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Road_to_the_Topの編集履歴

2023-05-08 02:54:02 バージョン

Road_to_the_Top

ろーどとぅーざとっぷ

2023年春にYouTubeで配信されたウマ娘プリティーダービーのWebアニメーション。

讃歌、栄光の舞台へ──

テイエムオペラオー


宿命、贖罪を抱きて──

あの子のために、一等星の煌めきを。


王道、想いはひとつ──

ナリタトップロード


それぞれの夢が、想いが交差する


これは、『頂』へ至る道の物語──


概要

『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』は、2023年4月〜5月公開の『ウマ娘プリティーダービー』のスピンオフWebアニメ。全4話。

1999年のクラシック戦線で激闘を繰り広げたナリタトップロードアドマイヤベガテイエムオペラオーの“三強”に焦点を当てる。


2022年11月6日に開催された『ウマ娘』4thイベント・横浜公演にて情報公開、ベルーナドーム公演ではタイトルと放送時期が発表された。タイトル表記は公式でも「Road to the Top」と「RORD TO THE TOP」の二種類が使われており、タグとしてはどちらを使っても検索結果が変わるような事はない。

TVシリーズと差別化するため、略称は「RttT」や「RTTT」、単に「トプロアニメ」と書かれることも多い。


2023年4月16日21時よりYouTube公式チャンネル「ぱかチューブっ!」にてプレミア公開された第1話は同時接続者数10万人を記録、そこから24時間と経たないうちに100万再生を突破した。


制作はCygamesPicturesが担当しており、メインスタッフはTVシリーズと共通しながらも、「99世代の三強」というピンポイントなモチーフを独立した作品として扱うに当たって、意欲的な表現も散見される。

全4話とコンパクトな構成もあって、TVシリーズを彩った豊富なギャグパートは控えめで、互いをリスペクトしながらも三者三様の想いが火花を散らす熱血スポ根路線に振り切っている。


アニメシリーズ1期・2期ゲームアプリ版コミカライズ作品等々での積み重ねを経て、立体的なカメラワークを駆使したレースシーンに加え、“プリティー”を置き去りにした鬼気迫る競り合いを前面に押し出した少年漫画にも近い作風が持ち味。


主題歌「Glorious Moment!」ノンテロップ映像


スタッフ

原作Cygames

監督:廖程芝

シナリオディレクター・シリーズ構成:小針哲也

キャラクターデザイン・総作画監督:山崎淳

キャラクターデザイン監修:清永みなみ

色彩設計:中原あゆみ

美術監督:金井眞悟・狹田修

撮影監督:宋思之

3D監督:中野祥典

編集:木村佳史子

音楽プロデューサー:内田哲也

音響監督:金崎貴臣

コンテンツディレクター:秋津琢磨

アニメーション制作:CygamesPictures


登場キャラクター

メインキャラクター(1999年クラシック世代

ナリタトップロード(CV:中村カンナ

Top Road

「みんなの期待と、トレーナーさんの夢を!!」

自身を見出してくれた沖田トレーナーへの「恩返し」に燃える若きウマ娘。トゥインクル・シリーズの頂点を目指し、ライバルと共にクラシックロードへ挑む。トレセン学園高等部に属し、気さくなクラス委員長として同級生からの人望も厚く、多くのファンの声援に応えようと意気込む一方で、不安や緊張を捨てきれない繊細さも持つ。愛称は「トプロ」「トプロ委員長」。

『ウマ娘』シリーズに登場する99世代の中では遅れてゲーム版で実装され、これまで他の99世代の育成シナリオにも登場してこなかったため、本作が初主演、本格的なお披露目となる。


アドマイヤベガ(CV:咲々木瞳

負けられない

「そうすることでしか、あなたに償えないから……」

デビュー戦から1番人気を背負ってきた期待の新星。普段から淡々としているが、誰かに捧げるかのような思い詰めた走りを見せ、ライバルとの関係にも一線を引こうとする。トップロードのクラスメイトで、愛称は「アヤベさん」。ふわふわグッズに並外れたこだわりを持ち、自室にはマイ乾燥機を備えている。

『ウマ娘』シリーズではルームメイトのカレンチャンと共に初期組に名を連ねる一人。アニメ媒体では過去に『BNWの誓い』でも登場しているが、メイン級での活躍は本作が初。


テイエムオペラオー(CV:徳井青空

テイエム

「聞こえてくるだろう? ボクの登場を待ち望む声が!」

デビュー直後の故障から復帰後、ハードなローテーションでレースをこなし、クラシックロードへと駆け上がってきた伏兵。常に芝居がかった大仰な振る舞いで他者を自分の「舞台」へと巻き込む役者気質の持ち主で、歌劇に造詣が深い。各媒体で無闇に華やかなムードメーカーを演じてきたが、本作では己に“覇王の宿命”を課した一人の競走者としての泥臭さも映し出される。メインキャラクター3人の中で唯一の中等部。


サブキャラクター

沖田トレーナー(CV:土田大

「だからみんなお前さんを応援したくなる──俺もだ」

トップロードの父の知人で、地域のクラブで素質を見せる彼女をトレセン学園へと導いた恩師。派手さは無いが手腕は堅実で、やる気に満ち溢れる教え子を落ち着かせるような場面も。


メイショウドトウ(CV:和多田美咲

自分に自信が持てないおっちょこちょいなウマ娘。同級生のテイエムオペラオーに憧れ、彼女の自主トレーニングを献身的にサポートすると同時に、彼女の身を削るような努力を知る数少ない人物。皐月賞に勝利したことで期待と歓喜を浴びる彼女を見て、いつか自分もと思うようになる。


カレンチャン(CV:篠原侑

栗東寮にてアドマイヤベガのルームメイトのウマ娘。自分を追い込むようなトレーニングを黙々とこなすアヤベを案じている。


ライスシャワー(CV:石見舞菜香

ハルウララ(CV:首藤志奈

第1話では学園内の廊下や食堂で談笑をしているシーンで登場。第2話では食堂でいつもと様子が違うナリタトップロードを心配し激励。日本ダービー当日は観客席で同級生たちとともに応援していた。第3話では夏合宿に参加し、夏祭りを楽しんだり、同級生や商店街の人々と一緒にトップロードを激励した。


アドマイヤベガの妹(CV:咲々木瞳)

生まれてこなかったアドマイヤベガの双子の妹。アドマイヤベガの夢の中に登場。


同級生(CV:天希かのんブリドカットセーラ恵美野村香菜子

トップロード、アヤベと同じクラスのウマ娘たち。委員長であるトップロードにいつも助けてもらっているお礼に、彼女がレースで勝利できるように応援している。


商店街の人々

トップロードが出走するレースをいつも観客席から応援している酒屋(CV:最上嗣生)、八百屋(CV:酒巻光宏)、パン屋(CV:根本優奈)、花屋(CV:中野さいま)、布団屋(CV:遠藤広之)。


実況(CV:本泉莉奈

青いカーディガンを着た青髪の女性。TVシリーズにて実況を担当していた赤坂美聡は本作では登場していないが、CXネタ(三宅正治杉本清)は健在。


解説(CV:山本昌広

解説役は、競馬でも一口馬主として知られる元プロ野球選手。『ウマ娘』アニメに登場する著名人としては、細江純子武豊に次ぐ3例目。


ナレーション(CV:藤井ゆきよ


ゲストキャラクター(台詞あり)

第1話

スペシャルウィーク(CV:和氣あず未

キングヘイロー(CV:佐伯伊織

セイウンスカイ(CV:鬼頭明里

学園内の廊下で登場。史実における前年(1998年)のクラシック戦線にて人気と実力を競い合った三強。第4話でも3人揃って菊花賞の様子をスマホ越しに見守っていた。


オグリキャップ(CV:高柳知葉

学園内の食堂にてテーブル1つを独占して食事をしていたところを、空席を探していたオペラオーに声をかけられる。彼女の毎日杯での好走を讃え、皐月賞に臨む彼女にエールを送り、皐月賞当日は観客席でその雄姿を見届けた。第4話でもドトウとともに観客席から大量のファストフードをお供に菊花賞でのオペラオーの戦いを見届けた。

オペラオー絡みのキャラクターとしては一見意外な人選にも見えるが、クラシック期のオペラオーを語るにあたってオグリは切っても切れない存在である。

というのも、史実におけるオグリキャップ号はかつてクラシック三冠有力候補と見られながら、地方から中央への途中移籍もありクラシック未登録だったことから、当時の登録制度の壁に阻まれクラシックレースに出走出来なかったエピソードを持つ。この当時の一悶着をきっかけとし、約10年という歳月をかけてクラシックレースの「追加登録」制度が整えられ、追加登録料を支払って出走し、制度の制定後初の栄冠を手にしたのがテイエムオペラオー号である。詳細は『ウマ娘シンデレラグレイ』やこちらの記事を参照されたい。


ナリタトップロードの父(CV:赤城進

『ウマ娘』プロジェクト史上初のビジュアルが公開されたウマ娘の父であるヒト男性。娘について「不器用さは自分に似て、真面目さは正反対」と語る。

なお、ナリタトップロード号の父・サッカーボーイ号をモチーフとしたウマ娘はコミカライズ作品『ウマ娘シンデレラグレイ』にて「ディクタストライカ」の名で登場している。


第2話

後輩(CV:川口桜原奈津子

学園の食堂にて登場。日本ダービーへと挑むトップロードを激励した。セリフがあったのは最初に声をかけた前髪ぱっつんミディアムのウマ娘と、たくさんのお守りを手渡したウェーブロングのウマ娘の2人で、後者は左耳のオレンジの耳飾りから、ナリタトップロード号の初年度産駒であるベッラレイアではと考察されている。第4話ではトップロードの勝利を見届け感涙(ウェーブロングの娘の方は噴水みたいな涙を流して大号泣)していた。


第3話

教え子

ウマ娘養成クラブの9人の生徒。コーチとして参加したトップロードから走りを教わった。


ゲストキャラクター(台詞なし)

第1話

マチカネフクキタル / ミホノブルボン / サクラバクシンオー / スマートファルコン

学園内の食堂にて登場。


第4話

ラピッドビルダー

菊花賞の最終直線でトプロとオペラオーと競り合った眼鏡のモブウマ娘。モデル馬は史実で菊花賞3着のラスカルスズカ(鞍上・蛯名正義)。

名前はアプリ版に登場済みの同名のモブウマ娘からと思われるが、容姿は異なる。

最後のトプロ、アヤベ、オペラオーによるライブが「アンコール」扱いなのは、ウィニングライブではトプロ、オペラオーと彼女がメインとなって踊ったからだと思われる。


ウルフショートヘアのウマ娘/ロングヘアのウマ娘

学園内の渡り廊下にて登場。自販機の側のベンチで話し合うトップロードとオペラオーの前をすれ違う形で横切っていった。


ピンク髪のウマ娘

菊花賞でバ群を映すオーロラビジョンのシーンで都合2度登場。観客の一人として腕を振り上げてウマ娘たちを応援していた。観客席の最前列にいるためごく小さくしか描かれていないが、特徴的な赤いリボンとツーサイドアップの髪型はかろうじて確認できる。ちなみに彼女は史実に照らし合わせれば同日同レース場の第7レースに出走しているため、自分のレースを終えてメインレースの観戦に回っていてもおかしな話ではない。


関連動画

新シリーズ配信アニメ制作決定!


「ウマ娘 プリティーダービー Road to the Top」ティザーPV


アニメ「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」本PV


余談

現実の競馬とのシンクロニシティ

第83回皐月賞

第1話が配信された2023年4月16日、配信される数時間前に第83回皐月賞が行われ、ソールオリエンスキタサンブラック産駒、母がサドラーズウェルズ系、鞍上・横山武史)が差し切り勝ちをしていた。この時のソールオリエンスは、上がり3f 35.5の豪脚を繰り出しており、99年の第59回皐月賞で勝利したテイエムオペラオーを彷彿とさせると話題となり、まさに“運命的な何か”を感じさせた。

この日は前日の雨の影響で、ハイセイコーが勝利した1973年以来50年ぶりの重馬場での開催。ハイセイコーは偶然にも、この日NHKで解説者として出演した日本調教師会の鈴木康弘名誉会長が、調教師免許取得前の調教助手時代に担当していた。

なお、史実の99年の第59回皐月賞も当日は雨が降っていたが、馬場状態は良だった。


第167回 天皇賞(春)

第3話が配信された2023年4月30日京都競馬場で第167回 天皇賞(春)が行われた。このレースに出走したディープボンド(キズナ産駒、母父キングヘイロー、鞍上・和田竜二)はGⅠレースでは惜敗続きで、勝利を期待するファンが多かった。ディープボンドは直線入口で先頭に立つも、ジャスティンパレスに交わされまたも惜敗。一昨年と昨年に続き、3年連続で2着という悔しい結果となった。そのため、第3話での勝ちきれないレースばかりで思い悩むナリタトップロードにディープボンドの姿を重ねた視聴者もいた。


外部リンク

アニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』公式ホームページ

『ROAD TO THE TOP』第1話を読み解く - Number Web


関連タグ

ウマ娘プリティーダービー ウマ娘

2023年春アニメ YOUTUBEアニメ


99世代

ナリタトップロード 渡辺薫彦

アドマイヤベガ 武豊

テイエムオペラオー 和田竜二

メイショウドトウ

ハルウララ


ヒーロー列伝:タイトルやPVの元ネタと推測される。

王者の讃歌(№48テイエムオペラオー

想いはひとつ、頂点への道(№53ナリタトップロード

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