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クウラの編集履歴

2022-09-24 07:46:44 バージョン

クウラ

くうら

劇場版『ドラゴンボールZ』の登場キャラクター。原作には登場しない。

さあ…始めようか!!


概要

CV:中尾隆聖


ドラゴンボール』に登場する宇宙の帝王・フリーザで、コルド大王長男

彼らと違って原作やTVアニメには登場しない映画オリジナルキャラクターで、『とびっきりの最強対最強』『激突!!100億パワーの戦士たち』の2作にてボスを務めた(後者ではメタルクウラとして)。

デザインは原作者である鳥山明が務めたが、やはり映画版からの逆輸入は難しいのか原作でその存在が言及されることは一切ない。

ちなみに中尾はフリーザよりやや声を低くすることで演じ分けている。


宇宙中の惑星の支配と占領を生業としており、フリーザとは制圧区域を分けている他、互いに手出しはしない様子。

ゲーム作品などでは「クウラ軍」なる独自の軍隊を率いている事もあるが、作中では直属の親衛隊であるクウラ機甲戦隊以外の部下はまったく登場しておらず、それ以外に部下がいるのかどうかは言及されていない。


劇場版に二作品以上登場した悪役はクウラとブロリーの2人だけ。

その効果もあってかファンからの人気も高く、両者ともにゲーム作品への出演が多い。

 

なおフリーザ一族の名前は基本的に「冷たいもの」に由来し(クリーザ以外)、彼の場合は冷房クーラー)から。

そのままでは直接的すぎると悩んでいたところに静岡県出身のプロデューサーが方言の「飯でも食うら(食べる)」を思い出し、両方をもじった『クウラ』に決定したという。


性格

フリーザ以上に冷酷かつ残忍で、弟や父親が優秀な相手であれば味方に引き込もうとする一面も持つのに対して彼はとにかく倒すことしか考えていない一族としては珍しい武人気質の人物。

 

そのためか戦闘においては非常に用心深く徹底的で、虫の息にまで追い込んだとしても確実な死体を見るまでは決して自身の勝利を認めずに警戒を続け、もし姿を見失ったとなれば広範囲への強力な攻撃で容赦なく追い討ちして叩き潰す。

一切の油断も手抜きもせずただ確実に殺す、それがクウラなのである。

 

なおごと消せば悟空を容易に倒せるにも拘わらずあえてタイマンを選んだフリーザと違い、不利と見ればすぐに星ごと破壊する決断を下すあたり、手段を選ばない強かさもあると言える。


プライドも高く、サイヤ人を下等生物だと見下しており、弟を倒した悟空をなぶり殺しにすることに執念を燃やす。

しかしそれは弟の敵討ちではなく、一族が受けた屈辱へのクウラ個人としての復讐心からであった。

自身にも厳しい一面があり、即座に自分の非を認めるなど潔さも持っている。


弟が「悪の帝王」、「マフィアのカリスマ」だとすれば兄は「冷徹な兵士」、「武闘派集団の隊長」と言えよう。


二次創作においては、フリーザと比べ武人肌として描かれることが多い。


各形態と戦闘力

「宇宙最強」を自負し、であるフリーザを遥かに凌ぐ実力を持つ。

まさに「兄より優れた弟なぞ存在しねぇ」というべきか。

人造人間登場以前の時点では、コルド大王と並んで最強の敵の一人である。


またフリーザ一族は変身型宇宙人とされ、いくつもの変身能力を備え、変身する度に戦闘力が大幅にはね上がり、さらにクウラの場合はフリーザよりも一段階多く変身することができるが、作中で披露したのはフリーザの第4形態によく似た姿と第5形態のみで、フリーザの様な第1・第2・第3形態は出てきていない。


第4形態(通常形態)

クウラクウフリ


サイヤ人は皆殺しだ!


フリーザの最終形態に相当する姿で、上半身に外殻が有り、体色は主に紫を中心としたもので弟とは逆の配色となっている。フリーザより頭身が高いのも特徴。


戦闘力は目から放ったビームで悟飯を庇った悟空に致命傷を与える程だが、その後悟空が仙豆で復活すると圧倒することなく、次なる変身を披露する事になる。


第5形態(最終形態)

この星ごと消えてなくなれ!!クウラ


光栄に思うがいい…オレの究極の変身を見られるのはおまえが最初で最後だぁっ!!!


第4形態からもう一段階変身した形態。

全身が筋骨隆々となって一回り以上大型化し、目は赤く光る。

4本のが生えて両からも突起が伸び、のパッド状外殻も大きく発達する。尻尾の先端にも外殻が現れる。

戦う際にはプロテクター状装甲からマスク状の外殻が現れ、口元を覆うように装着する。この状態になると声にエコーが掛かるようになる。


フリーザが第1形態から第2形態に変身した時のように、通常形態と比べ若干口調や性格が荒々しくなる。

クウラは元々フリーザよりも身長が高いのだが、この形態になると体格差が更に顕著になり、悟空よりも頭一つ分大きくなる。

戦闘ではその見た目の通り力強い戦い方を好み、突進や格闘戦が多く描かれた。

この形態への変身はそれまで誰にも見せたことが無いらしく、悟空に対して上記の通り最初で最後の変身と発言している。

変身の最後に、「さあ…始めようか!」の台詞とともに、マスク状の外殻がカシャッと口元を覆うシーンはインパクト大。そのスタイリッシュさからファンも多いようだ。


既にフリーザに打ち破った悟空にして「フリーザ以上のすげえ気だ」と戦慄させるほどの気を放つ。事実、実力はパワーとスピードの両面において、ナメック星帰還後からさらに力を上げた彼の攻撃を全く寄せ付けず、界王拳を用いた状態でも同様に一蹴、しまいにはかめはめ波の直撃を鯉の滝登りの如くいなしていた

だが悟空が超サイヤ人に覚醒すると一転して圧倒され、拳や気功波でもまったくダメージを与えられなかった。


ちなみに劇場版『復活の「F」』では、弟のフリーザが修行によって更なる形態、言うならば第5形態を手に入れたが、クウラとは全く別の進化であった。詳しくはゴールデンフリーザの記事を参照。


主な使用技

呼称は主にゲームでの名称に由来する。


  • 破壊光線(一部ゲームではダークネスアイビームとも)

両目から放つ赤い光線状のエネルギー波。一発で悟空に瀕死のダメージを負わせた。最初の形態で使用。


弟・フリーザおなじみの指から細いビームを放つ技。第4形態時にピッコロに対して何発も撃ち込み完全に戦闘不能にした。

PS3のゲーム・レイジングブラスト2では『カオティックデッドエンド』という名称で変身前の究極技として実装。演出も非常に高い原作再現度を誇る。


  • デスフラッシャー

両手もしくは片手で放つ光軸の太いエネルギー波。最初の形態では両手を振りかぶってから使用したが、最終形態時は片手で放っており、大幅にパワーアップしている事を物語っている。とはいえ、いずれの場合でも悟空にダメージを与えることは出来なかった。


  • デスチェイサー

高速で相手に突進してボディーブロー、膝蹴り、背中への打ちおろしの連続攻撃で相手を地面へと叩きつけ、更にダメ押しで急降下して踏みつける。劇場版でもこの攻撃で悟空を一時的に戦闘不能状態にした。


  • シャドーチェイサー

悟空のかめはめ波に対するカウンターで使用した技。かめはめ波の威力をものともせず突進して間合いを詰め、かめはめ波中で無防備な悟空に拳打を撃ち込んだ。


太陽を思わせる巨大なオレンジ色のエネルギー球を叩きつける技。

ドラゴンボールシリーズに登場する他の惑星破壊級の技(かめはめ波、ギャリック砲デスボール他多数)と比べて溜めが極端に少ないのが特徴で、悟空が目を離したほんの一瞬のうちに技を完成させていた。惑星すら破壊する威力を持つが、最終的には超サイヤ人化した悟空のかめはめ波によって押し返され地球は無事だった。


活躍

惑星ベジータ襲撃時

フリーザの惑星ベジータ襲撃の際その様子を遠巻きに眺めており、この時赤ん坊だったカカロット(孫悟空)とすれ違っている。既に悟空は地球へと送り出され、フリーザは見落としたがクウラは気付いていた。

配下のサウザーは今のうちに撃ち落とそうと進言するも、見落とした弟の責任だとしてあえて見逃し、

「…放っておけ 自分でまいた種だ…自分で刈らせろ。フリーザも…まだまだ甘い

と言い放った。

とびっきりの最強対最強

時は流れ、ある惑星を制圧していた際にフリーザが敗れたという知らせを受け、地球へ飛来。一族の屈辱を晴らすために、彼を倒したサイヤ人を見つけ出し殺そうとする。

地球に降り立った後はクウラ機甲戦隊と戦う悟空と対面。破壊光線から悟飯を庇った悟空に深手を負わせるも仕留めるには至らず、改めて機甲戦隊に悟空の捜索を命じる。この際大ダメージを負ったにも関わらず直ぐ様返しの気功波を放った悟空を見て、「奴ならフリーザを倒せたかもしれん」とその実力に唸っている。


結局悟空を見つけることは出来ずに一夜が明けるが、サウザーと交戦するピッコロを戦闘不能に陥れ、サウザーも悟飯を追い遂に悟空の居場所を突き止める。

しかし、悟飯がもたらした仙豆により悟空が復活。この時ボロボロになったピッコロを投げ渡す…と見せかけて更にデスビームで追い撃ちをかますという非道の行いで悟空の怒りを買い、遂に悟空との直接対決が始まる。(ちなみにサウザーは悟空が気を爆発させた際に吹き飛ばされまともに戦うことなく一蹴されている。サウザーェ…)

空中から水中へと戦場が目まぐるしく変化する互角の戦いを繰り広げるが、悟空に本当の地獄をもたらすべくフリーザを越えるさらなる変身を披露。そこからは完全にクウラのワンサイドゲームとなり、悟空を徹底的に追い詰める。

ひとしきり追い詰めたところで最早悟空が戦えなくなったと見るや、悟空もろとも地球を消しにかかろうとする。しかし、この局面で悟空の怒りが爆発し、超サイヤ人として覚醒。かつての弟同様に追い込まれる。「なるほど…弟が敵わぬわけだ……

苦し紛れに放ったデスフラッシャーも悟空に通じず…と思いきやその僅か数瞬のうちにスーパーノヴァを完成させ、今度こそ悟空を地球もろとも破壊しようとする。「油断したな!オレは弟とは違うと言ったろう!この星ごと…消えてなくなれーっ!!!


スーパーノヴァを真っ正面から受け止める悟空だが、徐々に押されてゆき遂に地表に到達。とても用心深いはずのクウラであったが勝利を確信したのか「これでこの星も終わりだ!そして、サイヤ人はすべてこの世から消え去った!!!」と高らかに言い放った。

が、次の瞬間スーパーノヴァが押し出され始め、悟空が最後の力を振り絞って放った超かめはめ波で逆に押し返される。

避ける間もなく押し留めようとするが一方的に押され続けてあっという間に宇宙空間へとはじき出されてしまう。「こっ、この程度でオレがやられるか……!! …なにぃっ!!?

そして終いには太陽にまで到達し、そのまま太陽表面へ押し潰されてしまう。さすがのクウラも為す術なく焼き尽くされることとなり、そのまま消滅する末路を辿った。

今際の際、クウラが思い返したのはかつて悟空を乗せた宇宙ポッドを『フリーザが蒔いた種であり、奴自身に刈らせるべきだ』と敢えて撃ち落とさなかったことであり、その判断を「甘かった」と悔やみながら爆散した。


「あの時撃ち落としておけば…!! フリーザだけではなかった…甘かったのは……!!!」


なお消滅する直前に外殻が先に焼き尽くされ最終形態から第4形態に戻っている。


激突!!100億パワーの戦士たち

肉体のほとんどを失い(と右目?)だけになりながらも驚異的な生命力でかろうじて生き延び宇宙を彷徨っていた。

そのうちに、自己増殖を繰り返しながら宇宙を漂う機械惑星ビッグゲテスター」と邂逅し融合。ビッグゲテスターと一体化した機械生命体となった。


生身だった頃を越える力を手にしたクウラは、フリーザによって滅ぼされた星の後継である新ナメック星を侵略。この際、自身のコピー体であるメタルクウラを大量に生み出した。


メタルクウラはかつてのクウラ本人を遥かに超える戦闘力を持っており、機械の力による瞬間移動や、損傷した箇所のデータをコアに送信して修復・強化を行う迅速なアップデートまで可能。

クウラはかつて超サイヤ人の悟空に劣勢を強いられていたが、その悟空に加えてベジータという二人組相手でも互角以上に渡り合った。

 

そしてようやく撃破したと思いきや、数十体もの軍団がズラリと並ぶ絶望的な光景が……。

さすがに力尽きたふたりを捕獲すると、能力を解析してエネルギーを奪い取り、サイヤ人をも自在に造り出す力を獲得しようとした。

しかし、サイヤ人の底知れぬエネルギーを制御することができず、ついにはビッグゲテスターが崩壊をはじめる。

夥しい数のケーブルを束ねて戦闘形態に変身しふたりに襲い掛かったが、最後の力を振り絞った反撃に遭い、ビッグゲテスターもろとも爆発。今度こそ完全に滅び去った。


ドラゴンボールGT

42話にてワンシーンのみ登場。19号メタリック軍曹らと共に地獄から復活している様子が描かれたが、その後の登場は無く、悟天トランクスらによって撃破されたと思われる。


ゲームでの活躍

初登場となった『ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間』ではフリーザとコルド大王がサイヤ人達に敗れたことに対して「我が一族の恥だ!」と一蹴している。


サイヤ人絶滅計画』のOVAでは前編にのみ登場。フリーザ、スラッグターレスと共に、ツフル人の怨念増幅装置「ハッチヒャック」の力で蘇った。通常形態のみの登場で、変身はせず。

アニメ作品においてフリーザと揃い踏みした唯一の例であり、「クウラよ、サイヤ人への恨みを晴らそうなぁ」と一言だけ語りかけられるが、特に返答も反応もしなかった。


FC版ゲーム本編では色違いの別キャラクター『クウラソウル』が登場。

黄土色の体色をしたクウラで、OVA同様変身はしない。

ラストダンジョンである暗黒惑星においてザコ敵として出現する。ザコ敵としてはHPが最も高く、使える必殺技も通常のクウラと同じエネルギー波・連続エネルギー波・爆発波の3種類。


『ドラゴンボールZ』シリーズや『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズなどではフリーザとの会話やIFストーリなどが用意されているものが多く、どの作品でも互いに自分が宇宙最強だと譲らず兄弟対決をする描写がなされており、2人の仲の悪さが表現されている。

『ドラゴンボールZ Sparking!METEOR』ではコルド大王に対しても代わりに一族を担おうとする旨の発言をしている。


初期は決まってなかった為、「クウラ」と呼び捨てであったが『ドラゴンボールレイジングブラスト2』以降からは「兄さん」と呼ばれ、第二形態や本性剥き出しの時は「アニキ」と呼んでいる。ただし、本人がいない時は「クウラ」と呼び捨てにしており、これは『ドラゴンボールZ Sparking!NEO』のIFストーリーからの設定である。ちなみにクウラは『スーパードラゴンボールヒーローズ』にて父親であるコルド大王を「親父」と呼んでいることが判明した(コミカライズ版では父の前では「父上」と呼んでいる)。


ドラゴンボールヒーローズ』では無印5弾から部下のクウラ機甲戦隊と父親のコルド大王と共に参戦。だが同作品が長期シリーズとなりカード性能のインフレが進んでしまった影響で、初期にレアカードが多かったクウラの性能はどれもやや弱めである。


続編『スーパードラゴンボールヒーローズ』の監獄惑星編ではストーリーのメインキャラクターの1人として登場。フューによって作り出された惑星型実験場「監獄惑星」に捕らわれていたが、同じく監獄惑星に捕らわれてしまったトランクスに声をかけ脱獄のパートナーとして手を組む。その間、弟と同じくゴールデンの力を身に着けており「ゴールデンクウラ」として脱獄を試みる。


監獄惑星編後は消息不明となったが宇宙争乱編ではメタルクウラとして改造され、『ゴールデンメタルクウラ』という新たな力を手にして復活を遂げる。


ドラゴンボールゼノバース2』では、コントン都にやってきた際に出会った主人公を部下として迎え入れ、自身のコピーであるメタルクウラをけしかけるなど容赦のない修行を行う。

きちんと結果を出す主人公にはかなり入れ込んでおり、クウラ機甲戦隊の一員で終わらせるには惜しいと考えるようになる。最後の修業では自らの最大の技(スーパーノヴァ・クウラ)を伝授し、対等の条件で真剣勝負を展開。

敗北の際は素直に負けを認め、甘さを捨てたはずの自分が主人公に最大の技を教えたのは、戦士としての魂に火がついたからだと語った。

その後、主人公を自身の片腕に迎え入れようとするが、まだ主人公にその意思がないと気づき、少しの間待つことにした。


ストーリーではフリーザ編から登場。別の歴史からトワに連れてこられ、手先となっている。

最初は崩壊するナメック星にてフリーザに加勢し、主人公&悟空のタッグと死闘を繰り広げる。敗北後は溶岩の中へと叩き落とされ消えていった。

その後、ビッグゲテスターの科学力でメタルクウラとなって復活、セルゲームに乱入し、刃向かってきた主人公を始末しようとする。しかしトランクスが母親譲りの知識を活かしてビッグゲテスターに自滅プログラムを仕掛けたことで敗北。すべてのメタルクウラは自爆した。

最後は復活のF編にて登場。地球のドラゴンボールの二つ目の願いによってメタルクウラとして復活する。そしてゴールデンフリーザとなった弟に加勢し「フリーザ一族の復讐」を開始するべく主人公&悟空&ベジータのトリオと交戦。トワの魔術によって悟空たちも苦戦するほどの力を得ていたが、主人公の尽力によって敗北。復讐を果たすことなく消え去った。


DLC追加ストーリー『∞の歴史編』では、師匠のクウラをパートナーとして連れて行くことが可能。暇潰しにはちょうどいいということで協力してくれる。

超サイヤ人4に変身した悟空とベジータを倒した後は「変身によるパワーアップに頼っている奴らにオレが負けるはずがない」とコメントしており、主人公からなにか言いたげな目で見られていた

セルからセルゲームへの参加を問われた際は、「そのゲームに死に場所を求めるなら参加してやってもいい」「遊び半分で戦っているような奴にこのオレが負けるはずもない」と述べている。

黒幕との戦いでは「別の歴史から連れて来られたフリーザ」と対決。互いに失言の応酬を交わしながら死闘を繰り広げる。

このフリーザは原作寄りの性格で、兄に対してかなり嫌みっぽい話し方をする。クウラが劣勢に立たされ動揺した際は、恐怖を存分に味わわせてから殺すと述べている。

それを聞いたクウラは、すぐにトドメを刺さなかったことを後悔すると皮肉った。その言葉通り、追い詰められたフリーザは「ボクの方が強いはずなんだ……!」と必死で否定する。決着がつくその時までフリーザが現実を認めることはなかった。

主人公がピンチになった時は「オレがお前の心配をすると思うな。お前ならその程度の相手に負けはしないのはわかっている」と、クウラなりに信頼を見せている。


続く悟空とのラストバトルでは、主人公との一騎討ちを希望する悟空に対し「余計な手出しはしない」と言ったが、すぐに「孫悟空はオレの獲物でもある」と思い直し、主人公と共闘する。更にそこへフリーザ(上述のフリーザとは別人。性格は『超』寄り)が登場。互いに悟空を倒すべき敵と任じ、結果的に協力することになった。

戦いが終わった後は横槍を入れた弟の非礼を詫び、また何かあればいつでも手を貸すことを主人公に告げた。


時空の裂け目(本来の歴史から外れた並行世界)に登場するクウラは、フリーザと勢力を二分しており、かなり仲が悪い。フリーザは「クウラのもとにいればいずれ消される」と主人公に告げており、両軍の部下たちからも「一つのミスが命取りになる」と怯えるほどクウラは恐れられていた。反面、上記の師匠クエストのクウラと同じく、主人公が部下になった時はかなり厚遇し、自身の修業のパートナーにまで選んでいる。その結果、限界を超えてメタルクウラに覚醒するに至った。

逆にフリーザの部下になった場合は「(部下になる)チャンスを二度もやるほど俺は甘くない」「俺の部下にならなかったことをいずれ後悔させてやる」と怒りを見せている。だがフリーザと覇権を巡って対決し、敗れた後は「主人公を部下に迎えられなかったことが敗因だった」と後悔している。負けはしたが「弟が甘さを捨てて宇宙の帝王になるというのならそれもいいだろう」と述べており、兄としての度量を見せた。


ドラゴンボールファイターズ』ではDLCの追加キャラクターとして、最終形態での姿で参戦(第四形態もバトル開始前の登場演出で見られる)。基本的には最終形態で見せた戦闘シーンが再現されているが、中には第四形態やメタルクウラの要素も取り入れられている。

その再現性の高さはこちらの動画で観られるので一見の価値あり。

また、弟同様に父から魔人ブウ破壊神ビルスには手を出すな」と聞かされてるのか、対戦相手がビルスの時の掛け合いのセリフが、「ビ、ビルス!?…様……なぜ破壊神がこんな所に…?」と動揺している。


『ドラゴンボールヒーローズ ワールドミッション』では、冒頭に登場。

ゲーム世界から現実世界へと現れ、目に付いた主人公を殺すべく襲い掛かるが、突如として現れたグレートサイヤマン4号によりあっけなく倒された。

また別の歴史では、フリーザとコルド大王が倒された後に登場。一族に泥を塗った主人公に対し「大人しくしていればサインくらいはしてやったものを(主人公が自分の名前を知っていたのでファンだと思い込んだ)」と告げた後、雪辱するべく襲い掛かってくる。その際にゴールデンクウラとなり力を解放するが、それでも主人公たちには及ばず撃破された。


ソーシャルゲーム『ドラゴンボールZドッカンバトル』では、SR・SSR含めそれなりの数のカードが実装されている。

中でも特筆すべきはフェス限定のカード3枚で、いずれも高い性能を誇っている。


  • 【地獄の幕開け】クウラ(最終形態)

極限Z覚醒済み。

攻撃する度に能力が尻上がりに上昇するタイプで、能力が完成すればそのパワーは相当なものになる。また、必ず追撃するのでその仕様上潜在能力で解放した追撃も出やすく、能力が完成するスピードも思いの外早い。極属性には優秀なサポーターやリンクスキルを持ったキャラクターが多いのでそれらと組めば初手からでも高い実力を発揮できる。


  • 【とびっきりの究極パワー】クウラ

『変身強化』と『恐怖の征服』という二つのカテゴリのリーダーで、極系の有力キャラを多く率いれることとそもそもクウラ本人の地力が高すぎることから長きに亘って重宝されてきた。

変身前は敵の数に応じて異なるカテゴリのキャラへの高倍率サポートをかける事が出来、アクティブスキルで最終形態へと変身。変身後はサイヤ人であれば必ず会心攻撃を繰り出せる上、確率で必殺技で追撃する。しかも必殺技で攻撃力が無限に上昇していくのでサイヤ人相手には文字通り無双の強さとなる。

2019年後期実装のキャラクターではあるが、強さ・演出共にそうした時代を感じさせぬ魅力を併せ持つキャラクターと言えよう。


  • 【星を砕く一撃】クウラ(最終形態)

極属性4体目のフェス限LRにして、2022年夏全世界同時キャンペーンの目玉キャラクター。

上記2体の性能を極限まで突き詰めたような性能デザインであり、最終的には4~6回の追撃はデフォというパターンになる。当然必殺追撃もあるので火力は勿論のこと、必殺効果の『1ターンDEF大幅上昇』も相まってどんな攻撃も通さない防御をも展開できる。また、アクティブスキルでは待望のスーパーノヴァが登場。超必殺のATK無限上昇と合わさり凄まじい火力を繰り出せる。

演出・性能共にドカバト運営のクウラ愛を存分に感じられるカードとなっている。


関連イラスト

フリーザも・・・まだまだ甘い!

クウラ

どうした?超サイヤ人の力はこんなものなのか?

クウラ最終形態(アレンジ)


余談

前述の通りクウラの存在が原作で触れられる事は一切なく、鳥山明へのインタビュー記事でもフリーザ一族はフリーザとコルド大王のみとして紹介され、原作にはいないものとして扱われている。これはクウラに限らず神と神以前の劇場版に登場する敵キャラクター全てに共通するもので、理由はそれらのストーリーに鳥山明は関わっておらず更に原作との繋がりが曖昧なものが多い為、全て原作のパラレルワールドとして位置付けられているからである。


その為、今後クウラが本編に再登場する可能性は極めて薄いが、近年『ドラゴンボール超』シリーズの劇場版『ブロリー』でZ時代の設定をリブートした新たなブロリーが登場しており、更にTVアニメ版でシリーズD、本作で監督を務めた長峯達也はフリーザについて「兄弟設定もあるし、今後も見逃せない存在になると思います」と語っており、クウラもブロリーの様に設定を変えて新たな存在となって再登場する可能性はありそうである。


関連動画

PS4/ Xbox One「ドラゴンボール ファイターズ」クウラ/キャラクターPV

※バンダイナムコエンターテインメント 公式YouTubeチャンネル“876TV”より


関連タグ

ドラゴンボール ドラゴンボールZ フリーザ コルド大王

クウラ機甲戦隊 サウザー ドーレ ネイズ

ハッカドール0号:オマージュキャラ

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