概要
ヒューマンバグ大学に登場する組織「天羽組」の中核メンバー。裏社会有数の超人的な戦闘能力の持ち主という共通点を持ち、ほぼ全員がドアを蹴ってカチコミし、全員奇声を上げたり意味不明な文言を叫びながら敵対者を次々と、微塵の容赦もなく抹殺する。
その様に、関わったら一巻の終わりというべきイカれポンチばかりであるが、全員が狂気と正気を自在に使い分け、平時は仲間想いであったり、面倒見が良かったりなど人格者であることが多い。
しかし少数ながら組を裏切った者や仁義もない外道が在籍していたこともあった。
メンバーの大半は畑耕平氏が担当している。畑氏は後に京極組の守若冬史郎も担当した。
ちなみに上述したカチコミシーンや意味不明な言葉を発しながら敵を屠ることや武闘派狂人極道と呼べる組員は京極組や獅子王組にもいるため、このタグは京極組や獅子王組の人物にも付けられることがある。この組の狂人はどっかのウェポンマスターやスイーツのように人を刻む人を始め個性的な面々が揃っているため彼らについてはこれらの記事を参照。
現在のメンバー
主人公
- 小峠華太(ことうげ かぶと)
5月19日生まれ。とある回から狂人の仲間入りを果たしたシリーズ主人公。二丁拳銃と並外れた努力で渡世を生きるアラサー中堅極道。
「俺の名前は小峠華太。舎弟の仇討ちに燃えるアラサーの極道だ」
「ウチの親父に何晒しとんじゃぁ! このチンピラがァァ! 死に晒せェェ! このボケがァァァ!」
御三家兄貴
狂人兄貴たちの中でも特に視聴者の人気が高い小林、野田、和中の3人は「御三家兄貴」という呼称がある。
また、これらに須永を含めた狂人兄貴BIG4という呼称も存在するが、これらの呼称は本編で一切出た事がなく、グッズ販売の際に使われたものである。
- 小林幸真(こばやし ゆきさだ)
狂人その2。異名は「アーミーナイフの小林」。6月25日生まれ。元傭兵のワンマンアーミーで近接も銃も最強クラス。
戦慄のダジャレやスマイルシャウトが印象的な組1番の狂人。2022年4月23日付の動画では天羽組の幹部として名前を呼ばれている。
「グリングリーン! 青空にーはー」
「丸腰の人間を売名で殺したか……お前らは明日生きなくていいわ」
- 野田一(のだ はじめ)
狂人その3。異名は「アイスピック野田」。2月4日生まれ。武闘派の司令塔的存在で生き死に教育で舎弟を一気に成長させる古株。
ジョジョを初めとしたパロディネタと共に敵をアイスピックで滅多刺しにする狂人。2022年4月23日付の動画では天羽組の幹部として名前を呼ばれている。
「野田名人の16連射じゃあ! 冒険島ァア!!」
「可愛い子分、とられて黙っとれるか。無頼組全員血の池地獄に落とすぞ」
- 和中蒼一郎(わなか そういちろう)
狂人その5。異名は「日本刀の和中」。10月4日生まれ。流派不明の剣術を収め極道の世界に入った、天羽組最強とされる文武両道の剣豪。
断面大好きな戦闘狂であるものの、子供には優しい好人物。2022年4月23日付の動画では天羽組の幹部として名前を呼ばれている。
「人間の断面ショーでーす!」
「椎心泣血。下衆共が…… 銃を何十丁出そうが、一足一刀の間合いにいる限りッ! この和中蒼一郎が抑えられるかぁッ!!」
その他狂人
- 工藤清志(くどう きよし)
一応狂人その7。異名は「ドスの工藤」。ドスで敵の腹を掻ッ捌く元プロボクサーの生ける伝説。
何故か公式で狂人とされているが狂人描写はほぼない。2022年4月23日付の動画では名前を呼ばれなかったものの、幹部である小林、和中と須永よりも序列は上であるため、少なくとも天羽組の上級幹部であることは確実であろう。
「銭に目が眩んで仁義忘れちゃあ、極道は死んだも同然よ、組長さん」
「腹ァ掻っ捌いてやるから、汚ねえハラワタを綺麗に洗え……」
- 須永陽咲也(すなが ひさや)
狂人その10。異名は「バイティング須永」もしくは「不死身の男」。10月20日生まれ。チタン製の牙で敵を噛み殺す女好きの変態サディスト。
ゾンビじみた生命力の持ち主でいつも最前線に突っ込んでは怪我して即復活する。2022年4月23日付の動画では御三家と共に天羽組の幹部として名前を呼ばれている。
「スリル! スリル! 朝の星占い1位だったから俺には当たらないねぇ! ベビベビベイビィィ!」
- 香月紫苑(かづき しおん)
狂人その11。異名は「女装ヒットマンの香月」。9月30日生まれ。天才的女装で敵の懐に入り無力化して射殺する女顔の超絶イケメン。射撃や光り物の扱いにも優れ戦闘員としても強力な暗殺者。
メンバー中で小峠と一番歳が近く、他の狂人兄貴達より狂人度合いはやや控えめ。
「全員今日で人生終わり! お疲れェ!」
「なんで女便入ってきてんだよ。死んどけ、ゲス野郎が」
- 永瀬光一(ながせ こういち)
狂人その15。異名は「ガスバーナーの永瀬」。1000℃の炎を発射するガスバーナーを操るイカれ焼殺魔であり、組内の舎弟たちの間でも小林の次に恐れられている狂人。
「お客様の顔面を炙りマァース。炙り〆鯖攻撃!」
「目玉炙りまァーす! これがホントの目玉焼き! ヒャハハ!」
狂人その16。異名は「山鎌の南雲」。8月15日生まれ。山鎌で人体を解体する戦闘能力を持ち、危機的状況でも起死回生の作戦立案を得意とする強烈な武闘派。女好きで女性や舎弟に優しい陽気な色男。
「美女を苦しめる醜男はこの世で最も不要な物体なので…1人あたり足を3本カットします。あ、下ネタです」
公式ツイッターによると天羽組の武闘派狂人極道の中にはムショにいる者と地方の友好組織に派遣されている者が現在一人づついるとのこと。
彼らの今後の活躍に期待しよう。
退場したメンバー
- 坂元(さかもと)
狂人その4。異名は「鎌の坂元」。首狩り族を自称する鎌の達人である幹部候補。
極めて狭量かつ残忍であり小峠にも全く慕われていなかった。ナマコ漁に見せかけた過剰制裁の帰り道に河内組のヒットマン3人と交戦し敗死した。
「首狩り族でぇぇぇす!」
「ほらほらほらぁ一本でーも人参ー♪ どんどん切ってイコー! ドラ●もんになぁれー♪」
- 米倉敏文(よねくら としふみ)
狂人その9。異名は「ドリル米倉」。名門K大建築学科卒のインテリヤクザな稼ぎ頭でダジャレ大好きな電動ドリルの使い手。
シノギで相当稼いでおり、組の稼ぎ頭かつ戦力として重宝されていたが、その内の一つである特殊詐欺が原因で警察に御用となり(言うまでもなく外道なシノギであるが、組は知ってか知らずか弁護士をつける程必要としていた)、勾留中シマ荒らしが送ったヒットマンに射殺された。
「ほぉら、お前の竿に5つ目の穴だ! これがホントのチンアナゴ!」
「俺は長い勤めになる可能性が高い。その間シノギの事はお前に任せる。この事はカシラにも話は通してある。頼んだぞ……」
- 尾崎隆雄(おざき たかお)
狂人その1にして、天羽組狂人兄貴の先駆け。かつては田頭組の古株で幹部構成員。異名は「マシンガンの尾崎」。異常人格持ちのトリガーハッピーで銃の達人。
誤解による仲間割れの殺しで絶縁になった後にシマ荒らしに加勢したため小峠に撃たれた。
「全員ミンチになれやァ! ハンバァァァグ!」
「お前の所為で腕をなくした組員がいるんだよ。落とし前つけさせてもらうぜ……」
- 喜多川(きたがわ)
狂人その12。異名は「ツルハシの喜多川」。生前は本部長だった任侠ヤクザでツルハシで敵のこめかみに穴を開ける狂人。
勝手に組を抜けて半グレに加勢した裏切り者の粛清に動員されるが、敵の首領の最後の抵抗に遭い命を落とす。
「こめかみにツルハシ! これは一瞬で死ねる!」
「雑魚は無抵抗にガンガン死んどけ! こめかみにツルハシをどうぞ!」
- 南田(みなみだ)
狂人その13。異名は「火炎瓶の南田」。かつて舎弟頭だった卑劣極まりない外道で火炎瓶で人間を焼殺する狂人。
こちらも坂元のように極めて狭量かつ残忍な性格であり、嫉妬をこじらせ無断で組抜けをした挙句組員に強盗殺人を働き、裏切り者認定され粛清された。
「火だるまさんが転んだァ! 動いても動かなくても焼死!」
「馬鹿がよぉ……!火だるまになって死に晒せぇぇ!!」
- 橘(たちばな)
狂人その14。異名は「ノコギリの橘」。 紅林シリーズの1話にしか登場しないまま死亡したため天羽組での立場は語られておらず、小峠の兄貴なのか舎弟なのかも不明(野田と北岡の会話から判断すると、下っ端だったと推測される)。
人間をノコギリで木材のように切断することで快感を得る快楽殺人鬼だが、アイドル好きという二面性を持っている。
組の金を盗んだ事が原因で絶縁されて追われる身となり、何を血迷ったのかアイドル好きと殺人趣味を同時に満たそうと思い立ち、どうせなら自殺する前にアイドルを斬ってみたいというあまりに狂った理由で会場に放火した他、現役アイドルの上堂リサを斬りつけようとした正真正銘の狂人である。
リサを斬りつけようとした際、紅林が間に入り、リサは無事だったものの、紅林は直でノコギリを受けたことにより大ダメージを受けてしまう。そしていつもの紅林の鉄拳制裁を食らうかと思いきや、腹部大動脈ががら空きだった紅林を刺す。しかし、超紅鬼モードと化した紅林に鉄拳制裁され、例の如く顔面が陥没、その直後に野田が飛び込んできて、いつものアイスピック滅多刺しでトドメを刺された。
南田などと同じく彼も登場から退場まで一貫して悪行を行っていた狂人構成員の一人だが、天羽組シリーズに一切登場しないまま退場した狂人枠の人物は彼が唯一である。
「お前を殺して俺も死ぬ! 先に逝けェェ!」
「あまーい! 腹部大動脈ががら空き! 二刀流でーす‼」
- 北岡隆太(きたおか りゅうた)
狂人その6。異名は「串の北岡」。串を敵の指と爪の間に突き刺す狂人にして兄貴達の信頼も篤い武闘派舎弟。
日夜兄貴達のサポートと特訓にあけくれ時に大きなシノギも行っていたが本人も一切知りえないところで日下孝次郎の逆鱗に触れ彼に強要された一条康明に抹殺された。
「ああ? なんじゃテメェは!? 指から串生やすかゴラァ!?」
「天羽組の兄貴たちは凄ぇんだ! テメェも必ずこっちに来る! 地獄で待ってるぜぇぇぇ!」
- 冨樫宗司(とがしそうじ)
狂人その8。異名は「ハンマーの冨樫」。ハンマーを中心とした戦闘で敵対者を叩き潰す筋骨隆々のパワーファイターにして天羽組の守りの要。
人間餅つきが趣味の狂人だが舎弟やカタギに優しい漢。生前は幹部候補だったが、京極組の武闘派中の武闘派と交戦し敗死した。
「人間餅つきじゃああああああ!!」
「 『道を極める』と書いて『極道』……俺はそれがこの世界の生き方だと思ってる。渡世にいれば、辛い事や恐ろしい事は山とある。ビビった時はソイツを思い出せ!」
関連項目
狂人兄貴- 表記揺れ。こちらは小峠と北岡(と橘)を含まない。
天羽桂司 - かつて鉋を武器とする武闘派狂人極道だった疑惑がある天羽組組長。
若頭の阿久津、山本の兄貴、江藤の兄貴、沼田の兄貴、豊田の兄貴、速撃ちの八隅 - 旧田頭組時代の武闘派連中。狂人兄貴の設定がまだ存在しなかった。
飯豊朔太郎、成田恵悟、坂槙圭吾 - 武闘派極道だが狂人ではない。武闘派新人極道。成田と坂槙は後に組を辞めている。
村田聡一、権田俊朗、闇金の古田 - 武闘派狂人だが極道ではない。