかりにくい団体が関連付けられることが多い。

 また、独自の機関が単一で行動しているのではなく、一番上に黒幕の団体が存在、その下に国際秘密結社が存在し、その下部組織に特定活動地域で活躍する団体行正体を隠して存在し、その下でマス・メディアが働いていて、という構造を持つもので語られることが多い。


唱える側

多種多様の団体個人が唱えているものの、基本的には大多数には無視される存在である。ところが、政府中枢や支配者がこれらを信じている、あるいは大衆に信じさせるほうが都合がよいと判断した場合、公式見解としてプロパガンダに用いられることが存在する。現在でもロシアの国営ラジオ局であるラジオスプートニクやイランの国営ラジオ局であるイランラジオ等では陰謀論をしばしば用いている。


明らかになった主な陰謀

これらは一時期は陰謀論でありとるに足らないものである、と片づけられていたものの、のちに真実であることが明らか、あるいは通説となった事例である。

事件 事実
柳条湖事件 当初日本は中国軍の仕業と発表したが関東軍の謀略だった 
日本人拉致問題 北朝鮮によるものであると北朝鮮自身が認めた 
戦後におけるCIAから自民党民社党などの有力者への資金提供 2006年の外交史料集に明記されていた
戦後におけるソ連から日本社会党などの有力者への資金提供 ソ連崩壊後秘密文書の流出で明らかになった
トンキン湾事件 実際には攻撃を受けても仕方のない任務に遂行しており、2日後の事件は完全なでっち上げだった 
タバコ産業から反喫煙運動批判への資金提供 大手タバコ会社、たとえばJTなどが行っていたことがWHOにより明らかにされた
エシュロン アメリカ合衆国を中心とする通信傍受ネットワーク、欧州議会の最終報告書に存在が断定的に記載 
ロッジP2事件 イタリアにおいて政府転覆をもくろんだフリーメーソンを隠れ蓑とした反共組織。破門された後も秘密結社として活動 

無論、これらの事例があるからと言って、あなたの信じている陰謀論が正しいとは限らない


主な陰謀論者

※Pixivに記事のある人物に限ります


中二病との関係

陰謀論と中二病は相性が非常に良く、中二病患者が陰謀論に嵌ると邪気眼に憑依されて、本気で嵌りだす。

上記の陰謀論者の中にも中二病患者に感染する人は少なからず存在し、左右関係なく嵌る人が多い。

特にネトウヨ小沢信者と言われる人はいい年して陰謀論に嵌り、中二病になってゆく人が非常に多い。

いい年の大人の場合、政治利用していく傾向があるので本気で嵌りやすくなる。

なので、中二病を避けたければ陰謀論を信じるよりその陰謀論をきちんと検証する必要がある。


関連タグ

不都合な真実 一体みんな誰と戦っているんだ バカ発見器 陰謀論レッテル ムー 風評被害

一般的に陰謀論とされるもの

ウォーギルトインフォメーションプログラム ケムトレイル 在日特権 新世界秩序 通名報道 朝鮮進駐軍 全国規模での不正選挙

よく陰謀論のターゲットとなる事柄

アポロ計画 9.11 地球温暖化 東日本大震災  第二次世界大戦 三億円事件 選挙 原子力 宇宙人 欧州連合

かつて陰謀論とされていたもの

拉致問題 ゲートキーパー事件

類似したもの

プロパガンダ 疑似科学 カルト 偽史 都市伝説  ネットde真実 不都合な真実

陰謀論をテーマにした作品

ゼイリブ トランスフォーマー ダークサイド・ムーン メンインブラック


科学アドベンチャーシリーズ


参照

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