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ブルーラインの編集履歴

2023-10-19 21:34:12 バージョン

ブルーライン

ぶるーらいん

横浜市交通局(横浜市営地下鉄)の地下鉄路線の一つ。

路線データ

路線愛称ブルーライン
路線区間湘南台〜あざみ野
正式名称
  • 横浜市高速鉄道1号線:湘南台〜関内
  • 横浜市高速鉄道3号線:関内〜あざみ野
路線記号B
路線距離40.4km
  • 1号線:19.7km
  • 3号線:20.7km
軌間1,435mm
駅数32駅
  • 1号線:17駅
  • 3号線:16駅
電化区間全線(直流750V)
複線区間全線
最高速度80km/h
閉塞方式車内信号式
保安装置ATC・ATO
運転指令所交通局総合司令所※
第一種鉄道事業者横浜市交通局

※鉄道会社は「令」の字を用いる事が多いが、横浜市交通局では「令」の字を用いている。


概要

湘南台駅(神奈川県藤沢市)とあざみ野駅(横浜市青葉区)を結ぶ横浜市交通局(横浜市営地下鉄)の鉄道路線。

湘南台駅周辺が藤沢市だが、その他は横浜市。同市南西部から都心部を経由して北部まで路線が伸びている。


正式名称は湘南台駅〜関内駅(横浜市中区)が横浜市高速鉄道1号線、関内駅〜あざみ野駅間が横浜市高速鉄道3号線。3号線開業時から終日直通運転を実施している為実質1つの路線として扱われる。

4号線(グリーンライン)開業に伴い、ラインカラーの青色をとってブルーラインの愛称がついた。

集電方式は直流750V第3軌条式の路線であり、パンタグラフはついていない。


総延長は40.4kmで、地下鉄路線としては東京都交通局(都営地下鉄)の大江戸線に次いで2番目に長い。全線通しで乗車すると1時間以上要する。それ故に長年優等列車の運転が望まれていた為、2015年(平成27年)7月18日から日中時間帯を中心に快速の運転を開始した。

なお小田急小田原線多摩線新百合ヶ丘駅(川崎市麻生区)まで延伸予定であり、延伸開業後は大江戸線を抜いて日本一長い地下鉄路線となる予定。


また地下鉄だが特に3号線区間は郊外の丘陵地帯を走る為地上区間が多い。現在の区間では上永谷駅新羽駅仲町台駅センター南駅センター北駅が地上駅。特に北新横浜駅のあざみ野駅寄りにある地下トンネル出口からセンター北駅までは丘陵トンネル区間を除きブルーラインでは最長の高架区間となっている他、湘南台駅〜下飯田駅間は境川、下飯田駅〜立場駅間は和泉川、中川駅〜あざみ野駅間では国道246号線を越えるために高架区間がある。


駅の総数32は2002年(平成14年)に開催されたFIFAワールドカップの参加国数と同数であり、これを利用して応援する国を一駅一か国ずつ決めるという企画も行われた。また国内の地下鉄としては初めて駅ナンバリングを導入した。当時はグリーンラインが未開業だった為数字のみだったが、グリーンライン開業の際に路線記号Bを加えた現在の形式に改められた。


因みに略称は英語でBLになるが、けっしてあれではない。


車両基地

上永谷駅から分岐する引込線の先に上永谷車両基地、北新横浜駅〜新羽駅間から分岐する引込線の先に新羽車両基地がある。

研修や保守管理部門の中心は上永谷、指令業務等の運行管理の中心は新羽と分業されている。


直通運転

前述の通り1号線と3号線が直通運転を行なっているが、第三軌条の路線の為、グリーンラインを含めた他路線との直通運転は行わない。


競合路線

主に新横浜駅絡みで東日本旅客鉄道(JR東日本)及び相模鉄道(相鉄)と競合する。


前者は同じく新横浜駅を経由する横浜線は、横浜駅手前の東神奈川駅を始発・終着とする列車も多い為、横浜駅及びその先を利用する場合は乗り換えが生じる事がある。

運賃面ではJRの方が有利だが、所要時間は快速利用時はJRと差があまり無い事も多く、乗り換えの手間を省くか安さを取るかで選択肢が変わる。


後者は所要時間は圧倒的に相鉄経由が速く、西谷駅または二俣川駅で乗り換えが生じたとしても変わらない。運賃は相鉄新横浜線が加算運賃を設定している為、僅かだがブルーラインが安価。

但し横浜駅〜湘南台駅間の場合はどちらも相鉄が有利になるが、相鉄利用時は時間帯によって乗り換えが生じる場合がある。


この他に上大岡駅〜横浜駅間で京浜急行電鉄(京急)と競合するが、運賃、所要時間共に京急が優勢である為省略する。


延伸計画

前述したが新百合ヶ丘方面への延伸が予定されている。

2020年(令和2年)1月21日、新百合ヶ丘駅への延伸ルートが決定し、あざみ野駅から横浜市青葉区の嶮山、すすき野、川崎市麻生区の王禅寺を経由して新百合ヶ丘駅へと至る路線を、2030年(令和12年)の開業を目指すとしている。

  • 計画の阻害になっていた川崎市営地下鉄が白紙になった為、準備が始まっている。横浜市や川崎市だけでなく小田急電鉄東急電鉄も、新百合ヶ丘駅延伸に賛成している。
  • 東急田園都市線の乗客の一部が小田急小田原線に流れると予想され、更に小田急多摩線や多摩モノレールから横浜方面への利便性も向上が見込まれる。
    • 新百合ヶ丘駅が完成すると江ノ島線を除く小田急沿線からは横浜駅及び新横浜駅を除く関内駅以北のブルーライン各駅及びグリーンラインの駅のアクセスが向上される。特に小田原線や多摩線から横浜都心部へのアクセスの改善は大きい。
  • 百合BLと呼んではいけない(戒め)

二度の事故

2019年(令和元年)6月6日に、湘南台発あざみ野行下り普通列車が下飯田駅を発車直後に脱線。夜間作業で使用した工事用車両を移動させる為の「横取り装置」を作業員が撤去し忘れた事が原因。

この時国土交通省関東運輸局から横浜市交通局に警告文書が手渡され、後日関係職員複数名に懲戒処分が下された。


その2ヶ月半後の8月29日踊場駅引込線において折り返し車両のが車止めを超えて壁に衝突。運転士が負傷した。運転士の居眠りが原因とされる。


沿革

  • 1972年(昭和47年)12月16日1号線上大岡駅〜伊勢佐木長者町駅間開通。上大岡駅、弘明寺駅蒔田駅吉野町駅阪東橋駅、伊勢佐木長者町駅開業。
  • 1976年(昭和51年)9月4日:1号線伊勢佐木長者町駅〜関内駅間及び上大岡駅〜上永谷駅間延伸、3号線関内駅〜横浜駅間開通。1号線と3号線の直通運転開始。上永谷駅、港南中央駅、関内駅、桜木町駅、高島町駅、横浜駅開業。
  • 1984年(昭和59年)6月21日:6両編成化。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:1号線上永谷駅〜舞岡駅間及び3号線横浜駅〜新横浜駅間延伸。舞岡駅、下永谷駅三ツ沢下町駅三ツ沢上町駅片倉町駅岸根公園駅、新横浜駅開業。
  • 1987年(昭和62年)5月24日:1号線舞岡駅〜戸塚駅間延伸。戸塚駅(仮駅)開業。
  • 1989年(平成元年)8月27日:戸塚駅本開業。
  • 1993年(平成5年)3月18日:3号線新横浜駅〜あざみ野駅間延伸。新横浜北駅(現・北新横浜駅)、新羽駅、仲町台駅、センター南駅、センター北駅、中川駅、あざみ野駅開業。
  • 1999年(平成11年)8月29日:1号線戸塚駅〜湘南台駅間延伸。踊場駅、中田駅、立場駅、下飯田駅、湘南台駅開業。新横浜北駅を北新横浜駅に改称。
  • 2002年(平成14年):サッカーW杯開催に伴い駅ナンバリング導入。路線記号は無く番号のみ。
  • 2006年(平成18年)6月15日ブルーラインの愛称制定。公式サイト等で使用開始。
  • 2007年(平成19年)12月15日ワンマン運転開始。
  • 2008年(平成20年)3月30日:グリーンライン開業に伴い「ブルーライン」の愛称を正式に使用開始。
  • 2015年(平成27年)7月18日:快速運転開始。
  • 2019年(平成31年)1月23日:横浜市と川崎市があざみ野駅〜新百合ヶ丘駅間の事業化を決定。
  • 2019年(令和元年)6月6日:下飯田駅構内で脱線事故発生。
  • 2019年8月29日:踊場駅引込線で折り返し中の車両が車止めを超えて壁に衝突。

運行形態

日中は30分サイクルのダイヤで設定されている。

快速

毎時2本運行される。快速運転区間は戸塚駅〜新羽駅間。上下線共に上永谷駅で踊場駅発着の普通列車と緩急接続を行う他、上りは新羽駅で始発の普通湘南台行に乗換が可能。


  • 停車駅

(湘南台〜戸塚間の各駅) - 上永谷 - 上大岡 - 関内 - 桜木町 - 横浜 - 新横浜 - (新羽〜あざみ野間の各駅)


普通

全線を走破する列車が毎時4本、踊場駅〜あざみ野駅間及び湘南台駅〜新羽駅間の区間列車が2本ずつ運行される。

踊場駅発着の列車と一部の湘南台駅発着の列車は上永谷駅で快速の待ち合わせを行い、下りの新羽行は終点で後続の快速に乗り換えが可能。

その他上永谷駅・上大岡駅・新横浜駅発着、横浜駅始発の列車が設定されている。


駅一覧

●:停車 レ:通過

():建設予定区間

駅番号駅名快速乗換路線備考
B01湘南台
  1. 小田急江ノ島線
  2. 相鉄いずみ野線
B02下飯田
B03立場
B04中田
B05踊場
  • 留置線あり
  • 当駅発着あり
B06戸塚
  1. JR東日本東海道線
  2. 横須賀線/湘南新宿ライン
両渡り線あり
B07舞岡
B08下永谷
B09上永谷当駅発着あり
B10港南中央
B11上大岡京急本線
  • 留置線あり
  • 当駅発着あり
B12弘明寺
B13蒔田
B14吉野町
B15阪東橋
B16伊勢佐木長者町渡り線あり
B17関内JR東日本根岸線
  • 上下二層式
  • 下りホーム隣に留置線あり
B18桜木町JR東日本根岸線
B19高島町
B20横浜
  1. JR東日本東海道線
  2. 横須賀線/湘南新宿ライン
  3. 京浜東北線/根岸線
  4. 京急本線
  5. 相鉄本線
  6. 東急東横線
  7. 横浜高速鉄道みなとみらい線
当駅始発あり
B21三ッ沢下町
B22三ッ沢上町
B23片倉町非常用片渡り線あり
B24岸根公園
B25新横浜
  1. JR東海東海道新幹線
  2. JR東日本横浜線
  3. 相鉄新横浜線
  4. 東急新横浜線
  • 留置線あり
  • 当駅発着あり
B26北新横浜
B27新羽当駅発着あり
B28仲町台
B29センター南グリーンライン
B30センター北グリーンライン
B31中川
B32あざみ野東急田園都市線
↑開業済/↓未開業
嶮山
すすき野
王禅寺
新百合ヶ丘
  1. 小田急小田原線
  2. 小田原多摩線

使用車両

全て上永谷車両基地所属。

現在の使用車両


過去の使用車両


利用状況

ブルーライン全駅合計1日平均乗降人員

年度乗降人員
2008年(平成20年)度940,776人
2009年(平成21年)度981,545人
2010年(平成22年)度984,875人
2011年(平成23年)度978,925人
2012年(平成24年)度998,223人
2013年(平成25年)度1,034,959人
2014年(平成26年)度1,027,983人
2015年(平成27年)度1,049,758人
2016年(平成28年)度1,062,898人
2017年(平成29年)度1,075,512人
2018年(平成30年)度1,099,912人
2019年(令和元年)度1,088,229人

関連タグ

グリーンライン 横浜市営地下鉄 地下鉄 横浜市交通局3000形

BL:深い意味はない。今の所新百合ヶ丘にも行かない


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