概要
SDガンダムのシリーズの一つ。
2019年から海外を中心に展開されている「SDガンダムワールドシリーズ」の一作品であり、前作『SDガンダムワールド 三国創傑伝』の登場人物達を始めとする様々なSDガンダムが登場する。
正しい区切りは「SDガンダムワールド ヒーローズ」であり、間違っても「SDガンダム ワールドヒーローズ」ではない(おそらく商標の関係)。
物語
あらすじ
英雄達によって均衡が保たれている世界。
その中の一つ、ネオワールドに突如、赤熱の隕石が飛来する。
落下地点から現れたのは“悟空インパルスガンダム”と名乗る記憶喪失の少年。
この件に端を発する混乱は、次第に他のワールドにも伝播していく。
時を同じくして、星詠みにより災いの到来を察知していた諸葛亮フリーダムガンダム。
世界の危機を救うため、盟友、劉備ユニコーンガンダムともに行動を開始。
悟空を加えて旅に出ることになる
悟空インパルスガンダムは各ワールドの英雄達と出会い、何を思うのか。
この少年がもたらすものは災いか、平和か…
英雄達による新たな物語が今、始まる!!
(以上、『SDガンダムワールド ヒーローズ』公式サイトのストーリー紹介ページの「あらすじ」より引用)
世界観
本作では独自の生活様式へ発展した複数のワールドが存在し、そのワールドごとに英雄と呼ばれるようなガンダムたちが存在する。
第2話で判明したがほぼ地球と同じ形をしている。
前作同様に過去の人物がモデルになっている模様で、現実世界においての州ごとに歴史上に存在した文化に酷似している。
キングダムワールド
前作『SDガンダムワールド 三国創傑伝』の舞台でもあったワールド。
地球で言うところの中国に位置している。
ラクヨウ・ショク・ギ・ゴといった複数のエリアが存在する。
ネオワールド
西洋(アメリカ?)風なワールド。摩天楼に囲まれたキャプテンシティという街が存在する。
海側にコマンドガンダムのリアルタイプの銅像があったり、シティの中央と思われる場所にジェネラルガンダムの顔っぽい建築物があったりと、『SDコマンド戦記』の意匠が見られる。
趙雲ダブルオーガンダムがバイクでバカンスに訪れていたり、悟空インパルスガンダムが次の行き先にキングダムワールドに向かったりとキングダムワールドと近いはずなのだが、地図上は地球で言うところのアメリカのニューヨーク州あたりに位置していてだいぶ遠い。
主な演者は警察官や犯罪者がモチーフとなっておりガンダムXやヴェルデバスターなど高火力MSで構成されている。
レジーナワールド
地球で言うエジプトに位置するワールド。
英雄シーザーレジェンドガンダムが統治している。
『漆黒の星』の対抗策になりうるピラミッドが存在する。また『機動武闘伝Gガンダム』に登場したスフィンクスガンダムに似た建築物も存在する。
ギ・エリアでハロ探索の支援に当たっているブルーウイングの面々にとってはまだ情報が少ないワールドらしい。
主な演者はエジプトやローマの英雄+レジェンドガンダムやキュベレイなどオールレンジ武器を使うMSがモチーフとされている。
ナイトワールド
地球で言うイギリスのブリストル地方に位置するワールド。
聖剣エクスカリバーを引き抜いた英雄たる“アーサー王”ことアーサーガンダムMk-Ⅲが統治しており、アーサー王の居城「キャメロット城」が存在する。
後述のウォーリアワールドとの関連性は不明だが、こちらでも騎士ガンダムの玩具をはじめとする『ガンダムシリーズ』の機動兵器の模型を取り扱う玩具店が存在しており、悟空はLEGEND BB 騎士ガンダムを諸葛亮に買ってもらっている。
主な演者は円卓の騎士(及びその関連キャラ)+MK-ⅢやAGE系など後継機MSがモチーフと思われる。
パイレーツワールド
地球で言うカリブ海に位置するワールド。
「その宝を手に入れし者、全ての海を手中に収め大海賊となる」「この世を去りし時、悪魔の住む深淵にその宝を沈める」というハロの事を指すと思われる宝の伝説が存在し、ベンジャミンV2ガンダムの海賊団の力を以てしても未だ抜けることのできない海域である「悪魔の大海溝」と呼ばれる海の底にある「アルマレカル宮殿」には、伝説の女海賊アン・ボニータが残したお宝が眠っていると言われている。
主な演者は有名な海賊キャラ+(名称不明なアン・ボニータを除く)Vガンダム系のMS、モンスターたちはMAがモチーフとされている。
ウォーリアワールド
劉備一行がナイトワールドのアーサーガンダムMk-Ⅲの元を目指す旅の途中で立ち寄った街が属するワールド。地球における対応する位置は不明だが、コロッセオがある事からローマモチーフのワールドである可能性が高い。
劉備一行が立ち寄った街においては、今作との関連性は不明だが『SDガンダム外伝ジークジオン編』の主役ヒーロー「騎士ガンダム」所縁の品を名物としているらしく、諸葛亮曰く「ここじゃなきゃ手に入らない貴重なもの」である騎士ガンダムのガン消しを扱う露店やBB戦士騎士ガンダムの組み立てキットを取り扱う商店が存在していたり、街の広場には騎士ガンダムの彫像をあしらった噴水が配されていたりする。
また巨大なコロッセオで開かれる闘技大会が「勇敢に戦う者が人々から崇められる」ほどの国民的な娯楽となっている。
……実はキングダムワールドからウォーリアワールドの街を辿ってアーサーガンダムMk-Ⅲのいるキャメロット城を目指す道のりはかなりの遠回りだが、諸葛亮はガン消し目当てに遠回りと知りながらウォーリアワールドの街を辿る道のりを選んでいた事が発覚(後にBB戦士に食いついていた部分も相まって、諸葛亮にSDガンダムオタクガチ勢疑惑が浮上した)。
しかしその後、はしゃぐ悟空に釣られる形で誤って闘技大会の参加者となってしまった劉備一行は「悟空インパルスガンダムが『沙悟浄インパルスガンダム』と名乗る別の姿に変わる光景」「装着者の本来の何倍もの力を引き出すが代償も大きく、装着者に関わった者にも増殖して取り憑き強制的に新たな装着者に変えてしまう怪しいマスク」といった謎に遭遇することになった。
ムシャワールド
地球でいうところの日本に位置する。
未だ覇を競った戦乱が静まらないでいる。戦国時代の様な世界観でありながらクラブがあったりと少し現代っぽい所もある。
何処となくSD戦国伝を思わせる。
演者は戦国武将や忍者など日本系の偉人+ガンダムエピオンやデルタガンダムなど可変MSがモチーフとされている。
登場キャラクター
各キャラ紹介の上部説明は公式サイトのキャラクター紹介文からの引用。
劉備一行
- 悟空インパルスガンダム(CV:金田アキ)
物語の中核となる少年。
ある出来事によって記憶を失っていたが、劉備達と出会い旅に出た中で、少しずつ記憶を取り戻す。
普段は感情表現が少ないが、興味があるものには飛びついていく。
また、怒りの感情が高まると大猿と化し、理性が無くなり暴れてしまう。
過酷な運命が待ち受けているが、仲間との絆を支えに立ち向かう。
悟空インパルスガンダムが自我を無くし、破壊衝動を解放した姿。
身体は巨大になりながらも俊敏に動き、目に映る全てのものを壊すまでその暴走は止まらない。
悟空の中に眠っている、沙悟浄としての人格。とある出来事によって悟空の中に存在している。
悟空とは違い、頭が切れて計算高い。
高速移動が得意で、戦闘時には持ち前のスピードを駆使し、相手に触れさせないまま行動不能に陥れる。
なぜか口調は関西弁である。
悟空の中に眠っている、猪八戒としての人格。とある出来事によって悟空の中に存在している。
友達思いの性格で、悟空や沙悟浄を大切にしている。食いしん坊で体が大きく、力がとても強い。
戦闘ではその腕力を活かした肉弾戦を得意としている。
詳細は当該記事にて。
- 劉備ユニコーンガンダム(CV:梶原岳人)
ショク・エリアの自警団「ドラゴンズ・ウォッチ」の若きリーダーにして、キングダムワールドの危機を救った英雄の一人。
正義感溢れる青年であるが、まだまだ落ち着きのない少年のような一面も見せる。
不思議な力を持つ“ハロ”を代々受け継いでいる。
悟空インパルスガンダムとの出会いにより、世界の命運を懸けた戦いに身を投ずることになる。
詳細は当該記事にて。
- 諸葛亮フリーダムガンダム(CV:内山昂輝)
若き天才科学者。その知恵と独自の科学技術を駆使し、キングダムワールドを救った英雄の一人。
裏方専門であったが、今作では劉備、悟空とともに冒険に出る。劉備とは違い、常に冷静な判断を取る。
また、コレクターとしての面があり、今回の冒険では各ワールドを巡りながら限定のアイテムを収集している。
ラクヨウ・エリアの「転移門」により繋がった「三蔵」と名乗る謎の人物からの通信を元に「星そのものの滅亡の危機を救う手掛かりとなる」とされる5つのハロの所在地の手掛かりを探し当てた。
かつてキングダムワールドの危機に共に立ち向かった仲間達が事情を聞いてハロを集めるため旅立つ中、自らも何故か自分に深く懐いてくる悟空の監視も兼ね、劉備・悟空・劉備の黄緑色のハロと共にナイトワールドを目指し旅立つことになる。
前作では移動時は劉備のトリニティバイクに据え付けたサイドカーに同乗していたが、今作では前作終盤に得た翼による飛行を移動手段としている。
詳細は当該記事にて。
劉備の家に代々伝わってきた家宝。常時浮いている。
意思があり直接は喋れないが、独特な音波での会話能力もある模様。
ハロから出されるメモリを使って、劉備をパワーアップさせることが出来る。
特性は「溢れる勇気」
前作においては劉備の感情の昂ぶりに応じ力を授けること以外謎に包まれた存在であったが、今作において三蔵の通信によりハロの正体は「劉備のものを含め世界に5体存在しているオーパーツ」であり、5体揃えることでレジーナワールドに存在する「ピラミッド」を起動させ星そのものの滅亡の危機を救うことすらできるほどの力を発揮することが出来ることが判明した。
単体でも強力な効果を持つが、特別な資質の持ち主の元に現れる性質を持つと推測されており、持ち主の人となりによっては黒くも染まる諸刃の剣になりうる存在とのこと。文献により個々の特性を持っていることも判明した。
現在、諸葛亮によって世界にある5つのハロのうち劉備のハロを除く4つは
・ナイトワールド(白色)
・パイレーツワールド(橙色)
・ネオワールド(空色)
・レジーナワールド
から反応が見つかったと判明しており、それぞれ
・劉備一行(ナイトワールド)
・孫堅父子(パイレーツワールド)
・趙雲(ネオワールド)
により探索の旅が行われている。
ギ・エリアのブルーウイングも「ハロ緊急対策本部」を設立し後方での支援に当たっている。
キングダムワールド
ラクヨウ・エリア
武を極めた関羽が辿り着いた新たなる姿。
戦闘では大型・高出力化された青龍偃月刀を振りかざし、リーチの外から敵を薙ぎ払う。
前作においてはエピローグにおいて「最終決戦の後ラクヨウ・エリアに戻った関羽νガンダムのその後の姿」として映し出されたのみであったが、今作では関羽の新たな姿として扱われている。
- 炎皇張飛ゴッドガンダム(CV:KENN)
数多の戦いと鍛錬を経て張飛が辿り着いた新たなる姿。
燃え盛る炎の如きエネルギーを全身に纏って戦う。
前作においてはエピローグにおいて「最終決戦の後ラクヨウ・エリアに戻った張飛ゴッドガンダムのその後の姿」として武聖関羽νガンダム共々映し出されたのみであったが、今作では張飛の新たな姿として扱われている。
第8話においてラクヨウ・エリアの両名は、第1話での悟空剛猿形態による襲撃からの復興などの理由でラクヨウ・エリアに残っているものの、ネオワールドに向かった趙雲の定期連絡役としてハロ探索の旅を支援していたことが判明した。
ギ・エリア
- 天覇曹操ウイングガンダム(CV:武内駿輔)
キングダムワールドの英雄の一人にして、ギ・エリアの若き指導者。
その先見性の高さ故に、未来に絶望し道を踏み外した過去を持つ。
劉備ユニコーンガンダムの必死の説得により、再び国を救う為に尽力した。
国の復興後、「なすべきことを探す旅だ。」と言い残し、罪を償う為の旅に出た。
詳細は当該記事にて。
所属不詳
- 司馬懿デスティニーガンダム(CV:山内健嗣)
かつて、キングダムワールドに混乱を招いたが、劉備と諸葛亮に敗れ、彼は姿を消した。
今作でも悪の元凶として世界の危機を企て暗躍する。
諸葛亮とは同じ科学者に師事していた過去があり、彼に対して何かと固執している。
前作最終話において張角の亡骸による黄化トリニティの飛散を、衛星兵器状のオーパーツの操作によって阻止せんとする諸葛亮の元に現れ、諸葛亮の命を狙わんとするも駆けつけた劉備の介入により失敗。
同志の存在を示唆する言葉と共にそのままいずこかへと姿を消しエピローグにおいても行方が知れないままだった。
第4話において諸葛亮がウォーリアワールドのコロッセオの剣闘士達が用いていた怪しい仮面「ダークマスク」を分析した際、「トリニティで形作られたもの。高度なトリニティ加工技術の持ち主でないと作り得ないもの」として製作に司馬懿が関わっていることを疑う声を上げていた。
そして第6話終盤でムシャワールドに入国する姿を曹操に目撃される…!
- 利休ガンダム(CV:山内健嗣)
司馬懿デスティニーガンダムが茶人に変装した姿の一つ。ムシャワールドではこの姿で暗躍した。
詳細は当該記事にて。
その他の前作『三国創傑伝』登場キャラクターも「キングダムワールドの住民」として継続して登場しているのでそちらを参照。
ネオワールド
警察特殊部隊の隊長。
冷静沈着に事態に対処し、日々キャプテンシティの平和を守っている。
特殊部隊の隊長にのみ使用を許された武装があり、凶悪犯の対応時に装備することがある。
知識が豊富で面倒見も良く、街で出会った趙雲を何かと気にかけている。
長年とある怪盗を追っているのだが、あと一歩のところで逃げられてしまっている。
詳細は当該記事にて。
- ヴェルデバスター隊員(CV:中村源太)
警察特殊部隊の隊員。サージェントの元、日々街の平和を守っている。
シティ警察では対応が困難な事件が発生した際は、彼ら特殊部隊が急行する。
基本の装いは共通だが、機動部隊、空中部隊と所属が分かれており、事件や現場に応じて異なる装備を使用する。
ネオワールドにバカンスに来ていた趙雲。
街に影響されて、髪を金に染めサングラスを掛けるようになる。
発言もネオワールドの影響を受けているが、基本的に中身は何も変わっていない。
上述の説明文通り、前作の趙雲ダブルオーガンダムとは全くの同一人物。
前述の染めた髪とサングラスに加え、両肩のマントも水色の部分が金色に変わった配色のものを羽織った装いに姿を変えている(染めた髪についてはドラゴンズ・ウォッチの仲間達にイジられる一幕もあった)。
第1話冒頭においてネオワールドでバカンスを楽しんでいたが、悟空飛来事件の末にサージェントから筋斗雲で飛び去った悟空がキングダムワールドに向かっていることを聞かされ、大慌てでショク・エリアの仲間達の元に帰還。
諸葛亮の説明を受けネオワールドにあるとされるハロを探す役に自ら名乗り出る、結局ネオワールドでのバカンス姿のままなどネオワールドをかなり気に入った様子が見受けられ、しかもネオワールドかぶれが高じた結果、第1話の悟空との戦いにおいては必殺技すら「龍爪閃」をネオワールド風に英訳した「ドラゴンクロウフラッシュNEO」へと改名していた。
「アイルビーバック(キリッ)」
第5話でネオワールドを再訪した際に、サージェントに星の滅亡の危機と回避の手掛かりとなるハロのことについて話しハロの手掛かりを探しに当たっていたものの、第8話で関羽と張飛より「趙雲との定期連絡が絶えてしまっている」ことが劉備一行に伝えられ、劉備一行は趙雲の安否を確認すべくネオワールドに向かうことになるが…
ハロを求めて再度ネオワールドを訪れた趙雲。
そこで出会ったアルセーヌの魅力に惹かれ、“師匠”と慕っている。
なにがどうしてそうなったのかは不明だが、第9話では肝心のハロ探しすら忘れてアルセーヌに弟子入りしていた。
前述の金髪スタイルから更に外見がバージョンアップしており、完全にネオワールドにかぶれている。
しかし買い物帰りに警察や賞金稼ぎから逃避行中の劉備達を目撃し、アルセーヌと一緒に救出に駆け付けた。
- アルセーヌガンダムX(CV:楠大典)
トレジャーハンターを名乗っているが、ネオワールドでは怪盗として指名手配されている。
集めたお宝は大切に保管しており、コレクションを眺めながらのティータイムが日々の楽しみ。
ある日、趙雲が弟子入りに訪れたことから、この物語に関わることとなる。
詳細は当該記事にて。
キャプテンシティを開発してた頃に湾岸警備用として作られたロボ。
ロボだからかこいつだけリアル等身。博物館で眠ってたが、アルセーヌが起動させた。
悟空インパルスガンダムと気があったのか仲良しになった。
アルセーヌの力なのかそういう仕様があったのか不明だがサイコロガンダムの形状に変化できる。
- ハロ
ネオワールドのハロで、色は空色。博物館の倉庫に秘匿されていた。
趙雲がドジって壊れたかのように見えたが、アルセーヌガンダムXの正しき行いのおかげで復活した。
特性は「正しき心」
- コマンド署長(CV:松田健一郎)
ネオワールド警察署署長。レジェンドBB版コマンドガンダムそのままの見た目をしている。
台詞はあるがアニメイラストのみでのご登場。
パイレーツワールド
- ベンジャミンV2ガンダム(CV:楠見尚己)
パイレーツワールドで名を馳せている海賊団の船長。
豪快で大胆不敵な性格をしており、大抵の問題は勢いで解決している。
孫堅とは旧知の中であり、性格も似ていることからお互い無二の親友と思っている。
「ドゥーッハッハーーー!」と言う独特の笑い方をする。
必殺技は左腕に大きな鉤爪状の武器を装備し振るう「ジャイアントアンカー」。
周瑜曰く孫権は幼い頃にレッドタイガーの家訓「可愛い子には地獄を見せろ」により彼の海賊船で修行させられた事があるのだが、その修行でだいぶトラウマを植え付けられたらしく、何があったのか決して話そうとしない。
その時から本来は年相応に明るい性格だったのが、現在の2面性のある性格になったらしい。
- エドワードセカンドV(CV:勝杏里)
ベンジャミン海賊団の副船長。
ベンジャミンと同じく根は豪快だが、普段はキザでスタイリッシュな性格。
戦闘では計算し尽くした頭脳プレーで相手を追い詰める。
何かと孫権をからかうが、良き兄貴分でもある。
「~(なん)じゃねーの?」といった疑問系の口癖が特徴。
必殺技は左目に望遠鏡を装備し大砲を放つ「ブラストフィーバー」(望遠鏡は普段から持ち歩いており、遠方を確認する際にも用いている)1。
詳細は当該記事にて。
- アン・ボニータ(CV:渡辺明乃)
パイレーツワールドに伝わる伝説の女海賊。
かつてハロを手に入れようと悪逆非道の限りを尽くしたが、そのせいでハロに選ばれず無念の死を遂げた。
海底のアルマレカル宮殿にて怨念と化しベンジャミンらに襲い掛かるが、彼等の信頼を受けた孫堅の前に敗北、消滅の間際に仲間の大切さを思い出して涙を流していた。
演者は明言されていないが、生前の姿を見るに二喬と同じガンダムアルテミーかGNアーチャーと思われる。
パイレーツワールドの海に生息する巨大なタコで、孫権にトラウマを植え付けた張本人。
理由は不明だが孫権を食べようと執拗に狙っている(孫堅「うちの倅って美味いのか?」)。
海底でベンジャミンらと戦うがのちに和解し、海底宮殿からの脱出に手を貸した。
三匹の子供(大きさはガンダム達と同じくらい)がおり、体も赤い。あと意外とかわいい。
- ハロ
パイレーツワールドのハロで、色はオレンジ。アルマレカル宮殿の最奥で文字通り眠っていた。
アンの消滅間際の回想では、アンが仲間を犠牲にしてまで手に入れた際に、恐ろしい形相に変化していたシーンがある。
アンとの決戦後に目を覚まし、孫堅の手に渡った。
特性は「仲間を思う優しさ」
ムシャワールド
- 信長ガンダムエピオン(CV:竹内良太)
ムシャワールドを自らの手で治めようとしている傑物。
ゆくゆくは他のワールドの統一も目論んでいる。
その為に優秀な部下を各地で集めており、旅をしていた曹操にも目を付けた。
自らの力を絶対と信じていたが、ある人物に唆され、さらなる力を手に入れると共に悪しき心に染まってしまう。
詳しくは当該記事にて。
信長ガンダムエピオンの腹心。
ムシャワールドの統一を目指す信長の力に惚れ込んでおり、常に行動を共にしている。
破天荒な信長と比べると常識人であり、陰ながら主人のフォローをこなしている。
忍びの術が達者で、変装や狐への変化を得意とする。
- 才蔵ガンダムデルタカイ(CV:山本祥太)
ムシャワールド屈指のエリート忍者。
佐助デルタガンダムと同じ里の出身であり共に忍術を学んだ友人であったが自分より一歩先へ向かう彼を妬み始め、信長と同じく悪しき力に取り付かれてしまう。
その他、信玄・謙信・元就・勝頼と言った武将の名前が上がっているが未登場。
ナイトワールド
- アーサーガンダムMk-Ⅲ(CV:速水奨)
(イラスト左下の人物)
ナイトワールドを治める若き騎士王。
その性格は騎士らしく実直で思慮深い。その為、臣下や国民からの人望も厚い。
代々ハロを継承しており、同じくハロを所有する劉備に興味を持ち、決闘をすることとなる。
その決闘の最中にアーサーは劉備に、力と正義の在り方を説く。
詳細は当該記事にて。
- ロビンフッドガンダムAGE-2(CV:山口智広)
アーサーガンダムMk-Ⅲの側近。
元は義賊であったが、アーサーの腕と精神性に惹かれて以来、半ば強引に側近として仕えている。
まだ若く落ち着きが無いので、城のトラブルメーカーとなっているが、弓の名手として武功を立てている一面もある。
アーサーガンダムMk-Ⅲの側近。アーサーの秘書として彼に仕えている。
普段は落ち着いているが心配性で、ちょっとした事で慌てふためく臆病な性格をしている。
知識が非常に豊富で、アーサーから相談や助言を求められる事もある。
特報PVの時点でアーサーと一緒に写っていたのだが、外見が司馬懿にそっくりだった為視聴者からは「どう見ても司馬懿が変装してるだろ」と思われていた。
しかし第7話放送後の次回予告で調べ物をしていた彼の背後に変装した司馬懿が現れ襲い掛かる映像が映った事で、実際は司馬懿にそっくりなだけの赤の他人だった事が発覚。
第8話の終盤で、アーサーに頼まれてキングダムワールドのハロについて調べていた所で司馬懿に襲われ、そのまま司馬懿とすり替わられてしまった。
現時点での安否は不明だが、司馬懿の性格上そのまま殺害されてしまった可能性が高い…
- ハロ
ナイトワールドのハロで、色は白。
王家に代々伝わる物らしく、アーサーにも懐いている。
レジーナワールド
- シーザーレジェンドガンダム(CV:木島隆一)
レジーナワールドの王。
文武どちらにも長けており、各ワールドにその名を響かせている。
情に深く、親愛な女性であり体の弱いクレオパトラキュベレイをとても大切にしている。
その愛の深さ故、シーザーは選択を迫られる。
- クレオパトラキュベレイ(CV:鎌倉有那)
レジーナワールドの巫女。
絶世の美女と誉れ高く、聡明さも兼ね備えている。
国の祭事を取り仕切っており、世界の異変にいち早く気づいた一人である。
生まれつき体が弱く、そこをある存在に目を付けられてしまう。
???(ネタバレ注意)
謎の人物。
転移門を通じて別の世界から、劉備達の星に危機が訪れることを報せる。
目的は不明だが、悟空とは過去に面識があるようだ…
第2話現在、本編では転移門を通じて劉備達に語りかける際のおぼろげなシルエットしか映し出されておらず、EDクレジット表記でも「三蔵」表記で機体側のモチーフは伏せられており、明確な姿はOP及びEDでしか確認できない。
……しかし公式サイトのキャラクター紹介ページでは「三蔵ストライクフリーダムガンダム」と、EDクレジットですら伏せているはずのモチーフ機体が公表されている。
意図的なものかミスなのかは現在詳細不明(一部のキャラクターはEDクレジットで名前が一部省略されているため、名前が長すぎる為に省略されている可能性もある)。
第8話からの悟空の回想にも出てくるようだが…?
悟空の回想に登場する、悟空によく似た二人の少年。
赤くて腕が大きく九州弁を話す方が猪八戒、青くて首から数珠を下げ関西弁を話す方が沙悟浄で、どちらも演者は悟空と同じくインパルスガンダムと思われる。
第8話の回想では三人とも仲睦まじい様子を見せていたが…?
ダークマスク勢
各地にどこからか出現する、ダークマスクと呼ばれる仮面を被って凶暴化した集団。
マスクを付けると身体能力が3~4倍強化されるが、被った人間の負の感情が増幅されて人格も邪悪になってしまい、場合によっては巨大化さえ出来る。
集団で動いているものも増えてきているが目的は今のところ不明。
このマスクはトリニティを用いて作られており、解析していた諸葛亮以上の知識の持ち主が作ったものと推測されている。
またマスクを装着した信長が黒くなった様子を見るに、マスクを完全に使いこなした者は姿も黒く変貌する可能性がある。
主題歌
OP:TrySail「誰が為に愛は鳴る」
作詞:上坂梨沙
作曲・編曲:川崎智哉
ED:スカイピース「今日まで生きたあなたへ」
作詞:スカイピース
作曲:スカイピース、宮川拓
編曲:宮川拓
関連項目
ムシャジェネレーション:「全世界の勇士たちが共に冒険する」という設定はこの作品の初期案の再利用ともいえる。
外部リンク
アニメ版「SDガンダムワールド ヒーローズ」
2021年4月8日より毎週木曜19:00にYoutube「ガンダムチャンネル」にて公式配信される。
地上波ではBS11で土曜日に放送し、翌週の火曜日にTOKYOMXで再放送される。
またSDガンダムフォース以来17年ぶりの30分アニメとなった。
特報映像
30秒CM