英語
えいご
概要
イギリス及びアメリカ合衆国の影響力が強い(あるいは、過去に強かった)地域はもちろん、冷戦終結後はその他の地域でも国際語として広く通用し、現在は事実上の世界共通語となっている。日常語として用いられている地域は約80ヶ国に及び、中国語、スペイン語に次ぐ話者数の多い言語である。
本来は他のインド・ヨーロッパ語族の言語(ドイツ語、ラテン語、ギリシア語など)と同じ屈折語であるが、歴史的変転により中国語のような孤立語に近づいている。系統上はドイツ語やオランダ語と同じゲルマン系の言葉であるものの、フランス語やラテン語など他の言語からの借用語が多く、綴りと発音が一致していない単語が多い。話されている地域の広さを反映して、各地域における方言が多い(発祥地のイングランドでも方言差が著しく、その他スコットランド英語、アメリカ英語、オーストラリア英語、インド英語など)。
歴史的経緯から、他の言語に比べて、動詞の活用が大きく単純化している(一部のケースを除いて、文法における人称による動詞の活用の変化があまり見られない)のが、大きな特徴である。また、他の言語に見られるような、名詞における性はほとんど消失しており、特別な例を除いて、形容詞や冠詞などの品詞が、名詞の性別や単複などの要素に影響を受けることはない。こういった単純化した活用などが、世界中で広く学ばれる一つの要因ともなっている。
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日本における「英語」
日本では、堪能であると最も憧れられる言語である。学校における成績的な側面もある。
アニソンやJ-POPでは、サビなどで急に英語の歌詞が出てくるのはまあ普通だが、文法が間違っていることが非常に多いため、英語圏でこの点をネタにされたりしている。また安物のTシャツにプリントされている英語も、しばしばメチャクチャである。しかし英語圏の人も、意味不明な日本語がプリントされたTシャツを着ていたり、間違った漢字をタトゥーにしたりしているので、まあ多言語への憧れは同じような感じだ。
英語を公用語としている国・地域
アジア・オセアニア・アフリカなどでは、かつて長らくイギリスやアメリカといった英語圏の国の支配下にあり植民地であった経緯から、英語の通じる地域が多い。
アジア
オセアニア
アフリカ
- ウガンダ(他にスワヒリ語)
- ガーナ
- ガイアナ
- カメルーン(他にフランス語)
- ガンビア
- ケニア(他にスワヒリ語)
- サモア(他にサモア語)
- ザンビア
- シエラレオネ
- ジンバブエ
- スワジランド(他にスワジ語)
- セーシェル(他にセーシェル・クレオール語、フランス語)
- セントクリストファー・ネイビス
- セントビンセント・グレナディーン
- セントルシア
- タンザニア(他にスワヒリ語)
- トリニダード・トバゴ
- ナイジェリア
- ナミビア
- バヌアツ(他にビスラマ語、フランス語)
- バルバドス
- ベリーズ
- ボツワナ(国語はツワナ語)
- マラウイ(他にチェワ語)
- 南アフリカ(他にアフリカーンス語、南ンデベレ語、北部ソト語、ソト語、スワジ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語、コサ語、ズールー語)
- モーリシャス(他にフランス語、クレオール語)
- リベリア
- レソト(他にソト語)