「オッホン!今回はチームクバルプレゼンツであ~る」(第17話)
「よくぞ見破ったのであ〜る。こうなったら、またザワールドを呼ぶのである」(第18話)
データ
身長 | 199cm(コンティニュー時:39.8m) |
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体重 | 179kg(コンティニュー時:358.0t) |
リーダー | クバル |
対応機種 | ジャッカード、オ4マイボックス、トラセンス |
ジャンル | トランプ |
CV | 増谷康紀 |
スーツアクター | 草野伸介 |
メダル投入口 | 左胸 |
概要
トランプゲームのルールを用いた多彩な技を駆使することができる、チームクバル所属のプレイヤー。
トランプのキング札がそのまま怪人になったような姿で、腹部に上下逆さの第二の顔があるのが特徴。
古い歴史を持つゲーム用具のトランプがモチーフだからか、トランプのルールを応用した多彩なブラッドゲームを他の星で行って来たらしい。
その実績により基本的に他のプレイヤーのゲームには干渉しない主義のリーダーのクバルに一目置かれるほどの評価を得ており、アザルドもその実力を認めている程。
劇中、2話を跨いで複数のブラッドゲームにエントリーした。
初登場の第17話では、コンボ技「神経衰弱である」を用いたブラッドゲームを決行し、様々なマークの書かれたトランプ『ジャッカード』を複数の人間の額に貼り付け、さらに竜巻で街中へバラバラに飛ばして彷徨わせた。
この時、カードのマークが同じ人間が近寄ると、カードを通して“いたぶる威力”の電撃が両者に走り感電してしまう(体のあちこちが黒焦げ、失神する位のダメージだが致死には至らない)。このコンボ技の一連のパターンで人間を電撃の痛みと、マークの同じ他人に出会ってしまう恐怖や親しい相手に近づけないジレンマで苦しめた。
なお額に貼り付いたカードを外すには、トランパスの右肩上に付いたカードケースを破壊するしかない。
続く第18話では、もう一つのコンボ技「ババ抜きである」を用いたブラッドゲームに改めてエントリーし、カップル等ペアの人間の片割れを巨大なカードケース『オ4マイボックス』に閉じ込め、ペアのもう片方にボックスを開けるためにはその正面に貼られた4枚のカードからハートを引き当てるしかないと迫る。
しかし、4枚のカードは全てババで、引いてしまうとパートナーは問答無用で爆発で吹っ飛ばされてしまい、これでパートナーを何とか救おうとしてパートナーが爆発で痛め付けられるのと、結局救う手段が無く絶望させることで人間を苦しめようと企てた。
やはり爆発の規模は相手を殺傷するほどではないが、ジュウオウジャーの面々は一発で変身解除されるほどのダメージを受けていることから、相手の強さによって爆発の威力が変わる模様。
ちなみにボックスを開ける“ハート”(そういう形の制御装置?)は、トランパス自身が胸の中に『弱点』として隠し持っている。
戦闘では、トランプを扇状にしたようなデザインの鉄扇『トラセンス』で武装。これを煽いで嵐の如き暴風を巻き起こせる。しかし、“凝ったゲームスタイル(作戦)の反面、戦闘力は高くない”という傾向のあるクバルのプレイヤーに漏れず、戦闘時は終始ジュウオウジャーに圧倒されていた。
王様風の外見通り(一人称は“余”)、自信家でプライドの高い性格。「~である」が口癖で上から目線の話し方をするが、アザルドに対しては敬語を付ける等、目上の者に対しては礼儀を見せている。
活躍
第17話
かつてガブリオが行った様に、トライアングラーの大群を引き連れて地球に来訪。ジュウオウジャーの操るキューブアニマルの攻撃や、ワイルドジュウオウキングの「ジュウオウダイナミックストライク」でトライアングラーを全て撃墜されるが、自分だけ逃げ出して街中に降り立つ。
先程の騒ぎで多くの人間が集まったのを確認するや、その人間達とジュウオウジャーの額にジャッカードを貼り付け、竜巻で街中に吹っ飛ばす事で最初のブラッドゲームをスタート。
程無くして、レオやタスクを初めとした人々がジャッカードの電撃で苦しむのを確認し、ゲームを終わらせるには自分の肩上に付いたカードケースを壊さなければならない事をアムへ伝え、予め潜ませていた別のトライアングラーに乗って悠々とサジタリアークに帰還する。
その後は暫く、サジタリアーク内でジニスやクバル等と共に自分のゲームで人間が苦しむ様を観戦していたが、森真理夫からのヒントで、“ペンでジャッカードのマークを書き換える”と言う策を思い付いた大和(偶然にも竜巻でアトリエ・モリに飛ばされて、屋根に穴をあけてしまった)がセラに教える形で実行。
これが功を奏し、ジャッカードが電撃を発さなくなったので、2人が他のジャッカードを貼り付けられた人にも同じことをした結果、トランパスのゲームは事実上成り立たなくなってしまう。
予想外の事態に戸惑い、慌てて地球に再訪したトランパスだが、直後に肩上のカードケースをセラに撃たれ破壊、額に貼り付けたジャッカードを完全に消されてしまう。
ゲームを台無しにされた事に憤慨して戦闘するが、それ以上の怒りを覚えたセラを初めとするジュウオウジャーには手も足も出ず、まともな反撃すら出来ないまま追い込まれる。
この事態をアザルドから笑われたクバルは、エクストラプレイヤーであるザワールドを使うことをジニスに嘆願。それを受け入れたジニスはナリアを同行させる形でザワールドをゲームに初投入し、そのザワールドと入れ替わる格好でトランパスは撤退した。
第18話
ザワールドにジュウオウジャーが叩きのめされるのをクバル等と共に見届けた後、もう一つのコンボ技で人間のカップルを苦しめる新たなブラッドゲームを開始。やはりジュウオウジャーが駆け付けて来るが、「ザワールドが助けに来る」とブラフを掛けてザワールドに叩きのめされて恐怖が芽生えたジュウオウジャーを怯ませ、その隙に一時撤退。
程無く別の場所でゲームを再開、またもジュウオウジャーに邪魔されたため再びブラフを掛けるが、自身の呼び声ではザワールドは来ないことを見透かされ、恐怖と向かい合う覚悟を決めたジュウオウジャーには既に通用せず、逆に先制攻撃を受けてしまう。これを見ていたクバルは「調子に乗って…。」とトランパスに呆れながらも、再びジニスに嘆願してザワールドを再投入する。
救援にやって来たザワールドと共に、トランパスはジュウオウジャーを倒そうとするが、野生開放したジュウオウイーグルがイーグライザーでザワールドを縛り、一緒に遠い山奥へ飛んで連れて行ってしまう。
結果、“強敵のザワールドを引き離してトランパスを孤立させる”というジュウオウジャーの作戦にまんまと嵌ったトランパスは、残り4人のジュウオウジャーの連携になす術も無く翻弄され、止めに4人のジュウオウシュートを食らい敗北した。
その後、ナリアにコンティニューメダルを投入され、「ナリアよ、サンキューである!」と叫びつつ巨大化。
事前に大和から預かったキューブアニマルを使い合体した、ワイルドジュウオウキングを操る4人のジュウオウジャーと再戦する。
トラセンスの暴風で砂ぼこりを巻き上げそれを目くらましに攻撃する等、イーグルがいないためにフルパワーで戦えないワイルドジュウオウキングにしぶとく抵抗するが、クマアックスを地面に叩き付けて放った衝撃波を受けてトラセンスを落としてしまう。
最後はクマアックス・ジュウオウインパクトを食らい、「せっかく拾った命だったのに、無念である~!」とデスガリアンでは珍しく死ぬ事を悔やむ断末魔を残して爆散した。
第24話
バングレイがセラの記憶を読み取って再現した巨大な個体が登場し、アミガルドと共にワイルドジュウオウキング、トウサイジュウオーと交戦。戦い方を見抜かれた事や自身の能力を使用しなかったために2体に圧倒され、最後は更に合体したワイルドトウサイキングのジュウオウダイレクトショットを食らって消滅した。
第34話
バングレイがクバルの記憶を読み取り、第24話と同じく巨大化した状態でアミガルド、イルジオンと共に2度目の再現。市街地で暴れ回っていた所をジュウオウジャーが駆る3体のロボと交戦する。
キリンバズーカを装備したジュウオウキングと交戦するが、連続砲撃を受けて圧倒され他の2体ごと一ヶ所に追い詰められる。
それでもロボ3体に向かって行ったが、そこへ更に合体したワイルドトウサイキングのジュウオウダイレクトストレートを喰らい、3体まとめて串刺し状態へなり爆散・消滅した。
余談
「ジャッカード」の名前の由来は恐らく『ジャッカー電撃隊』。トランプをモチーフで、電撃を起こすなど共通点がある。
関連タグ
ザワールド:ジニスが用意したエクストラプレイヤーとして登場する。最初は心強い味方だったのだが、ジュウオウイーグルの作戦で分断されたため残る4人のジュウオウジャーにトランパスは倒されてしまった。
ハッテナー:41話でチームクバルのプレイヤーの中で出てこなかったプレイヤー繋がり。
ヨクバリード:5年前の作品に登場したトランプ繋がりの怪人。ゴーカイジャー6人もシリーズ40周年ということで今作にゲスト出演している。
邪鬼:6年後の作品に登場したトランプ繋がりの怪人。この怪人もジャッカー電撃隊と関係がある。
ウルトラマンネクサス:中の人が掛け声を担当するウルトラマン。