もしかして:マナさん → 普通の「マナさん」はマナを、プリキュアでの「マナさん」は相田マナを参照
概要
『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の主役キュアである夏海まなつ/キュアサマー&2号キュアである涼村さんご/キュアコーラルのコンビ・カップリングでもあり、共に本作で最初、2番目にプリキュアに覚醒した2人のカップリングでもある。
共に同じクラスの中学1年生(1年5組11、16番)。彼女達の母親はそれぞれ実家である水族館やコスメショップを勤務、経営しており、共に「お母さん」と呼ぶ。更に人魚のローラからは彼女達と初めて出会った時には、第1話と第3話のラストまで「人間」と呼称したことがある。彼女達のそれぞれのモチーフである夏とサンゴは最も特に相性が良いのが特徴である。また信じられないかも知れないが、まなつが南乃島からこのあおぞら市に引っ越して来たばかりに最初に出会った主要人物の一人でもある。
まなロラに比べると少々マイナーかもしれないが、それなりの人気があるのも事実である。
各話の動向
- 第1話
2人が初めて運命的な出会いを果たしたのは、さんごの実家である「Pretty_Holic」というコスメショップである。最初は南乃島からこのあおぞら市に引っ越して来たばかりで照れくさそうに去って行ったまなつや怪訝そうな顔で少し戸惑うさんごであった。
- 第2話
翌日。まなつがあおぞら中学校に入学し、彼女の席の前にいたのが、あのコスメショップで出会ったさんごである。そう彼女もまたまなつと同じ本校に入学したばかりの生徒なのである。察しの良いさんごは入学して間もないまなつの学校生活をサポートしたてくれたり、実家のお店を案内してもらったりしてくれた。またまなつも速攻で仲良くなって和気藹々と一緒に下校したりしていた。
- 第3話
そして第3話では、屋上で、まなつと二人きりになって昼食を取っていた彼女は、まなつに自分の過去について話してくれた。そして放課後、公園にてチョンギーレの操るゴミ箱型のヤラネーダをまなつがキュアサマーとして戦う姿を目の当たりにし、最初は憧れを感じつつも、「そんな勇気も自信もわたしには……」と見守る事しか出来なかった。そんなヤラネーダの猛攻撃によって苦戦し、大ピンチに陥ったまなつとローラの元に駆け付けた彼女は(その際に呼び捨てで叫んだ)、彼女達の言葉を信じ、自身も力になろうと自発的にプリキュアを志願。昨日までは開かなったトロピカルパクトが反応し、キュアコーラルとなり、まなつ/キュアサマーにとって最初のプリキュア仲間となるのであった。
初対戦では、盾キュアとしてペケバリアでヤラネーダの攻撃からサマーを守ったり、彼女と手を繋いで原点作品を彷彿とさせる息の合ったコンビネーションを見せ、終いにはコーラルがヤラネーダ浄化後、サマーがお礼として勝利の抱擁を交わし、更には仲良しの頬っぺスリスリまでプレゼントしてくれた。そんな勇気と自信を取り戻してくれた彼女なのか、コーラルも嬉しそうな笑顔で微笑んだ。
そして戦いが終わった後、2人はファンシーショップに立ち寄る。他の子達が推すのとジュゴンのマスコットを指して「でも、こっちのも可愛いと思う」と発案。さんごは自分の意見をちゃんと言えるようになったのである。「これからよろしくね、さんご」とまなつが差し出した手を「わたしの方こそよろしく、まなつ」と固く握り返すさんご。『まなつちゃん』から『まなつ』と呼び捨てに変わり、彼女は勇気と共に、プリキュア又は親友として大きな一歩を踏み出したのであった。
- 第4~9話
それ以降も彼女とは唯一同学年である事もあって共に行動することが多く、まなつがボケ役を務め、さんごはツッコミ役というコミカルな演出が見られた。ただ、まなつのボケにちゃんとツッコめず「流されている」シーンもちらほら見える。がんばれ、さんご。共に部活を決めておらず、どの部にするか迷っていたり、ヌメリーの操る土偶型のヤラネーダとの戦闘の際にプリキュア恒例の伝統芸を共に披露した。第5話ではまなつが昨日の帰宅中に不良に絡まれた所をあすか先輩に助けられたことをきっかけにさんごと共にプリキュアにスカウトしようとしていた。第6話以降のトロピカる部設立後において、まなつ達が手違いでリサイクルショップに出してしまったペンちゃんの捜索に行っったり、一緒に浜辺でランニングをしたり(さんごならともかく、みのりん先輩の方は、今にも死にそうになっていたが…)、くるるんの落とし物の捜索を行ったりしていた。更に第8話にて、昼食の時にさんごが自分の分の弁当に加えまなつの分の弁当を持ってあげたり、仕事の忙しい母親のミスで白ご飯だけの弁当(逆に母親はおかずだけの弁当)にまなつが落ち込んだ際に、花の形をしたハムを仲良く分けてくれたり(先輩達のおかずも含む)していた。第9話では、母親の代わりにシンデレラをテーマにした新作コスメのキャンペーンキャラクター『でれらちゃん』の頭部を被って、暑い中張り切ってサンプルを配っていたが、直後に熱中症で倒れてしまい、まなつが駆けつけて心配し、無理はするなと引き止められて休憩を要求したり、同じくヌメリーの操る照明器具型のヤラネーダの攻撃にペケバリアが破られ、ブッ飛ばされて背中から木に叩きつけられて大ピンチに陥った所をメイク室から持ってきた鏡で恩返しの如く、彼女を守ってくれたりしていた。
- 第10話
チョンギーレの操る従来のヤラネーダの強化版とも言える教科書セット型のゼンゼンヤラネーダによって、やる気パワーを奪われて、まるで別人のように無気力化としてしまったまなつ。そんな彼女にやる気を取り戻そうと懸命に努力し、「ねぇ、これ新作のネイルなの、塗ってみない?」と見せても、「う~ん、面倒臭いからいい」と全く興味を示さなかった。そんな状態のまなつを見て怒りの反感を買ったローラとあすか先輩の前に割って入り、必死に取り押さえる等のストッパーの役割を果たしていた。
何の解決策も見えないまま再びゼンゼンヤラネーダが出現。コーラル達は戦えない状態に陥ったまなつの代わりにサブリーダーとして必死に応戦するが、やはりまるで歯が立たない(勿論、お得意のペケバリアも簡単に粉砕されてしまう程)。だが彼女は決して諦めなかった。第3話にて「何が大事か、決めるのは自分だよ!」とまなつが与えてくれた言葉を口にして懸命に立ち向かうも、やはりゼンゼンヤラネーダは手強かった。その時、無気力状態のまなつがそんな自分のために頑張っている彼女を見て、フラ付きながらも手を広げゼンゼンヤラネーダの前に立ちはだかり「ダメ…」と呟いた。それでも容赦なくゼンゼンヤラネーダが光線を放つ。コーラル達は咄嗟にまなつを突き飛ばして庇ったが、ペケバリアも粉々に砕かれて、遂に彼女達は力尽き倒れてしまった。
もはや…これまでか…。
だが「やっと終わったな」と勝ち誇るチョンギーレに、「終わりじゃない……いじめるな…わたしの友達を…いじめるな~!」とまなつは叫ぶ。さっきまで虚ろだった瞳には光が戻っていた。彼女が自分を信じ、守って戦う姿を見たまなつは、自力でやる気を取り戻したのだった。そして再びサマーに変身し、復活を遂げる。その様子を見て笑みが戻ったコーラル達は再び立ち上がり、サマーと共にゼンゼンヤラネーダと再戦する。
つまりまなつを懸命に助けようとしたつもりの彼女達が、逆にまた彼女に助けられたと言っても過言ではない。
そこへ前半の戦闘で落としてしまったマーメイドアクアポットを懸命に見つけたローラが戻ってきて、「プリキュアは負けないわ! まなつのやる気は最強なんだから!」とやる気パワーを放出する。その心地よい光を浴びたサマーとコーラル達の体には力が漲った。自分がやる気パワーを奪われたことでコーラル達に迷惑かけたことを「みんな…ごめん」と謝るサマー。だがコーラル達は決して彼女を責めたりはせず、寧ろ改めて「ネイル、塗る? 新作のネイル、まなつにすっごく似合う色だと思って」と優しく声をかけて勧めるコーラルに対し「塗ってみたい…」と目を輝かせるサマーといつも通りのやる気に満ちた会話を交わす(その際に本名で呼んだ)。
つまりコーラル達は、寧ろまなつが再びやる気を取り戻し、同時に彼女の復活を信じていたのであった。
そして「やることやってトロピカろう!」と手を取り合ったサマーやコーラル、そして先輩達4人の心から新たなリング・「ハートカルテットリング」が生まれ、サマー達は新必殺技「プリキュア・ミックストロピカル」で見事ゼンゼンヤラネーダを浄化することに成功した。これぞ皆の友情パワーのお陰である。因みに彼女達の長くなったボトムスの長くなったフリルの配色は共に水色である。
そして戦いが終わった後、惜しくもテストで全て赤点を取ってしまい途方に暮れるまなつ(まぁ、前半の9点よりは1~9点上がっているのは確かである)に、さんごは次のテストに向けて「一緒に頑張ろう!」と励ましの言葉を送り、勉強のお手伝いをすることを誓うのであった。
- 第11話
そんな先週のさんご達のお手伝いもあってか、まなつも無事に追試テストを合格し、赤点から脱却した模様。さんごも「良かったね!」と盛大な拍手を挙げてくれた。そんなテスト結果で大喜びした彼女は久々(かれこれ一週間ぶりか)に思いっきり部活でトロピカっちゃうぞと大はしゃぎのご様子。その久々の部活動内容は、みのりん先輩の提案により皆が参加出来るイベント、部活サンドアート大会を主催することを決めた。その翌日、まなつ達トロピカる部は、「あおぞら中学部活対抗サンドアート」を開催し、各部活のメンバー達に色んなルールを説明してくれた。サンドアート初日、何を作ろうか考えていると、まなつが得意げに「ジャーン!」と取り出した完成予想図は、得体の知れない物であった(後にあすか先輩によって修正された)ため、流石のさんごも少し戸惑い気味の様子であった。気を取り直して、その作品の製造に取り掛かり、まなつとさんごは「子供の頃に戻ったみたい」と楽しく意気投合した様子。そして本当はあすか先輩がやったのに、仕返しとして霧吹きをかけてやろうと見せかけて、何故かさんごにかけてびっくりさせてしまう。
そしてサンドアート最終日、突然の大雨でサンドアートを守るために防護シート替わりのパラグライダーの布井を被せる作業に繰り出すまなつやローラを観て、さんごも先輩達や各部活のメンバー達と共に、皆で力を合わせてサンドアートを守るために布井を被せる作業に取り組んだ。だがそこへヌメリーが現れて、彼女の操るテトラポット型のゼンゼンヤラネーダによって、各部活のメンバー達のやる気パワーを奪ってしまう。まなつ達は、プリキュアになって戦うが、そのゼンゼンヤラネーダの回転攻撃に先輩達2人が巻き込まれて脱出不能の超速縄跳び状態になる。残された2人は愕然するも、普段は参謀役のパパイアが身動きできない状況だったとはいえ、戦闘で初めて自ら作戦をまなつが考案し、サマーは「トリャリャリャリャリャ…!」と勢いよくヤラネーダに砂をかけ始め、コーラルも「任せて!ヤアーッ!\(>ロ<)/」と腕をぐるぐるぶん回して海水を浴びせた事で、ゼンゼンヤラネーダを固めて身動きを止めて、先輩達2人を脱出させ、この後くるるん型サンドアートで動きを止め、ローラのアクアポットでやる気パワーを取り戻した後、ミックストロピカルで浄化するという見事なコンビプレーを見せてくれた。
と、これらのように運動は得意が勉強は苦手と言うまなつと、運動は苦手だが勉強は得意と言うさんごでそれぞれ違う特性を持つ等、かつてのあの二人を連想されるという点が垣間見えるのが特徴である。
同じくチョンギーレの操る枕型のヤラネーダの某モンスターの如く怪しげなふしぎなおどりに先輩達を除いたこの2人があまりの楽しさにあっさり誘われて、一緒に踊らされた後、油断して隙を突かれてフルボッコにされてしまうという単純馬鹿な演出を披露してくれた。但し、最終的にはその踊りに惑わされずに克服し、見事ヤラネーダを撃退することに成功する。
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