グループ名称
科学王国
石神千空率いる国(グループ)。
科学の力で人類の文明復興を目指す。
司帝国
千空と袂を分かった司が奇跡の洞窟を手中に収め、ストーンワールドに老人による既得権益に縛られない若者達の楽園を築くために立ち上げた。
石神村
石化当時でいう日本の箱根の芦ノ湖と思われる湖のほとりに面した二つの小さな島を吊橋で繋いだ村の“この時代を生きる人間”。
代々村の巫女により伝承されてきた‟百物語″により後述の「人類最後の六人」の子孫達である事が判明。 村では『村の外に人間はいない、余所者=過去に追放された罪人』と考えられており、余所者を厳しく排斥する掟がある。 村長は代々一世代に一度だけ行われる武術大会‟御前試合″の優勝者が巫女の夫となり、先代から長の座を継ぐというしきたりがある。
文明レベルは縄文時代から弥生時代のものに近く、一方で科学につながるものは“危険な妖術”と異端視されている。
百物語の影響もあり、約3700年経ったにも関わらず、使用言語や基礎語彙は維持されており、千空たち旧現代人とも問題なく意志疎通ができる。
「人類最後の六人」のうち4人がコーカソイドであったため金髪碧眼など白人の特徴を持った人間が一定数おり(特にアニメではその特徴を強調した配色になっている)、村人の髪色も黒髪系統(黒~こげ茶色)、金髪系統の二種に大きく分かれている(例外もいる)。
村民の名前は基本的に鉱物やそれにちなんだ無機物など、科学に関する名称から取って付けられている。
カセキやマントル他、村民の一部は小人症のような特徴がある。
石化王国/宝島
島の頭首に仕える勢力。科学王国を侵入者と見なす。幹部はイバラ、キリサメ、モズ、オオアラシ。幹部全員に目の付近、イバラとオオアラシは目尻から、キリサメとモズは眉毛の上から渦巻の紋様がある。
島内には複数の集落が点在。逆らう者を武力と石化を以て粛正するという恐怖政治を敷き、抗う術の無い住民達にかなりの横暴を働いている。
宝島の人間のルーツは石神村の人間と同じ人類最後の六人となった宇宙飛行士達。宝島の住民にも百物語が受け継がれている。科学の類はここでも妖術呼ばわりされるが、支配階級の人間はオーバーテクノロジーである石化装置を所有している。
ソユーズの生まれ故郷であり、宇宙船ソユーズと百夜たちが遺したプラチナが眠る。
XENO科学王国/アメリカ組
XENO科学王国という呼称は単行本おまけページの「KNIGHT FILE」から。
北アメリカ大陸サクラメント川上流に拠点を置く、アメリカの復活者達の集団。
人類総石化前にツバメの科学的分析により、「石化しても復活の可能性がある」という情報を得ており、石化の際にその場に居た人間に周知した結果、石化したのが天然の硝石が採れる場所の近くであった事もあり、硝酸による集団復活を果たした。
3700年意識を保つという過酷さからその構成員の大半は鍛え上げられた軍人だが、集団を束ねるリーダーを含め、民間人も少数だが存在する。
硝酸による復活方法しか知らないため人数は少なく、労働力を増やす為に千空達を配下にしようと武力で働きかけてくる。
後に、北米に残った千空の仲間達とゼノの人質安全保障で2つの科学王国は同盟を結び、100万人の復活を目指す平和特区のコーンシティが樹立される。
国際宇宙ステーションに滞在していたおかげで人類石化の難を逃れ、「石神村」及び「宝島」の始祖となった六人。
当然ながら本編の時代には全員故人だが、彼らの行動は千空達に多大な影響を与えている。
6人全員「Dr.STONE reboot:百夜」にも登場する。
旧現代人
21世紀に突如発生した“石化現象”からそれぞれの理由で蘇った過去の人間達。
CV:小林裕介
本作の主人公。髪は逆立つように放射状に伸び、毛先は緑色になっている。
小学校の頃に読んだエジソンがきっかけで科学好きになった生粋の科学馬鹿。何もない原始の世界で科学文明を取り戻そうとしている。口癖は「100億%」、「唆るぜ」、その他「ククク…」と含み笑いする癖などもある。
CV:古川慎
千空の小学校から幼馴染で親友。
彼は自他共に認める『雑頭』だが実直かつ友達思いな好漢。争いを好まない性格ゆえ喧嘩は不得手だが、運動神経抜群で常人離れした身体能力を持つ。そのスタミナは無限とされている。本作における「体力」チート。
CV:市ノ瀬加那
大樹が憧れる美少女。手芸部で人一倍手先が器用。
本作における「手工芸」チート。
CV:中村悠一
「霊長類最強の高校生」と呼ばれていた男。野獣から身を守るべく千空と大樹によって復活させられたが、過去の忌まわしい記憶から、「大人達の支配する旧文明社会の価値観」を憎悪しており、独善的な「純粋な若者だけが自然と生きる楽園」を創造しようと目論む。本作における「武力」チート。
CV:河西健吾
司が旧時代に出演したバラエティ番組で共演したメンタリスト。
その能力を見込まれ、千空の生死を確認する為に司に復活させられた。
一見すると冷淡で「自分は自分の利益になる方に味方する」と明言する日和見主義者を自称しているが、実際は義理堅く誠実な面も併せ持った男である。
CV:石田彰
「司帝国」のNO.2で「管槍」と呼ばれる特殊武器の使い手。
名前の読みは「ひょうが」。
司に匹敵する武力を誇る。口調はですます調で、「ちゃんと」から始まる「してます」「しましょう」等の優無を確かめる口癖がある。特殊な槍(管槍)を操り、管槍装備時は武器装備時の司に匹敵するレベルの戦闘力を誇る。
CV:豊崎愛生
氷月が「自身の右腕」と認める戦闘要員の少女。旧時代は体操をやっており大変身軽。
あさぎりゲンに「氷月ちゃん超絶リスペクト」と評されるほど氷月を盲信し、心酔している。氷月の命令なら躊躇いもなく村に火を放つなど司や氷月とは違う意味で危険人物だが、逆に氷月の命令がなければ何もしない。石神村の監視から破壊工作までさまざまな作戦に従事したが、後に捕縛され氷月もろとも拘束された。
CV:小野賢章
崩壊前の「旧・現代」では潜水艦(おそらくは海上自衛隊の所属と推察される)のソナー要員であった非常に高い聴力をもつ弓使いで、司・氷月に次ぐ「司帝国」NO.3の強者。
本作における「聴力」チート。
CV:種﨑敦美
司から大樹・杠の監視役を命じられた筋骨逞しい女性。
更に身長180cmという体格を見込まれ崩壊前の「旧現代」では柔道部に入部させられており、毎日ボロボロになるまで練習していた。 キツい練習の日々が辛かったのか後述の歌姫リリアン・ワインバーグの楽曲だけを救いとする日々を送っていた。 ニックネームは後輩達からの呼び名で、他にも「アニキ」と呼ばれるなど後輩達からは慕われていた模様。
千空が蘇らせた「リリアンの最後の歌が記録されたレコード」を守るために、千空やゲンが提案した「リリアンの最後の歌で司帝国の人々を誑かして無血開城をさせる」と言う作戦に乗り、「科学王国」サイドに付く。
いわゆるリリアンのガチファンで、リリアンならば荒廃した世界でもファンの幻想を投げ捨てないとの理由からゲンの声帯模写を見破った。
見た目通りの逞しい姉御肌だが根は乙女であり、自分がゴツい事を気にしている様子。
CV:中島ヨシキ
司帝国の構成員の一人で、捕らえたクロムの見張りを命ぜられた青年。自称司帝国NO.4だが接近戦は羽京よりも強く、自称するだけの実力を持っている。名前の読みはウェーイな陽キャという事で「うえい よう」と読む。
元は警官で警棒の扱いに長けていたが、性格は自分勝手なお調子者であり、警官としての倫理意識も薄く、被疑者に対してすぐ暴力に出るなどの問題児でもあった。
石神村の人間を「未開の人」、「原始人」と見下す油断からクロムに逃げられ、その責任を追求されることを恐れて逃亡、名誉挽回のために科学王国からほむらを救出するが、戻ってきた際には帝国は実質崩壊状態だったためなし崩し的に「科学王国」に付くことになる。あまりにも膨大な作業量に面くらいつつも杠手工芸チームの仕事を手伝っている。
科学王国に付いてからは何かと後述のマグマとマウントの取り合いを繰り広げ、よく喧嘩している。
CV:日笠陽子
司帝国に所属していた元記者。名前の読みは「ほくとうざい みなみ」。記者になったのは名前の漢字をそれぞれ英語にしたとき、頭文字が「NEWS」である事に運命を感じていたから。
昔からの司ファンで、司の事を「司(ツカ)さん」と呼ぶ。
彼女の人脈の広さと情報収集能力には定評があり、司が復活者の選定役に据えたのもそれが理由である。
司帝国民が続々と裏切っていく中、捕縛される最後まで司の味方として動いていた側の人間だったが、司に内緒で復活液をこっそりガメていた事が後に判明する。ブルータス、お前もか。
帝国が科学王国に編入された後はその能力と隠し持っていた復活液で龍水とフランソワの復活に手を貸したり、カメラ等を使用して記録係として活躍する。
CV:はじめしゃちょー
元漫画家。元々は司に壊された石像の1人だったが、杠に繋ぎ合せて貰った事で復活した。科学王国では村1番の絵描きであるナマリとともに、絵描き活動を行う。二人が描いた漫画は龍水が作った通貨(ドラゴ)にて売買が行われる。
司帝国崩壊後に千空が南米への航海のために復活させた青年。帆船をも乗りこなすチート船乗り。海運会社・七海財閥の御曹司で、七海SAIの弟。飽くなき欲望を持つ。自らの実体験からなる鋭い勘を持ち、何かに気づくと「当たるぜ船乗りの勘は」と言い、「フゥン」や「はっはー!」と笑いながらフィンガースナップを鳴らすのが特徴。
石化以前から龍水の側に常に仕えている執事兼シェフ。おもてなしの美学を持つスペシャリストで、多彩なスキルを有する。レストランを開業して科学王国の食生活を豊かにした。フランソワは皆を「様付け」して呼ぶ。
"フランソワ"は男性の名前だが、龍水いわく本名・性別・年齢・人種・国籍全て不明。冷静沈着で疲れや感情を表に出さないが、龍水の「欲望」の理解者であり、龍水を心から敬愛している。
「頭の中に地球が丸ごと収まっている」とゼノに言わしめるほどの地理学者。千空やゼノから3年ほど遅れてアメリカで復活。しかし、近眼だった事が災いしゼノが作った立て札を読めず南の方角へと向かってしまい、1年ほど1人で生活していた。千空に眼鏡を作って貰ったこともあり、科学王国の一員となる。テンションが高く誰に対しても距離感が近い。唐突に話題を振るため「ぶっこみチェルシー」と呼ばれる。
元時計技師。有名時計メーカーのエースエンジニアだった男。石化装置の分解と解析のために復活させられる。仕事一筋だったため、女性に対して免疫がないが、男性に対してはクールで斜に構えた態度を取る。
繊細な分解作業により石化装置の電池がダイヤモンドであることを発見。その際、再度石化するがまた復活させられた。
石神村
“この時代を生きる人々”。「人類最後の六人」の子孫達。
村民の名前は基本的に鉱物やそれにちなんだ無機物など、科学に関する名称から取って付けられている。
CV:沼倉愛美
千空が初めて接触したこの時代の人間である少女。見た目は巨乳で可愛いが、村一番の戦闘力を有する。
「視力」チートで視力は11.0。
CV:上田麗奈
村の巫女を務めているコハクの姉で年齢は18歳。真面目なおしとやかな性格。死に至る病を患っており、コハクとクロムはかねてより彼女の病を治すため奔走していた。昔話としての「桃太郎」や一部の猛獣の名称など旧現代の情報を持っており、千空ぱ彼女と接触するべくその“薬作り”を当面の目的とするようになる。そして紆余曲折を経た後に千空たちが完成させたサルファ剤を服薬する事で、長年患っていた肺炎を克服した。
肺炎が治った彼女はちょっとお転婆なところがあるものの、コハクのように破天荒になることはなく科学王国で巫女の仕事を続ける傍ら、時に積極的に千空たちを手伝う。
CV:金尾哲夫
ルリとコハクの父で千空が村長になる以前の長。
巫であるルリが病に侵され、長くない事をコハクに告げ、コハクを次の巫女にしようとした。その頃からコハクと仲違いしてしまう。次の村長を決める御前試合でコハクが優勝してしまった事が決定打でコハクを勘当する。
その後、仕切り直しの御前試合で千空が優勝した際、最初は認めなかったが、千空のおかげでルリの病が完治すると千空が次の長である事を認め、コハクとも和解する。龍水率いるペルセウス号にも乗船し、宝島へと向かった。
(手前の男性)
CV:竹内良太
コクヨウの側近にして、ルリの護衛。
長身で銀髪の細身の男性であるが、前の御前試合の準優勝者で二刀流の剣士。熊ぐらいは余裕で倒せるらしい。基本寡黙で金狼と同様に「ルールはルール」と言うものの、ルールをかい潜った柔軟性も持ち、時々突拍子も無い言動をする。コハクがラーメンを作っていると知りラーメンを食べに行く提案をしたり、自身が審判を務める御前試合ではコハク、千空の参加を許可する。そして審判としても優秀で、ここでも柔軟性を見せる他、不正を見逃すことなく目を光らせていた。
科学王国が司帝国に攻め入った際やその後は、ターコイズと共に石神村を守る任務についている。
(奥の女性)
CV:大地葉
コクヨウの側近にして、ルリの護衛。
オールバックの女性で一本の剣で戦う。熊ぐらいは余裕で倒せるらしい。ジャスパーやコハクに頭を悩ませており、ジャスパーが突拍子も無い事を言う度に肘鉄を食らわせ、無鉄砲でいい加減なコハクには会う度に文句を言っている。融通が効かず、合理的な性格。氷月の襲撃を受け橋から落ちそうになってる金狼を助けようとするコハクと、橋を切る役目の銀狼に対して「子供たちのこと考えてよ。(橋を)斬り落とすしか無いでしょ!!」と冷たく言い放つ。コハクたちの産まれる世代以前に不漁の年があり、ターコイズの家族は全員死んだ事が明らかになっている。
科学王国が司帝国に攻め入った際やその後は、ジャスパーと共に石神村を守る任務についている。
玄武
CV:山本格
体格の良い中年男性。
CV:間宮康弘 (1番上の人物)
村の荒くれ者。村の男の中では一番強かったが、桁違いに強いコハクには敵わない。村の長の座を狙って様々な奸計を巡らせており、新たに村長の座についた千空を敵視している。が、後に科学王国の様々な物作りを目の当たりにし、洞窟探検でなし崩し的に協力した際に「何も得意がねえ奴だっていつか何かの役に立つ、ヒョロガリも筋肉雑アタマも必須、色んな奴がいる=強さ」と諭されてからは何だかんだで千空らを認めるようになっており、千空を殺さずにいつか別の形で頂点に立とうと考えを改める。
戦闘要員の一人で石神村で一番の膂力を誇り、純粋なパワーにおいて彼を超えるものは村にいない。人ひとりを軽く放り投げるような瞬発的な筋力に加え、十分なスタミナも持つ。
CV:松重慎
マグマの腰巾着の小男。腕力はからっきしだが悪知恵を働かせるのが得意で、マグマに媚びへつらっている。
白金
名前の読みは「シロガネ」。
金狼、銀狼の母親で、鉄犬の妻。
ソユーズ/名無し
村人リストが公開された際に、彼だけ名前が無かったことで読者の間で話題になっていた青年。名無しである事を抜きにしても無表情、四白眼のスキンヘッド、仏像のような福耳と頭に大きな十字傷があり、一際異彩を放っていた。しかしその実は体格の割に気が弱く純情で、故郷に思いを馳せて涙を見せたり、可愛い女の子の前で緊張で固まってしまったり、挙句の果てには無理があり過ぎる女装までさせられるなど、意外と表情豊かな面を見せる。
後に彼は赤ん坊の頃に石神村に流れてきた孤児で、村の外にある外海の孤島が本当の故郷であることを告白。さらにその島こそが石神百夜ら人類最後の六人が降り立った島であり、自身の本名も彼らが乗っていた宇宙船ソユーズに由来することが判明。彼の記憶を頼りに、千空らは宇宙船ソユーズに百夜たちが遺した素材を求めてその宝島へと向かった。
彼は宝島の頭首の息子であったが、イバラの反乱によって頭首である父は石化されてしまう。イバラによって冤罪をかけられたソユーズの母は、赤子のソユーズと共に船で逃げ、石神村の近くの海岸に辿り付く。母親は赤子の名前がソユーズだと告げて亡くなり、看取った村人が里親としてソユーズを育てた。石神村の人間は基本的に鉱石にちなんだ名前を付けるため、名がソユーズでは余所者とバレると考え、別名を名乗ろうとしたこともあったが、唯一の素性である名前を捨てる事ができず、ならば村では名無しで生きようと決めた。
宝島には元々、百物語を暗記するために記憶力の高い女性が長の妻(巫女)になるならわしがあったため、ソユーズは遺伝により非常に高い記憶力を持っている。一度見た物を完全に記憶でき、赤ん坊の頃のことですら朧気ながらも覚えている。これまでもかすかな景色の記憶を頼りに故郷へと舟を出しては嵐で引き返すなどしていた模様。
イバラに勝利後は新頭首として宝島に残ることとなった。
ハガネ
CV:露木徳幸
金髪の筋骨逞しい男性。
アルゴ
CV:内匠靖明
筋肉質な男性。御前試合で銀狼と対戦し銀狼を圧倒するも、千空の作ったカフェイン剤でテンションが上がった銀狼の不気味さにうろたえ、負けてしまう。
鉄犬
名前の読みは「テツケン」。
金狼、銀狼の父親で、白金の夫。
(奥の人物)
CV:前野智昭
銀狼の兄で、村の門番を勤める青年。鉄犬、白金の息子。
頑固なまでに生真面目な性格で掟に厳しく、妖術の研究をしているクロムおよび千空を村から遠ざけているが、千空が自分の槍に施した金メッキ塗装は内心かなり気に入っていた様子。しかし強力磁石作りのために金の槍を失ってしまう。それ以降、ルリの命を救うの為に様々な物作りに奔走する千空たちの姿を目の当たりにする事で、千空が悪ではないと考えるに至る。村では屈指の槍使いだが、スイカと同じくボヤボヤ病(近眼)であるため、接近戦で間合いを取るのが苦手。
その後眼鏡を作ってもらう事で近眼を克服し、科学王国の貴重な戦力として活躍することとなる。
(手前の人物)
CV:村瀬歩
金狼の弟で、村の門番を勤める青年。鉄犬、白金の息子。
温和だがどこか気弱で、自身に手に負えない事には奥義「人任せ」を発動する、ちょくちょく金狼を煽る、お調子者で千空たちにも都合よく扱われたりするなど、金狼とは正反対かつ素直な性格。村の御前試合では平気で八百長に乗っかり、自分が村長になってルリを娶り、更にラーメン食い放題やハーレムを作るなどの無茶苦茶な発言をかまし、周囲の人間を呆れさせるなど、すっかりゲスキャラが板についてきた。しかし、やる時はやる男であり、ここ一番では恐怖に立ち向かう勇気を見せる。
カーボ
CV:坂田将吾
ベリーの夫で、なとりとあるみの息子。気性が荒い性格で、千空が磁石を作る際にマグマに同行し、千空を殺そうとし、マグマがゲンを闇討ちした際も同行した。
ベリー
カーボの妻。
なとり
CV:菊池康弘
村の老人。あるみの夫。カーボの実の父親で、ベリーの義父。かつては不漁や寒さで村人が死んでいたため、千空の科学で寒さや食糧不足に怯えずに済んでいることを感謝している。科学王国と司帝国の戦いでは足手まといになるからと、危険を承知で村に残った。
あるみ
CV:所河ひとみ
村の老婦人。なとりの妻。カーボの実の母親で、ベリーの義母。かつては不漁や寒さで村人が死んでいたため、千空の科学で寒さや食糧不足に怯えずに済んでいることを感謝している。科学王国と司帝国の戦いでは足手まといになるからと、危険を承知で村に残った。
CV:麦人
村の中でも特に高齢の老人。
昔から物作りが得意な優れた職人でありながら、村人達から異端視されるのを恐れてクロムのように自己肯定的に行動する勇気が持てずに自身の職人としての腕をコツコツと磨く傍ら、村の役に立つようにと、ろくな道具が無い中で漁用の小舟、村の丈夫な吊橋、コハクや金狼が持っている耐久性のある漆塗りの盾を作っていた。千空が見せる現代文明の技術に惚れて協力するようになる。
老体ながら屈強な身体を持ち、さらに手先が器用なことから千空が考案した装置を瞬く間に作り上げて見せるなど、科学王国の発展に大いに貢献した。
本作における「職人芸」チート。千空の持つ科学知識を実現することにおいては彼がいなければそのほとんどが不可能であったほど。何かと失敗の多い千空のトライアンドエラーの支えとなり、急速にストーンワールドの科学技術を高めることに成功した。難しいものであればあるほど創作意欲が刺激される彼にとっては、千空がふっかける無理難題は非常に魅力的であり、また千空にとっても必要不可欠な存在である。モノ作りに興奮すると筋肉が膨らんで服がはじけ飛ぶ。
チタン
CV:熊谷健太郎
ボサボサヘアーの青年。
すず
おかっぱ頭が特徴の少女。
サガン
CV:杉崎亮
ガンエンの父親で、エンの夫。村での酒作りを担当する。
エン
CV:八百屋杏
ガンエンの母親で、サガンの妻。
CV:室元気
酒やみりんなどの調味料等の管理をしている一家のサガンとエンの息子。
村一番の食いしん坊でこの家の家族は皆肥満体型をしている。そして彼は銀狼とも仲が良さそうな雰囲気の描写もある。猫じゃらしラーメンの匂いに誘われて千空に会うまでは銀狼→シャベルを通して話を聞いたせいなのか想像力が豊かなのか不明だが、村の外から来た怪物か魔神のような想像をしていた。
猫じゃらしラーメンに出会えた喜びも束の間、ラーメンの対価として製鉄チームに入れられてしまう。
CV:高橋花林
常に大きなスイカをくり抜いた皮を頭に被っている村の少女。まだ幼く、大人しい性格ながらも千空たちの行動に興味を持ち、自分も何か人の役に立ちたいという理由で千空たちを手伝うようになる。
ウンモ
CV:村上裕哉
中年男性。御前試合では太鼓を叩いていた。
CV:佐藤元
石神村に住む少年。口癖は「ヤベー!」。幼い頃から鉱石や植物など周囲の様々な物に興味を示し、それらを収集し村外れの倉庫に貯蔵している。
よく似た青年「チタン」についてもクロム記事参照。
CV:鈴代紗弓
名前はシャベル→喋るとかけられており、ハムスターやリスなどの齧歯類を連想させる出っ歯の小柄な女の子。噂話等とにかく話すのが大好き。「あのねあのね」など同じ言葉を繰り返す癖がある。さらに野暮なところもあり、銀狼や三姉妹と一緒に千空の好みの女の子について耳を大きくして聞き耳を立てていた。
彼女も猫じゃらしラーメンを食べてしまったので、製鉄チームに入れられてしまう。
村一番の絵描きの少年。絵が必要な場面で登場する。表情は豊かだが、無口な性格なのか喋っているシーンはない。村人リストでは下膨れの顔をしていたが、本編に登場した際は少し八重歯の見える愛嬌のある顔付きになっていた。下腹部が出た洋梨体型をしている。御前試合のトーナメント表や、ロードマップを描いた。その後、「基本徹夜(きのもとてつや)」と協力し合い一緒に絵描き活動を行う。二人が描いた漫画は龍水が作った通貨にて売買が行われる。
他にも半ば強制的に、マグマに船のアイデア図を描かされたり、龍水に通貨のデザインとなる版画作りをさせられたりした。
礁
名前の読みは「ショー」。
漁の名人。珊瑚の夫。村の主な食料である魚を獲り、村人たちに分け与えている。
珊瑚
礁の妻。
あずら
CV:若山詩音
おさげの少女。
孔雀
CV:樹元オリエ
妙齢の女性。
アラバスタ
CV:前田弘喜
ルビィ、サファイア、ガーネットの父親で、ダイアの夫。
ダイア
ルビィ、サファイア、ガーネットの母親で、アラバスタの妻。
ルビー
CV:近藤玲奈
キラキラ三姉妹(村でー番綺麗所の三姉妹)の1人。好きなタイプは驕ってくれる人。千空は物で釣れそうなルビィを猫じゃらしラーメンで釣り、ラーメンの対価として働かせた。
サファイア
CV:前田佳織里
キラキラ三姉妹の1人。好きなタイプはイケメン。
ガーネット
CV:石上静香
キラキラ三姉妹の1人。好きなタイプは強い男。
宝島
島の頭首に仕える人々。科学王国を侵入者と見なしている。宝島の人間のルーツは石神村の人間と同じく人類最後の六人となった宇宙飛行士達で、科学の類はここでも妖術呼ばわりされるが、支配階級の人間はオーバーテクノロジーである石化装置を所持している。
宝島にて千空達が最初に出会った島民。自他共に認める島一番の美少女。
千空たちと出会う5年前に友人達を石化された事から頭首への反意を抱いており、自身の美貌磨きや男ウケする振る舞いも反逆の為の準備の一環。
千空たちの使う妖術とその思想を見込んで協力を申し込んだ。
以後、千空たちの宝島における協力者として活躍する。
石化王国に仕える特殊部隊(石化管理)の女性。一見すると痴女のような服装をしているが、石化の秘密を守るために生涯独身を決めていたため、そのテの話にはめっぽうウブ。その服装は、島の民族衣装らしきカラシリスに「メデューサ」の元ネタから地母神繋がりでエフェソスのアルテミスのモチーフを加えたものと思われる。
戦闘能力はコハクと同等だが、特筆すべきは石化装置を扱う為に鍛え上げられた投擲能力で、その腕前は正確無比。
モズと共に頭首の右腕左腕と呼ばれている。
石化王国の元帥(戦士長)。キリサメと共に頭首の右腕左腕と呼ばれる槍使い。
幼い頃から無敗を誇り、王国史上最強とも言われる天才戦士。
石化王国の斬り込み隊長。自他共に認める怪力の持ち主で、自身の怪力を「ミラクルパワー」と称する。「ミラクル」という言葉を好んでいるようで、他にアマリリスの美しいダンスを見て「ミラクルダンス」と讃える。
アヌビスを模したような兜に似た被り物を被っている。
石化王国の宰相を務める元戦士の老人。実質的な島のNo.1。
カワイイ女子に目がなく、童顔の子が好き。自分がカワイイと思えればなんでもアリらしい。
頭首と直接意見をやりとりするのはこの男だけ、という事だが実際は…
頭首
石化王国のトップにして、人間を石化させる能力を有するとされている人物。島から出ることを禁じ、新しい物を作るなと島民に命じているらしい。
イバラ以外が頭首の姿を見る事は無いらしいが…
ソユーズの母
頭首の正妻。イバラによって冤罪をかけられ、赤子だった息子のソユーズを連れて海に逃げる。奇跡的に本土に漂着し、海辺に来ていた石神村民に発見されるが、ソユーズを託して息絶えた。
大樹が石化した仲間をサルベージした際に紛れ込んでいた身元不明の石化した人間。
腕に刻まれた模様が石化装置に見えることから、証言を得る為に千空達により復活させられ、その正体が石化装置が島に落ちてきた数百年前、当時の頭首に仕えていた島の男だと判明した。
松風の証言を含めた諸々が、千空達の次の目標を決める事となる。
頭首様(うえさま)
松風が石化前に仕えていた当時の島の頭首。
銀狼に瓜二つ。なお中身はまるで正反対。
XENO科学王国
ゼノとスタンリーの働きにより硝酸での復活を果たした人々。
Xeno Houston Wingfield
北米科学王国の総統。元NASAの研究者で、千空の科学の師匠でもある。
Stanley Snyder
ゼノの幼馴染にして元特殊部隊の軍人。王国の総司令官。凄腕のスナイパー。
Luna Wright
スタンリーによってペルセウスにスパイとして寄越された元医学生のお嬢様。
デキる女になってイケてる彼氏を作る為に親の金で医大に飛び級入学した。本人なりに努力はしていたようだが大学では落第生だった。が、少なくともその根性は並の軍人以上だったと言えよう。
必死になる際に「私はデキる女ルーナ」「クールな女ルーナ」と自己暗示をかける事を習慣としており、その一念でもって3700年を耐え抜き硝酸復活を果たす。
知性あふれる地道な信念の努力家が超タイプ。
Carlos Barrios
ルーナのお供。元・ライト家の専属ドライバーで、彼女を「お嬢」と呼んで慕い仕えている。
石化した日にルーナへのプレゼントとしてプラチナの指輪を用意しており、失くさないようにと口の中に放り込んだ。
3700年の風化を免れたそのプラチナこそが、ゼノの王国が一足飛びに発展する事を可能にした一因である。
Max Adams
ルーナをお嬢と呼んで慕うお供。カルロスの推薦でルーナのボディガードとしてライト家に雇われていた。
カルロスと共にルーナを一人にさせないという一念で3700年を耐え抜いた眼鏡。
Maya Biggs
スタンリーの部下。生涯無敗のまま引退した元・女性格闘家全米チャンピオン。
食べすぎて破産したところを特殊部隊にスカウトされた。
歌う事が好きらしいが歌唱力はゲンに言わせると最凶の破壊兵器。
XENO科学王国の天才メカニック。笑い声は「バハハ」。ゼノが最低でも一月はかかると見込んでいた潜水艦を二週間で完成させた。
Charlotte Bony
スタンリーの部隊に所属する女性パイロット。身長172センチメートル。
スタンリーを尊敬し過ぎるあまり、容姿や口調も似てしまった。スタンリーの影武者として千空&龍水と制空戦で戦い、負けてしまうものの千空達をひきつける役割を果たした。飛行機の操作技術は高いが、銃の腕はスタンリーに及ばない。
Leonard Maxwell
米軍の元レーダーマン。身長187センチメートル。
経験と勘でレーダーが捉えたものを肉眼で見たように脳裏に描き出すことが出来る。「電磁波は全てを見通す。人の心までも。」が座右の銘。ゼノ奪還に向かうスタンリーらとともにペルセウスに乗艦。羽京が驚くほど実力でレーダー手として活躍する。
インド
ロケットの軌道計算などを担う数学の街の人々。文明崩壊前には七海財閥が人材育成のために設立した大学があった。
七海SAI
ロケットの軌道など、超高度な計算を行うためにインドで復活させた青年。100万人分の頭脳を持つ天才数学使いにして、天才プログラマー。海運会社・七海財閥の御曹司で、七海龍水の兄。インド人と日本人のハーフで、黒髪のイケメン。指先から肘下辺りまでが、風化して真っ黒になっている。驚くと「ピギャァア」と叫ぶのが特徴。七海財閥もとい弟である龍水から逃げ、インドにある七海財閥の大学に留まっていた。自由時間には必ず、電波が届きやすく一人になれる場所でプログラミングを行っている。
人類最後の六人
宇宙にいたおかげで人類石化の難を逃れ、「石神村」及び「宝島」の始祖となった六人。
(画像右)
CV:藤原啓治
千空の義父で「Dr.STONE reboot:百夜」の前半の主人公。
研究熱心な千空のために泣く泣く愛車を売り払ってまで研究に必要な物資を揃えるなど、宇宙へ行くのが夢という千空に多大な影響をもたらした人物。 原作・アニメでは銀髪だが「reboot:百夜」では金髪。 アホな事が好きなロマンチストでムードメーカー的な能力も買われ、飛行士に抜擢された。
CV:Lynn/歌:ローラ・ピット・プルフォード(英語)
Lillian Weinberg
崩壊前の「旧・現代」にて世界的な人気を博していた歌手で、生来の冒険好きが高じて宇宙ステーションの「乗客としての資格を買った」女性。アニメ版では『One Small Step』等の曲を歌っている。(TVアニメ「Dr.STONE」オリジナルサウンドトラック2収録)
後に百夜と結ばれた事を仄めかす描写がある。
CV:森久保祥太郎
Shamil Volkov
宇宙飛行士の一人で、沈着冷静な性格。
百夜と真逆で感情に流されずに判断をくだせる点が評価されている。 趣味はチェス。
ソユーズの船長を務める。家庭を持つ気は無かったようだったがコニーと結婚する。
CV:金元寿子
Connie Lee
宇宙飛行士の一人でNASA職員。 黒髪を三つ編みにした女性。
前述のシャミールと結ばれて子をなすも、肺炎で早逝する。
アニメではリリアンのファンである事が語られる。
CV:山本兼平
Yakov Nikitin
医師として国際宇宙ステーションに滞在していた男性で、妻のダリヤ曰く「声はでかいが気は小さい」との事。「reboot:百夜」では原作と異なり、船長を務める。
「オホー」などの口癖や興奮すると服が破れる暴走癖など、カセキとよく似た特徴がある。
CV:田中理恵
Darya Nikitina
女傑肌な性格のヤコフの妻で、やはり医師。
口は悪いが実際は親切。 ヤコフを尻に敷いているが、本人たちはとても仲が良い。
コニーが肺炎に罹患した際に夫ヤコフと共に抗生物質の探索に旅立つもそのまま消息を断つ。
その他
作中に登場する“人物”とは言えない者たち。人外。
CV:小林裕介
千空の石化復活後の姿を模した科学ロボ。元々は単行本のQ&Aコーナーのキャラクターであったが、ジャンプ本誌では「千空メディア論文」のコーナーにも登場し、アニメ化に先駆けて実写化(原作者には三次元のメカ千空と呼ばれる)したり、原作にもアニメにも登場し彼がメインの書籍まで発売されるという、ストーリー本編に全く関わり無い存在ゆえに大変フリーダムな存在。詳細は石神千空記事内の「派生キャラクター」にて。
(手前の犬)
CV:鈴代紗弓
白い毛並みの小型犬。犬でありながら何故か石神村の村人一覧に載っている。
スイカの大親友で大抵一緒にいて、探索などを手伝っている。トリュフも見つけている。スイカが猫じゃらしを「犬じゃらし」と称してじゃれあって遊んでいるのを見た千空は「猫じゃらしラーメン」を思いつく。
コミックのオマケコーナーで第1話に出てきた石化した少女の飼っていた子犬の子孫であることを示唆する描写がある。
CV:川澄綾子
コハクがルリのために湯治の湯を汲みに来ていた温泉地帯のさらに上流の硫酸が貯まっているエメラルドグリーンの泉の女神。銀狼は精霊と呼んでいる。美しい姿をしているが、実際の危険性を象徴するようにその本性は悍ましいゾンビ姿になる二面性の女神。
彼女はその美しさで銀狼を誘惑し、死へと誘うが千空とコハクのとっさの行動によって銀狼は助け出される。
その後クロムが死の危険に晒されたが銀狼が間一髪のところでクロムを救出し、その硫酸の泉でサルファ剤作り最難関の素材「硫酸」を手に入れる。その際原作では悲鳴をあげ、アニメではあたかも瓶にリューさんが封印されたような描写になっている。
その後はスイカが囮として司帝国の戦闘員を村から引き離すために山へ進んで行ったところで吹きおろしでリューさんがやってくる。
他には硫酸調合のイメージでたびたび登場する。
油田を発見する決め手となったイノシシ。天然油田から出る油を泥代わりに身体に塗っていた。
天涯孤独の身。警戒心のない性格で、千空達が油田を探している最中、フランソワに捕まって切って煮込まれようとしていた所で油田の在処を知っている存在だと気づいた千空たちに助け出された。
スイカによって相良油田にちなんで「サガラ」と名付けられて友達になり、無事に油田を発見するに至る。
油田を見つける役目を終え、食べられてしまうはずのサガラだったが、スイカが悲しんだため、油臭くて食べられないということにして見逃され、晴れてサガラはスイカの友達になり、チョーク同様首に縄を付けられて無事に石神村の村民(?)ととして迎えられる。
無線機を開発した千空達に謎のメッセージを寄越した存在。
膨大な電波によるモールス信号で一方的に千空達に「WHY(何故)」を繰り返すだけ繰り返した後、そのまま連絡が途絶える。 その直後の千空の呼びかけにも一切応えず、それっきり音沙汰が無い事からして、「少なくとも好意的な存在ではない」とゲンは推測している。
千空達が作った灯台が発するGPS用の強力電波と同じ周波数に被せる形で信号を送ってきており、旧現代の科学知識を把握している、少なくとも現時点では強力な電波及び周波数を把握、モールス信号を扱える存在である事が確定している。
千空達はこの『ホワイマン』こそが人類を石化した存在であると考え当面の敵としているが、千空自身は石化現象が人類に対して行われた攻撃であるかは確信を持っておらず、現段階ではあくまでも仮想敵であり、人間かどうかすらも不明。もちろん『ホワイマン』という名称も仮名である。
(上の球体型のロボット)
「Dr.STONE reboot:百夜」のみのキャラクターで正式番号は「REI 37」。球体型のロボットで7人目の宇宙船のクルー。石神百夜が発案し、既に試作品を千空に見せていた。「01」は女性型アンドロイドの模型でリリアン・ワインバーグによく似ている。「23」はアンドロイドとは程遠いが無重力で動けるロボットである。千空は試作品を見て百夜が作ったのかと見直そうとするが、別な技術者が造ったと聞いてがっかりする。
超高性能AI搭載でよくも悪くも正直に喋り、開発費が無かったのでスマホのメインボード60個で仕上げて貰ったロボット。宇宙工学、地球科学、天文学など使えそうな情報が片っ端から搭載されているが一般常識は全く知らない。軌道のシミュレーションを担当。
百夜達が地上に戻った後も番号を変えながら3000年以上作業を行っており、地球に落ちそうな巨大小惑星に対抗するため水爆を大量に作り地球を守りその後老朽化により停止したが3Dプリンターで「01」の姿へと生まれ変わった。