第58回東京優駿
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だいごじゅうはちかいにっぽんだーびー
1991年(平成3年)5月26日に開催された日本ダービー。トウカイテイオーが無敗の二冠馬となった。
1988年に生まれた競走馬達の頂点を決める日本ダービー。
第51回皐月賞では、三冠馬シンボリルドルフの仔トウカイテイオーが前評判に違わぬ実力を見せ、皐月賞を完勝。鞍上の安田隆行はこれがクラシック初勝利となった。
2着には、ルドルフの1世代上の三冠馬ミスターシービーの仔シャコーグレイドが入ったことで、三冠馬ジュニア対決として話題になった。
迎えたダービー当日。
単枠指定のトウカイテイオーは大外8枠20番という位置でありながら単勝1.6倍の圧倒的1番人気。
枠番 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | イイデシビア | 田面木博公 | 15 |
1 | 2 | シャコーグレイド | 蛯名正義 | 3 |
2 | 3 | レオサイエンス | 増沢末夫 | 17 |
2 | 4 | セトホーライ | 郷原洋行 | 10 |
3 | 5 | シンホリスキー | 武豊 | 6 |
3 | 6 | アフターミー | 蓑田早人 | 18 |
3 | 7 | ワンモアライブ | 角田晃一 | 13 |
4 | 8 | ビッグファイト | 小島太 | 14 |
4 | 9 | ロングタックル | 南井克巳 | 16 |
4 | 10 | カミノスオード | 田中勝春 | 9 |
5 | 11 | レオダーバン | 岡部幸雄 | 2 |
5 | 12 | コガネパワー | 田原成貴 | 7 |
5 | 13 | イイデセゾン | 柴田政人 | 4 |
6 | 14 | ソーエームテキ | 的場均 | 5 |
6 | 15 | イイデサターン | 河内洋 | 12 |
6 | 16 | イブキノウンカイ | 村本善之 | 8 |
7 | 17 | タイコンチェルト | 楠孝志 | 11 |
7 | 18 | ホクセイシプレー | 須貝尚介 | 20 |
7 | 19 | ツルマルモチオー | 石橋守 | 19 |
8 | 20 | トウカイテイオー | 安田隆行 | 1 |
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 着差 | 人気 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 8 | 20 | トウカイテイオー | 2分25秒9 | 1 | |
2着 | 5 | 11 | レオダーバン | 3 | 2 | |
3着 | 5 | 13 | イイデセゾン | 1馬身1/4 | 4 | |
4着 | 5 | 12 | コガネパワー | 1馬身1/4 | 1 | 7 |
5着 | 6 | 14 | ソーエームテキ | ハナ | 5 |
トウカイテイオーはサクラスターオー(1987年)以来4年ぶり、平成になってから初となるクラシック二冠を達成。
鞍上の安田はウイニングランの際に、父シンボリルドルフに騎乗した岡部幸雄に倣って、高々と二冠達成を示す二本指を掲げた。
しかし、ダービーの直後、トウカイテイオーは骨折を発症してしまう。
陣営は菊花賞に向けて放牧し、リハビリに励むも結局菊花賞は断念せざるを得なくなり、シンボリルドルフとの父子無敗三冠は夢と消えた。(なお、2020年にコントレイルがディープインパクトとの父子無敗三冠を達成している。)
菊花賞を勝ったのは、ダービー2着のレオダーバンだった。
なお、翌年からは日本ダービーのフルゲートが18頭に固定されたため、19頭以上で開催された日本ダービーは今回が最後となった。
『ウマ娘プリティーダービー』ではトウカイテイオーがメインキャラクターとなっており、アニメSeason2第1話「トウカイテイオー」では本競走が描かれている。
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