この記事では、サトシの旅立ちの経路、及びサトシの経歴を紹介する。
無印PM編/OG編/GS編
カントー地方
ポケモントレーナーとして旅立つ際に最初のポケモンを受け取りに行くが寝坊して遅刻してしまい、カントー地方の初心者用ポケモンであるヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネは同時に旅立つ3人のマサラタウンのトレーナーが受け取ってしまう。
というより、そもそもサトシを加えて4人もいた為、サトシが遅刻しなくてもどの道一人はポケモンを貰えなかった。
代わりにオーキド博士がゲットしておいた野生のピカチュウを譲り受ける。
初めはピカチュウはサトシに懐かなかったが、オニスズメの大群に襲われたことがきっかけで親友になる。
そしてポケモンリーグ出場を目指し、ジムリーダーの水ポケモンマスターを目指すカスミ、元ジムリーダーでポケモンブリーダーを目指すタケシと共に旅をすることになる。
カントー地方各地のジムで8つのバッジを獲得し、ポケモンリーグ・セキエイ大会に出場。4回戦までは順調に勝ち進んだものの、獲得したジムバッジの多くがお情けで貰ったものが多かったことや大会前の自主トレを怠り気味だったことが災いし、5回戦前にロケット団の襲撃を受けたことによって手持ちポケモンが弱り苦戦を強いられる。苦肉の策として出したリザードンも当時レベルの低かったサトシに反抗的で途中で試合放棄してしまい、そのままサトシの敗退に繋がった。結果、ベスト16、しかも手持ちの戦意喪失で敗退という、あまりに後味の悪すぎる退場の仕方になってしまった。
もしサトシが真面目に自主トレを行っていれば、リザードンも言う事を聞いていたかもしれないし、それを抜きにしてもロケット団の襲撃に遭っても手持ちがあまり弱まることは無く、最低でも前述のような情けない敗北は無かったかもしれない。このことはオーギド博士もサトシの敗退の原因として指摘しており、サトシがまだ未熟であった証明であると言えよう。この一件を機に、サトシは自分の今迄のトレーナーとしての振る舞いについて反省することになった。
オレンジ諸島
オーキド博士のお使いでダイダイ島のウチキド博士に会いにオレンジ諸島へ旅立ち、彼女の助手としてポケモン研究者となったタケシと別れた後ポケモンウォッチャーのケンジと出会い、共に旅をすることになる。
オレンジリーグの存在を知った後は、4つのジムに勝利してオレンジリーグ・ウィナーズカップに出場。
オレンジリーグ・ヘッドリーダーのユウジに勝利し、オレンジリーグ名誉トレーナーとなる。
サトシはこの間にも、前述の一件を機に少しずつ心を入れ替えたこともあり、言う事を聞かなかったカビゴンやリザードンが言う事を聞くことになった。
ジョウト地方
マサラタウンに戻り、再会したシゲルにバトルを挑むも敗北。
西にあるジョウト地方とジョウトリーグを知り、オーキド博士の助手となったケンジと別れ、再びカスミとポケモン研究者を挫折してマサラタウンに戻っていたタケシとともにジョウト地方に旅立つ。
8つのジムバッジを獲得しジョウトリーグ・シロガネ大会に出場。
出場選考会や予選を勝ち抜き、決勝トーナメント1回戦でライバルのシゲルとのバトルに遂に勝利する。
しかし、2回戦のハヅキとのバトルではわずかの差で敗れ、ベスト8となる。
ジョウトリーグ終了後、カスミやタケシと別れマサラタウンに戻る。
AG編/BF編
ホウエン地方
シゲルがポケモン研究者への道に進みカメックス以外のポケモンを全てオーキド博士に預けて旅立った事を知り、ピカチュウ以外の手持ちポケモンをオーキド博士に預け、ホウエン地方に旅立つ。
ホウエン地方ではハルカやマサトと出会い、さらに追いかけてきたタケシと合流し、4人で旅をすることになる。
ホウエンリーグ・サイユウ大会に出場。
決勝トーナメント2回戦でマサムネに勝利するが、テツヤとのバトルに敗北しベスト8となる。
ポケモンコーディネーターを目指すことになったハルカはホウエングランドフェスティバルでベスト8となる。
カントー地方・バトルフロンティア
仲間達と別れマサラタウンに帰る途中、トキワシティでエニシダと出会い、バトルフロンティアの存在を知る。
マサラタウンでカスミと再会し、マサラタウンにやってきたハルカやマサトと新たな旅を始め、旅立つ直前に追ってきたタケシとも合流。ちなみにサトシは無印PM編で立ち寄った町も訪れているが、無印PM編については一切言及されていない。
カントーで7つの施設をクリアしてバトルフロンティア制覇を果たし、同時にバトルフロンティアのフロンティアブレーン候補者となるが、旅を続けたい一心で候補者から降りた。
ハルカはグランドフェスティバル・セキエイ大会でライバルのシュウを初めて破りベスト4となる。
DP編
シンオウ地方
仲間達と別れて再びマサラタウンに帰る途中、シゲルと再会し1対1のバトルを申し込むが敗北。
シゲルからシンオウ地方の存在を知り、ピカチュウと勝手についてきたエイパムと共にシンオウ地方へ旅立つ。
シンオウ地方でタケシと合流し、その後ヒカリと出会い3人で旅をすることになる。
ヒカリはシンオウグランドフェスティバルで準優勝し、サトシはシンオウリーグ・スズラン大会の準々決勝でライバルのシンジとのバトルで勝利するも、準決勝ではタクトに破れ初めてベスト4となる。
その後、ポケモンコーディネーターを目指すヒカリ・ポケモンドクターを目指すタケシと別れマサラタウンに帰郷する。
BW編
イッシュ地方
オーキド博士の旅行に母ハナコと共に同行しイッシュ地方を観光する。
新人トレーナーのシューティーに影響されイッシュリーグ出場を決意し、イッシュ地方の旅に出る。
その後、ドラゴンマスターを目指すアイリスやポケモンソムリエのデントと出会い、3人で旅をすることになる。
イーストイッシュ
イッシュ地方でジムバッジを8個をゲットしてイッシュリーグ出場を決め、その開催までの間にポケモンワールドトーナメント・ジュニアカップに出場する為、イーストイッシュのサザナミタウンに向かう。
道中で幻のポケモン・メロエッタを仲間に加え、アイリスやデント、更にシロナの別荘で再会したヒカリと共にジュニアカップに出場するが、決勝戦でライバルのシューティーに敗北し準優勝に終わる。
ヒカリと別れた後、本家ロケット団の「オペレーション・テンペスト計画」を阻止してメロエッタとも別れる。
その後、イッシュリーグ・ヒガキ大会に出場。大会では予備選でライバルのシューティーを初めて破り、3回戦でケニヤンにも勝利するが、4回戦でコテツに敗北しベスト8となる。
エピソードN
大会後はカノコタウンへと戻り、そこでアララギ博士から伝説のポケモン・レシラムにまつわる「白の遺跡」の話を聞き興味を持ち、再びアイリス、デントと共に旅立つ。
旅の途中で謎の青年Nと出会い、白の遺跡でレシラムの復活を目論むプラズマ団の野望を食い止めた。
デコロラ諸島
白の遺跡からアララギ研究所へ戻った後は、アイリス、デントと共に船でデコロラ諸島を経由する途中でカロス地方出身のポケモンルポライター・パンジーと出会い、カントー地方のクチバシティに到着。
ヤマブキシティにあるリニア中央駅でアイリスはジョウト地方フスベジムリーダーイブキに会いに行く為、デントはホウエン地方のムロタウンで開催される釣り大会に出場する為、サトシ、パンジーらと別れる。
XY編
カロス地方
オーキド研究所でパンジーからカロス地方の事を聞いたサトシは、ピカチュウ以外の手持ちポケモンをオーキド博士に預けパンジーと共にカロス地方ミアレシティを訪れた。
パンジーの妹がハクダンジムのジムリーダーである事を知った後、ミアレシティでパンジーと別れる。
カロスリーグ出場を目指すサトシは、道中でミアレシティでシトロンとユリーカ、ハクダンシティでセレナと出会い、4人で旅をする事になる。
XY&Z
エイセツシティに向かう途中でゲコガシラがゲッコウガに進化し、更にバトルを重ねるうちにサトシとゲッコウガの絆がシンクロしてサトシゲッコウガ(ユリーカ命名)の姿が見られるようになる。
サトシゲッコウガになるとゲッコウガへのダメージがサトシにもフィードバックし、当初は短時間しか姿を維持できなかったり、上手くシンクロできずに不発に終わったりしたこともあったが、エイセツジムでウルップに敗れた後に迷いの森で互いの絆を再確認し、それ以降はダメージのフィードバックはあるもののサトシゲッコウガの姿を維持できるようになった。
そして、バッジを8個揃えてカロスリーグに出場。
カロスリーグ開幕前にライバルであるショータ、アランとカロスリーグで戦う約束を交わし、サトシは順調に勝ち進み準決勝でショータと対決する。
サトシは激しい戦いの末にショータのメガジュカインをサトシゲッコウガで破り、決勝戦へと駒を進める。
決勝戦では同じく勝ち進んできたアランと対決、約束を果たすことになる。
最終的に互いの切り札であるメガリザードンXとサトシゲッコウガの大将戦となったが、惜しくも敗北、準優勝という結果でカロスリーグは幕を閉じた。今までの功績を見ると凄い伸びようだろう。
だが、大会終了直後に起こったフレア団の介入でゲッコウガとの絆を狙われ捕らわれの身になるものの、洗脳波を自力で打ち破り、真実を知ったアラン、仲間やカルネ、ジムリーダー達と共に世界の破滅を阻止した。
サトシの名は、カロスリーグ決勝でのバトルを見ていたアルバ(ミアレジムに再挑戦してきた男の子)をはじめとした若きトレーナー達に認知された様である。
SM編
アローラ地方
バリちゃんことバリヤードがマサラタウンの商店街での福引きで特賞を引き当てた事で、ピカチュウ、ハナコらと共に南の地方アローラに旅行へ出掛けていた。
同時にオーキド博士からの依頼でアローラにいる従兄弟のナリヤへポケモンの卵を届けるお使いも頼まれていた。
その中でポケモンスクールの存在を知り、紆余曲折のうちにたどり着いてスクールの魅力にハマり、サトシはククイ博士の自宅から学校生活をスタートさせる。
ポケモントレーナーとしての経歴
無印、OG、GS
- ポケモンリーグ・セキエイ大会:ベスト16
- オレンジリーグ:名誉トレーナー認定
- ジョウトリーグ・シロガネ大会:ベスト8
AG、BF
- ホウエンリーグ・サイユウ大会:ベスト8
- バトルフロンティア:完全制覇(フロンティアブレーン候補)
DP
- ポケモンコンテスト・コトブキ大会:ベスト8
- ポケモンコンテスト・ミクリカップ:ベスト8
- シンオウリーグ・スズラン大会:ベスト4
BW
- カゴメタウン・ポケモンワールドトーナメントジュニアカップ:準優勝
- イッシュリーグ・ヒガキ大会:ベスト8
XY、XY&Z
- カロスリーグ・ミアレ大会:準優勝
SM
- アローラリーグ・マナーロ大会:優勝
新無印
- ホウエン バトルフロンティア ビードロカップ:優勝
サトシの年齢
サトシは10歳になった後、春の4月に旅立った4人のポケモントレーナーの中の1人である。
シリーズの長期化等の都合上歳は取らないが、旅によって経過した年月を記載しておく。
(※誕生日が4月説と10月説がある。)
※無印金銀編劇場版短編「ともだち記念日」にてピカチュウとの付き合いは1周年となった。(サトシ11歳の春頃)
※DPシンオウサマースクールにて1年経過が確認できる。(サトシ12歳の夏頃)
※BWでシキジカの毛色が夏の体毛に。『黒き英雄、白き英雄』も同様。
※XYカロスサマーキャンプにて1年経過が確認できる。(サトシ13歳の夏頃)
なお、ポケモンリーグで優勝した、AGのテツヤ、DPのタクト、BWのバージルの年齢は最低でも15~25歳位と推測できる。
ツタージャをもらって10歳で旅立ったシューティーはイッシュリーグでは予選敗退しているが、ポケモンワールドトーナメント・ジュニアカップでは優勝している。
ポケモンコンテストでは、推定10~11歳という最年少でノゾミが優勝、ヒカリが準優勝している。
なお、バトルフロンティア ラストでは7歳のマサトが10歳になってポケモントレーナーになったらサトシと最初にポケモンバトルをするという約束をしている。
その為にはサトシが13歳にならないと不可能である。
なお、次作のSMでは再び10歳と設定されている。
が、2017年7月に冨安氏が『SM』と従来のシリーズの繋がりを同月発売の『アニメディア』にて示唆したため、上記の年月の経過に関する考察と矛盾することになる。
余談
スーパーマサラ人
彼は公式で女装、幽体離脱、獣化、憑依、メイドコス、ロケット団や当時の旅メンバーも含むが海難事故による死亡扱い(ジュンサ―が事故現場の海域に慰霊の為に花束を投げ入れるシーンがある)そして映画で1度石化(死亡扱いかは不明)したことまである。
更に、映画「光輪の超魔神フーパ」で、ゲットしていない伝説のポケモン達を従わせたりもしている。