「究極の核融合で身も心も幽霊も妖精もフュージョンし尽くすがいい!」
「でも、私は再び灼熱地獄を生み出したいの 地上を溶かし尽くしてね!」
概要
種族 | 妖怪(地獄鴉 with 八咫烏) |
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登場作品 | 『地霊殿』6面ボス、『非想天則』自機、『DS』LV8、『秘封ND』悪夢水曜、『グリウサ』弾幕大会、『剛欲異聞』ボスキャラクター |
二つ名 | 熱かい悩む神の火(地・非・口授)、地底の太陽(ダ) |
能力 | 核融合を操る程度の能力 |
危険度 | 不明 |
人間友好度 | 不明 |
主な活動場所 | 旧地獄の灼熱地獄跡(間欠泉センターの最深部) |
テーマ曲 | 霊知の太陽信仰 ~ Nuclear Fusion |
※ただし危険度や人間友好度等の評価は作中登場人物の稗田阿求による。
親友のお燐(火焔猫燐)と同じく古明地さとりのペット。通称はおくうもしくはお空。
地霊殿に住まい、灼熱地獄跡の温度調節を仕事として平和に暮らしていた。
(ちなみに温度上昇のための燃料はお燐の運んできた死体)
しかし、ある日突然訪問してきた山の神(八坂神奈子と洩矢諏訪子)によりもたらされた八咫烏の力を取り込み、急激に力をつけた。そして、地上を破壊すれば新たな灼熱地獄が生まれると愚かにも考え、異変が起きることとなった。もっとも神奈子たちも侵略の可能性を予感していたようだ。
異変の後は、守矢神社に請われて間欠泉地下センターでも何らかの仕事をしている。
『地霊殿』配布から一年後、『非想天則』にプレイヤーキャラクターとして出演。 多数いる東方のキャラクターの中から『地霊殿』からの早速の出演ということで人気の高さが窺える。
そして旧地獄が舞台となっている『東方剛欲異聞』にもボスとして参戦。核融合炉内の灼熱地獄に入り込んだ不純物を排除する仕事をしていたのだが、プレイアブルキャラ達の事も不純物と勘違いして攻撃を仕掛けてくる。「不純物が喋った!」は中々のパワーワードである。
地霊殿以来、再びボスとして立ちはだかってくるのだが、ステージの灼熱地獄は足場が悪く、画面の両端がダメージゾーンとなっており、非常に戦いにくい。さらにおくう自身は常に空を飛んでいて、スペルカード発動の要である水もあまり出ない為、ゲームに慣れていないプレイヤーにとってかなりの鬼門と化している。
種族
地獄鴉 with 八咫烏
元々の種族は「地獄鴉」である。地獄鴉は地獄の闇から生まれ、地獄の亡者の肉を啄む鴉の姿の妖怪である。最近になって旧地獄が廃棄される前から棲んでいた先住民だと確認された。灼熱地獄の高熱に耐えられる他は、これといって特徴は知られていない(求聞口授、つまり里の人間の認識)。しかし実際は鴉の姿で火球状の弾幕を放つ事が出来る(地霊殿6面)。
お空は、そんな地獄鴉の一羽が神の火の力=八咫烏の分霊を宿した存在である。
なお、神をその身に宿すのは普通の人間や妖怪には容易なことではない。無個性で無名ゆえに自我に執着せず、神格を受け入れる包容力と努力が必要となる(空虚であると簡単らしい)。現在のお空の状態はいわば「動く分社」であり、霊夢や依姫の「神降ろし」にも近いものがある。
ちなみに宿主として地獄鴉が選ばれた理由とは核融合炉に旧灼熱地獄跡の高温高圧の環境が必要だった事と、八咫烏を降ろすのに、宿主に自身のことを八咫烏だと思いこませるのが容易であったためだとか。
容姿
- 右足は「融合の足」。核融合反応によって最終的に作られる「鉄」をイメージさせる形状(あるいは、通称「象の足」、チェルノブイリに在るウランやプルトニウムを含んだ溶岩状の固形物。ただし、核融合と核分裂は別物である。)
- 左足は「分解の足」。電子が絡みついている。
- 右腕は「第三の足」。多角柱の制御棒。
- 胸は「赤の目」。大きな真紅の目が胸から飛び出している
(ZUNの設定を渡された非想天則ドット絵担当者の所感では、融合の足・第三の足・赤の目を取り外す事ができるそうだ)
これらは八咫烏の影響により姿が変わった結果で、元からこの姿ではないらしい。
ファンタジー(幻想)というよりサイエンスフィクション(空想科学)的。
服装は白のブラウスに緑のスカート。癖毛気味な長い黒髪に緑の大きなリボンをつけている。
鴉らしい真っ黒な翼には、上から白いマントをかけており、そのマントの内側には宇宙空間が映し出されている(地球の核を包み込むマントル:mantleと、空という核を包むマント:mantle、そして太陽という核を包み込む宇宙の三つを掛けているものと思われる)。
身長はとても高い。『非想天則』のドット絵では立ちポーズの違いによる誤差はあれど、小野塚小町や八雲紫より高い。
また、『東方外來韋編』2018年秋号の「独断&偏見ランキング」特集においてチルノが「さいきょう度」ランキングをつけているが、小町が「武器がでかい」と評価されているのに対して、空は「でかい」とのみコメントされていることから、やはり大柄な体格なのは間違いないようである(なお、ランキング内では博麗霊夢・霧雨魔理沙ら主人公勢に次ぐ第三位の評価である)。
東方キャラの中でもかなり複雑で独特な構造をしており、絵描き殺しなどと呼ばれた。ZUN本人もインタビューで構想に苦労したと発言した事がある。
二次創作ではデザインの面から右足の「融合の足」が省かれていたり、甲冑になっていたりする。また後述の二次創作における「第三の足」の扱いから「第三の足」が機械的な砲身になっていることもよくある。
東方剛欲異聞での衣装は地霊殿と同じだが、細部が異なる。
袖とスカートにベルトが追加され(TOKIAME氏のデザインによくある)、ブラウスの裾のフリルが無くなり前開きが大きくなった。スカートは一部分が開いており、下の黒いペチコートが見えている。
白くラインの入った靴下を履いているが、実は左右で長さが違う(左足が長く、右足が短い)。
性格
素直で真面目なお調子者。他人の言うことを容易に信じ、偶然手に入れた八咫烏の力に疑問も持たず有頂天になるなど、全体的に純粋で子供じみた所がある。
さらに鳥頭とまで呼ばれる記憶力の弱さがそれに拍車をかけている。(ただし鳥頭の鳥はカラスではなくニワトリ)
ただし、神奈子のことは忘れていた一方で、重要な事柄(主であるさとりや親友のお燐の事など)は決して忘れない。また「異物発見」「炉心の温度低下に注意」など意外に難解な言葉を話していたりもする。
また、神主が
「強い力でも馬鹿に持たせれば悪用すら出来ないって事がよく判ります。ああ、夢のエネルギーなのに。」
(Music roomより)
と公式で馬鹿扱いしているが、天然ボケというニュアンスではない。
活用は世の為に、悪用は私欲の為に使う事である。「悪用すら出来ない」とはすなわち、無計画で誰にとっても破滅しかもたらさず、ただ無益な様を皮肉にしている。
『非想天則』にて「新聞とか殆ど読んだことないや」と発言しているが、「全く読んだことがない」とは言っていない辺り、文盲ではなく、地底の環境が新聞を読むのに適してないか、単に興味がないだけという可能性が高い。
能力
核融合を操る程度の能力
太陽神の能力である。「八咫烏」は太陽神「天照大神」の使神であることから、太陽の使い・太陽の化身と云われる。
核融合とは、水素などの軽い原子同士を融合させ、より重い原子と膨大なエネルギーを発生させる反応のことである。現在の原子力発電などに用いられている核分裂とは違い、
・核廃棄物がでない。
・プルトニウムなどのレアメタルを使う必要がない。
・制御が容易で暴走しにくい。
・核分裂より効率がよく、より多くのエネルギーが生成できる。
などの利点がある。
もっとも身近なもので実用化されているのが水爆こと「水素爆弾」。自然物などでは「太陽」などが有名である。ただし、核分裂に比べて反応に必要な温度・圧力が高いために技術的ハードルが高く、水素爆弾は現在の所は原子爆弾で起爆する必要があり、核融合炉は高温高圧の反応プラズマを封じ込める技術開発が困難を極めている。そのため、現在ではまさに夢(幻想)の技術である。
お空はそれらを一人で行うことができる。ある意味もっとも危険な能力の持ち主なのだ。
◆制御棒
本来、制御棒は能力の核融合を安定して制御するための冷却装置のようなもので、実際の核融合は左手でする描写が原作ではなされていた。しかし、『非想天則』では爆符「ギガフレア」などをこの制御棒の先から発射しており、強ち間違いでもなくなった。
二次創作ではエネルギーを打ち出す「砲門」が制御棒の先に描かれている場合があるが、『非想天則』のドット絵では何もないただの棒のように描写されている(手間を省いているだけ説も)。
スペルカード
核熱「ニュークリアエクスカーション」
核熱「核反応制御不能」
焔星「プラネタリーレボリューション」
「サブタレイニアンサン」
「地獄の人工太陽」
爆符「メガフレア」
焔星「フィクストスター」
核符「クリーピングサン」
焔星「十凶星」
地熱「核ブレイズゲイザー」
核熱「核反応制御不能ダイブ」
「サブタレイニアンサン」
爆符「ギガフレア」
東方非想天則ストーリーモード
熱符「ブレイクプロミネンス」
核熱「核反応制御不能ダイブ」
「ホットジュピター落下モデル」
核熱「人工太陽の黒点」
熔解「メルティングホワイト」
*お空はいずれのスペルでも、撮影で消せない巨大核弾を自機めがけて撃ってくる。
地霊符「マインドステラスチール」 (With さとり)
地妖符「式神大星」 (With 藍)
地霊符「マインドステラリリーフ」 (With こいし)
獄炎「インフェルノバーナー」
獄光「ディヒューズヘルファイア」
「太陽を盗んだ鴉」
スキルカード
236+B or C系
グラウンドメルト
ヘルゲイザー
レイディアントブレード
623+B or C系
フレアアップ
ロケットダイブ
214+B or C系
シューティングスター
レトロ原子核モデル
核熱の怨霊
22+B or C系
ブレイクサン
シューティングサン
地獄波動砲
備考
- 名前は、霊「鳥(とり)」路空ではなく、霊「烏(からす)」路空なので注意。
- 初出での表記は「おくう」だが、後発の『ダブルスポイラー』では「お空」の表記も見られる。一時期、「お空」表記は間違いで「おくう」が正しいのではないかと主張するファンがいたが、『ダブルスポイラー』で「お空」表記が認められ、現在のようになった。
- 二つ名の「熱かい悩む神の火」の熱(あつ)かいとは扱ふの元になった言葉。すなわち扱い悩む神の火=核のことである。
二次設定
◆あだ名
原作のおまけテキストにあるエキストラストーリー中で「うにゅ?」と発言した(後述)ことから「うにゅほ」、通称の「お空」とチルノの「⑨」を合わせて「お⑨」と呼ばれることもある。
◆馬鹿
子供っぽい性格や、鳥頭、神主に「馬鹿」と呼ばれたことが拡大解釈されて生まれた設定。
ただ、先述の通り鳥頭はそこまで酷くはなく、馬鹿というのもニュアンスが違うので、以下の内容は二次設定。
性格は完全に子供であり、素直で純粋で騙されやすい。「うにゅ?」という言葉を連呼している。また鳥頭の拡大解釈の結果として、思考力の低下も見受けられる。
その上で容姿は十代後半の女性か二十代以上の成人女性で描かれることが多い残念な美人。
(ただし『非想天則』の描写は二次より酷いと言われるほどであった。「あ、巫女だ 巫女の区別が付かないよ」 「まだまだ暴れ足りないよ! 私の中の核反応がもっと暴れろと言っているわ!」など)
◆うにゅぱい
原作では大きな赤眼に大方占領された平らな胸部だが、二次創作イラストなどでは巨乳であることが多い。理由は諸説あれど、何らかの形で八の字を有するキャラクター(紫、聖など)の慣例に則ってそうなった可能性が高い。その際の邪魔になった赤眼の扱いについてはうにゅぱい参照。
◆卵が好物
エキストラストーリーにて、自身の力で噴出した間欠泉で茹でた温泉卵を頬張っていたことから生まれた二次設定。上記の「うにゅ?」は、この食事中に唐突に声をかけられて発した言葉である。
実際に烏は他の種類の鳥を襲って捕食する他、巣を攻撃して卵を食べてしまうことも珍しくないため、地獄鴉である空が卵好きであっても何らおかしくはない。
ちなみに一緒にいたお燐も霊夢らと会話しながら卵を食べているのだが、「お燐も卵好き」という二次設定にまで発展することはなかったようである。
◆ニーソ
理由は定かではないが、二次創作ではニーソをはいていることもある。
スカートキャラ(文やはたて)がニーソをはいて描かれていることがあるので、「ミニスカート=ニーソをはかせてみよう」という流れによるものだと思われる。彼女は背が高い設定なので、スラりと伸びた脚にニーソがとても美しく見える。
◆高身長(長身お空)
前述されているように、東方キャラの中でも屈指の高身長キャラであり、何故かギネス記録級の2m以上の身長で描かれているイラストも見受けられる。
◆動物形態
原作で猫の姿があるお燐と違い原作では動物形態は公開されていないが、お燐同様に動物のカラスの姿を取れる設定やカラスの姿のお空が描かれることもある。容姿も様々で、普通のカラスからおキューちゃんのようなデフォルメされた姿まで様々である。
◆外部作品ネタ
右腕についている制御棒のデザインや位置が某有名ロボット戦士の主武装に似ていたため、発売以前はそれで騒がれていたこともある。
核の力と言う共通点からか、二次創作でゴジラとのコラボ・カップリングネタが描かれることがある。ちなみに東方鬼形獣タグの最古イラストはこのネタである(上記イラスト)。
関連イラスト
関連イベント
関連タグ
東方Project 東方地霊殿 東方非想天則 ダブルスポイラー 秘封ナイトメアダイアリー 東方剛欲異聞
地獄鴉_with_八咫烏 核融合を操る程度の能力 熱かい悩む神の火 地底の太陽
二次創作・イラスト関連
うにゅほ うにゅぱい うにゃほ お⑨ HOTな⑨ 核我那覇くん 短髪空 残念な美人 体は大人、頭脳は子供 レオターオ空
毎月9日はお空の日 原子力の日 まるでラスボスのようだ 鬱ほ※閲覧注意
良妻空母 おキューちゃん お空のニュークリアフュージョン道場 長身お空
カップリング・グループ関連
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二次創作声優
*余談:どちらの声優も初期メンバーが5人のプリキュアで、黄キュアを演じた経験あり。