概要
仮面ライダー第1作の第1話に登場したショッカー怪人・蜘蛛男は、今日まで続く仮面ライダーシリーズの記念すべき敵キャラ第1号であった。ただ第1作にはクモをモチーフにした怪人が他に2体登場、続く「仮面ライダーV3」「仮面ライダーX」でも、第1話の敵キャラはクモをモチーフとしたものではない(V3ではハサミジャガーとカメバズーカ、Xでは神話怪人ネプチューン)。シリーズ開始後しばらくは、「クモ」というモチーフに特別の意味付けはなかったことがうかがえる。
だが原点回帰をはかった「仮面ライダーアマゾン」で、再びクモモチーフの敵が第1話に登場。以後、仮面ライダーシリーズでは、クモモチーフの敵キャラがシリーズ第1話(単発作品中の登場キャラ)を占める例が多く作られ、この傾向は平成ライダーシリーズにも引き継がれ、現在に至っている。
また第1作では蜘蛛男に続いて蝙蝠男、さそり男が登場したため、以後のシリーズでも、クモに加えコウモリ、サソリの3種をモチーフにした敵キャラ(3種全てか、一部・いずれか)が序盤数話に登場する場合が多い。詳細は「クモ、コウモリ、サソリ」の記事を参照。
この法則に当てはまるクモ型怪人
- 蜘蛛男: 第1作第1話。記念すべきライダー怪人第1号でもある。
- クモ獣人: アマゾン第1話。「始まりはクモ」が定式化するきっかけとなる。
- クモンジン: スカイライダー第2話。*第1話に登場したのはカメレオンがモチーフのガメレオジン。その一方で、クモンジンに続いて第3話にコウモリモチーフのコウモルジン、第4話にサソリモチーフのサソランジンが登場し、「クモ、コウモリ、サソリ」の定式化に一役買う。
- クモロイド: ZX(雑誌版)。 バダン強化兵士第1号。
- クモ怪人: BLACK第1話。
- クモ女: ZO。
- ズ・グムン・バ: クウガ第1~2話。
- ディスパイダー: 龍騎第1~2話。
- ツチグモ(魔化魍): 響鬼第1~2話。
- アラクネアワーム: カブト第1~2話。
- スパイダー: THE FIRST。
- ロイミュード002: ドライブ第1話。後のハートロイミュード。
- クモアマゾン: アマゾンズ第1話。
この法則に当てはまらないクモ型怪人
- ドクモンド: 第1作57話。地獄大使配下のショッカー怪人としては5体目。
- クモライオン: 第1作87話。ゲルショッカー怪人としては8体目。
- ドクバリグモ: V3第20、21話。ドクトルG配下の機械合成怪人としては9体目。
- クモナポレオン: X第28話。GOD悪人軍団としては6体目。*ただしXライダーはこの怪人への初戦敗退を機にマーキュリーパワーを獲得したので、その意味では重要な節目の怪人である。
- クモ奇械人: ストロンガー第12話。
- スパイダーババン: スーパー1第6話。
- スパイダーイマジン: 電王 第23~24話。
- スパイダー・ドーパント: W MOVIE大戦CORE。ミュージアムのメンバー以外の一般市民が初めて変身したドーパント。
- オニグモ怪人: 萬画版仮面ライダーBlack
- スパイダーメギド: 仮面ライダーセイバー 萬画バスター。
派生
クモをモチーフとした平成ライダー
ついにラスボスも?!
『超スーパーヒーロー大戦』ではラスボスであるショッカー首領三世(2世は誰だよ)が「ショッカー、ヘンシーン!!!」と叫んで大蜘蛛大首領に変身し大暴れしている。
関連イラスト
関連タグ
蜘蛛男 原点のショッカー怪人。
クモ、コウモリ、サソリ 同じくライダーシリーズ序盤の定番。
再生怪人 怪人軍団 ライダーシリーズ作品終盤、および節目の回の定番企画。
CYBERブルー この法則を守っている漫画