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テツノブジンの編集履歴

2023-03-06 00:55:09 バージョン

テツノブジン

てつのぶじん

『ポケットモンスター』シリーズに登場するパラドックスポケモンの一種。

基礎データ

全国図鑑No.1006
パルデア図鑑No.398
分類パラドックスポケモン
タイプフェアリー/かくとう
高さ1.4m
重さ35.0kg
特性クォークチャージ

概要

スカーレット・バイオレット』にて登場するパラドックスポケモンの1体。

名称の由来はそのまま「鉄の武人」からで、パラドックスポケモンに共通する仮称に近い名称である。


エルレイドサーナイト、その両方の特徴を掛け合わせたロボットのような姿をしており、他のパラドックス同様性別不明なタマゴ未発見グループ。

鳴き声に関しても両者の混声を思わせるものとなっており(どちらかというとメインはエルレイド)、他のパラドックスポケモンの鳴き声が類似するポケモンのものとそっくりである中で異質である。

一応テツノ「ブジン」という名称や鳴き声から、恐らくエルレイドのほうが主体だと思われる。その場合、パラドックスポケモンの中では唯一の第4世代出身のポケモンとなる。


頭部もサーナイトの内側にカールした後ろ髪と、エルレイドのトサカのような部位と類似しており、更に後頭部には両ポケモンの進化前であるキルリアのおさげを思わせる円錐状の器官が見られる。

腰の方も丸みを帯びつつもスカートのようであるなど両者の特徴を兼ね備えたものとなっているほか、全体的に白の比率が高い配色や赤く輝く刃など、それぞれのメガシンカした姿に近い意匠も有している。

似たポケモンのメガシンカ体に近い形状、というのは図鑑番号から対になっているトドロクツキと同様。


両腕には刃が付いているが、エルレイドのように伸縮しない代わり着脱が可能で、戦闘時には腕から取り外して連結させ双刃刀として振るう。

目撃例では刀で対峙する者を躊躇なく斬る残酷なポケモンと言われており、姿は似ているものの、守るために戦うとされるサーナイトやエルレイドとはまた異なる見方がされている。

待機モーションは2種類あり、腕に刃が付いたままの状態(連れ歩きでボールから出した状態)と双刃刀を持った状態(戦闘時)である。どの待機モーションでも攻撃する時は双刃刀で攻撃する。


月刊オーカルチャーでは「最強のエスパーポケモンを求めたマッドサイエンティストによって造られたロボット」説が紹介されいるが、オカルト本の記述であるため信憑性の程は定かでない。

実際、説で語られているマッドサイエンティストの思いに反してエスパータイプを持たず、サーナイト達のもう一つのタイプを掛け合わせたフェアリー・かくとうタイプとなっている。


空心

胸を貫く赤い器官も実は空洞となっており、普段は内側の色で分かりづらいが、正面から見ると吹き抜けになっている事が確認できる。

このことや図鑑説明からも心(ハート)が無いとでも言うようなポケモンだが、信頼を築いたトレーナーには笑顔を見せたりお辞儀をするなど、姿だけでなく中身もエルレイドやサーナイトに近い側面を持ち合わせている。

ちなみにお辞儀の際サーナイトは右手、エルレイドは左手をそれぞれ胸に添えるのだが、テツノブジンはサーナイトと同じ右手を添える。


出現場所はパルデアの大穴内の洞窟エリア。第三観測所付近の洞窟(順路にはない隠しエリア)が紹介されることが多いが、最深部への道のりでも低確率ながら出現し、後者でもそうぐうパワー:フェアリーさえ付けていけば大量に姿を現す。


ストーリーでは事実上の最終戦となるフトゥーAI戦で切り札として登場。ブーストエナジーを所持しており、攻撃を上昇させてこちらに襲い掛かってくる。


テツノブジン

色違いはバイオレットで登場する他の未来ポケモン同様、全身が銀色になっている。銀色のボディにマゼンタ色の刃が良く映える。


性能

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
テツノブジン741309012060116590
エルレイド68125656511580518
サーナイト68656512511580518
メガエルレイド681659565115110618
メガサーナイト688565165135100618

トドロクツキと同様にパラドックスポケモンの中でも合計種族値が590と頭1つ抜けている。物理一辺倒のあちらに対しこちらは高速両刀型。

エルレイドサーナイトとほぼ同じ火力を振るうことができるためアタッカーとしては優秀だが、防御方面、とりわけ特殊はエルレイド・サーナイトに比べ大幅に脆くなってしまっている。エスパータイプを失った影響なのだろうか。


タイプ

タイプは初となる「フェアリー・かくとう」複合。

弱点がフェアリー・エスパー・ひこう・はがね・どくの5タイプに対して耐性は5タイプと複合タイプにしては決して多くはないが、むしやあくを4分の1で受け、ドラゴンを無効化する事が可能。

こちらから攻撃する場合、一致技が弱点であるはがねやドラゴンに抜群となるが、どちらもどくには半減となる。ピーキーだが独自の強みを持つと言えよう。


特性

特性は未来種共通の「クォークチャージ」。エレキフィールド時かブーストエナジーを持たせた時に最も高い能力が上がる。

上げる能力は順当に攻撃・特攻・素早さから選ぶ事になるだろう。素早さは性格込みで特化すれば準特化の攻撃より高くなる為、無理なくすばやさ重視の物理型にする事ができる。


サーナイト由来なら「サイコキネシス」「ムーンフォース」「マジカルシャイン」、エルレイド由来なら「インファイト」「サイコカッター」「リーフブレード」と、物理・特殊問わず両者のメインウェポンは一通り習得可能。面白いところでは前世代でオーロンゲの専用技だった「ソウルクラッシュ」が使える。

またサブウェポンに三色パンチや「アクアブレイク」、遺伝で「かげうち」や「はたきおとす」といった痒い所に手が届く技も備える。


特攻種族値が高いため、場合によっては努力値を物理極振りにするよりも特殊にある程度割いた方が火力が出ることもある(例として、攻撃252振り「ソウルクラッシュ」よりも特攻36振り「ムーンフォース」の方が火力指数が高くなる)。この辺りの調整はサーナイト・エルレイドと同じくトレーナーの腕の見せ所だろう。


また変化技のレパートリーが豊富なのも魅力。特に『SV』に登場するポケモン中「みちづれ」が使える最速のポケモンであることは特筆に値する。

他にも「アンコール」「トリック」「でんじは」「さいみんじゅつ」「ちょうはつ」をはじめ、「リフレクター」「ひかりのかべ」の両壁、フィールド展開もグラスを除く3種(エレキサイコミスト)をすべて習得可能。


相手からすると何をしてくるか全く読めない、まさに未知のポケモンであることが強みと言え、パーティーの1枠に足りない要素をブジンで補うといった役割が主となる。


持ち物

アタッカー運用の場合、特性を活かせるブーストエナジーを中心に、低い特殊耐久を補う「とつげきチョッキ」「きあいのタスキ」や、広い技範囲を活かせる「いのちのたま」が無難。ブーストエナジーを他のパラドックスポケモンに回すなら「こだわりスカーフ」もいいだろう。


対戦での活躍

パラドックスポケモンの使用が解禁されたシーズン3のシングルでは高い使用率のスタートとなった。

シーズン3では「きあいのタスキ」か「ブーストエナジー」を所持したスイーパーが大半を占めているようだ。

技では「インファイト」と「みちづれ」が特に高い採用率となり、その他「ソウルクラッシュ」などのフェアリー技に、「アンコール」や「かげうち」も高い採用率となっている。

物理一辺倒ではなく「ムーンフォース」などの特殊技を仕込んだ型も多い。

テラスタルは、一致テラスタルに加えて、使用率の高いハバタクカミらフェアリー勢に強く出られるはがね、ハバタクカミ・ラウドボーンミミッキュドラパルトコノヨザルらゴーストに抜群を取りつつ弱点のかくとう技を透かすことを意識したゴーストも横並びで多く、かなり読み辛い。


なお物理アタッカーとしてエルレイドと比較した場合、完全上位互換とは言い切れない。そもそもタイプも種族値も異なるうえ、ラルトス族のタマゴ技の一つ「おきみやげ」やエルレイドがポケモンSVで新たに習得した「アクアカッター」「せいなるつるぎ」などはブジンは習得できず、エルレイドが新たに獲得した特性「きれあじ」により斬撃系の技の威力はエルレイドに軍配が上がる。


余談

フトゥー博士戦で戦うテツノブジンはレベル67でソウルクラッシュを覚えているが、本来の習得レベルは91である。戦闘用に調整された特別な個体だったのだろうか?


関連イラスト

遺物シス卿ヴァリアント

テツノブジン陽だまり


関連タグ

ポケモン一覧 ポケモンSV

フェアリータイプ かくとうタイプ

パラドックスポケモン

エルレイド サーナイト エルサナ

ポケモンフュージョン:ある意味でこれ。


ミュウツー:オーカルチャーで語られている来歴は彼の生い立ちに近いが、彼はあくまでもバイオテクノロジーによって生み出された生命体である。

マギアナ:ロボット(テツノブジンの場合は疑惑だが)、金属質な身体、下半身のスカートのような衣装、フェアリー複合と共通点が多い。だがマギアナが作られたのは500年前の過去であり、その点は対照的である。


ビームナギナタ:双刃の形状はこれに近いが、あくまでも彼らが使うのは実体剣である。


パラドックスポケモン

1005.トドロクツキ1006.テツノブジン→1007.コライドン

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