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白新線の編集履歴

2024/05/19 11:11:59 版

編集者:greenmover

編集内容:使用車両加筆・イラスト変更

路線データ

路線名白新線
路線区間新潟〜新発田
ラインカラー
路線距離27.3km
軌間1,067mm
駅数10駅
信号場数1箇所
最高速度
  • 120km/h:優等列車
  • 100km/h:普通列車
電化区間全線(直流1,500V)
複線区間新潟~新崎
単線区間新崎〜新発田
閉塞方式
  • 複線自動閉塞式:複線区間
  • 単線自動閉塞式:単線区間
保安装置
  • ATS-Ps:新潟駅構内以外
  • ATS-P:新潟駅構内
運転指令所
  • 新潟総合指令室:新潟〜新潟貨物ターミナル
  • 新潟総合指令室(CTC):新潟貨物ターミナル〜新発田
大都市近郊区間新潟近郊区間:全線
ICカード乗車券エリアSuica新潟エリア:全線
第一種鉄道事業者東日本旅客鉄道(JR東日本):全線※
第二種鉄道事業者日本貨物鉄道(JR貨物):上沼垂信号場〜新発田

※新潟支社管轄

概要

新潟駅(新潟県新潟市中央区)と新発田駅(新発田市)を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)鉄道路線で、幹線。

新潟駅〜上沼垂信号場(新潟市中央区)間は信越本線との重複区間である。また、新潟貨物ターミナル駅(新潟市東区)〜新発田駅間は日本貨物鉄道(JR貨物)が第二種鉄道事業者として貨物営業を行っている。

線名の由来は「山」と「発田」。これは当初の計画では現在の越後線白山駅と新発田駅を結ぶ予定だった為である。

日本海縦貫線の一角を担っており、直通運転を行う羽越本線とは一体のダイヤグラムが組まれている。その為新潟駅を経由する羽越本線の特急は原則的に白新線を経由する。

ラインカラーは桃色

旅客営業規則が定める大都市近郊区間の「新潟近郊区間」及び交通系ICカード乗車券Suica」の新潟エリアに全線が含まれている。

沿革

1952年(昭和27年)12月23日葛塚駅(現・豊栄駅)〜新発田駅間が開業したのが始まり。1956年(昭和31年)4月15日沼垂駅〜葛塚駅間が延伸されて全線開業した。1958年(昭和33年)4月29日には起点が沼垂駅から新潟駅に変更された。

1972年(昭和47年)8月5日に上沼垂信号場〜新発田駅間が直流電化された事で全線電化を達成した。

1987年(昭和62年)4月1日国鉄が分割民営化されると、JR東日本が第一種鉄道事業者として、JR貨物が第二種鉄道事業者として継承した。

2004年(平成16年)11月27日には大都市近郊区間の新潟近郊区間設定に伴い全線が指定され、2006年(平成18年)1月21日からはSuica新潟エリアに設定された。

運行形態

現在の運行形態

前述の通り日本海縦貫線の一角を担っている事から、特急列車や貨物列車は新潟貨物ターミナル駅と秋田県青森県方面を結ぶ長距離列車が設定されている。

白新線の列車は基本的には電車で運用されるが、臨時列車の「海里」と一部の定期列車は気動車で運行されている。

  • 特急

新潟駅〜羽越本線酒田駅秋田駅間に「いなほ」が7往復設定されている。詳細は当該記事を参照。

かつてはこれらに加え奥羽本線青森駅まで1往復運行されていた他、JR西日本東海道本線(JR京都線)大阪駅〜青森駅間の特急「白鳥」も白新線を経由していた。

定期列車は早朝に新潟発羽越本線村上行が設定されている。この列車はかつて湘南新宿ライン新宿駅〜新潟駅・村上駅間で運行されていた夜行快速「ムーンライトえちご」の名残である。

この他に新潟駅と米坂線米沢駅を結ぶ快速「べにばな」が1往復存在するが、2022年(令和4年)8月に発生した豪雨により米坂線今泉駅坂町駅間が長期間不通になり「べにばな」も運休となった。代替として新潟駅〜坂町駅間に臨時快速が設定されたが、この列車は2023年(令和5年)3月18日ダイヤ改正で運行終了した為、「べにばな」は運行休止状態が続いている。

また臨時列車扱いで土休日や繁忙期に「海里」が運行されている。この列車は前身である「きらきらうえつ」同様に新潟駅〜酒田駅間での運行を基本とし、時折秋田駅まで延長運転を行う。

新潟駅〜豊栄駅・新発田駅・村上駅間の運行を原則とし、一部列車は新潟駅を跨いで信越本線長岡駅や越後線吉田駅まで直通する。

運行間隔は新潟駅〜豊栄駅間が概ね毎時3本、豊栄駅〜新発田駅間が20〜60分に1本、羽越本線直通列車が1〜2時間に1本である。

過去の運行形態

新潟発村上行として夜間に片道のみ運行された座席指定列車。「いなほ」用の特急形電車を使用していた。

また折り返し列車として村上発新潟行の快速が設定されていた。

新型コロナウイルス感染症パンデミックによる通勤形態の変化により利用者が激減した為、2021年(令和3年)3月13日ダイヤ改正で廃止された。

停車駅

新潟 → 豊栄 → 新発田 → 中条 → 坂町 → 村上

駅一覧

●:停車 ○:「海里」以外が停車 レ:通過

駅名特急快速乗換路線備考
  1. 信越本線長岡まで直通運転
  2. 越後線吉田まで直通運転
新潟
  1. 上越新幹線
  2. 信越本線
  3. 越後線
東新潟(※1)
新潟貨物ターミナル(※1)
大形
新崎
早通
豊栄当駅発着あり
黒山新潟東港鉄道(※2)が分岐
佐々木
西新発田
新発田羽越本線
↓羽越本線村上まで直通運転

※1:別駅だが同一地点に隣接している。

※2:正式名称は「黒山駅分岐新潟東港専用線」。現在は新潟トランシス新製の鉄道車両の輸送に使用されている。

使用車両

所属の記載の無いものは全て上沼垂運転区→新潟車両センター所属。

現在の使用車両

自社車両

  • E653系1000番台(U編成)・1100番台(H編成)

交直流両用特急形電車。7両のU編成が特急「いなほ」で運用される他、2021年3月12日まで快速「らくらくトレイン村上」でも使用された。

「いなほ」の一部は4両のH編成で運行される。

観光列車「海里」で使用されるハイブリッド気動車。

現在の主力車両の電車。A・B編成が運用され、A編成の一部列車はワンマン運転を行う。

新潟車両センター新津派出所所属の気動車。快速「べにばな」が運休中の為現在定期運用は設定されていない。

2023年3月18日ダイヤ改正まで上りの新崎発新潟行普通列車でも運用されていた。

新潟車両センター新津派出所所属の電気式気動車。2023年3月18日ダイヤ改正以降上りの新崎発新潟行普通列車で運用されている。それ以前は白新線内での定期運用は存在しなかったが、上述のキハ110系の代走運用に就く事があった。

JR貨物所属

富山機関区所属の交直流両用電気機関車。白新線の貨物列車は全て本形式が牽引する。

500番台は元JR東日本所属の寝台特急北斗星カシオペア牽引機。

過去の使用車両

自社車両

E653系が転属するまで優等列車の主力車両だった交直流両用特急形電車。

0番台は特急「白鳥」で、1500番台・3000番台は特急「いなほ」・快速「ムーンライトえちご」「らくらくトレイン村上」で運用されていた。

平成初期にデビューしたジョイフルトレイン

2001年(平成13年)に「NO.DO.KA」に再改造され、2018年(平成30年)1月7日まで運用された。

  • 485系700番台「きらきらうえつ」

同名の臨時快速で運用されたジョイフルトレイン

2019年(令和元年)12月15日をもって引退した。

青森運転所(現・盛岡車両センター青森派出所)・秋田車両センター(現・秋田総合車両センター南秋田センター)所属の交直流両用特急形寝台電車。

青森車は特急「白鳥」の代走で、秋田車は団体列車で入線した。

かつての普通列車の主力だった急行形電車。

普通列車の他に快速「ムーンライト」→「ムーンライトえちご」でも運用されていた。

新潟地区の普通列車の主力車両だった電車。晩年は主に朝夕に運用されていた。

白新線からは2018年3月17日ダイヤ改正をもって撤退。

普通列車及び「ムーンライトえちご」から分割された早朝の快速で運用された。

白新線からは2015年(平成27年)3月14日ダイヤ改正をもって撤退。

新津運輸区(現・新潟車両センター新津派出所)所属の国鉄型気動車。急行→快速「べにばな」で使用されていた。

新津運輸区所属の気動車。キハ110形と共通運用で「べにばな」等で運用された。

新潟駅高架化に伴う保安装置変更に対応していない為、只見線で運用する為に郡山車両センター会津若松派出所へ転属した。

JR西日本所属

  • 485系

京都総合運転所(現・吹田総合車両所京都支所)所属。

末期の特急「白鳥」で使用された。

JR貨物所属

富山機関区所属の交直流両用電気機関車。

EF510形に置き換えられ、廃車又は門司機関区へ転属した。

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