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鈴置洋孝の編集履歴

2020-05-15 03:21:31 バージョン

鈴置洋孝

すずおきひろたか

日本の男性声優、舞台俳優、演出家(1950年 - 2006年)。

概要

1950年3月6日生まれ、魚座のA型。愛知県名古屋市出身。東京経済大学卒業。

生前は、劇団薔薇座⇒俳協(~1998年)⇒賢プロダクション(1998年~死去)所属だった。本名も同じ。


男らしさとのある低音ボイスが特徴で、特に1970年代1980年代に「聖闘士星矢」の紫龍、「キャプテン翼」の日向小次郎、「るろうに剣心」の斎藤一、「ドラゴンボール」の天津飯といった、骨太で男性的な性格の二枚目キャラを多数演じ人気を博した。


機動戦士ガンダム」のブライト・ノア役も、生涯を通じて演じ続けた当たり役として有名。吹き替えでは特にトム・クルーズ自身が、実際にデモテープを聴き指名した公認(フィクサー)として名高い。

その他の代表作は初代スタースクリーム、「らんま1/2」の九能帯刀など。


経歴

1977年より声優として活動を始め、1978年に「無敵鋼人ダイターン3」の破嵐万丈で初めて主人公を演じた。

しかし声優デビューした当初は食べていけずにバイトに明け暮れ、アフレコの日だけ東京に戻る生活を続けていた。声優業だけで食べていけるようになったのは「機動戦士ガンダム」を経て、30才を過ぎてからだという。


声優活動のみならず舞台活動も盛んに行っていた。1984年からは声優バンド「スラップスティック」に、三ツ矢雄二の後釜として加入。解散するまで音楽活動も行っていた。

1997年には「鈴置洋孝プロデュース」を旗揚げし、自身でも演劇のプロデュースを開始。実父の思い出を切っ掛けに翻案した舞台作品『煙が目にしみる』ほか、幾つかの作品を発表した。


声優ファンに有名なエピソードとして、鈴置はまるでナンパ男を絵に描いたような私生活を送っていたということ。

特に遅刻した際の言い訳「ごめんごめん、彼女がしつこくてさ」というキザな台詞は、スラップスティックのメンバーが揃って「一度でいいから言ってみたい」と羨んだ程だった。

その軽い性格から師匠の野沢那智も呆れていたというが、所属事務所が同じこともあり親交は深かった。


私生活では酒豪ヘビースモーカーとして知られており、健康面を懸念する声もあった。一番親交があった古谷徹のエッセイ本「ヒーローの声」(角川書店)によると「鈴置はいくつか持病があって通院は欠かせなかった」と書かれてある。古谷は鈴置のことを『鈴置ちゃん』と呼んでいた。


2006年8月6日、肺ガンにより死去。満56歳没。当時はかなり油の乗った時期で、かつ劇団を軌道に乗せるなど活躍している最中の逝去だった。この事から、声優ファンの喪失感は非常に大きく、後に同じ病で世を去ることになる野沢那智もその早い逝去を嘆いていた。


主な出演作品

アニメ


OVA


イラスト不明

アロン=ルーク=ウォーレンサー@ときめきトゥナイト

雷帝インドラ@天空戦記ガンダムシュラト

ハインリッヒ・フォン・フリーマン@宇宙の騎士テッカマンブレード

黒の武将@キャッ党忍伝てやんでぇ

ペーキング@NG騎士ラムネ&40

バハラタ@ドラゴンクエスト・アベル伝説

座剣邪寧蔵@まじかる☆タルるートくん

ゲーム


特撮


海外アニメ・吹き替え


※1 もとは続編のパイロットフィルムとして製作されたもの。


*1 没後にリリースされたOVA『機動戦士ガンダムUC』では成田剣が担当。ただし、スーパーロボット大戦などのゲーム作品では、亡くなった、あるいは引退した他の声優と同じく、基本的に生前の鈴置の声がサンプリングで使われている(ただし、一部のゲーム作品において成田が新規に吹き込んだセリフが使用されることも増えている)。

*2 冥王ハーデス十二宮編まで担当。これ以降のOVAでは櫻井孝宏、『聖闘士星矢Ω』では成田剣が担当。

*3 Z第82・84話では山寺宏一が代役を担当(入院時による)。2008年に発売された格闘ゲームでは真殿光昭が代役を担当。以降のメディアでは緑川光が担当。

*4 没後に発売されたゲーム作品『真・北斗無双』では、神谷浩史が担当。

*5 没後に発売されたゲーム作品『魁!!男塾 〜日本よ、これが男である!〜』では、平田広明が担当。

*6 熱闘編第65話~第68話、『高橋留美子展』でのオリジナルアニメでは、辻谷耕史が担当。(前者は入院時、後者は死去後による代役。)

*7 没後にリリースされたOVA『新京都編』以降は、成田剣が担当。

*8 後任は三宅健太(『ダイヤモンド&パール』以降の担当)。

*9 後任は、山寺宏一(映画作品『ブラックノーズと魔法の歌』での担当) -> 堀内賢雄(テレビアニメ版での担当)。

*10 没後に発売された格闘ゲーム『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』では大友龍三郎が担当(あの世編に登場する司会者のCVは中尾良平が担当。一部は鈴置の生前の収録音声を流用している)。『ドラゴンボール改』以降のメディアでは西脇保が一貫して全登場エピソードで担当。

*11 没後にリリースされたリメイク版ゲーム作品では、速水奨が担当。

*12 没後に制作された『ミッション・インポッシブル』の続編『Ⅲ』の吹き替え版以降は、主に『ラストサムライ』でトムの役を演じた森川智之がほぼ全ての出演作で担当。


外部リンク

鈴置洋孝プロデュース公式サイト

Wikipedia

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