きたぞ!われらのウルトラマン
きたぞわれらのうるとらまん
概要
2016年3月12日に公開された『ウルトラマンX』劇場版作品。
正式タイトルは「劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン」
タイトルは言うまでもなく、初代『ウルトラマン』のテーマ曲のサビの歌詞から採られている。
TVシリーズの最終話の後日譚であり、エックスが地球を去るまで、そして地球での最後の戦いを描いた、「『ウルトラマンX』という物語」の事実上の最終章に位置付けられている(最後の最後で意外な結末に落ちつくが)。脚本でのタイトルは「ファイナル・ユナイト」だった。
あらすじ
東北の古代遺跡「婆羅慈遺跡」に乗り込んだ自称トレジャーハンター・カルロス黒崎は、遺跡内で発見した青い石を持ち出してしまう。結果、遺跡に封じられていた怪獣ザイゴーグが、封印を解かれて復活。その圧倒的な力にはウルトラマンエックスも歯が立たず敗北、逆にユナイト不能な状態に追いやられてしまった。
ザイゴーグは黒崎が持ち出した青い石を追って首都へと進撃。Xioはこれを迎え撃つべく「黄泉3号」作戦を発動するが、ザイゴーグは背中から次々と怪獣を生み出し、状況は悪化する一方。
ザイゴーグを封印する力「結びの光」とは?
その謎が解き明かされた時、8人のウルトラマンが地球に降り立つ!
登場キャラクター
ゲストキャラクター
地上波放送
全国ネットでは『ウルトラマン_ニュージェネレーションクロニクル』にて初放送。2019年4月20日より三週分割放送された。
公開から3年後とかなり遅れたが、奇しくも放送時期は平成から令和へ元号が移行する時期で、昭和・平成最初のウルトラマンが並び立つ本作品は、まさに時代のトリとスタートを飾るにふさわしいセレクトだったと言える。
余談
今作では8人のウルトラマンが登場するが、そのうち半分のティガ、ネクサス、マックス、ゼロの4人は、変身者が劇中で複数人登場したことのあるウルトラマンである。
一覧
- ティガ:マドカ・ダイゴ、マドカ・ツバサ、アムイ、イクル、玉城ユウト
- ネクサス:真木舜一(ザ・ネクスト)、姫矢准、千樹憐、西条凪、孤門一輝、橘さゆり
- マックス:トウマ・カイト、蓮沼征夫
- ゼロ:ラン、タイガ・ノゾム、伊賀栗レイト
そしてゼロ以外の3作の主演は、『メビウス』以前の平成ウルトラマンで他のテレビシリーズに客演した数少ない俳優である。(ティガの長野氏は『ダイナ』に、ネクサスの川久保氏とマックスの青山氏は『X』テレビ本編に客演)
関連動画
関連タグ
ウルトラマントリガー&ウルトラマンデッカー…ネオフロンティアスペースと酷似した道を歩む世界が舞台の2作品。本作の様に「別世界のティガ」は確認されてはいないが、彼らのポジションを担う光と闇の巨人達や「ユザレ」が存在している。物語が進むにつれて、次元の壁を突破してもたらされたTPCの技術やウルトラマンダイナの光等が、戦いの歴史において重要な役割を担っていた事が判明。本来ならネオフロンティアとの共通点はそこまで多くは無く、『X』を含めた過去のニュージェネ作品群と大差無い世界観を持つ次元だったと思われるが、何故、かの世界の一部が入り込んだだけで同じ様な事象が頻発したのか、未だに不明のままである。
決戦!ウルトラ10勇士!!←きたぞ!われらのウルトラマン→絆の力、おかりします!