概要
獣三郎氏の作品で、様々な世界の美脚な女の子を足を靴ごとネバネバにする足フェチスライムの話である。2022年10月時点で30話に亘る。獣三郎氏曰く「当初は女の子の足をネバネバにするだけの話」だったが、話数を重ねるごとにスライムが強化されたり、味方や敵が増えたりと壮大なストーリーになっていった。
内容が内容なだけに、このシリーズの作品には必ずネバネバ、粘着拘束のタグが付く。
登場人物
足フェチスライム及びその関係者
足フェチスライム(メイン画像下の緑色のキャラクター)
このシリーズの主人公。本名は米河占夜。
スライム状の生命体で、現存する接着剤とは比べ物にならない程の粘着力と接着力を持つ。美脚の女の子を見つけると、自らの張った結界に引きずり込み、自分の好みの服装に無理矢理変えさせてその強い粘着力で足を絡め取り、ひたすらもがかせる。足に粘着拘束を仕掛ける際に魔力をかけ靴を脱げないようにする。故に靴を脱いで脱出することは不可能である。
結界からの自力での脱出は不可能であることに加え、女性特攻の能力があり女性に対しては無敵である。魔法少女の攻撃すら一切通用しないばかりか、相手が強大な力を持っているほど耐性や粘着力などが増大する。女の子の足をネバネバにすればするほどその力も増幅され、解放した女の子に足がネバネバになる幻覚を見せる呪いを掛けたり、結界の近くにいる女の子を操って強引に引き込んだりすることも可能になった。またネバネバ絡みのゲームを無理やりさせたり2人の女の子の足をネバネバでつなげたりする行為も好んで行うようになった。当初は喋ることが出来なかったものの、第3話で喋れるようになった。
これまで結界に引きずり込まれた女性は誰一人として抵抗も脱出も出来なかったほどの強さを誇るが、反面男性に対しては全くの無力である。一度男性に結界に入られると、その途端に弱体化し捕らえた女性を拘束することも出来なくなる。勿論その男性を追い返すことも不可能である。しかし、結界そのものは目視不可能であり、捕らえられた女性の救助は困難である。
元は財閥の令嬢で、この頃から漫画やアニメで見られる女の子の足が粘着質の物体で拘束される光景が非常に好きだった。そしてそれを再現しようと、町行く女性の足に接着剤やスライムをかけてはその様子を録画するという迷惑極まりないことをしていた愉快犯だった。だが、今の技術では自分の望む光景が実現できないことに絶望して自殺をした。しかし、後述の邪神ヴァイダの手によってスライムの姿に転身して蘇った。その後一度倒されるが、同じくヴァイダの力で復活した。その後は捕らえた女の子や女性を自分の考えたシチュエーションに付き合わせて楽しんでいた。しかし天使たちとの戦いで勝ち急いだヴァイダによって、エネルギーを残さず吸収されて消滅した。
だが、ヴァイダが保険として僅かに残した欠片から復活し、懲りることなく美脚の持ち主を狙っては拘束している。
足ネバフェチになったきっかけは実写版セーラームーンのワンシーンであり、それがもとで足ネバに執着するようになった。その後様々な粘着拘束のシーンを見てきたものの足以外の粘着には興奮することはなかった。また女の子が履く靴にも拘りがあり、パンプス、ハイヒール、ローファー、ストラップシューズを好む。曰く「ブーツやスニーカーは足首がよく見えなくてイライラするから好みではない。また足首が見えすぎても面白くないから、サンダルも好きじゃない。逆にローファーやパンプスには、大人のエロスが溢れていて好きである。ストラップシューズは大人のエロスを出しながら、子供のあどけなさが抜けきっていないのでこれも好みである。これらは自分が求める足ネバネバにおける靴の完成形。」とのことである。
堕天使エリフェル(メイン画像上の黒羽根の女性)
足フェチスライム米河占夜の相棒兼用心棒。通称エリン。
ドⅯな堕天使で占夜と同様足ネバのフェチであり、自分自身が足をネバネバにされることも好む。元は天界にいる天使だったが、他の天使の目を盗んでは人間界に降り立ち、背徳的な欲望を満たし続けていた。それを上司であるザギエルに糾弾され、天界を追放された。その後は足フェチスライムとなった占夜の噂を聞きつけ、彼女の旅の共をする為に大洗女子学園に潜入して合流した。以降は占夜の忠実な腹心となり、彼女が大の苦手とする男性や天界からの追手を退ける役目を担っている。
堕天する前から強大な戦闘力を持っており、街の一つや二つを容易に壊滅できる。更にその最大の強みとしてワープ能力を持っており、長距離移動は勿論の事異次元や異世界、果ては並行世界に行き来することも可能である。この能力のため、彼女達の追跡や発見がより困難になった。更に占夜が吸収したエネルギーを受け取ることで自分自身を強化することも出来る。
占夜と同様一度倒されるが、ヴァイダの力で復活を遂げた。しかし、ヴァイダの天界での行動そして邪神に陥った理由を知っており、頼りにはしつつもその存在を危険視している。天使たちとの戦いでは、後述のザギエルやアリベルと戦うも、オーバードライブとエンジェリックユナイトの合体技によって消滅した。
しかし、占夜がLiella!のメンバーを拘束して得た力を授かることで復活した。
邪神ヴァイダ
占夜を足フェチスライムとして蘇生させた張本人であり、一度倒された占夜とエリンを復活させた。
かつては善良な男性の神であったが、ある事件がきっかけで邪神に変貌した。その後天界を統べる女神ミルシェルに戦いを挑んだが敗北し精神体となった。しかし、占夜の欲望に利用価値を見出して彼女を足フェチスライムとして蘇らせ、自分自身の復活の為に彼女が得たエネルギーを吸収し、第23話で肉体を取り戻した。自分を負かして精神体にしたミルシェルに憎しみや恨みを抱いており、占夜の力も利用して彼女に復讐することを目論んでいる。一方でまだ未練があるのか、ミルシェルへの思いを言及されると激昂する。
掛け値なしのドSであり、相手が苦しむ様子を見ては悦ぶ。また目的の為なら占夜やエリンを切り捨てることも厭わない冷酷無比な一面もある。占夜やエリンが復活した後は、自分の尖兵になる洗脳作用などの効果を占夜の呪いに加えるといったより悪辣な行為をするようになった。「説明できない力」の持ち主であり、その力は「神でありながら神を凌駕する」とされる。
両性具有であるため、占夜の粘着力も効果が発揮されない。
ミルシェルとの戦いでは、天使と魔法少女達との連携で追い詰められた際に、占夜の力をその存在が消滅するほど吸収して世界もろとも破壊しようとする。しかしミルシェルによってその攻撃を無力化され、呪いの言葉を残しながら砂となって崩壊した。
しかし実は占夜の欠片に自らの魂の一部を残しており、それを介して意思を保ち再び暗躍する。43話の終盤で実体化し、不完全ではあるものの復活を遂げた。
天界サイド
天使長ザギエル
占夜の追手の1人で彼女の天敵である。またエリンのかつての上司だった人物。堕天使となったエリンが占夜と共に悪事を働いていることに責任を感じ、15話で自ら討伐に臨んだ。しかし、占夜と共闘するようになって力を付けてきたエリンに敗北を喫したことを機に、「獄練の間」と呼ばれる修練場で力を付けた。
ミルシェルとヴァイダとの戦いにも加わった過去があり、占夜とエリンが消滅した後も2人の背後の彼の存在をいち早く警戒していた。オーバードライブというレアスキルの持ち主であり、一定時間能力を高めることができる。ヴァイダ一味との戦いでもこれを使用して、アリベルとの連携でエリンを倒した。
天使アリベル
ザギエルの部下で、エリンの後輩でもあった天使。通称アリー。エリンの追手として自らの意思で人間界に降り立った。
当初はエリンの良心を信じて天界に戻るよう説得を試みた。しかしあっさり一蹴されたばかりか逆に占夜に生贄として突き出され粘着拘束をされてしまう。それでも暫くは先輩であるエリンへの尊敬の念から彼女との戦闘やその殺処分には消極的だったが、後に完全に袂を分かつ。
エリンに比べると幾分幼く、天使としての実力も彼女には及ばない。事実天界にいた頃は一度としてエリンに勝利したことはなかった。彼女曰く「私やザギエル天使長が一緒にいないと何も決められない弱虫アリー」。しかし意志は強く実力も徐々にではあるが向上しており、29話では天界の宝具があったからとはいえ占夜に一撃を加えることに成功している。40話では、Sスキルのエンジェリックユナイトをザギエルに使うことで彼をサポートし勝利に貢献した。しかし先輩であるエリンを慕う気持ちは残っており、彼女が消滅した直後には涙を流した。
女神ミルシェル
天界の頂点に君臨する女神であり、ザギエルの直属の上司。ヴァイダとの天界を揺るがす戦争に辛くも勝利するが、彼の復活に警戒心を抱くと同時に占夜の脅威に恐れを抱いている。アリー曰く「美脚の持ち主で、占夜がそれを知れば間違いなく飛びつく」とのこと。非常に強大な力を有しており、その力は不完全だったとはいえヴァイダを容易に倒すほどである。
第52話で自分たちの用意不足もあったが、遂に占夜によって粘着拘束されてしまった。