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なぐられうさぎの編集履歴

2024-01-07 23:18:56 バージョン

なぐられうさぎ

なぐられうさぎ

日本国の漫画「クレヨンしんちゃん」およびそれを原作とするテレビアニメ版にも登場する、うさぎを模したぬいぐるみのキャラクター。桜田母子が密かに隠し持っている。

原典

 漫画クレヨンしんちゃん』にて、桜田家(及び家族での外食)に押しかけてくるしんのすけ(及びみさえ)の迷惑により桜田ネネのママ・桜田もえ子怒りが頂点に達した時、部屋トイレにこもってウサギのぬいぐるみをサンドバッグの代わりにして殴ることでストレスを解消していた(ただし初期の頃はくまのぬいぐるみを使っていた頃がある)。

故にファミリーレストラン業界からは「ファミレスに現れるトイレの暴れん坊」の異名で密かに恐れられる存在となっている。

 最近では密かに持ち歩くことも増えている。当然、野原一家に出会った後のストレス解消のためである。その上、初期は怒り狂う母の豹変ぶりに「いつものママじゃなーい!」と言って泣き出すのが定番だったネネちゃんも、野原ひまわり及び酢乙女あい登場以来、急激に凶暴化してストレス解消に隠し持っていたウサギのぬいぐるみをサンドバッグにすることが増え、周囲から「いつものネネちゃんじゃなーい!」と言われるようになった。また、ストレス解消のみならずリアルおままごと等のネネちゃんのやりたいことに乗り気でないかすかべ防衛隊の面々(特にマサオくん)への威圧として殴られウサギを取り出すことも多い

 そんなネネちゃんの姿を物陰から見ていたよしなが先生が、心配のあまり家庭訪問をしてしまう始末であった。

また、よしなが先生同じくその光景を物陰から見ていたあいちゃんのボディガード・黒磯もネネちゃんの凶暴化やそのストレス解消の専らの原因があいちゃんにあることを素直に認めている。そのためネネちゃんのことを人一倍気にかけており、あいちゃんに対するストレスが頂点に達した彼女にストレス解消用のウサギのぬいぐるみを差し出す等とフォローしている姿が描かれている。

 ちなみにネネちゃんやもえ子に殴られるウサギのぬいぐるみは、ぬいぐるみのはずなのに殴られる寸前冷や汗や涙を流す場面が度々見られる。劇場版ではネネちゃんの武器として振り回されることもしばしば。

 『一寸ぼうしんちゃん』など昔話モチーフにしたエピソードでは登場せず藁人形代用されたこともある。


ホラーキャラクターになるまでの経緯

 もともとは「しあわせウサギ」という名称で一般販売されていた普通のぬいぐるみである。ネネちゃんに大切にされており、些細なことでしんのすけに激怒したネネちゃんに対し、夢の中で「しんちゃんを許してあげて」と諭すような優しい性格であり、本人曰く自分は「うさばらしウサギです」と自虐する程度の存在であった。

…が、ネネちゃんの性格が変わったことを機にその強い怨念から性格が一変した上に、よくあるウサギのぬいぐるみ風の表情から現在のような顔立ちをしたホラーなキャラクターとなり、とうとう自ら動いしゃべり出すようになってしまう。性格もネネ以上に凶悪で末恐ろしく、うさぎを気に入って懐いてくれていた赤ちゃんであるひまわりに対しても「おチビちゃん、あんたに私は必要ないの」突き放すなど容赦のない冷酷を持ち合わせている。R・ドロシー・ウェインライトのような抑揚のない平坦口調だが、言動威圧的で、憎悪の念を口にするなど、どこか物悲しさも見せる。

 「捻くれたウサギ」と小声で毒づいた桜田母子に対し、「こんな性格にしたのはどこの誰なのよ?」と怨念をこめて迫ってきたため、ストレス解消用に殴られ続けたことで性格が変わったと推測される。

 動き回ってネネちゃんに恨みつらみを言っていたが、最近ではただ動き回るだけではなく、ネネちゃんに憑りついて怒りの感情をコントロールしようとするなど、もはやぬいぐるみとは言えない行動に出ている。ちなみに彼女が動き回る際には夜空不気味が浮かんでいる。


へへー…


アニメ『クレしんホラー劇場

 長期にわたるアニメ版ならではのあつーい夏を涼しくする企画だぞっ。なおしんのすけ役も兼ねている矢島氏が、2018年6月降板して以降、2023年現時点で新作は放送されていない。

  • DVD「みんなで選ぶ名作エピソード ふるえる恐怖編」収録
  • ある日ネネちゃんとママはいつも通りにうさぎを殴っていたが、その夜にネネちゃんはそのうさぎが動いている様子を目撃してしまう。夜中にテレビを見ながらプリンを食べていたのを桜田親子に目撃されて2人の存在に気付いた際には今までの恨みを晴らすが如く2人を静かにこき使っており、2人がいくら謝っても全く聞く耳を持たない辺り相当恨みを募らせていたようだ。夢ではあったのだが、翌朝になると2人はトラウマからかママはなぐられウサギを大事に扱っており、遊びに来たしんのすけがうさぎにアフレコをして脅かした際にはネネちゃん達は「ごめんなさーいっ!!」必死謝り、うさぎを動かしていたしんのすけは「どうしたの?」とを傾げ、うさぎの怨念を匂わせながら物語幕を閉じるのだった…。うさぎがホラーキャラと化して登場した初の回であり、それ以前とは全く風貌の違うキャラクターとなっていた。
    • 「ネネちゃんのウサギがしゃべったゾ」(2003年12月6日放送回)
  • 赤い月が出たある夜に、シロは動いているぬいぐるみのうさぎと出会う。
  • ある夜うさぎに追いかけられる怖い夢を見たネネちゃんは、うさぎを捨てようと決意するのだが…。この回よりうさぎが現在の表記に変更。画面サイズもビスタサイズとなっている。
  • ディスク未収録
    • 「うさぎもイッパイ飲みたいゾ」2008年8月1日放送回)
  • マスターヨダの居酒屋にネネちゃんのうさぎがやって来る。

本編後のおまけアニメなので所謂番外編のようなもの。

    • 「レジェンド オブ なぐられうさぎだゾ」2014年8月29日放送回)
  • 新しいうさぎを欲しいと言うネネちゃん。その夜にうさぎが動き出してネネちゃんの体の中に入っていく。かと思った翌朝、うさぎがぶら下げていたペンダントをしていたネネちゃんは…。外部ウェブサイトの感想コメントによると8年ぶりの新作といわれる。さすがにあまりの怖さにツイッター(現:X)に取り上げられた。
  • ある夜、ネネちゃんはうさぎに呼びかけられ、殴ることを催促される夢を見て目を覚ました。翌日プールの日だったため、ネネちゃんは頑張って再び眠りにつくことにした。そして翌日。ネネちゃんは幼稚園に行ったものの、プールはやっていなかった。しんのすけとみさえの会話で、プールの日が今日ではなく明日だと知ったネネちゃんは、ストレス発散のためにうさぎを取り出して殴りだした。すると、うさぎが動きだし、もっと自分を殴るように催促してきて…。
    • 「なぐられうさぎ〈醒(めざめ)〉だゾ」2017年8月18日放送回)
  • ある朝、目が覚めたネネちゃんの隣にうさぎがいたが、ネネちゃんはうさぎを置いて寝た覚えがない。自分でどかしても、ママが押し入れにしまっても、翌朝にはうさぎが隣にいる。そして右手で握り拳を作っていた…。そこでママはある夜に、うさぎを抱いて寝ることにしたが、何故かネネちゃんがママの部屋に行ってうさぎを持っていこうとし、その衝撃でママが目覚めてしまう…。

pixivに投稿されたイラストの作例

クレヨンしんちゃんのホラー回は怖い殴られウサギ だゾうぉりゃ~っつらいときは泣いたっていいんだよ🍀


関連項目

五十音降順

別名表記ゆれ

 本来の名称は『しあわせウサギ』だが、こちらは主にクマのプー太郎のキャラを指す。声優矢島晶子という偶然の一致


関連タグ

クレヨンしんちゃん系統

クレヨンしんちゃん

桜田ネネ 桜田もえ子 みんなのトラウマ


野原しんのすけ野原一家)、酢乙女あい:桜田母子がウサギのぬいぐるみでストレス解消をする全ての元凶と言うべき人たち。ある意味、殴られウサギにとっては一番恨むべき存在


その他

〇〇つながり

矢島晶子;当キャラクターの声優を務めた。

ウッディ・プライドトイ・ストーリーシリーズ):こちらも一時的に持ち主になったおもちゃを大事にしない子供を目の前で喋っては動いて仕返しをしたことがある。


固有名詞熟語;文法上の分類は、日本語の固有名詞である。動詞殴る』が「殴ら」と活用されたうえで受け身助動詞」が付いて『殴られ』と、固有名詞「」の平仮名表記『うさぎ』の2語句からなる熟語。


【関連要素】

怒り 感情 蹴る 行動 怖い サンドバッグ ストレス ストレス発散 殴る 投げる ぬいぐるみ パンチ 表情 振り回す 暴言 暴力

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